沼田まほかるのレビュー一覧

  • 九月が永遠に続けば

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    著者の沼田まほかるさんの作品を読むのは2作品目。前回読んだユリゴコロも素晴らしいと思ったが、こちらは自分の感覚的にはもっと深いというか、怖い、気味が悪いなどの感覚を超越していて、読んでいる間終始緊張感で身体が強張る感じがあった。

    本書のストーリーや結末は読み手によって様々な捉え方があると思うが、それは置いておいてまずもって著者の文章力に圧倒され続けた。日本語ってこんな繊細な表現方法があるんだと思わず感嘆してしまう言葉回し、才能の塊すぎる…!
    著者のWikipediaを見ると、僧侶の経歴があるとのことでなんだか納得。著者の人生観、思考が表れているからこその表現力なのかなと。
    “泡沫”“刹那的”

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    2024年12月21日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

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    映画は特に演出が神がかっていて泣けた。

    小説もとても好き。沼田まほかるさんの作品は初めて読んだが、読ませる力があると感じた。

    会ったことはないけれど本当に存在しそうなリアルな人物描写がとくに好き。

    とくに好きだったのは十和子の浮気相手の男。
    雑誌で拾ってきたあろう言葉を自分のことのように話し、安物の時計をまるで高級品のように渡す詐欺師にもなりきれないひと。軽薄で周りの人間を無意識に見下しているタイプ。一回ぐらい刺されたところで更生もしなさそう。

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    2024年06月23日
  • 猫鳴り

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    死の距離感が近かった。人間にしても猫にしても。作者の沼田まほかるさんって僧侶なんだと知ったらその辺への造詣の深さにも納得した。
    一匹の猫を中心として死産した子との向き合い方を考えた人と抑えられなくなりかけた思春期の絶望との折り合いを考えた人、死との付き合い方を改めた人の3部構成のお話。

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    2024年05月25日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

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    ネタバレ

    読み終えた時は衝撃が勝って呆然としていたのに、思い返す度にウルウルきてしまいます。ダメ女のダメな恋愛にうんざりしながら読み進めました。陣治の事は姉と同様「こんな出来た人いないのに…。」と思いつつ、やっぱり自分だったら絶対選ばないな、と。失踪した黒崎の真実はなんとなく予想できていたけど、最後の最後が衝撃的過ぎました。「なんでよぉ…(泣)」って、すぐにはそれが愛なのか判断は出来ません。ただ、あんなに疎ましかった日々が一瞬にして幸せだった過去に変わりました。恐るべし、まほかるマジック。やられたー。

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    2024年01月23日
  • ユリゴコロ

    ホラーでミステリでスプラッタ

    ●ユリゴコロという不思議なタイトルからして不穏当なホラー調ミステリである。先の見えない展開に翻弄されつつ、愛の不可解さや勁さの描写に心揺さぶられ、ラストで驚愕する。●凄まじいのはリスカ少女のシーンだ。余りにもスプラッタで読むに耐えられず、斜めに読み飛ばしたが、筆力に圧倒されてまともに読むことができなかったという読書体験は生涯初である。●また、出産を契機に心境が一変するシーンは、女性作家にしか描けそうもなく、男性読者の自分には唸るほかなかった。壮絶な怪作である。

    #ダーク

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    2023年09月29日
  • 九月が永遠に続けば

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    沼田さん作品は『ユリゴコロ』でハマり、『アミダサマ』、『彼女がその名を知らない鳥たち』に続き、4作目。

    相変わらず、じっとり、ねっとり、だが不思議とクセになる描写。ここは好き嫌い分かれると思うが、今のところ副作用なし。

    ただ、普通のなんてことないシーンですらそう感じてしまうから、中毒にはなってる模様。

    今まで読んだ沼田さん作品を思い返しても、愛情や繋がりがテーマになってるのが多く、そろそろ沼田さんわかってきた感が出てきた。
    このワールド、共感者少ないんじゃね?

    さて、「相変わらず…」というフレーズで始めたものの、これがデビュー作らしいのです。衝撃だわ。
    デビューからすでに出来上がってい

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    2023年05月31日
  • 痺れる

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    3年くらい前に読んだので、「めちゃくちゃ面白かった」以外のことを覚えてないのだけど……『林檎曼荼羅』の最後の一文にめちゃくちゃ痺れて、そこだけはっきり覚えている

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    2023年04月23日
  • 猫鳴り

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    う〜ん…ツラい…
    うちは、猫ではないけど、犬が老犬の域に達してる。
    この間、この子の親犬に会いに行ったけど、父親犬は、もうオムツして、ヨボヨボで…
    うちの犬も、後ろ足が弱ってきて、ウンチするとひっくり返ってしまう…
    (後ろ足用ハーネス購入)

