あらすじ
〈R18指定〉
高校生は決して読まないでください!
5~6時間!!で
高校文系数学がほぼ終わってしまう
「奇跡の書」ついに発刊!
本書は高校文系数学に挫折してしまった大人のための
「最速・最短でやり直しができる本」です。
日常でも使える超実用的な内容に加え、
なんと!!高校文系数学(※)のページ数は、中学版の前作よりも短いのです!
その秘密は…
世界初!!
西成先生が本書のためだけに考えた
「高校文系数学の超最短ゴール」 にあります!
このゴールを目指すだけで、
高校文系数学で押さえておきたい最重要の単元が
ほぼすべて学べてしまいます。
さらに、理系コースの人だけが学ぶ
幾何の最終兵器「ベクトル」と人類の宝「微分積分」の内容も
豪華特典として収載しました。
全国の数学難民の読者からの
「高校編も読みたい!」という熱い声援にお応えし、
あの伝説の授業、再び!!
(※国公立大学の受験で文系コースを選択した人する人に出題される数学の範囲)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
やはり高校数学ともなると、1回読んだだけでは、(すぐ忘れるので)何度かページを戻ったりして読み進めました。ベクトルあたりはもう何回か読まないと…(^^; (あっさりしすぎていて、自分が本当に理解しているのかちょっと不安になる……これだけだなんて、理解したつもりになっているだけでは……?と)
とはいえ、普通にひとりで教科書を読むよりは、だいぶ理解しやすいと思います。
Posted by ブクログ
「渋滞学」や「誤解学」でおなじみの西成活裕先生の著書。高校数学編。学生時代はサボっていて理解出来なかったが、内容が超わかりやく、理解に至った。目から鱗。数学は世の中の様々なことに役が立つし、理論的な考え方の基礎になる重要な科目なので継続して学びたいと感じた。
結局、時間が立つと忘れてしまう可能性があるので定期的に読み返したい。
Posted by ブクログ
最高!
理系にも関わらず、数学嫌いだった私にも腑に落ちる説明。納得と、面白さを学べる超良書。
ずっと分からなかった数学が、面白いと感じてもっと知りたいと思えるほど。
ベクトルなんて、なんのこっちやだったが、概念がわかると理解できる。
やり直して、ここからリスタートだ
Posted by ブクログ
生徒役と先生の対話で進行し、生徒役がきちんと苦手な人が陥りがちな罠に引っかかってくれるので、親しみやすくわかりやすい。
また、全体的になぜこれがすごいのか、どう使われているのか、という話が出てくることが多く、その度に気持ちが盛り上がります。
ただ高校生当時にこれを読んで数学伸びたかどうか考えるとわかりません。「知りたい」「分かりたい」という気持ちがある今読んでいるからこそ、すっと入ってくるし食いつけるのかなと思います。
Posted by ブクログ
高校数学は面白い!
そして、「微分積分は素晴らしい!!!!」
そう思える一冊でした。
まだまだ奥は深いでしょうが、予測っぽいことができそう!という自信を得ることができました。
おすすめ!
Posted by ブクログ
文系の自分としては、もっと早く読みたかった、と強く思う内容だった。
全体像やどのような場面で使われている想定できることで、理解が進んだ。
数学をもっと知りたいと思ったので、まずは本書の中学版を読みたい。
Posted by ブクログ
中学数学編よりも多少難易度は上がりましたが相変わらずよく分かる本です。
相変わらず数学を学び直すだけでなく何のために数学が存在しているのか、実際にはどんなことに使われているのかなど教養としてもとても素晴らしい一冊です。
AIと統計と数学
・途中で「もういいや」と諦めた瞬間に成長が止まってしまうのが、
数学や理科系を始めとする「積み上げ式」の学問の難しさだ。
一方で、教師は生徒達が中学の内容を理解している前提で授業を進めていく。これが一斉授業の限界だ。
ただ、そこで耐えて、中学、高校で習う数学のアイテムを一つひとつ習得していくと、
高校のある時点から急に視界が広がるようになる。「実用的だ」「こういうことに応用できる」と実感できるようになる。
・等差数列の和の計算の仕方は「ひっくり返して足す」ことだ。そして最後に半分にする。
・等比数列の和の計算の仕方は「かけてずらして引く」だ。
・エクセルの「E」は「エラー」ではない。「E+15」なら、10の15乗という意味。
