苦役列車(新潮文庫)

苦役列車(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

劣等感とやり場のない怒りを溜め、埠頭の冷凍倉庫で日雇い仕事を続ける北町貫多、19歳。将来への希望もなく、厄介な自意識を抱えて生きる日々を、苦役の従事と見立てた貫多の明日は――。現代文学に私小説が逆襲を遂げた、第144回芥川賞受賞作。後年私小説家となった貫多の、無名作家たる諦観と八方破れの覚悟を描いた「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を併録。(解説・石原慎太郎)

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苦役列車(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『一私小説書きの日乗』がとてもよかったので手にとってみると、あまりにその延長線上にあるので驚いた。私小説とはそんなものなのかもしれないが、”貫太”と”賢太”の距離は想像以上に近かった。
    『日乗』と相も変わらず、貫太の鬱屈とした日々がたんたんと綴られるだけではあるが、短編としての完成度の高さにこれまた

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    これは私のことか!?と思いました。無性に私小説を書きたくなりました。激おすすめ。孤独感や劣等感、友達づくりに悩んだり、周りに壁を作りがちな人に読んでほしいです。悩むなら、とにかく読め、読めーー!!

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    19歳で友達も居らず女の子にもモテない、仕事も低賃金で過酷。一見大変そうだし大変なんだろうけどそういう環境でしか得られない価値観はそういう環境でしか得られないんだろうな。キラキラしてる側は自分がキラキラしてることに気づけないんだろうな。

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    なるほど。名が知られる人にはそれ相応の理由がある。
    これほど味の濃い作品は本当に読んだ事がない。においがきつく、味が濃い。

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    10年ぶり3回目。
    石原慎太郎の解説がサイコーだぜ

    収録されている『落ちぶれて袖に涙のふりかかる』こそ白眉
    この作品は著者自身の思い入れが強く、これ以降を自身の創作の第二期ととらえ、作風も変わっているとのこと。表題作にしたかったが、苦役列車が芥川賞をとったため急遽で同時収録にあいなったとされている

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    小説らしい非現実性よりもクズの私小説が好きだと改めて認識した。人間失格を初めて読んだ時のような感覚。面白いものでも読んで気分のいいものでもなく、自分の中の汚い部分が照射されたような気持ちになる小説。

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    私小説への印象を変えてくれた1冊です。

    読む以前は、「私小説=不幸自慢」という印象がやはり少しばかりありました。
    ですが本作品は、恥辱や怨望のような人間誰しもが抱いてしまう上に、他者には中々吐露しにくい心情を正直に・誠実に描くことで、このような感情をある種の美しさにまで昇華することを実現していると

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    今年の新潮文庫の100冊に入っていたので、読んでみました。

    あまりの凄さに西村賢太さんについてイロイロと調べてしまいました。

    この作品は2011年の芥川賞受賞作なんですね。
    受賞して10年以上経っているとは、時代の流れは速いものです。

    文庫本で170ページ弱。
    この薄い本の中には人間の本能がこ

    0
    2024年09月21日

    Posted by ブクログ

    私小説とは自身をピエロに仕立て小説として売るものだろう。そこに虚飾があってもよいが、コンプレックスも何もかも丸出しにして人間の底の底が描けていなければ、丸裸の人間がここにいると思われなければ、読者の共感は得られない。よく「どんな人にも一冊は小説が書ける」と言われるが、それはそれで厳しい話だ。
    ほぼ実

    0
    2026年01月04日

    Posted by ブクログ

    物語の主人公である北町貫多は、自分よがりで、見栄っ張りと決して褒められるよう人ではない。
    物語を読み進める中で、貫多までは思わないまでも、すごく気持ちがわかる。それは人間という生物が必然的に思うことなのだと思う。
    誰だってみにくい感情はある。それを表に出さない、出せないだけで。この小説は、作者が心情

    0
    2026年01月03日

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