【感想・ネタバレ】ショコラ・アソート あの子からの贈りもののレビュー

あらすじ

すきってどんな形、どんな色、どんな気持ち?村上雅郁のデビュー作『あの子の秘密』から『かなたのif』まで。瑠璃(『キャンドル』より)、佑実(『かなたのif』より)、沙希(『りぼんちゃん』より)、美咲(『あの子の秘密』より)、そして……。主人公のそばでかがやいていた、あの子と「すき」の5つの物語。

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Posted by ブクログ

読みやすい!
久しぶりに本を読む人にオススメ。
活字離れが進んだ現代人に優しい本。

文字の大きさ、ストーリーの長さ、本当に良い。
読み仮名があり、脳にすっと入っていく。

またストーリーの構成も美しい…
起承転結があるおかげで読むスピードが落ちない。

つまり面白いのだ!!
個性豊かな登場人物に現実が落としこまれる背景。

心地の良い。
考える時間が流れる。

「愛」とは何か。
その答えが詰まった素敵な作品。

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

本作は、今まで出版された物語のサブキャラを主人公にしたスピンオフです。5つの短編集が全てバレンタインの話で、特別な思いを伝えるために個々の悩みや葛藤がありそれに向き合っていくという内容で良かったです。展開が気になるので読み進めるのが楽しく、早く読み終えることができました。私は今までの作品を読んだことがなかったのですが楽しむことができました。
前作も気になるのでぜひ読んでみたいと思いました。

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

今までの著作に出てきた、主人公ではない登場人物を主人公に据えた短編集。未読のものも多いので、これからよみたくなった。

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

だれかを好きになるっていいな…
こんなにも胸が辛いはずなのに、
それ以上の幸せをもたらしてくれる。

★好きな人に自分の親友のことを悪く言われ
傷つく瑠璃。その後彼女がとった行動はー。
「ラピスラズリの初恋」

★小学生のときからかっていた香奈多を亡くし、自分責める佑実。そんな彼女は恋に臆病になるがー。
「バカナタの言うとおり」

★ずっと一緒にいたはずなのに、
いつしか話せなくなってしまったあかずきんちゃんに秘めていた想いを伝えるためにー。
「あかずきんちゃんをさがして」

★好意はときに刃になる、
人を傷つけてしまうこともある。
どうやったら傷ついた兄を私は救えるのだろうかー。
「秘密のゆくえ」

★同性に思いを寄せる舞。
そんな彼女にくろノラがとった行動はー。
そして思いとはー。
「きみがくれた贈り物」

今回も村上先生からたくさんの贈り物をもらった。
本当に優しくて胸に染みるお話たちだったなぁ
また読みたい作品!!

p.44 行きやすい世の中に…(ラピスラズリの初恋)
「翔真がさ、もっともっと、笑って生きられるような世界に」
「あいつが、だれかの視線や言葉に、傷つけられないですむような、そんな世界。いろいろな「すき」という気持ちや、ありかたが、ちゃんと尊重されるような世界。」
「なにかをすきでいることは、人として生まれたからには、だれもが持っていてあたりまえの権利なんだ。それを、他人がいいとか悪いとか、決めつけていいものじゃない」

p.53 当たり前の幸せ(ラピスラズリの初恋)
「だれだって、そうだよ。大切でも、大切じゃなくても、だれかのすきな人でも、みんなにきらわれていても、理由なんかあってもなくても、関係ない。なにも特別な話じゃない。だれだってそのままで、かけがえのない人なんだよ」
「みんなみんな、その人のままで、あたりまえに幸せになるべきなんだよ。」

p.97 幸せ(バカナタの言うとおり)
「誰か、心のそこから大切だと思える存在と出会うことこそ、希望であり、よろこびであり、光であり…。
きっと人はそれを『幸せ』と呼ぶのだろう。」

p.144 伸ばせるときに…(あかずきんちゃんをさがして)
「いつまでもいっしょにいられるわけじゃない。手を伸ばせるなら、伸ばせるときにちゃんと伸ばせ」

p.189すきな人がいること(秘密のゆくえ)
「だれか、すきな人がいることは、ほんとうに幸せなことで、そして、だれか、自分のことをすきだって、大切だってそう思ってくれる人がいることも、おなじくらい、幸せなことなの」
「あなたが好きなひとは、あなたがいることで、きっとほんとうに幸せなんだと思う」

p.221 手をつなぐこと(秘密のゆくえ)
「ふみだすことをおそれずに、手を伸ばすことをあきらめずに。そうやって大切な人と手をつなぐことができたから、私はどこまでも歩いていける。手のひらのぬくもりが、胸のおくにともった熱が、ちゃんと私を導いてくれる。」



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2025年02月25日

Posted by ブクログ

え、めちゃくちゃ良い!スピンオフらしいので、元の作品読みたくなりました。児童文学らしく素晴らしい言葉が散りばめられていて、大人の私でもハッとさせられる。あかずきんちゃん、バカナタの話あたりのリアルな心理描写がすごいね。

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2025年01月06日

Posted by ブクログ

これまでの5作のサブキャラを主人公にしたスピンオフ。

作者のあとがきもあります。

個人的には『キャンドル』が好きで、そのスピンオフ「ラピスラズリの初恋」もよかったです。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

『あの子の秘密』『キャンドル』『りぼんちゃん』『きみの話を聞かせてくれよ』『かなたのif』のスピンオフ短編集。(『かなたのif』のみ未読)『りぼんちゃん』が好きだったので、「あかずきんちゃんをさがして」が特によかった。城所潤さん(装丁)×牧野千穂さん(装画)のカバーも素敵。

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2025年04月15日

Posted by ブクログ

作者の過去作のサブキャラクター5人を主人公にした5つの物語。チョコレートがモチーフになっている。物語はそれぞれ楽しめたが、元の作品を読んでいないものが多かったので、元作を読んでみたいと思った。できれば元の作品を読んでから読む方が楽しめると思う。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

今までの物語のサブキャラたちを
主人公にしたスピンオフ短編集
あまり話を覚えてなくても読めた

どのお話にも黒猫が登場

それぞれの特別があって、それぞれ意中の人がいて、それぞれの「すき」がある
バレンタインデーにチョコを渡すドキドキ感を
味わえました

バレンタインデー/チョコレート

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2025年01月26日

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