沼田まほかるのレビュー一覧

  • 九月が永遠に続けば

    kg

    購入済み

    素晴らしい

    一気に最後まで読んでしまった。やるせない気持ちでいっぱいだけど呼ぶのを止められなかった。

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    2022年11月13日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    ネタバレ 購入済み

    ホントにネタバレ

    面白かったけど、最後なんであの人死んじゃう?
    どぎつい表現とかもかえって、読み進む原動力になるけど、最後なんであの人死んじゃう?
    沼田まほかるさんおそらく初めて読んだから、他のもよんでみようと思うけど、最後なんであの人死んじゃう?

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    2022年09月03日
  • 猫鳴り

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     裏表紙のあらすじを読み、単純にモンという名前の猫と関わることで人間が成長していく物語なんやろなぁと思っていたのですが、ちょっと想像と違いました。
    (いい意味でです)
     
     自分の勝手な解釈ですが、登場する人間の精神状態を、モンを見たときの感情で分かるように書かれたのではないかと思います。
     モンが何を思っていたかということは一切わからず、自然という概念の代表みたいな感じがしました。

     なんていうふうに、長々と書いてみたくなるくらい面白かったです。

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    2022年03月03日
  • 九月が永遠に続けば

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    ネタバレ

    始まりは何の変哲もない年下男を巡る愛憎劇かと思いきや、息子失踪から始まる、ドミノ倒しを見ているような、とんでもないすごい話だ。
    散りばめられた伏線から次々に登場人物怪しく思えるけど、精神疾患扱う話はどうにもこう、後味悪く…。
    でも、不思議と悲観的にならないのはひとえに服部のおかげかと。キモウザオヤジと見せかけて、だんだんチャーミングなキモカワオヤジに見えてくる不思議。
    最後、もう一堕ちするかとヒヤヒヤしたけど、悲劇的結末に終わらず、少し光が見えてよかった。

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    2022年01月27日
  • 猫鳴り

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    「生きもの」について考えるときに読む一冊。
    命あるものの禍々しさと崇高さと、言葉にできない混沌とした存在感が伝わってくる。名作だと思う。

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    2022年01月16日
  • 九月が永遠に続けば

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    生まれ持った人を狂わせる美貌…故に自らも不幸な人生を辿り、関わる人間を狂わせていく。彼女の不幸には目を背けたくなりますが、それでも人を惹きつける魅力に神秘的な何かを感じ…事件よりそっちの方が印象的でした。辛く切なくでも好きです。

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    2022年01月08日
  • 痺れる

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    ネタバレ

    読みやすい文章とぞわっとする描写、とても自分好みでした。どう頑張っても理解できないような人間って意外と身近に潜んでるから怖い。最後の話とか好きな人が真面目な顔をして存在しない人物の話をしてるのとか狂気。果たして私は好きな人がそうしてたら受け入れられるか、、
    ホラーとミステリーと狂気が絶妙に折り混ざってて好きだった。

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    2021年09月24日
  • 猫鳴り

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    最後は泣きながら読みました。わたしもねこを3匹飼っているのですが、ねこの描写があまりにもリアルで自分のねこの姿とかぶって色々想像しながら読みました。いま飼っているねことの時間を大切にしようと思える作品でした。

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    2021年05月25日
  • 痺れる

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    「林檎曼陀羅」「レイピスト」「ヤモリ」「沼毛虫」「テンガロンハット」「TAKO」「普通じゃない」「クモキリソウ」「エトワール」
    9つの短編が収録されています。

    最近の女性作家があまり怖い話を書かなくなり恋愛・日常的な作品に移行する中で久しぶりに背筋がぞわりとする様な作品に出会いました。

    どの作品もとにかく怖いです。

    それも血が飛び交う様な怖さではなく心理的にぞくぞくする様な恐ろしさ。
    恐ろしくて堪らない、けれど結末が気になって読み始めたら止まらない。

    沼田 まほかるさんの世界観は癖になります。

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    2021年01月24日
  • 九月が永遠に続けば

    購入済み

    この作品はまほかるさんの傑作だ

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    2019年01月24日
  • 猫鳴り

    ネタバレ 購入済み

    猫を飼う人は必読です

    とてもとても深いです。
    猫と暮らしてる人、暮らしてた人、暮らす予定の人、読んで損は絶対に無いと思います。
    私はまだ猫を見送った事が無いので、見送る生々しい描写のこの本が読めて本当に良かったです。
    猫との時間を大切にします。

