ジュリアス・シーザー

ジュリアス・シーザー

“おれはシーザーを愛さぬのではく、ローマを愛したのだ” 高潔な勇将ブルータスは、自らの政治の理想に忠実であろうとして、ローマの専制君主シーザーを元老院大広間で刺殺する。民衆はブルータスに拍手を送ったが、アントニーの民衆を巧みに誘導するブルータス大弾劾演説により形勢は逆転し、ブルータスはローマを追放される……。脈々と現代に生きる政治劇。

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ジュリアス・シーザー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    227P

    1623年に発刊された『ジュリアス・シーザー』

    ウィリアム・シェイクスピア
    イングランドの劇作家・詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、もっとも優れているとされる英文学の作家。また彼の残した膨大な著作は、初期近代英語

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    「賽は投げられた」、「ルビコン川を渡る」、「来た、見た、勝った」、「ブルータス、お前もか」 これらを見てピンとくる方もおられると思います。 私自身、ジュリアス・シーザーという名ではピンと来なかったのですが、この人物のローマ式の本名はと言いますと、ガイウス・ユリウス・カエサルとなります。 『ジュリアス

    0
    2024年08月15日

    Posted by ブクログ

    「ブルータス、お前もか」
    「賽は投げられた」
    セリフが独り歩きしてしまっている作品。私もそのセリフしか知らなかったのだが、その背景をようやく知れた。

    シェイクスピア四大悲劇前に執筆された政治悲劇で、大雑把に史実をなぞる展開になっているのでローマ史の勉強にもなるかも。

    0
    2022年01月30日

    Posted by ブクログ

    ローマの専制君主シーザーを殺害するブルータスたち。
    しかし、アントニーが演説によって民衆の心をつかみ、ブルータスを追い詰めてゆく…

    解説でも触れられていた、登場人物たちの交わす「愛情」や「友情」を楽しんで読んだ。
    政治の話だし、権力争いの話だし、普通はもっとドロドロすると思うんだけど、びっくりする

    0
    2015年07月14日

    Posted by ブクログ

    「ブルータス、お前もか」で有名なカエサル暗殺。
    タイトルはジュリアス・シーザーとなっているが、シーザーによる、ブルータスのための劇のように感じる。
    『ハムレット』『マクベス』『オセロ―』『ロミオとジュリエット』など、シェイクスピアの悲劇はたくさんあるが、このジュリアス・シーザーはそれらとは一線を画す

    0
    2014年11月21日

    Posted by ブクログ

    結局、善人などいないのだ。シーザー、ブルータス、アントニー、それぞれの信念は理屈が通っているのに、どこかに決定的な弱さがある。もし、シーザーが決然と王冠を退けていたら、ブルータスはキャシアスの唆しには乗らなかったろうし、また身内と政治を決然と分けていたら、ブルータスは暗殺に乗り出さなかっただろう。ア

    0
    2013年04月29日

    Posted by ブクログ

    セリフが有名なシーザーの最期をはじめ、死を予期していないあっけない別れ、友情を確かめ合ったあとの爽やかな別れ、部下との信頼にあふれる別れなど、人と人とが別れるシーンが印象的な作品。

    0
    2013年02月23日

    Posted by ブクログ

    「…いくらでも怒れ、その傲慢な心臓が裂けるまで。まあ、自分の奴隷どもでも相手に、その癇癪に猛り狂った姿を見せてやり、精々奴らを震え上がらせてやるのだな。この俺まで尻尾を巻かねばならぬと言うのか?…よしてくれ、貴様の腹の虫が吐いた毒汁ではないか、またその胃の腑に押しもどしてやるだけだ、それで貴様の腹が

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    タイトルからの想像を裏切る構成が面白い!
    読んでいて思ったこと。
    シーザーは織田信長
    ブルータスは明智光秀
    アントニーは豊臣秀吉
    オクタビアヌスは徳川家康
    と設定かぶりがあるような気がした。
    シーザーは暗殺されたから偉大な存在になったとも言えるのかもしれない!そんな史劇のカタルシスがなんともたまらな

    0
    2023年07月19日

    Posted by ブクログ

    シーザーの勉強していたついでに初のシェイクスピア作品

    どのセリフも格言チックで面白い
    個人的に好きなのは
    シーザーの「勇者にとって、死の経験は一度しかない」
    ブルータスの「おおよそ人のなすことには潮時というものがある」

    ブルータスとアントニーの演説を比べて、
    具体的な事実で感情的に訴えることが民

    0
    2022年12月29日

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