・ばらつきの幅を知るには、平均を調べること、そして平均からのズレを見ること。
・工場や検査の世界では、「ばらつきを2SD(標準偏差。ばらつき度合い)以内に抑えろ」、と言われる。
・ビジネスの世界では、平均をリターン、標準偏差をリスクと言う。
・二次関数:放物線。行きと帰りで2回ぶつかる。例外は頂点。
・指数関数:指数(数字の右肩に乗った数字。)にxが入った関数。保険や投資、経済を理解するには必須。
指数関数は二次関数が増えていくペースと比べても「爆発的」に増えていく。パンデミック(感染爆発)も同様。
・「sin、cos何になる?」→三角関数(波や周波数など)や余弦定理(三角形の三辺の関係)になる。
・ベクトルは「どこが始点で、どこが終点になるか」を見る。矢印を道に見立てて歩いて行くイメージだ。
・「対象を微細に分けながら測る」のが微分。その結果を「改めて足していく」のが積分。
・微分積分を習う上で一番重要なのは、「極限」という概念を理解すること。
対象が大きくなるほど、微細な変化は無視していいと考えられるかどうかだ。
・未来予測で一番大事なのは傾き。傾きを調べることを「微分」という。
・AIは未来予測をするが、根拠が弱い。統計は根拠はあるが、変動に弱い。
ちゃんとした理屈に基づいて未来予測ができるのは、数学をきちんと勉強した人だけだ。
関数は、現実の課題をより身近に扱うための道具である。数学は世界をよりよいものにする。
数学を勉強すると、人生の選択肢が増えるのだ。
Posted by ブクログ
タイトルに偽りなし。文系で、高校数学で挫折したレベルの人に対してなら、超分かりやすい。
唯一ベクトルで概念に親しめず少し引っかかったけど、そこ以外はスルスルと入って来た。
多分日本人の3割程度は同じくらいのレベルで挫折してると思うので、1家に一冊あっても良い。
Posted by ブクログ
中学編以上に面白かったです。中学編は二次方程式の解き方など「忘れていた」とはいえ、当時は分からなくはなかった内容ですが、高校数学は文字通り挫折した科目ですから…
三角関数で何をやっているのか分からなくなったクチとしては自分の頭の悪さを棚に上げて、「こうやって、何をやっているのか腹落ち出来るように説明して欲しかった!」と当時の数学の先生を逆恨みしたくなりますが(というか、実際していましたが(笑))、西成先生の解説で30ウン年ののちにようやく何をやっていたのかが分かりました(ように思います)。(笑)
中学編同様、読み物として面白い。
Posted by ブクログ
著者は2021年にイグ・ノーベル賞を受賞した西成教授。1991年にノーベル賞のパロディとして創設され、「人々を笑わせ、そして考えさせる研究」に授与されるイグ・ノーベル賞。『人間をお休みしてヤギになってみた結果』の著者トーマス・トウェイツも受賞していたので、どことなく受賞者を皮肉った賞かとも思いつつ、そうではなく、ユニークな着眼点というかユーモアな研究を評価したというもので、決して化石賞のような不名誉なものではない。とは言え、 ignobleには「不名誉」という意味があるが。
西成教授は、YouTubeにも登場するが、スキンヘッド?のような見た目。それが本書のイラストにもキャラクターとして使われ、効果的だ。しかも内容は、高校数学のカリキュラムに沿ってはいるものの教科書の教え方をほぼ無視して、噛み砕き、咀嚼しまくった上で、非常にわかりやすく解説してくれる。数学というより、パズルの解放のような中身で面白い。公式は暗記しなくて良い、というな主張も良いなと思う。
三角関数、ベクトルや微分積分など、所謂文系の受験に必要な範囲までなので、タイトルにも偽りなく、社会人になって、高校時代に別れた数学と再び寄りを戻すには、良いキッカケになる本ではないだろうか。
Posted by ブクログ
実用数学の面白さを実感できる。
今まで点だった知識が繋がった感覚が得られた。
数学を俯瞰して学べるし、イメージできるので習得も早いと思う。
とてもおすすめの本です。
Posted by ブクログ
高校生のときに読みたかった…
一体何の役に立つか理解できずに挫折した私は、教科書の中で迷子になっていたのでしょう。なにはともあれ微積!大人になっても逃れられないぞ、と昔の私に説教…
Posted by ブクログ
