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異端な作家の無頼な日常。昼に起き、サウナで身を清め、新作の執筆にいそしむ。行きつけの酒場で酒を呑み、編集者と打ち合わせ、宝焼酎で晩酌をする。編集者との衝突・軋轢、友とのいさかい。時に怒り、時に後悔する。
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Posted by ブクログ
以前は、「はずれ」が多かった買淫については本書においては、ほぼ「当り」となっている。生活レベルは随分上がっているようだ。他方、映画とかテレビといった華やいだ話柄はすっかり萎んでいる。ありふれた日常の中にも変化があり、衰微の影も仄見える。 「当り」「はずれ」といったぶっきらぼうな買淫の記述が随分言葉が...続きを読む接がれるようになってきているのも変化の表れ。頻度もかなり間遠になっており、インターバルなどという言辞も見える。傾向としては好日的といって良いか。 「買淫したいが、首の痛みが鬱陶しく、やむなく手淫。これはこれで気持ちよし。」「夜、買淫にゆきかけるも、ここのところ仕事せず、懐中が乏しいところから手淫で我慢する。」「再校の疑問点なく校了でき後憂なく買淫に出かける。一応の当たりも、息切れ激しく、発汗甚だし。」「実にいたたまれぬ思いに買淫。ビジター戦、辛勝といったところか。」「安価なるライトの方の買淫。まあ悪くはなし。吉原で外れは殆どなし。」「1月5日。淫の買い初め。そこはかとなく起こる忸怩たる思いを買淫で紛らす。店舗型買淫。当たりではあるが心は虚し。」
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