ヴェニスの商人

ヴェニスの商人

小説・文芸
528円 (税込)

2pt

ヴェニスの若き商人アントーニオーは、恋に悩む友人のために自分の胸の肉一ポンドを担保に悪徳高利貸しシャイロックから借金してしまう。ところが、彼の商船は 嵐でことごとく遭難し、財産の全てを失ってしまった。借金返済の当てのなくなった彼はいよいよ胸の肉を切りとらねばならなくなるのだが――。機知に富んだ胸のすく大逆転劇が時代を越えてさわやかな感動をよぶ名作喜劇。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ヴェニスの商人
  • タイトルID
    :
    355412
  • 電子版発売日
    :
    2016年01月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ヴェニスの商人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    慈悲は強いられるべきものではない。恵みの雨のごとく、天よりこの下界に降りそそぐもの。そこには二重の福がある。与えるものも受けるものも、共にその福を得る。これこそ、最も大いなるものの持ちうる最も大いなるもの、王者にとって王冠よりふさわしき徴となろう。手に持つ笏は仮の世の権力を示すにすぎぬ。畏怖と尊厳の標識でしかない。そこに在るのは王にたいする恐れだけだ。が、慈悲はこの笏の治める世界を超え、王たるものの心のうちに座を占める。いわば神そのものの表象だ。単なる地上の権力が神のそれに近づくのも、その慈悲が正義に風味を添えればこそ。

    0
    2026年02月21日

    Posted by ブクログ

    “青春は手に負えない気ちがい兎”
    “あの人、1番いいときで、少しばかり人間以下、1番わるいときは、獣より少しばかりましというお人柄なのだから”

    求婚してくる人をポーシャが1人ずつこき下ろすシーン、ポーシャの口悪すぎて最高やった。全然ここだけじゃないけど、口説き文句でも悪口でも、節々になんかこう流麗な言い回しが多くて、原文も読んでみたいなーと思った。私の知ってる皮肉大好きなイギリス人英語教師がシェイクスピアを研究していたという過去にも合点がいった
    しかしまたユダヤ人、黒人奴隷に対する描写がこれまた面白い。
    当時の奴隷やユダヤ人の扱い方がそれこそひとつの言い回しからひしひしと感じられる
    まぁもう手垢まみれの議論かも知らんけど、いまの考え方からしたら、シャイロックかわいそすぎやろ!ってなるけど、こうやってこの作品を批評するのってどうなんかなー
    最後の法廷の場面、別にシャイロックがユダヤ人じゃなくても成り立つと思うんですよね
    シャイロックはただ商売に厳格で、契約を絶対に守らせようとしてて、侮辱を受けて復讐に走る、って設定だけで十分ドラマになる気すんねんな
    しかもアントーニオーも普段からシャイロックをこき下ろしてるわけで、どっちが完全な被害者で、どっちが敵役かって簡単に決めれへん、その立場の入れ替わりというか、なんてゆうんやろう正義と悪が循環してしまうこの感じ自体が、この作品のおもしろさやとおれはおもうのさ
    正直、ユダヤ人差別の描写があるからって、そこから必死に、現代の正しさ使って裁こうとするんはしんどいて。別にシェイクスピアが差別について深いメッセージを語りたかったわけでもなくて、当時の常識をそのまま設定に使って物語を書いただけちゃうん?
    それを今になって評価とか批判とかしすぎるのも、ちょっとズレてる気がするんよねってゆう話でした

    全く関係ない感想
    最後のシャイロックの追い詰められ方、もうジョジョ顔負けやったなぁ
    シャイロックが何言われても絶対に譲らへん感じ(「みんなはこうするよなぁ〜ペラペラ、いいや、だが俺はやるネ!」みたいな感じ)とか、ポーシャが喋る度にいちいちあがめまくって煽り出して、そのあとにみんなブチギレるんとか、もうジョジョのバトルみたいでむっちゃおもろかった
    やから最後に、ポーシャが血の話し始めて、シャイロックの負けが確定した時に、もっとシャイロックの「何だってェェェェェ!?」みたいなリアクション欲しかった
    欲を言うならバサーニオーのラッシュも欲しかった

    0
    2026年01月15日

    Posted by ブクログ

    空いた時間で久々に再読。
    個人的にシェイクスピアが好きなので何を読んでも文句なしになってしまいますね。

    いつか本場のオペラで観たいものです!

