リチャード三世

リチャード三世

身体に障害を負った野心家グロスター公リチャードは、兄のエドワード四世王が病に倒れると、王権を狙い、その明晰な知能と冷徹な論理で、次つぎに残忍な陰謀をくわだて、ついに王位につく──。魔性の君主リチャードを中心に、薔薇戦争終結へといたる権謀術数の暗部を描き、口を開いた人間性のおそろしい深淵に、劇詩人シェイクスピアが、真っ向からいどんだ傑作史劇である。

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リチャード三世 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    表紙の絵がえっらい美男子で、これ・・・?これがリチャード3世なの・・・??とイメージの再構築を迫られます(笑)
    シェークスピアん中ではすごく読みやすくて理解しやすいなあ、と思う。
    むかーし、立て続けにシェークスピア読んだことあったんだけど
    ・ハムレット⇒父親の亡霊出てくるのがなんともコミカルで、その

    0
    2013年05月12日

    Posted by ブクログ

    リチャード王「黙れ、梟ども!死の歌しか歌えぬのか?(使者を殴る)これが駄賃だ、とっておけ、もっとよい知らせをもってくるまではな。」〜使者の三「いえ、…当のバッキンガムは一人離れて行方知らずというありさま。」〜リチャード王「おお、すまなかった、許してくれ、さ、この財布をやる、痛みどめにな。ところで、…

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

     シェイクスピア作品のなかでも死者数が最も多いと言われる悲劇作品。その主人公リチャード三世は、あらゆる文学作品のなかでも最大の悪人だと言われており、実際に本作を読んでいくと、確かにそのような見方をされても無理はない。リチャード三世の一連の行動に注目すると、リチャード三世は、自身の敵となる者に対して容

    0
    2024年03月02日

    Posted by ブクログ

    悪に染まる宣言から始まる冒頭の掴みが秀逸!
    最初に独白する劣等な境遇に共感する読者は意外に多いような気もします。悪党を志す邪なキャラクターを主人公に据えた物語は史上初だったのでは?と関心する構成。
    王族に生まれながら、悪行に身をおかねばならなかった悲劇の物語とも読み取れます。王族のランカスター家、ヨ

    0
    2024年02月15日

    Posted by ブクログ

    さすがシェイクスピア。翻訳にも関わらず文章が美しい。人間同士の闘いのシーンを描ききったのは秀逸。物語として舞台になることがよくわかった。リチャード三世のキャラクター性に心惹かれた。

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    シェイクスピア 「リチャード三世」

    いろいろな見方があるのかもしれない。解説者は 史劇、復讐劇 と見ている。ピカレスクとしてリチャード三世を英雄視する読者もいる


    私は この物語を 悲劇として捉えた。リチャード三世を人生の失敗者とみている。


    *自分で自分を呪う人生
    *母から自分の死を望まれる

    0
    2020年05月17日

    Posted by ブクログ

    血を血で洗う薔薇の戦争
    約束は脆く、愛は偽り
    突き動かすは復讐の炎

    他の悲劇とはその動き方が違うように感じられる。悲劇の歯車がひとつひとつ噛み合って徐々に動き出すのに比べ、リチャード三世はすでに悲劇が動き始めた状態で幕が上がる。人を呪わば穴二つ、因果応報、どのような形にしろ、不条理な形で死を迎える

    0
    2015年07月19日

    Posted by ブクログ

    登場人物も多く、相互の関係も複雑であるために最初はやや分かりにくい。それもある意味では当然で、史劇『リチャード3世』には、それに先行する『ヘンリー6世』で描かれた史実が前提になっているからだ。シェイクスピアの作品群の中では比較的初期のもののようだが、その最大の魅力はリチャードの造型と、それを台詞で浮

    0
    2014年05月03日

    Posted by ブクログ

    四大悲劇を読み終えたときよりさらに感慨深いのは、福田恒存の翻訳の見事さによるのではないだろうか。
    日本語の音がとにかく美しく耳にここちよい。

    それとやはりシェイクスピアは天才。
    セリフ運びの見事さといったらもう、ほれぼれする。
    しかもそのセリフがまたインパクトの強いこと、
    深いことこのうえなし。

    0
    2012年03月29日

    Posted by ブクログ

    いやぁシェイクスピアさん、悪人書かせると天下一品!絶対本人悪くないとこんなの書けないよ!
    そしてこの悪口の応酬ね。皆さん悪口のネタが尽きた際には是非シェイクスピアを。この作品はもう呪詛のレベルだけど。

    その呪詛のクライマックスで、締めくくりにその対象の名前呼んで決めようとした所をタイミング良く相手

    0
    2011年11月24日

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