高校でわけわからないままセンター試験で大失敗を起こしたベクトル…未だに恐怖でしたが、読んだらすっごくわかりやすかった!!大人になってからとのことですが、概要を知るだけでも違うのでは!高校生のときに読んでいたかった(泣)
Posted by ブクログ
ほんとに超分かりやすい。分かった気になってるだけかもしれないけどスラスラ読める。
理系で高校時代は数学大好きだったのに10年以上経って覚えていないのをもどかしく思ったのが読んだきっかけ。
私が躓いた大学数学バージョンも出してほしいなぁ
Posted by ブクログ
数学は受験の時のセンター試験が最後である。
自分の時ははベクトルがあったのだが、今は無いのか…
それはさておき、受験数学のためというよりは、数学の持つ考え方や公式の成り立ちの説明に重点が置かれている。そのため、具体的な問題はほぼ出てこない良い。
丁寧に順を追って説明されており、難解でも無く、きちんと理解できるようになっている。標準偏差や三角関数に残っていたモヤモヤとしたものが晴れ、すっきりと見通しが良くなった。
前版の中学数学や、統計学も読んで見たいと思う。また、今後は応用編が出ることに期待したい。
Posted by ブクログ
高校数学とは社会とどのように関わっているか、超分かりやすく書かれている本である。初めにお伝えすると「勉強本」では一切ないということだ。高校数学で学習した内容はどのような目標があり、何に役立っているのか、『ベクトル』『微分積分』といったものは、結局はどういうものなのか。東大の先生と文系の人の対話形式で、みんなが疑問に思うことについて多く触れている。理系の私は終始「こんな考えがあったのか!!」と驚きぱなしであった。
Posted by ブクログ
子供が小学生なので気が早いが、コレ何に使うの?という質問に答えたくてチャレンジ。非常に分かりやすいが、欲を言えばもう少し実社会に引き寄せた話も欲しかった。仕事で役立ちそうなのはやっぱり平均、分散、標準偏差かな。
これの中学数学編はさすがに分かるかなと思って飛ばしてしまったが、自分の数学レベルだとそちらから読んだ方が良かったかも…
しかし、今って、文系は高校でベクトルやらないんだなー。最初はサッパリだったけど、理系の友人にコツを教えてもらってからは大好きだったけどな。
Posted by ブクログ
本書で一番嬉しいことは,公式を覚えることを推奨していないこと。簡単な例を立て,そこから自分で公式を導き出せばよいからだ。
中学,高校の頃,なぜこんな複雑怪奇な公式を覚えなければならないのかと疑問に思ったが,概念を理解していなかったからだった。とは言え、覚えておくと便利なのは否定しない。
ただ,ルールはある程度覚えておく必要がある。例えば,三角比を考える際は直角三角形の直角は右下に来なければならないとか、cosθの位置は左下に持ってきて位置で記憶するなど。あとは,ベクトルの始点と終点の書き方や時計回りになるとベクトルがマイナスになるとか。
一番面白く感じたのは順列と組み合わせの章で,競馬の3連複や3連単を例にして解説してくれるため,分かりやすく楽しい。今までオッズが○倍以上にならないと割に合わない等と考えないでかけてきたがこれからは意識してみるか。残念ながら競馬必勝法は書いていない(当たり前)。
物事の手順が何通りというのは,結構日常生活でも出てくるため,便利である。
それにしても,積分で昔の偉い人たちが,多少の誤差は無いものとしてしまえと雑に考えたところには感服してしまった。
思えば「解なし」も明確な答えが出ている訳ではないし,平均値の出し方も何通りもあってそれぞれ答えが異なるし,意外と数学もいつもピッタリ正確ではないんだなと。
読後は覚えているが1週間もすれば忘れてしまうだろう私にとって,本書は手元に置いておきたい一冊。
Posted by ブクログ
中学編が面白かったので、続けて購入。全ては関数の世界に放り込みたかったからと言う理屈にとても納得したけど、中学編程の感動は正直なかったかも。タイトル通り、文系でちゃんと勉強したけど最終的に挫折したという人にはある程度刺さるのかもしれない。これは苦労あっての感動。単に数学嫌いの人は、恐らく証明の数式操作を飛ばしてしまうだろうから、そこは誰かに一緒に読んで解説してもらった方がよいかも?
理系だった自分は、久々に代数勉強し直そうかなと思ったくらい。面白かったけど。多分、西成先生の実際の授業はとても面白い。
メルカるか子供ら用に取っておくか悩みどころ。。