沼田まほかるのレビュー一覧
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購入済み
サスペンスよりホラー寄り
最初は事件か?と思いきやゾクゾクドロドロなホラー作品でした。他映画作品から入り3冊目に読んだかな?
徐々に来るホラー感で一気に読破しました。 -
Posted by ブクログ
2018年、27冊目は、久しぶりの、沼田まほかる。
産廃処理場の、廃冷蔵庫の中で発見された幼女、ミハル。発見したのは、近くの寺の僧、浄鑑と、東京でサラリーマンをする、工藤悠人。浄鑑と悠人はミハルによって呼び寄せられるようにして、その場に居合わせることとなった。その後、悠人の目から逃れるように、寺に引き取られるミハル。もう一度ミハルに呼ばれることを望む悠人。ミハルの成長を見守る浄鑑とその母。待ち続ける悠人。そして……。
ミハル、浄鑑、その母のパートと、悠人のパートが不規則に交互してストーリーは展開して行く。
ん~っ、色々と悪くないんだけどね。自分の仏教知識の浅薄さとか置いておいても、ちょっとソッチ寄りのライト・ホラー的(ホラーに振り切ってない)印象が拭いきれない。
ミハルの持つ「力」によって、ミハル、浄鑑が暮らす、古の因習が根深く残る山村の均衡が崩れるのは納得。ただ、悠人パートの悠人のDV体質は説明不足というか、神経逆撫でられる。『彼女がその名を~』の 陣治の振舞い以上に、悠人の素行には不快感を覚える。 ソレがラストの律子(悠人の恋人)の存在を引き立てるのも解らんでもないけど……。
とにかく、ドコにも振り切ってなく、さらにモヤ感残る造り。総評、2.8的な、★★★☆☆。
自分も『ユリゴコロ』から追いかけ始めたので、『ユリゴコロ』的なモノ(伏線回収含め)を期待すると、完全に裏切られる。『彼女がその名を~』とも、『九月が永遠に~』とも全くベクトルが異なる。そんな質感。
個人的、好みで、沼田まほかる既読4作並べるなら、『ユリゴコロ』>『彼女がその名を~』>『アミダサマ』>『九月が永遠に~』の順かな。『痺れる』は短縮集なので、選外。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間のドロドロした、いや~な小説を読みたいと思って手元の本から手にしたんですが、どちらかというとホラーな感じでした。私が求めていたのとはちょっと違ういや~な感じだったんで挫折するかなと思ったんですが最後まで読んでました。ミハルや悠人の存在をどういうふうにとらえていいのか、いまひとつ消化できないまま終わってしまいました。人が理性や常識などで抑えているいろんな種類の強い欲望は純粋な欲望に当てられると開花していくのか…欲望だらけになった町が怖かったし、哀しかったです。カアサンや悠人の変貌が恐ろしい。最後、ミハルが悠人の子として生まれ変わろうとしているとき、本当に生まれてきてそこから二人が出会ってしまったとき、この世界はどうなるのか考えたら怖かったです。律子がいるから大丈夫なのかしら。
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Posted by ブクログ
冷蔵庫に閉じ込められていた「ミハル」
その「コエ」に呼び寄せられた悠人と、近所の寺の院主。
何度も出てくる阿弥陀の話、無神論者の私にはしっくりこなかった。
でもそれに嫌悪感や反発心を抱く事は無かった。
「コエ」「喉が切り裂かれたもの」「ミミ」
このあたりが曖昧でもやっとした。
ミハルがなぜ周りを不幸にしてゆくのかも謎。
死なせたくないものを死なせない力だけではダメだったのか。
その存在自体が不吉だから、村が陰鬱なものになっていったのか。
「リツコ」という存在の救い。
物語の最後に新しく宿る命。
希望かと思えば、一抹の不安にも感じる。
なにしろモヤモヤする本だった。
ただ、ハマり出すと読みやすいので1日で読めてしまう。
個人的には千賀子の狂いようが怖かった…
「ぴょーん」がトラウマ。 -
Posted by ブクログ
純粋さは罪なのか?
という話だと思う、多分。
帯で「最恐!」と謳っていたからちょっとびびっていたのだけれど、怖いというよりは「気持ち悪い」が勝った読後感。
産業処理場の冷蔵庫に閉じ込められていた、ミハルという純粋さの化身みたいな女の子が寺に拾われてから、村には悪意が満ち、位相がずれたみたいに人々がおかしくなっていく。
その描写は確かにぞっとするものがある。
特に寺の住職の母親の変わりようには、読みながら頭の中で「えーっ…」と愕然とせずにはいられなかった。
でも、やっぱり怖いというよりは、そのぬめっと湿るような描写が気持ち悪くて仕方ない。
詳細さのせいなのか、何なのか…
『猫鳴り』もそうだったところを鑑みると、それがこの作家の文章の魅力なのかもしれない。 -
Posted by 読むコレ
うわぁ...これは凹むなぁ...。登場人物の全てがデフォルメした
人の弱さ、狡さ、穢さ、不器用さを持ち合わせ...etcを
撒き散らかしてくれます。活字なのに読んでいて、
精神的に参るような臭いを放ってます...。
こりゃ...重たい。
なのに目を逸らすことなくページを捲り続けるのは...
何か救いが待っているから...という期待と、
この嫌悪感は人間の放つものだから...自分も
持っているものだからやめられないのか...。
淡く持った救いに対する期待にこの結末で
迎えられたら...凹みます(笑)。
黒い...黒すぎる!湊かなえの比じゃねぇっす。 -
ネタバレ 購入済み
沼田作品2作目
半分ぐらい読んだところで、中々、話が進まないためとばし読みしてしまう。
途中オチに気付いてからはトントン拍子。
ユリゴコロについで沼田作品2作目という事でオチがわかってしまったのと登場人物の誰も好きになれなかった事から割りと苦痛時間が長かったかな。