寒灯

寒灯

1,144円 (税込)

5pt

「ぼく、おまえをずっと大切にするから、今後ともひとつよろしく頼むよ」ようやく手に入れることが叶った恋人との同棲生活。仲睦まじく二人で迎える初めての正月に、貫多の期待は高まるが、些細な事柄に癇の虫を刺激され、ついには暴言を吐いてしまう。あやうく垂れ込める暗雲の行方は――。待望の〈秋恵〉シリーズ最新作。

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寒灯 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者お得意の「秋恵と貫多」シリーズが4話。空気を読めない秋恵のちょっとした無神経っぷりが空回りし、貫多の怒りは段階を経て沸点に達する。そして、爆発。しかし、すぐに後悔する貫多。そして土下座謝罪。

    基本的にどの短編もこの流れ。安定感のある西村作品の王道だ。マンネリなんだけど、純文学を思わせる芸術性の

    0
    2013年07月26日

    Posted by ブクログ

    4つの短編からなる秋恵との日記。表題の「寒灯」は、初めて一緒に過ごす正月に秋恵が貫多に断りも無しに単独帰郷を決めていた事に対する憤りの話。男が嫌いな、女性のこうした無神経さを短編に上手く纏めてあり共感。巻末の「腐泥の果実」は秋恵と別れてから八年後に、当時を想起させる品と出会い、その心情を語る一編。

    0
    2013年07月06日

    Posted by ブクログ

    「苦役列車」未読だが大いに楽しめた。オール「秋恵」短編集。全話期待を裏切らぬ貫多と秋恵の同棲事件簿(てか喧嘩録)。笑った喧嘩は三話目、切ないテイストの四話目も良。

    0
    2024年09月30日

    Posted by ブクログ

    『腐泥の果実』は破局間際なのでともかく、この本に収められてる話の秋恵はいずれもこれまで読んできた数冊に比べてやや強い感じがする。不思議なもので秋恵が強いほど貫多が余計に理不尽におもえてくる。それにしてもいまさらながら西村賢太の私小説にすっかりハマってしまった。

    0
    2024年09月12日

    Posted by ブクログ

    秋恵モノ。貫多まじ最低最悪なんだけど、秋恵にタクシー乗っただろとか詰めておきながらじつは自分も乗ってたとかなんか笑ってしまう。

    0
    2024年08月15日

    Posted by ブクログ

    北村貫多と秋恵の夫婦喧嘩を克明に記載していることに驚嘆した.これらの喧嘩を演じた作者の記憶力も大したものだが、かなりのドメスティックバイオレンスだな.表題作の暮れの出来事、帰省や年越しそばの話しが面白い.

    0
    2013年10月23日

    Posted by ブクログ

    「ぼく、おまえをずっと大切にするから、今後ともひとつよろしく頼むよ」待望の恋人との同棲生活の始まり。仲睦まじく二人で迎える初めての正月に貫多の期待は高まるが、些細な事柄に癇の虫を刺激され、ついには暴言を吐いてしまう。二人の新生活にあやうく垂れ込める暗雲の行方は―。

    0
    2012年12月26日

    Posted by ブクログ

    北町貫多の念願の女性との同棲生活が中心の内容。
    これまでの作品の中でもかなり読みやすかった。

    それにしても彼ほど後悔がついてまわる人間もいないのではないか。
    後悔する様子を見事に描いていると思う。

    彼の女性に対する態度は相変わらずにひどいものであると思う。
    ただ「腐泥の果実」におけるプレゼント諸

    0
    2012年08月22日

    Posted by ブクログ

    やっぱり
    西村賢太はいいなぁ…。

    読みながら
    おいおい!とか
    分かるぜ!とか
    ヒド過ぎ!とか
    ツッコミながら読める。

    素晴らしい作家さんです。

    0
    2012年02月10日

    Posted by ブクログ

     いつも通りの短編集。芥川賞受賞後初の短編集らしいが、受賞前と何が違うのか、あるいは何かが違っているのかは知らない。

     個人的にもっとも面白かったのは「腐泥の果実」。木枯しの吹く寒い日、主人公北町貫多は文具店で以前交際していた女性が誕生日にプレゼントしてくれたものと同じペン皿が売られているのを見つ

    0
    2011年10月24日

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