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話題の『渋滞学』が進化した! トヨタ生産方式の「カイゼン現場」訪問などをヒントに、まったく新しい学問が誕生。無駄とは何か? そのメカニズムとは? 実践篇では社会や企業、家庭にはびこる「無駄」を検証、省き方も伝授し、さらにポスト自由主義経済の新経済システムまで提言。ビジネスパーソンも家庭人も必読の書。
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Posted by ブクログ
足るを知ることが大事だと感じた。 人々の生活を豊かに、そして経済を急激に発展させようとする東京はある意味“効率的”に見えるが、その裏ではコンビニの食料廃棄や渋滞によるCO2排気などの“無駄”が起きている。 そう言った資本主義の構造をメタ認知できた非常に面白い本でした。
資本主義とは何ぞや。経済成長の行き着く先は? 最終的にそこまで考えてしまう無駄学。私達は、とても深刻な問題を抱えているということを実感しました。 工場での経験談だけでなく、実際の生活に根ざした話も多数含まれています。読んでいると、『足るを知る』という言葉を思い出しました。実生活にすぐ反映できそうな学...続きを読む問です。
久々に内容の深い本でした。 「渋滞学」を未だ読んでおらずに読み進めましたが、 無駄をいかに定義するかが興味深く、日常生活にある無駄もすべて一つのルールを用いて説明されていることに感動。 実現できるか疑問に思う部分はあるものの、考え方として面白かったです。
私もそうでしたが「世の中、無駄なことなんて無い。いつかきっと役に立つ!」と考えている人は、読んでみると面白いかもしれません。いい意味で裏切られます。 この本を読んでいて真っ先に思い出しのたのが、「計画停電」だ。 この経験はいかに私たちの社会が「電気」をを過剰に使っていたか、考えさせられた。 大量...続きを読む生産消費の社会は終わった。 これからは私たちは『無駄』と、どのように付き合うべきなのか。 本書の中では、科学者らしく『無駄』という物の定義を明らかにすることから始まり、『無駄』を3つの「無駄」「むだ」「ムダ」に分けるトヨタ生産方式の考え方を用いてムダとりの最前線を実例を用いて説明している。 また、後半部分では、家庭の冷蔵庫の話から、世界の食糧危機について、幅広く私たちが直面する『無駄』について考察されている。 この震災で起こった食料の過剰購入や電力問題を考える上で、今読むべき本のような気がした。
渋滞学を作った物理学者の本。 この本では、無駄とは何か、ということを論じている。 トヨタの改善から、無駄を科学するためのヒントを得ている。 物理学者がこういうテーマを扱うと強い。 失敗学の畑村洋太郎教授をはじめ、自分の得意な武器を持って、 さらに幅広い興味を持っている人はやっぱり面白い。 この本...続きを読むから気付いたのは、どうやって新しい学問を生み出すのか、 というメカニズム。 I. テーマの設定 ? 気付き II. 博物学 ? 関連する現象の収集 ? 情報の分析 ? 情報のフレームワークによる整理 III. 理学 ? パターン毎にメカニズムの解明 IV. 工学 ? 現実への応用 (改善など) という段階を経るのではないか、と思う。 I-?では、まず、疑問を持つことから始まる。ここがない場合は、先には進まない。 II-?〜?において、情報を集め、分類・整理することが求められる。 経営コンサルタントとしてソリューションの開発をしているが、 いかに整理のための切り口(=フレームワーク)を見つけられるか、が鍵だと思っている。 研究者時代も、結局やっていたのは、このパターン化だった。 縦横の2軸がどうなるか(=フレームワーク)を試行錯誤し、 データをプロットする。 多くの研究者は、既存のフレームを使って、グラフを作るけど、 フレームが作れる人こそ本物だと思う。 これにより、情報がパターン化され、それぞれのメカニズムを考えるヒントになる。 III-?では、パターン毎に、なぜ、そうなるのか、を考える。 IV-?では、メカニズムが解明されたことに対する応用(=ソリューション)を提案していくことになる。 書いていた気付いたけど、これって、コンサルタントの思考プロセスでもあるんだな。 やっぱり、コンサルタントの基本スキルと科学者のスキルは通じているのかもしれない。 理系が有利っていうのは、こういうことなのかもしれない。
視点が面白いです。講演を聴いて興味深かったので本を購入。「無駄の定義がわかりやすくロジカルに説明してある、また、無駄を暴くプロコンサルと同行し、無駄を省く視点からの無駄が必要?ってな感覚が書かれている。後半は、渋滞学が書かれているが、講演を聴いていたので分かる。 初めて読む人には、分かるのかなぁ(笑...続きを読む) しかし、普通では無思考に観点であるので、一読する価値はあり^o^
著者が同じ「渋滞学」を先に読んだが、こちらの「無駄学」のほうが読みやすく、さらに共感しやすい内容でこちらの方がお薦め。 「良い無駄」もあるということを理論的に書かれていて、日頃の生活においても考え方のヒントになることが得られると思った。
むだ、ムダ、あるいは無駄というキーワードで筆者の思索は展開していく。トヨタの無駄取りに始まり、社会におけるあらゆる無駄、前著 渋滞学との関連、そして資本主義経済における無駄へ。経済成長が見込めなくなりつつある現代、定常社会という概念が取りざたされるようになってきている。そこでは、仏教経済学、かわりば...続きを読むんこ社会、利他主義のコミュニティなどが大切な考え方になるのだろう。 無駄を考えるとが、かくも興味深き思考展開だとは。
「渋滞学」の西成教授の一冊。前著をビジネスや家庭のシーンに置き換えムダ取りというポイントでまとめてあるのでかなり面白く読み取ることができた。トヨタ生産方式が渋滞学とこうも関係してくるのか、と言う点も実に興味深いしきちんと学問として成り立っているところが魅力。メーカーの業務改善には非常に役立ちそうです...続きを読む。
よくある「○○学」的なトンデモ本ではなく、科学として真剣に研究・調査された「無駄学」。中身の多くの部分トヨタの生産方式を説明しながら、社会のいろいろな場面に潜む無駄を無くして行こう、的な内容なので、特に製造業、ものづくり関連の職種に従事している人には新鮮味に欠ける感じは否めない。むしろ本書のキモは、...続きを読む最後の30ページほどの部分、資本主義経済と無駄について論じた部分にある。 「経済評論家の多くは、経済成長率の低下を問題視し、いかに景気を回復して3%台にするか、などという議論を展開している。しかし年3%成長とは、ちょっと計算すれば分かるが、23年で経済が2倍近くになることを意味している。(中略)どれをとっても実現できそうにない」という一文に始まり、持続可能な社会という考え方と現在の資本主義経済との矛盾を指摘し、現在の資本主義経済のありかたを転換するための議論に真剣に取り組むべきと述べる。 「渋滞学」から「無駄学」へ、そしてその先の我々の生き方への問いかけがこの本の本質だと思う。そういう意味ではタイトルでちょっと損をしている気もするのだが、できるだけ分かり易く伝えようという著者の想いは伝わってくる。理系的視点からスタートして社会学的地点に着地するような感じなので、理系の人にも文系の人にお薦めです。
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無駄学(新潮選書)
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西成活裕
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