沼田まほかるのレビュー一覧

  • 彼女がその名を知らない鳥たち

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    前半部分は、正直主人公にかなりの嫌気が指した
    だが、このままどう結末を迎えるか気になり完読
    若干真相のイメージがついていたが、最後の畳み掛けは想像を越えた
    自分的には重い1冊

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    2024年02月12日
  • 痺れる

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    感想
    落ち着いて見える。でも心の中に昏い衝動を飼っている。誰でもそう。太っていく。ではどうやって解放するか。それが向こうとこちらの境目。

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    2024年01月27日
  • 九月が永遠に続けば

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    サスペンスホラーと言うことで、怖いのが苦手な私はちょっと構えて読んでたんですが、幽霊系ではなくてほっとしました(笑)面白かったです。まぁ、ちょっと異常な登場人物が多いだけに読んでて気持ちのいい内容ではなかったし、もう1度読もうって気にはならないけど。ページを捲る手が止まらなかったのは久しぶり。息子の失踪に愛人の死…。緊張感漂う世界の中で、時々出てくる服部のおじさんが私の中で唯一の救いでした。なので終わり方がすごく好きです。

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    2024年01月21日
  • 猫鳴り

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    猫が主人公のような脇役のような
    バラバラのようで時代は繋がっているストーリー
    傍観者的な読み進め方になったかな

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    2023年11月21日
  • 猫鳴り

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    あらすじ
    ようやく授かった子供を流産し、哀しみとともに暮らす中年夫婦のもとに一匹の仔猫が現れた。モンと名付けられた猫は、飼い主の夫婦や心に闇を抱えた少年に対して、不思議な存在感で寄り添う。まるで、すべてを見透かしているかのように。そして20年の歳月が過ぎ、モンは最期の日々を迎えていた…。「死」を厳かに受けいれ、命の限り生きる姿に熱いものがこみあげる。─「BOOK」データベースより



    感想
    生きていると、どうにもならないことがある。
    情けなくて、恥ずかしくて、死にたくもなる。
    そんな彼らに猫は寄り添う。
    どんな時でも寄り添う。
    自分の命を削ってでも寄り添う。
    正直、第三部はかなりきた。
    生き

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    2023年11月16日
  • 猫鳴り

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    静かな作品である。
    そして、常に死が隣にある作品である。
    一方で、生の話である。
    即ち、沼田先生の作品である。

    生まれてすぐに捨てられた猫「モン」の生を時間軸として、その周りに生きた人間の、命の葛藤を描いた作品である。

    この作品は3部構成である。

    1部。生まれて間もなく飼われて、速攻で捨てられた猫「モン」を拾ったのは、我が子を流産した信枝である。今にも死にそうな猫と、既に死んでしまったお腹の子と、それでも生きている自分。生の意味を見出せない信枝の荒んだ心と、ただ生きようとする「モン」の物語。生の誕生にまつわる葛藤がある。

    2部。思春期、生の発露としての暴れ出す暴力性を持て余す少年行雄と

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    2023年09月29日
  • 九月が永遠に続けば

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    まさかこの本、不倫のお話?と思いきや、息子が行方不明になるわ元夫の奥さんの過去の話しとその娘の現状、その彼氏といろいろなことが次から次へと気になることばかりが出てきて一気に読めた作品でした。
    途中嫌な描写もあったので気持ち悪いのと怖いのもありました。
    最後が少し分からない感じで終わったので私的にうぅ〜んって感じでした(^_^;)

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    2023年09月20日
  • 九月が永遠に続けば

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    ドロドロした内容で
    描写がリアルでグロくて読むのに時間がかかった

    事件の真相、ことの成り行きを知ってしまった登場人物全員に
    昔のような日常は戻らない
    これからそれぞれはどうやって生きていくんやろう

    イヤミスやった

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    2023年07月31日
  • ユリゴコロ(コミック版) 上

    ネタバレ 購入済み

    そこまで憎めない

    映画を見てこの漫画を読み始めました。ユリゴコロってなんだよって思いながら読み始めて、最初は主人公がとんでもない奴だと思いましたが、最終的には憎めなくなっていました。

    #深い #エモい #切ない

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    2023年05月22日
  • 猫鳴り

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    ネタバレ

    最初の猫を捨てる描写と
    男の子と女の子の話は
    気持ち悪くてつまんなかったけど
    奥さんがなくなってからの
    夫と猫だけの話はよかった。
    猫ちゃんの最期を看取ることが出来て
    夫もちゃんと死ねるんだと思う。
    天国で奥さんと猫ちゃんと会えますように。

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    2023年05月19日
  • 九月が永遠に続けば

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    沼田まほかるさんのデビュー作!?
    いやー、まほかるってますねー笑
    鬱々とした内容なので、読むのに時間がかかったよ。