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    2018年10月15日
  • 痺れる

    510

    購入済み

    一気読み

    はじめての作家さんでしたがモヤモヤとドキドキと驚きであっという間に読みました。違う作品も読んでみたいです。

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    2017年06月05日
  • ユリゴコロ

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    愛のかたち

    歪んで、割れて、裂けて、それでもなお愛おしい。
    そんな夫婦の話。

    序盤の手記の不気味さは主人公同様、待つことができないくらい続きを読みたくなりました。

    強烈に惹かれ合う罪、自ら乞う罰、巡り合ってしまったものは仕方がない。
    読み終わったあとにもう一度読みたくなります。

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    2016年01月11日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

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    どす黒く汚れた阿部サダヲとクズ男を引き寄せる雰囲気だだ漏れの蒼井優(褒めてます笑)

    映画も観てないし当時の予告で知る程度の情報で読み始めました。
    なんてピッタリなキャスティングでしょうか!


    前半ひたすら陣治の醜さ、汚さ、十和子に対する異常なまでの執着、その気持ち悪さが何度も語られます。
    その全てを口汚なく罵る十和子に驚くし呆れる。
    そして十和子の言動や行動に壊れた女の薄気味悪さが付き纏い読んでいてゾワッとします。

    クズ男に捨てられたから病んだのか…
    もともと壊れた女なのか…
    クズ男を引き寄せる女なのか…
    そして新たなクズ男と出会った事で俄然話が面白くなって来ます〜わたし的にですけど笑

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    2025年11月29日
  • ユリゴコロ

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    ネタバレ

    口コミが良かったので読破

    前半の回顧部分が完全にホラーでトラウマレベルの怖さ
    一方後半はやや爽やかに読み進められる、というなんか新しさを感じた
    ちょっと綺麗に終わり過ぎでは、、と思うが全体的に面白かった
    ホラー好きな人にはオススメ

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    2025年11月26日
  • ユリゴコロ

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    ネタバレ

    「何かのスイッチが入ったみたいでした。アナタという言葉のために用意された場所が、実ははじめから私のなかにあって、そこにカチリとアナタがはまった感じでした。」

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    2025年11月15日
  • ユリゴコロ

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    書き手が誰かわからない、内容が真実かもわからない手記を軸に進んでいく物語。

    ノートの表紙には「ユリゴコロ」とだけ記されている。
    このユリゴコロが何なのかは最初の方ですぐ明らかになるのだけど、
    由来といい五感といい、わたしはなんだかずっと好きだった。

    手記の内容は殺人衝動?と書き手の過去について。
    序盤は どこかで見聞きしたことあるような内容で気持ちが少しだれるかもしれないけれど、
    淡々と語られるのでするすると読める。

    そうやって読んでいくうち 中盤にも差し掛かる頃には、
    手記の語りが最初より馴染んだかのように読めるようになった。

    正直 つっこみどころというか 思うところもいろいろあるし

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    2025年11月14日
  • ユリゴコロ

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    順風満帆な生活を送っていた亮介。
    彼女の千絵が失踪したことを皮切りに不幸が連鎖する(父の病、母の交通事故死)。
    実家に帰った日、父の書斎の押し入れの中で見つけたのは謎の茶封筒。中には『ユリゴコロ』と書かれた4冊のノートが。それは狂気に満ちた殺人の告白文だった…

    人を殺めることでしか自分を満たせない者の人生を追体験できる本作。今まで行ってきた殺人の数々を綴った告白文に一切共感できなくて安心してます。
    一方で殺人でしか自分を満たせない者が愛する人や子供に向ける愛情の形には興味を持って読み進めました。
    脳が理解を拒んでいるのか何度も文字が滑って内容がスッと頭に入ってこない箇所もありました。
    殺人の

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    2025年11月06日
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

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    これを恋愛と言ってよいのか、無償の愛と言ってよいのか
    主な登場人物みんな、満たされない

    どこか自分の後暗い部分を突かれているようで、とても痛いような読後感

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    2025年10月23日
  • ユリゴコロ

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    ネタバレ

    最後の場面の1文
    母の、アナタになった。
    この1文は何度も読み返したぐらい衝撃を与えた。
    恐ろしくも切ないお話だった、

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    2025年10月23日