    0
    2023年07月28日

    Posted by ブクログ

    解題、解説を読んでみると、この話のネタはすでに存在していたようだ。しかし、画家のピカソがパクりばかりしていたこと、面白いものは普遍的に面白いということを考えると、それも悪くないと思う。

    私も実は、後からこの本の内容を叔母から聴いていた記憶が甦った。ポーシャが「血を流さずに」といったくだりは小気味よかった。

    シェイクスピアは英国の人であるはずなのに、なぜイタリアの話を書くのかなと少し思った。

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだシェークスピア先生の作品。

    かの有名なシェークスピア先生の作品なので、
    少し構えて読みはじめたのもの、難しすぎてわからないなどあまりなかった。

    普通に現代人の道徳感ではいかがなものかと思う場面が多々あるが、執筆された年代ではどうだったのだろうか?

    喜劇にも悲劇にもなり得る作品だと思いました。

    0
    2023年06月04日

    Posted by ブクログ

    勧善懲悪と言えば、そうなんでしょうけれど、多くの人が言及しているように、シャイロックの扱いにちょっと首をかしげたくなる部分があります。最後はシャイロックのもとに娘が帰ってきて、シャイロックが改心してめでたしめでたしというのが、よかったのではないかとも思いました。

    現代目線ではそういうしっくりこない違和感がありますが、全体的には面白かったです。バサーニオとグラシャーノがともに妻の死と引き換えにしても、アントーニオを助けたいと言い出し、それを変装した妻たちが聞いている場面は、めちゃくちゃ可笑しかった。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    ・キリスト教徒至上主義→シャイロックはユダヤ人(教徒)であるために何をやっても対等に扱ってもらえない。
    ・白人至上主義→ポーシャはモロッコ王に対して「ああゆう肌の色の男たちは〜」と言い、ロレンゾーも「ニグロ娘〜」と笑いのネタにして差別的発言。
    ・恋は盲目→ロレンゾーはシャイロックの娘ジェシカに関しては都合よくユダヤ人には見えない。
    ポーシャも誇大妄想で他力本願のバーサニオーが素晴らしく見えるようだ。

    シャイロックが不憫でならなかった。正義とは何か。

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    シェイクスピアの中でも好きな作品の一つです。
    この時代にユダヤ人に肩を持つような劇を行ったシェイクスピアの差別などの時代の背景を皮肉に捉える先見の明を感じられます。
    その時代の不条理をギリギリ喜劇で表現するあたりに、この小説の凄さを感じることが出来ました。

    0
    2026年06月03日

    Posted by ブクログ

    ユダヤ人の主張に肩を入れて読んでいたが、物語の終局では王女の主義主張になるほどと思った。一休さん味を感じた。解説や、シェイクスピアが生きた時代背景を知ることでより面白みが増すのだと思う。

    0
    2026年05月17日

    Posted by ブクログ

    新潮文庫、平成二年の四十七刷版を読んだ。名高い人肉裁判に加え、美しい女が伴侶をくじ引きで決めるシーンや女性たちが男装して男性を欺きからかうシーンなど、それぞれに魅力的な幾つものエピソードを組み合わせ構成されている。人肉裁判の結末、そして物語のオチとしても痛快で大変魅力的な話でありいたく心惹かれる作品であったが、解題にてほぼ全てのエピソードが他からの借用であり、組合せすらも先人からの引用であることを知りがっかりした(訳者はそれでもシェイクスピアの魅力を貶めるものではないと言うが……)。またこれも解題·解説にてしつこいくらいに「シャイロックを悲劇の主人公と見るべきではない」と書かれているのだが、その真意をはかりかねる。利子だけでなく借金自体も返済されなくなり娘も失い改宗させられて、それが悲劇でないということがあろうか? 納得しかねるところである。またユダヤ人差別の面も多々見られ、(これも解題解説にてフォローされているが)、手放しで面白がれる作品ではないと感じた。

    0
    2026年01月29日

ヴェニスの商人 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ヴェニスの商人
  • タイトルID
    :
    355412
  • 電子版発売日
    :
    2016年01月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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