    主人公の佐知子は、高校生の息子(文彦)がいる。
    その息子が夜のごみ捨てに出掛けてから、
    そのままいなくなってしまう。
    サンダルで、財布も携帯もないのにいなくなる。

    それと同時に、自動車教習で出会った犀田(さいだ)。
    この犀田と佐知子は恋人?関係だったけど、
    その犀田が電車にひかれて、死んでしまう。
    事故なのか、自殺なのか、殺人なのか…。

    息子が犀田の事件に関わっているのではないか?
    と疑いつつ、息子の無事を祈りながら、
    息子をを探すためにいろいろな人に声をかけていく。
    離婚

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    2023年02月23日
  • 九月が永遠に続けば

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    高校生の一人息子文彦が、ゴミ捨て場にゴミを捨てに行ってそのまま失踪した。
    特に変わったところはなかったのになぜ?
    それから佐知子の周りに次々不幸が起こる。
    恋人の犀田の事故死、別れた夫雄一郎の娘、冬子の自殺…
    文彦の失踪にそれらも関係していた
    その背後には、雄一郎の再婚相手、亜沙実の過去が…
    …とにかく暗いし、複雑。

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    2023年02月06日
  • 痺れる

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    【2023年13冊目】
    読み終わった瞬間に思ったのは、短編集で良かったなということでした

    一つ一つの話の登場人物の感情の塊が強い。ずっと続いたら多分引きずり込まれていたような気がします。どこか狂っているようで、一歩道を違えれば誰しもが同じような過程を歩むであろう人間の危うさ。そこには性が絡んでいて、ホラーというより「やっぱり一番怖いのは人間だよね」と言いたくなるような展開が続きます。

    もう一度言います、「やっぱ一番怖いのは人間だよね」

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    2023年01月20日
  • 痺れる

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    「ユリゴコロ」きっかけで沼田さん作品を読み始めました。本作は9篇からなる短編集。どの作品も女性目線。内容は女性の屈折した愛情やらミステリ風のものからコミカル調なものまでさまざま。どの作品も30頁そこそこのボリュームながら、しっかりとオチがあります。

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    2023年01月18日
  • 九月が永遠に続けば

    こんな文章を書く人の正体は?

    こんなストーリーを文章にする人物は、どんな人間かなと・・・興味を持ちました。
    結論的に、沼田まほかるさんの煩悩が、「九月が永遠に続けば」のストーリーでの、【カンザキ ナオミ】自身と理解するば・・・
    すべてが認識出来ました。

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    2022年12月23日
  • 九月が永遠に続けば

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    面白くどんどん読み進められるんだけど、何しろ人間関係が入り組んでいて、レイプの後遺症が激しすぎて、読み終わった後、何も残ってない、という感じだった。

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    2022年12月16日
  • 痺れる

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    ありそうでない9つの短編集。
    どれも独特で不気味でおもしろかった

    この作者さんの書く本の世界観がわかった
    次は長編を読んでみたいなと思う

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    2022年10月05日
  • 痺れる

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    林檎曼陀羅(りんごまんだら)
     認知症チックな母は、義母のことを思い出す。
    レイピスト
     強姦者(レイピスト)。不倫して堕胎するのは…。
    ヤモリ
     ゴキブリホイホイに捕まったヤモリは井戸へ。
    沼毛虫
     曾祖母からの話。曾祖母は庭師の娘を殺したようなもん。
    テンガロンハット
     お願いしてないのに、いろいろ直そうとするヤツ。
    TAKO
     幼い頃見た春画がずっと私の心に宿ってる。
    普通じゃない
     ゴミ出し問題。他人の家のゴミを漁る正義感。
    クモキリソウ
     誰が贈ってくれたのか分からないクモキリソウ。
    エトワール
     私は不倫相手の妻にどうしても勝てない。

    なんか、どれも、スッキリする話ではないなぁー

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    2022年07月23日
  • アミダサマ

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    2009年初版。著者の作品は5作目です。映像化されたものも2本視聴しました。全てに共通しているのは、全編にわたって湿った感じ。爽快感はありません。なんとも不愉快になります。否定しているわけではありません。それが著者の作品の好きなところです。この作品も人間の嫌なところを、ふんだんに見せてくれます。ただ、今まで読んだ作品の中では少し物足りなさが残ります。私にもう少し仏教的な知識があれば、もっと楽しめたのかもしれません。

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    2022年07月14日
  • アミダサマ

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    まほかるさんの作品にはどれも特殊な感想を持ったが、今回はまずまず。
    クライマックスの描写はいまいちついていけなかった。

    え!?ここでそんなことしちゃうん?それはあかんやろー。っていうのは健在。

    愛されることをしらず、愛に飢えた女の子の悲しい物語なのか?

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    2022年07月09日