沼田まほかるのレビュー一覧
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ネタバレ私は何を読まされてるんだ…?て気持ちになる薄気味悪く官能的な短編集。結構好きだった!全部狂気を孕んでてじっとり怖い。作者は男性が嫌いなのかしら。キモい男がいっぱい出てくる。
↓特に好きな話、印象に残った話
「林檎曼荼羅」
呆けたおばあちゃんの懐かしくも心温まる思い出話なのかと思いきや衝撃的な過去…風呂場のシーン怖すぎるて!
「テンガロンハット」
イケメンでも得体の知れない人って怖い。
「普通じゃない」
苦手な人をふいに殺そうと思う主人公(えぇ…)。最後その場にいた人たちには超ホラーなのに読者はクスッと笑える展開に。
「エトワール」
前に一回別のアンソロジーに収録されてて読んでたはずな -
Posted by ブクログ
ネタバレ陣治がずっと優しくて、陣治に対して十和子がひどく罵る場面は胸が痛かった。
けど、十和子にとって陣治は大切な人であったのだと十和子の少しの行動からわかっていた。
最初謎がわかるまで十和子目線でしか描かれていないので、陣治が黒崎を殺しの犯人でないことをすごく祈った。でも、反面陣治が良い人であればあるほど辛いので陣治が犯人であることもバランスがとれていいかもしれないと思っていたが、結局陣治は十和子をとても愛していて、十和子のためにすべてを捧げていたんだとわかり、またとても悲しくなった。
陣治の人生や、陣治のことを考えるとやりきれない気持ちになった。 -
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取り返しがつかないほど恐ろしいことが、身の回りで起こってしまったら。
そしてそれが自分の過失によるものではなく、原因も分からないままにただ立ち尽くすことしかできないとしたら。
後悔する理由も見当たらず、眠れない夜に何度も寝返りを打ちながら思うかもしれない。あのときの報いを今、こういう形で受けているのではないだろうかと。
高校生の息子が突然姿を消してしまう。すぐ近くのゴミ捨て場に行った息子は、寒い夜に軽装で、サンダルで、財布も持たずにいなくなってしまった。
文彦の母である佐知子の胸にまず最初に訪れたのは、信じられないという気持ちだ。何がなんだかよく分からない。それから不安。追いかけるように焦り -
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猫が出てくるけど、猫好きじゃない人に 文章がじっとりと鋭く若干エグい描写がたまにあるものの、その対象、その時の感情を文字にするとそうなるのかも、とも思う。故に目を背けたくなる衝動も起きなくはないが、実際に起こっていないのにこう感じさせる言葉、とはいかにパワーがあるのかを知らされるし、だから読書は面白い。
ストーリーは一部辛辣に感じる箇所は人によりあるかもだが、決して全編暗いストーリーではなく、だいぶ落ち着いたトーンの中に暖かさも見え隠れするストーリー。可愛い一辺倒の猫の話しではなく、一匹の猫を軸にした人間ドラマ。一部の描写から、猫好きの人より、猫好きじゃない人の方が対象としてはいいかも。 -
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ホラーサスペンスと言っても、純粋なホラーって感じやないな。
何か、じとっとした感じ…
それも、ずっと…
年末の最後にこれ読んで、良かったんか…っと少し後悔せんでもないけど^^;
初夢の中身がロクなもんしか思い浮かばない…
主人公のミハル、冷蔵庫の中で発見される。
一度、死の世界に行ったのか、特殊な力を備えてる。
あかんで!
一度、冥土にいったモノを呼び戻すなんて!
怖すぎる…
何か呼び戻すしても、もう普通の状態やない!
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、火神を生んだために病んで黄泉国に移った伊弉冉(いざなみ)尊を追っていく話を思い出す。
もう、黄泉の人の姿は!
ぎゃー!!
まぁ、この話自 -
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詩的で、かつ描写は鋭く、
嫌悪感から始まり、どんどんと引き込まれて行って、
最終的にたくさんの優しさを感じた。
歪んだ感情、重苦しい描写の闇や影、、、生と死の隔たりの少なさを感じる。
さすが沼田まほかるさんの傑作と呼ばれるだけあるなぁとおもいました。
描き方が強烈で、グサグサと心に突き刺さる、
きれいなものだけじゃない、残酷で汚らわしく汚い面もちゃんと描かれてる。
人間とはこういうものだなと叩きつけられる小説。
読み終わると何故か爽やかな気持ちになる不思議な小説。
小説でこんなに泣いたの初めてくらいめちゃめちゃ泣きました笑
泣きたい人、猫好きな人はぜひ -
Posted by ブクログ
読み終わった後に映画化していることを知って、猛烈に観たくなった。北原十和子を蒼井優が、佐野陣治を阿部サダヲが演じ、竹野内豊と松坂桃李が出演しているとなれば、DVDを購入してもいいくらいだ。
それはさておき。
十和子は15歳上の陣治と暮らしている。陣治は下品で不潔で貧相で、ほとんどの女性が生理的嫌悪感を抱くような男だ。一方の十和子も、そんな陣治を毛嫌いしながらも、生活のために一緒にいる。働かず何もしていない、ろくでもない女だ。
十和子には、8年前に別れた忘れられない男がいる。その男は黒崎という既婚者で、十和子はさんざん利用された挙句、ゴミのように捨てられた(ゴミのほうがまだ丁寧に扱われているか