だれかを好きになるっていいな…
こんなにも胸が辛いはずなのに、
それ以上の幸せをもたらしてくれる。
★好きな人に自分の親友のことを悪く言われ
傷つく瑠璃。その後彼女がとった行動はー。
「ラピスラズリの初恋」
★小学生のときからかっていた香奈多を亡くし、自分責める佑実。そんな彼女は恋に臆病になるがー。
「バカナタの言うとおり」
★ずっと一緒にいたはずなのに、
いつしか話せなくなってしまったあかずきんちゃんに秘めていた想いを伝えるためにー。
「あかずきんちゃんをさがして」
★好意はときに刃になる、
人を傷つけてしまうこともある。
どうやったら傷ついた兄を私は救えるのだろうかー。
「秘密のゆくえ」
★同性に思いを寄せる舞。
そんな彼女にくろノラがとった行動はー。
そして思いとはー。
「きみがくれた贈り物」
今回も村上先生からたくさんの贈り物をもらった。
本当に優しくて胸に染みるお話たちだったなぁ
また読みたい作品!!
p.44 行きやすい世の中に…(ラピスラズリの初恋)
「翔真がさ、もっともっと、笑って生きられるような世界に」
「あいつが、だれかの視線や言葉に、傷つけられないですむような、そんな世界。いろいろな「すき」という気持ちや、ありかたが、ちゃんと尊重されるような世界。」
「なにかをすきでいることは、人として生まれたからには、だれもが持っていてあたりまえの権利なんだ。それを、他人がいいとか悪いとか、決めつけていいものじゃない」
p.53 当たり前の幸せ(ラピスラズリの初恋)
「だれだって、そうだよ。大切でも、大切じゃなくても、だれかのすきな人でも、みんなにきらわれていても、理由なんかあってもなくても、関係ない。なにも特別な話じゃない。だれだってそのままで、かけがえのない人なんだよ」
「みんなみんな、その人のままで、あたりまえに幸せになるべきなんだよ。」
p.97 幸せ(バカナタの言うとおり)
「誰か、心のそこから大切だと思える存在と出会うことこそ、希望であり、よろこびであり、光であり…。
きっと人はそれを『幸せ』と呼ぶのだろう。」
p.144 伸ばせるときに…(あかずきんちゃんをさがして)
「いつまでもいっしょにいられるわけじゃない。手を伸ばせるなら、伸ばせるときにちゃんと伸ばせ」
p.189すきな人がいること(秘密のゆくえ)
「だれか、すきな人がいることは、ほんとうに幸せなことで、そして、だれか、自分のことをすきだって、大切だってそう思ってくれる人がいることも、おなじくらい、幸せなことなの」
「あなたが好きなひとは、あなたがいることで、きっとほんとうに幸せなんだと思う」
p.221 手をつなぐこと(秘密のゆくえ)
「ふみだすことをおそれずに、手を伸ばすことをあきらめずに。そうやって大切な人と手をつなぐことができたから、私はどこまでも歩いていける。手のひらのぬくもりが、胸のおくにともった熱が、ちゃんと私を導いてくれる。」