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Posted by ブクログ
“青春は手に負えない気ちがい兎”
“あの人、1番いいときで、少しばかり人間以下、1番わるいときは、獣より少しばかりましというお人柄なのだから”
求婚してくる人をポーシャが1人ずつこき下ろすシーン、ポーシャの口悪すぎて最高やった。全然ここだけじゃないけど、口説き文句でも悪口でも、節々になんかこう流麗な言い回しが多くて、原文も読んでみたいなーと思った。私の知ってる皮肉大好きなイギリス人英語教師がシェイクスピアを研究していたという過去にも合点がいった
しかしまたユダヤ人、黒人奴隷に対する描写がこれまた面白い。
当時の奴隷やユダヤ人の扱い方がそれこそひとつの言い回しからひしひしと感じられる
まぁもう手垢まみれの議論かも知らんけど、いまの考え方からしたら、シャイロックかわいそすぎやろ!ってなるけど、こうやってこの作品を批評するのってどうなんかなー
最後の法廷の場面、別にシャイロックがユダヤ人じゃなくても成り立つと思うんですよね
シャイロックはただ商売に厳格で、契約を絶対に守らせようとしてて、侮辱を受けて復讐に走る、って設定だけで十分ドラマになる気すんねんな
しかもアントーニオーも普段からシャイロックをこき下ろしてるわけで、どっちが完全な被害者で、どっちが敵役かって簡単に決めれへん、その立場の入れ替わりというか、なんてゆうんやろう正義と悪が循環してしまうこの感じ自体が、この作品のおもしろさやとおれはおもうのさ
正直、ユダヤ人差別の描写があるからって、そこから必死に、現代の正しさ使って裁こうとするんはしんどいて。別にシェイクスピアが差別について深いメッセージを語りたかったわけでもなくて、当時の常識をそのまま設定に使って物語を書いただけちゃうん?
それを今になって評価とか批判とかしすぎるのも、ちょっとズレてる気がするんよねってゆう話でした
全く関係ない感想
最後のシャイロックの追い詰められ方、もうジョジョ顔負けやったなぁ
シャイロックが何言われても絶対に譲らへん感じ(「みんなはこうするよなぁ〜ペラペラ、いいや、だが俺はやるネ!」みたいな感じ)とか、ポーシャが喋る度にいちいちあがめまくって煽り出して、そのあとにみんなブチギレるんとか、もうジョジョのバトルみたいでむっちゃおもろかった
やから最後に、ポーシャが血の話し始めて、シャイロックの負けが確定した時に、もっとシャイロックの「何だってェェェェェ!?」みたいなリアクション欲しかった
欲を言うならバサーニオーのラッシュも欲しかった
Posted by ブクログ
新潮文庫、平成二年の四十七刷版を読んだ。名高い人肉裁判に加え、美しい女が伴侶をくじ引きで決めるシーンや女性たちが男装して男性を欺きからかうシーンなど、それぞれに魅力的な幾つものエピソードを組み合わせ構成されている。人肉裁判の結末、そして物語のオチとしても痛快で大変魅力的な話でありいたく心惹かれる作品であったが、解題にてほぼ全てのエピソードが他からの借用であり、組合せすらも先人からの引用であることを知りがっかりした(訳者はそれでもシェイクスピアの魅力を貶めるものではないと言うが……)。またこれも解題·解説にてしつこいくらいに「シャイロックを悲劇の主人公と見るべきではない」と書かれているのだが、その真意をはかりかねる。利子だけでなく借金自体も返済されなくなり娘も失い改宗させられて、それが悲劇でないということがあろうか? 納得しかねるところである。またユダヤ人差別の面も多々見られ、(これも解題解説にてフォローされているが)、手放しで面白がれる作品ではないと感じた。
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