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-湧きあがる自国中心主義、米中露など大国による覇権争い――世界は今、新冷戦時代へと突入、そのフロントは朝鮮半島から対馬海峡に移りつつある。成長と繁栄を支えてきた資本主義と民主主義さえ先行きが危ぶまれる状況下、「持たざる国」日本が生き延びる道はどこにあるのか。戦後冷戦史と近代一五〇年の構造を大胆に捉え直し、私たちはどう生きるのかを示す、「危機が慢性化して下り坂を転げる時代」の必読書。
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4.0非婚や少子化は国家の将来にとっては難題だが、個人の生き方とは別の話だ。恋多き人生を全うした男女もいれば、世を正しく導くため、あるいは社会を作り変えるという使命感とともに単身を貫いた人もある。エリザベス一世、マザー・テレサ、ニュートン、カント、津田梅子、小津安二郎……直接の子孫こそなくとも、偉大な事績を遺した「おひとりさま」19人の言行と信念から見えてくる、本当の「自分らしさ」とは。
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4.2遺書は書けなかった。いやだった。どうしても、どうしても――。あの日福島県に向かう常磐線で、作家は東日本大震災に遭う。攪拌(かくはん)されるような暴力的な揺れ、みるみる迫る黒い津波。自分の死を確かに意識したその夜、町は跡形もなく消え、恐ろしいほど繊細な星空だけが残っていた。地元の人々と支え合った極限の5日間、後に再訪した現地で見て感じたすべてを映し出す、渾身のルポルタージュ。(解説・石井光太)
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3.6どんな職場にもムダがある。だから改善できる――世界のトヨタ、その強さの秘密は、徹底的にムダをなくす「カイゼン」(改善)の積み重ねにある。「ベストを追求するな」「行動しながら考えろ」「精神論はいらない」「必要な会議はそれほど多くはない」「残業を疑え」「トリセツよりも口伝え」「わざと失敗させる」等々、現場で考えることから生まれた、あらゆる職場、学校、家庭で実践可能なカイゼン方法を示す。
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4.3強引な幅寄せ、ノロノロ運転と急ブレーキ、堂々と路駐……公道上でとかく悪者にされるトラック。そのドライバーも「態度が悪い」と批判されがちだが、内情を知れば、複雑な事情が見えてくる。「彼らは底辺職なのか」「休憩中エンジンを切らない理由」「プロの眠気対策」等々、これまで語られてこなかった本音を元トラックドライバーの女性ライターが徹底解説。読後、街中でトラックを見る目が一変すること必至!
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4.7
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-デリヘル嬢となったシズカが、日本各地の風俗街で働き始めて2年が経とうとしている。現在、30歳。一つの店で働くのは最短で一週間、長くても一カ月。そして次の県へと向かう。彼女は、どうしてそのようにしてしか生きられなくなったのか――。「新潮45」の人気連載に著者撮り下ろしのカラー写真を収載、元優等生の「こころ」と「カラダ」の軌跡を辿る魂のルポルタージュ、完全電子書籍化!
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4.0授業時間と学習量を減らしても、「落ちこぼれ」も「不登校」もなくならなかった。なぜか。それは、教育改革が制度論に終始し、学校は勉強するところであり、授業こそが学校の「魂」であることを忘れているからにほかならない。一方、不毛な改革論議に左右されることなく、ひたすら子供たちの学力向上を願い、授業技術の開発と熟練に挑んできた教師たちがいる。彼らの授業に学校を再生させるカギが隠されている。
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3.5戦後日本はひたすら走り続け、空前の繁栄を実現した。だが、今の社会は本当に我々が望んだ姿なのだろうか。己の力を顧みず、夢を追うと言いながら親に寄生する。努力せず不平等を嘆き、世の不条理にすぐに挫けてしまう。気がつけば、そんな幼稚で情けない日本人が増えすぎてはいないか――。日本人から常識と生きる力を奪った全ての元凶、「戦後教育」の罪を炙り出し、解決策を提言する警世の書。
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3.7
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3.9
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3.8
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3.7ある昼下がりのこと、チョッキを着た白ウサギを追いかけて大きな穴にとびこむとそこには……。アリスがたどる奇妙で不思議な冒険の物語は、作者キャロルが幼い三姉妹と出かけたピクニックで、次女のアリス・リデルにせがまれて即興的に作ったお話でした。1865年にイギリスで刊行されてから、世界中で読まれた傑作ファンタジーを、金子國義のカラー挿画でお届けするオリジナル版。
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3.7巨悪。凶行。陰謀。残虐。日本を震撼させ、戦後体制を変えた「暗黒事件」を忘れてはならない。「よど号」犯の北朝鮮亡命と連合赤軍事件、田中角栄とロッキード汚職、かい人21面相によるグリコ・森永事件、史上最悪の山一抗争、謎(なぞ)多きイトマン事件、前代未聞のテロ集団・オウム真理教、救いなき「少年A」……。その最前線で事件の真相に挑み続けてきた著者が、取材秘話を明かしながら、今、「わるいやつら」の闇を衝く。
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3.6一億人の心臓を鷲づかみにした「神戸連続児童殺傷事件」。審判は終わった。真実は詳らかにされることなく、少年Aは闇の中に消えた――。彼の内なる「酒鬼薔薇聖斗」はいつ、どんな家庭で産声をあげたのか。母親は魔物の誕生に気付かなかったのか。第一級捜査資料に綴られた生々しい「肉声」。少年が初めて語る狂気と虚無、そして両親の慙愧……。今ようやく浮き彫りとなる驚愕の全貌。
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4.1
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4.2
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3.6
