・物理を学ぶ目的は、この宇宙、この世界の「仕組み」を少しでも知ることにある。
人間もこの宇宙の一部であり、「仕組み」を知らなくても生きていけるが、
知っていることが増えると普段の生活が少しだけ、でも確実に面白くなる。
・身の回りの現象は「熱」「力」「波動」「電磁気」で基本的に説明がつく。
・
...続きを読む「量子力学」「相対性理論」は難しい。私たちにとって身近な世界ではないからだ。
・単純なラジオには電池は不要だが、コンデンサとコイルは要る→
コンデンサには電気が溜まっている→コイルがないと、回路をつないだ瞬間ショートする→
シーソーのように電流の向きがコロコロ変わって、しかもその電流自体はコンデンサとコイルが自動的に生み出している→
この回路で発生しているシーソーのような振動の1秒あたりの回数がラジオ局の発信している周波数とマッチすると、
この回路にラジオ局の電波が入ってくる→この回路に特定の周波数の波が届くとこれが刺激になって、
最初は振動していなくても簡単に振動が発生し、波を受信できる。
・ラジオの周波数を調整するのはコイルとコンデンサ→
コイルを変えればある程度調整できる→コンデンサの静電容量を変えればもっと簡単→
実際にラジオを自作するなら、いろんな放送を聞きたい→
バリコン(静電容量をつまみで変えられるコンデンサ)を使う→昔のラジオのつまみはバリコンだった
あとはアンテナとイヤホンをつけるだけ→
AMを聞くならアンテナを伸ばすか、回路の一部を大変長くする→AMは波長が長いからだ→
音を聞く一番単純な方法は、回路のどこでもいいので2カ所から線を引っ張って、それを圧電素子につなげる→
圧電素子は流れた電流に比例して動く物質。水晶などが代表的→
圧電素子がイヤホンの耳のところに入っている。その動きが音波となって耳に届く。
・理由もわからずに一つひとつの知識を覚えていくのは苦痛でしかない。
しかし物理は基本的にどこかでつながっている。他の法則とも、現実社会とも。
・物理は、数学を現実世界で応用する際に、ほぼ必ず間に入るステップ。
従って数学を勉強し、物理を勉強すれば、現実の課題解決に必ず役に立つ。