苦役列車(新潮文庫)

苦役列車(新潮文庫)

小説・文芸
572円 (税込)

2pt

劣等感とやり場のない怒りを溜め、埠頭の冷凍倉庫で日雇い仕事を続ける北町貫多、19歳。将来への希望もなく、厄介な自意識を抱えて生きる日々を、苦役の従事と見立てた貫多の明日は――。現代文学に私小説が逆襲を遂げた、第144回芥川賞受賞作。後年私小説家となった貫多の、無名作家たる諦観と八方破れの覚悟を描いた「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を併録。(解説・石原慎太郎)

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    新潮文庫
  • タイトル
    苦役列車(新潮文庫)
  • タイトルID
    1146452
  • 電子版発売日
    2022年05月30日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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苦役列車(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どうしようもないがプライドが高く、性欲もあり、イラチな若輩男が主人公。若輩者のペラペラな意思や勢いだけで突破しようとする愚かさは、きっと誰しも身に覚えがある。

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    北町貫多が作家北町貫多になる前、北町貫多になる気配で終わる苦役列車中編と売れない作家北町貫多の頃の2篇。

    0
    2026年07月07日

    Posted by ブクログ

    主人公が限界社会人(10代)であるため、下品な表現や描写が多いが、それが男のリアルという感じで面白い。自分の浪人生時代を思い出した。(主人公は中卒で働いているので、自分の浪人生時代とは違うのだが、日々劣等感を持ちながら生き、友人の些細な発言が自分を馬鹿にしているのではないかと思ってしまうあたりに共感

    0
    2026年04月15日

    Posted by ブクログ

    芥川賞を獲った作品を読み進めていて、手に取る。

    19歳の人夫が、日雇い生活を汲々としながら過ごす日々が私小説的に綴られる。
    酒を呑んで現実を誤魔化し、風俗で性欲を誤魔化し、人に嫌味を言って自分を誤魔化す。

    出自に同情する部分はあるが、それをもって尚、「こいつはクズだ」と吐いて捨てることができてし

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    父親が性犯罪者として捕まったことで、社会の底辺に転がり落ちてしまった男性の孤独と葛藤が荒々しく、生々しく、唯一無二の文体で描かれた私小説。

    悲哀と渇望の描写が凄まじく、男性の体臭や酒臭さまで感じられる、この感覚ははじめて。

    怖いもの見たさで、ほかの作品の全部読んでみたい。

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    『一私小説書きの日乗』がとてもよかったので手にとってみると、あまりにその延長線上にあるので驚いた。私小説とはそんなものなのかもしれないが、”貫太”と”賢太”の距離は想像以上に近かった。
    『日乗』と相も変わらず、貫太の鬱屈とした日々がたんたんと綴られるだけではあるが、短編としての完成度の高さにこれまた

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    個人的に少しブームが来ている、私小説
    私小説で芥川賞受賞か…と思い読んでみる

    私小説らしい、ダメなボクを吐露する系だけど、舞台が現代で生々しい
    どこからどう見てもダメでも、それを噛み締め続けると小説を書けるのか

    下には下がいる、と思って読めばいいのか
    ただ、受け止めればいいのか
    感想書きづらい

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    人より強い妬む心と尊敬する心を持ち合わせた人間である語り手だった。そして、妬む心を持ちやすい生活を送り続けていた。彼の幼少期には横溝正史の文庫本があって、苦役の従事を続ける彼には藤澤清造がいた事が、彼を掬い上げることになるのだろうな。
    本書が私小説であるということは、私に対しケツを蹴り上げるよう

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    たいへん面白くて、一晩で一気読みした。

    主人公の北町貫多(=西村賢太自身を投影した人物)は、坂口安吾の「堕落論」を地で行くような人だと思う。クズ大爆発。欲望むき出しで、堕ちるところまで堕ちながら、なんやかんやでたくましく生きている。
    そんな自分の醜さや情けなさまで、私小説として曝け出してしまうとこ

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

    私小説というのを初めて呼んだ。もともとノンフィクション小説が好きなので、実体験を大いに脚色させて書けるこのジャンルはかなり楽しいと感じた。
    濱口竜介の映画『急に具合が悪くなる』を観たばかりなので、特に強調されて外部の存在を意識するが、そのような鳥瞰的視点ではなく、圧倒的な当事者としての視点から迫力あ

    0
    2026年06月22日

苦役列車(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    新潮文庫
  • タイトル
    苦役列車(新潮文庫)
  • タイトルID
    1146452
  • 電子版発売日
    2022年05月30日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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