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4.0“おれはシーザーを愛さぬのではく、ローマを愛したのだ” 高潔な勇将ブルータスは、自らの政治の理想に忠実であろうとして、ローマの専制君主シーザーを元老院大広間で刺殺する。民衆はブルータスに拍手を送ったが、アントニーの民衆を巧みに誘導するブルータス大弾劾演説により形勢は逆転し、ブルータスはローマを追放される……。脈々と現代に生きる政治劇。
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3.8
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3.3
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3.4ギリシア神話の昔から、大航海時代のキッド、ドレーク、あるいはカリブの海賊たち、日本でも藤原純友、倭寇、水軍、そして今日のマラッカ海峡に出没する略奪者に至るまで――古今東西、海のあるところ常に存在した海賊。国家や法律などの枠組みから抜け落ちた成らず者集団であったが、一方で必ず独自の掟を設け、驚くほど民主的な共同体を作り上げていた。映画やアニメの世界などでは窺えぬ、本当の“奴ら”の実態。
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3.6なぜ暴力団はなくならないのか?学歴、年収、出世の条件とは?覚醒剤や野球賭博でどのように儲けるのか?女はヤクザになれるのか?なぜヒモが多いのか?刺青や指詰めのワケは?警察との瘉着は?ヤクザが恐れる集団とは何か?出会った時の対処法とは?その筋をも唸らせた第一人者が、時代ごとに変化し、社会の裏で生き延びる「わるいやつら」を、やさしく解き明かす「現代極道の基礎知識」。
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3.6シーザー亡き後、ローマ帝国独裁の野望を秘めるアントニーはエジプトの女王クレオパトラと恋におちる。妖女の意のままになったアントニーはオクテイヴィアスとの大海戦に敗れ、クレオパトラ自殺の虚報を信じて自殺する……。多様な事件と頻繁な場面転換を用い、アントニーとクレオパトラの情熱と欲情を描いて四大悲劇と並び称される名作である。
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3.5国語の統一こそ一国の独立の標識なのだ。日本が近代国家となるためにも、一日も早くこの辞書を完成しなければならぬ……。子を失い、妻に先立たれながら、17年間を費し、遂に明治24年、大槻文彦はわが国初の近代的国語辞書『言海』を完成させた。〈近代国家・日本〉の確立に献身した一人の明治人の姿を、激動の時代に重ね合せて感動的に描き出す。大佛次郎賞・亀井勝一郎賞受賞。
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4.0警察のストーリー通りの調書と、疑惑の証拠鑑定によって、二五歳の青年は殺人犯にされてしまった。判決が確定し、服役も終えた後、真犯人が名乗り出てきたことで、時計の針は再び動き始めたのだが……司法の不条理に青年と家族はどのように立ち向かったのか。過ちはいつまで繰り返されるのか。戦後日本の冤罪事件の原点、弘前大学教授夫人殺害事件の顛末を新資料を盛り込んで描き出す、迫真のノンフィクション。
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3.8永世中立国で世界有数の治安のよさ。米国などを抜き、常に「住んでみたい国」の上位に名を連ねる国、スイス。しかしその実態は――。「優生学」的立場からロマ族を抹殺しようと画策、映画“サウンド・オブ・ミュージック”とは裏腹にユダヤ難民をナチスに渡していた過去、永世中立の名の下に核配備計画が進行、“銀行の国”でまかり通るためのマネーロンダリング……。独自の視点と取材で次々驚くべき真相を明かす。
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4.0
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4.4
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4.0520人の命を奪った、史上最大の航空機事故から四半世紀。遺族たちは何を思い、どう生きてきたのか。頭にやきついて離れない凄惨な現場、日航との補償交渉、理不尽な事故調査、事故が風化してしまう恐怖……。遺族会である「8・12連絡会」の事務局長が、これまでの歩みを克明に振り返った感涙の記録。
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3.5明るい画面のすぐ裏で、スタッフは余ったロケ弁当で空腹をしのぎ、人気出演者は降板宣告に怯え、経営陣はタメ息をつく。広告費の激減、視聴率の恒常的低下……テレビという巨大産業が、もがき苦しんでいる。なぜ新聞を読み上げるだけの「情報番組」が横行するのか? なぜあの看板キャスターが交代したのか? スポンサーの地雷はどこにあるのか? ベテランディレクターが非難覚悟で業界の問題点と未来を実況中継。
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3.8
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4.0結婚からわずか4年。幸せな毎日を送る女優を襲ったのは、治療困難といわれる「肝内胆管がん」 だった──。治療法を探し求めたセカンドオピニオン。覚悟して臨んだ腹腔鏡手術。手術前夜に病室で綴った「遺書」。そして、夫が書き記す、激やせ騒動と衝撃の死の真相。最後まで「川島なお美」を演じきった、ある女優の生き様。
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3.4高度成長期、縫製一筋に生きてきた私は小さな工場を経営し、苦しくとも充実した日々を送っていた。が、中国製の安価な製品が容赦なく経営を圧迫し始める。長引く不況、膨れ上がる借金。万策尽き果てた時、私は妻のガンを知った……。「これからは名前で呼んで」呟く妻、なけなしの五十万円、古ぼけたワゴン。二人きりの最後の旅が始まった――。
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3.8経済が縮小傾向にあると、人はつい短期的な思考に陥る。目先の利益を優先させるあまり技術の蓄積が疎かになり、次世代を支える長期プロジェクトも立てにくくなる。10年前に渋滞学を世に問うた数理物理学者が、「長期的思考」がいかに正しいかを多くのロジックで証明。ビジネスに応用できる「四つの逆説の法則」が企業を救う。
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