沼田まほかるのレビュー一覧

  • アミダサマ
    じわじわと世界が腐っていくような描写が不気味でホラーとしての怖さはある。

    終盤の展開がかなり概念的な話になっていって置いてけぼりを食らった感じ。
  • アミダサマ
    背景に仏教。
    冷蔵庫に閉じ込められた寡黙な幼女と拾われた猫。
    ホラー要素がきっちりと揃った上に
    あの沼田まほかるさん独特の
    どうしようもなく弱くて醜い人間たちの交錯。
    旅先での夜のお供に選んじゃいました。

    毎回思うんですが
    ねとっとした人を描くのが上手ですよね。
    憎悪に満ちた悪役や
    計算高い裏切り...続きを読む
  • アミダサマ
    この人は、下卑た男を書かせたらすごい。
    緊迫感をもって、読ませてくれる。
    でも最後までこの物語の主人公がいったいなんだったのかがわからなかった。
  • アミダサマ
    「気色悪い」という表現が一番ピッタリくる。本当に気色悪い。足元からゾワゾワと登ってくる鳥肌、耳慣れない仏教用語が妙にぬめる感触。
    クライマックスは最悪の、と言うか自分の脳みそが考え及んだことのないような悪夢。そして色々な解釈がありそうなプロローグだが、私は無間地獄と捉えてただただ戦慄した。
    印象的だ...続きを読む
  • 痺れる
    記憶が曖昧だが、著者のユリゴコロという作品が好きで、ついつい気になって手をとってしまう。猫鳴りを読んだ時期がそこそこ辛かったので更に鬱々とした気分になったタイミングの悪い本。それもあって暫くは沼田まほかる作品は遠ざけておいた。そして今回そろそろいけるだろうと手にしたのが本書。穏やかな気持ちで読めはし...続きを読む
  • アミダサマ
    ホラーサスペンスってあったので、さぞや怖いのかと期待していたのですが、別に怖くなかったです。

    なんだか、じっとりとまとわりつくような不快感、と言うか違和感がすごいです。読んでるとちょっと「屍鬼」を連想しました。

    沼田さんの作品はいつも読後感は悪いのですが、これもまぁ読めば
    「あぁ沼田さんの本だわ...続きを読む
  • アミダサマ
    オカルト!
    ネコなのにクマ。みんなのひたむきな愛情がやっぱり恐ろしい。

    続きが気になってわーって読めるのと誰にも肩入れできないのはいつも通りでした。

    ふつうブレーキかけるとこでアクセル踏みこむような危うさがある。人の脆さと強さは表裏一体みたいなことはわからなくはないけど。
  • アミダサマ
    住職の母が変貌する様が怖っ!!
    溺愛するミハルの父を、ほったて小屋に閉じ込めているんだけど、下の世話までしちゃったりして、相変わらず目を離せない気持ち悪さ満載です。
    律子という女が一番魅力的に描かれています。彼女こそ「アミダサマ」のよう。
  • アミダサマ
    生理的嫌悪感にチャレンジする小説。かもしれない。
    沼田氏はいつも、人の気持ちのぎりぎりを「ちょっと超えたところ」に踏み込んでくる。

    今回の作品は、僧侶の経歴も持つ沼田氏ならではなのだろう。
    生と死の境界、命が生まれるところ、向かうところ、果てが果てるその先、全ての辿り着く先が阿弥陀だという語りは、...続きを読む
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    うわぁ...これは凹むなぁ...。登場人物の全てがデフォルメした
    人の弱さ、狡さ、穢さ、不器用さを持ち合わせ...etcを
    撒き散らかしてくれます。活字なのに読んでいて、
    精神的に参るような臭いを放ってます...。
    こりゃ...重たい。

    なのに目を逸らすことなくページを捲り続けるのは....続きを読む
  • アミダサマ
    冷蔵庫の中から助け出された幼女ミハル。
    音にならない「コエ」で、そのコエを聴く人を呼ぶ。
    何か恐ろしい力を持っている彼女を恐れる浄鑑、ひきつけられてやまない悠人。いつしか彼女のまわりで奇妙なことが起きはじめる……。


    『九月が永遠に続けば』に引き続き読んでみた。

    この人の作品て吸引力がすごいとい...続きを読む
  • 猫鳴り
    飼っていたメインクーン(本当にやさしくてかわいい、毎晩首に絡みついて眠る子だった)と同じ状況が苦しかった。わたしは透析まで何度かさせてしまい、良かったのかどうか、いまだに泣きながら考える。。
    小説そのものも苦しかった。
    ブラックホール。闇。闇。
    元気なときに読んだ方がいいね
  • 猫鳴り
    全体的にじっとりと湿っていて薄暗い。描写や文体に甘さはなく、淡々として少し独特。
    登場人物の考え方がみんな自分本位で、人としてとてもリアルに描かれていると感じました。ただ…そのぶん共感とか、感情の起伏を感じるのは難しい本のような…。
    嫌悪感やらを途中で感じるけれど、後味は悪くないです。
    作者の筆力が...続きを読む
  • 彼女がその名を知らない鳥たち

    沼田作品2作目

    半分ぐらい読んだところで、中々、話が進まないためとばし読みしてしまう。
    途中オチに気付いてからはトントン拍子。
    ユリゴコロについで沼田作品2作目という事でオチがわかってしまったのと登場人物の誰も好きになれなかった事から割りと苦痛時間が長かったかな。
  • ユリゴコロ

    少女漫画なら名作かもしれません

    映画のPR「あなたの優しさには容赦がありません」に誘われて原作を読んでみました。
    作者のご都合主義には容赦がありませんでした。
    少女漫画なら名作なのかもしれませんね。