沼田まほかるのレビュー一覧

  • 痺れる
    表現、文体のセンスによる引力が凄まじい。
    この人にとって世界は、日常はどんな景色として見えているのか。
  • ユリゴコロ
    途中まではあれこれ推測しながら読んでいたけれど、終盤は考えるのを放棄して物語に浸っていました。
    ラスト、痺れる…。
    あんまり書くとネタバレになりそうだけど、新たなダークヒーローの誕生なのでは…?大好きです…。
  • ユリゴコロ
    うぉ〜…
    久々の唸りが出ました。
    この本読んでよかった!と、素直に思える作品でした。

    ネタバレしないで感想書く自信が無いので、心に残った言葉の抜粋です。

    この男だけ二人称。アナタだけがアナタ。

    ハシバミ色の瞳

    …人殺しだからしかたがない。

    年をとるというのは、たぶん、混乱を混乱のままに抱き...続きを読む
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    何年か前に見た映画がとても良かったので読んでみた。
    映画を見ているので情景が思い浮かべやすかった。
    原作も良かった。
  • ユリゴコロ
    私にとっては、結構衝撃的な内容でした。
    こんなタイプの犯人、あまり書かれて来なかった気がするのです。そして、ちょっと味方しちゃってる自分にゾッとする。捕まらないで、って思ってたりして。
    この1冊から沼田まほかるにハマりました。映画は見てませんが、意外系のサスペンスもののオススメは?と聞かれたら、これ...続きを読む
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    これも愛なのか…

    最初は主人公にも主人公の周りにも、
    「共感できない」って思うことばかり。
    でも、先が気になってしょうがなかった。

    陣治の印象が最初と最後で違う。
    一冊の本の中で、こんなにも登場人物への
    気持ちが変わる本は初めてだったかも。
  • 九月が永遠に続けば
    人に言うことのできない秘密を紐解いていく。作中の亜沙美と冬子の危なげな魅力を表す表現が、今までの人生で言語化したことのない感情を示していた。誰にも言えない秘密、人間の欲望、後ろめたさ、日常では口に出せないような言葉や心情が綴られていた。沼田まほかるの表現をもっと知りたいので他の作品にも目を通してみた...続きを読む
  • 猫鳴り
    最後の章は泣いてしまった。
    「死が怖い」という感情は私自身も感じることがあるが、
    自分の知っている人達が待ってるなら
    怖くないかもと思えた。

    動物は人間と同じ言語を話さないから、
    人間側が勝手に読み取るしかできなくて、
    でも、その読み取り方がすごく絶妙だった。

    久々に本を読んで泣けたよ。
  • ユリゴコロ

    亮介が末期ガンにかかった父親の書斎奥にて
    「ユリゴコロ」とタイトル付けられた内容の
    ノートを計4冊見つけて読み進め、
    一家、引いては亡くなった母親達の真相を
    探っていくという物語。

    無差別殺人や快楽殺人犯であった美沙子を
    最後には「良い母親だった」と思わせるような
    ラストが凄い。感動してしまった...続きを読む
  • ユリゴコロ
    映画で知った。
    映画だと、なんとなく矛盾してるところが、
    小説だとしっくりしたよー。
    でも、映画のダムのシーンは好きだった。

    描写が怖いなーって感じるところもあったけど、
    全体的に読んで、私は柔らかい印象だったな。
    すごく読みやすかった。

    私にとっての「アナタ」という表現は、
    なんとも言えない気...続きを読む
  • ユリゴコロ
    殺人鬼の話でこんなにほっこりした気分になってしまうのが不思議。
    日記も美しかった。
    この作風好きかも。

    彼女がその名を〜は読んだことがあり、この作者は2作目なんだけど、wiki見て年齢、経歴に驚いた。
  • ユリゴコロ
    冒頭エグかったので身構えたのですが、最後アッとなりました。
    静かなハッピーエンドだと感じました。
    読後感よかったです。
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    なんというか、色々あるにせよ単純に読むと、まず主人公の情緒の荒ぶりにびっくりするし、その人生や人の関わりにいわゆる平凡さは無く、読むたびにびっくりしたり、人によっては読んでて苦しくなると思う。心配になりながら読み続ける感じでした。愛とは何か、、みたいなことかもしれないけど、ちょっと苦しくはなるかな。...続きを読む
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    十和子がクレームを入れた時計店の水島が、いきなり十和子にキスする時点で、ああコイツ変だと勘づいた。
    陣治が十和子を尾行するのも気持ち悪かったが、十和子をどれだけ愛してるのかが伝わってきたし、十和子も陣治を嫌ってるとはいえ、陣治が居ないと生きていけない。
    悲しい大人達だ…。
  • ユリゴコロ
    面白かった。
    アウトサイドの人間にも、人間の心があってその心の動きに、なぜだか共感させられてしまう。

    いろんな人の心の中に秘めている家族愛があって、じんとくるものがあった。
    でもどうしようもなく愛で繋がった男女程尊いものはないのかも。
  • 九月が永遠に続けば
    人が人を狂わせる。
    「狂う」って単純な言葉じゃない。
    まるで目の前に見えてた道からは想像できない方向へ蹴飛ばされるように人生が転がっていってしまう。
    二度ものレイプで精神が崩壊しきった亜沙実、
    主治医としても夫としても支えようとした雄一郎、
    亜沙実の魅力に抗えなかった文彦、
    父母に裏切られ、兄に恋を...続きを読む
  • 彼女がその名を知らない鳥たち
    読んでて情緒不安定になれる系の小説なのに
    面白くて一気に読める

    最終的に、主人公に肩入れしすぎてる自分に
    気付く
  • 猫鳴り
    ユリゴコロのイメージが強くて、どんなお話なんだろう?サスペンス??と思っていましたが、いいお話でした!!

    題名になっている「猫鳴り」とは、猫がグルグル喉を鳴らすあれに、飼い主のおじいさんがつけた名前です。

    始まってすぐに猫が捨てられたりするので、猫好きな方には苦しい描写もあるのですが、最後の章で...続きを読む
  • ユリゴコロ
    グロテスクな描写が苦手な人はダメかもしれない。

    自分にとっては、本を持つ手指が冷えていくような生々しい描写と殺人を罪の意識なく淡々と行っていくことを記した手記が好みだった。

    してはいけないことをいとも簡単にやってのける殺人鬼の、素直すぎる気持ちがスっと入ってくるのがこの本の恐ろしいところだ。私自...続きを読む
  • ユリゴコロ

    面白かった。
    色々予想をしながら読んでたけど裏切られたりその通りやったり、、
    いろんな愛の形があるとは思うけど女としてはやっぱりみえこに同情してしまう。

    夫婦として永年好きな人と連れ添うことと、
    傍にはいられないけど年に一度会えて心を常に奪えること、
    どっちが幸せなんやろう?

    もちろんほんまは...続きを読む