    自身の親の時に言われたけど、QOL(Quality of life(クオリティ オブ ライフ)は「生活の質」「生命の質」などと訳され、患者様の身体的な苦痛の軽減、精神的、社会的活動を含めた総合的な活力、生きがい、満足度という意味)
    が大事なんやな。
    ただ、生きているだけで、しんどいだけなら、治療なんかせんと、自分自身でいられる時間を大切にする。

    口では

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    2023年03月15日
  • 九月が永遠に続けば

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    亜沙美の美しさと気持ち悪さに惹かれてしまう。
    正しさとは違う次元にある生々しさと矛盾に満ちた人間の欲。
    ありのままの弱さを見せつけられた時、人は自分が必要とされているという快感に溺れてしまうのか。

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    2022年12月29日
  • 九月が永遠に続けば

    kg

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    素晴らしい

    一気に最後まで読んでしまった。やるせない気持ちでいっぱいだけど呼ぶのを止められなかった。

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    2022年11月13日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    ネタバレ 購入済み

    ホントにネタバレ

    面白かったけど、最後なんであの人死んじゃう?
    どぎつい表現とかもかえって、読み進む原動力になるけど、最後なんであの人死んじゃう?
    沼田まほかるさんおそらく初めて読んだから、他のもよんでみようと思うけど、最後なんであの人死んじゃう?

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    2022年09月03日
  • 猫鳴り

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     裏表紙のあらすじを読み、単純にモンという名前の猫と関わることで人間が成長していく物語なんやろなぁと思っていたのですが、ちょっと想像と違いました。
    (いい意味でです)
     
     自分の勝手な解釈ですが、登場する人間の精神状態を、モンを見たときの感情で分かるように書かれたのではないかと思います。
     モンが何を思っていたかということは一切わからず、自然という概念の代表みたいな感じがしました。

     なんていうふうに、長々と書いてみたくなるくらい面白かったです。

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    2022年03月03日
  • 猫鳴り

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    「生きもの」について考えるときに読む一冊。
    命あるものの禍々しさと崇高さと、言葉にできない混沌とした存在感が伝わってくる。名作だと思う。

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    2022年01月16日
  • 痺れる

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    ネタバレ

    読みやすい文章とぞわっとする描写、とても自分好みでした。どう頑張っても理解できないような人間って意外と身近に潜んでるから怖い。最後の話とか好きな人が真面目な顔をして存在しない人物の話をしてるのとか狂気。果たして私は好きな人がそうしてたら受け入れられるか、、
    ホラーとミステリーと狂気が絶妙に折り混ざってて好きだった。

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    2021年09月24日
  • 猫鳴り

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    最後は泣きながら読みました。わたしもねこを3匹飼っているのですが、ねこの描写があまりにもリアルで自分のねこの姿とかぶって色々想像しながら読みました。いま飼っているねことの時間を大切にしようと思える作品でした。

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    2021年05月25日
  • 痺れる

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    「林檎曼陀羅」「レイピスト」「ヤモリ」「沼毛虫」「テンガロンハット」「TAKO」「普通じゃない」「クモキリソウ」「エトワール」
    9つの短編が収録されています。

    最近の女性作家があまり怖い話を書かなくなり恋愛・日常的な作品に移行する中で久しぶりに背筋がぞわりとする様な作品に出会いました。

    どの作品もとにかく怖いです。

    それも血が飛び交う様な怖さではなく心理的にぞくぞくする様な恐ろしさ。
    恐ろしくて堪らない、けれど結末が気になって読み始めたら止まらない。

    沼田 まほかるさんの世界観は癖になります。

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    2021年01月24日
  • 九月が永遠に続けば

    購入済み

    この作品はまほかるさんの傑作だ

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    2019年01月24日
  • 猫鳴り

    ネタバレ 購入済み

    猫を飼う人は必読です

    とてもとても深いです。
    猫と暮らしてる人、暮らしてた人、暮らす予定の人、読んで損は絶対に無いと思います。
    私はまだ猫を見送った事が無いので、見送る生々しい描写のこの本が読めて本当に良かったです。
    猫との時間を大切にします。

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    2018年10月15日
  • 痺れる

    510

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    一気読み

    はじめての作家さんでしたがモヤモヤとドキドキと驚きであっという間に読みました。違う作品も読んでみたいです。

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    2017年06月05日
  • ユリゴコロ

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    愛のかたち

    歪んで、割れて、裂けて、それでもなお愛おしい。
    そんな夫婦の話。

    序盤の手記の不気味さは主人公同様、待つことができないくらい続きを読みたくなりました。

    強烈に惹かれ合う罪、自ら乞う罰、巡り合ってしまったものは仕方がない。
    読み終わったあとにもう一度読みたくなります。

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    2016年01月11日