沼田まほかるのレビュー一覧
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多分中学生のときに1回読んだことある…?
ラストはさすがイヤミス女王。
正直十和子は全く好きになれず、陣治にも好印象は抱けず、もちろん黒崎と水島はクズやし…。始終陰鬱で自分とは縁のない世界だなあと思った。十和子の思い込みの激しさ?が凄すぎて、これが自分の妹なら縁切っとるわ笑
映画はかなり高評価で、陣治が愛情深い男という風に描かれてるみたいだけど、小説ではあまりにその描写が少ない&終盤に急に来た感がある。陣治を愛情深い男として描きたかったならもうちょっとそういう描写を入れるべきだと思うから、小説ではそこが狙いではない気がした。映画では「無償の愛」的なのをテーマにしてるけど、小説はあくまで「 -
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ネタバレ面白かった!!!!
けど、絶対的に好きにはなれない本(笑)
とにかく最初から最後まで主人公・十和子を好きになれんかった。心に深い傷を負ってることは分かる。
陣治への嫌悪感みたいなものも描写から理解、共感はできる。けど、だからと言って自分のことを好きな陣治をわざと必要以上に傷つけながらそれで心の安定を保って…しかも生活に関しては陣治におんぶにだっこな上に家事すらマトモにせずに…。
陣治がそれについて何も不満もってないんやからいいんやけど、絶対好きになれないタイプの女。笑
姉のリンちゃんの意見に全面的に賛成!!
確かに十和子は黒崎から哀れな目にあってたけど自業自得というか自分から不幸になりにいって -
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幼い頃、近所の公園によく遊びに行った。
わたしにとって公園の3大遊具とは、向かい合って漕ぐ4人乗りのブランコと大きな土管、そして今はほとんど見かけることがなくなってしまった砂場だった。
一緒に遊ぶ友だちがいない日は、砂場でひとり、遊んだ。大きな山を作って、左右から少しずつ掘り進めると、真ん中で右手と左手が触れ合う。それは両方とも自分の手であるにも関わらず、まるで他人の指に触れているような、妙なむず痒さを伴った不思議な感覚だった。誰にもその感触について話すことができない、幼少の頃には分からなかった、少し隠微なものだったのかもしれないと今になって思う。
この9つの短編は、どれもわたしをそれによく -
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あらすじ
ようやく授かった子供を流産し、哀しみとともに暮らす中年夫婦のもとに一匹の仔猫が現れた。モンと名付けられた猫は、飼い主の夫婦や心に闇を抱えた少年に対して、不思議な存在感で寄り添う。まるで、すべてを見透かしているかのように。そして20年の歳月が過ぎ、モンは最期の日々を迎えていた…。「死」を厳かに受けいれ、命の限り生きる姿に熱いものがこみあげる。─「BOOK」データベースより
感想
生きていると、どうにもならないことがある。
情けなくて、恥ずかしくて、死にたくもなる。
そんな彼らに猫は寄り添う。
どんな時でも寄り添う。
自分の命を削ってでも寄り添う。
正直、第三部はかなりきた。
生き -
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静かな作品である。
そして、常に死が隣にある作品である。
一方で、生の話である。
即ち、沼田先生の作品である。
生まれてすぐに捨てられた猫「モン」の生を時間軸として、その周りに生きた人間の、命の葛藤を描いた作品である。
この作品は3部構成である。
1部。生まれて間もなく飼われて、速攻で捨てられた猫「モン」を拾ったのは、我が子を流産した信枝である。今にも死にそうな猫と、既に死んでしまったお腹の子と、それでも生きている自分。生の意味を見出せない信枝の荒んだ心と、ただ生きようとする「モン」の物語。生の誕生にまつわる葛藤がある。
2部。思春期、生の発露としての暴れ出す暴力性を持て余す少年行雄と -
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沼田まほかるさんのデビュー作!?
いやー、まほかるってますねー笑
鬱々とした内容なので、読むのに時間がかかったよ。
主人公の佐知子は、高校生の息子(文彦)がいる。
その息子が夜のごみ捨てに出掛けてから、
そのままいなくなってしまう。
サンダルで、財布も携帯もないのにいなくなる。
それと同時に、自動車教習で出会った犀田(さいだ)。
この犀田と佐知子は恋人?関係だったけど、
その犀田が電車にひかれて、死んでしまう。
事故なのか、自殺なのか、殺人なのか…。
息子が犀田の事件に関わっているのではないか?
と疑いつつ、息子の無事を祈りながら、
息子をを探すためにいろいろな人に声をかけていく。
離婚