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貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である『銀河鉄道の夜』や、『よだかの星』『オツベルと象』『セロ弾きのゴーシュ』など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、『北守将軍と三人兄弟の医者』『饑餓陣営』『ビジテリアン大祭』を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく集めた一冊。
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Posted by ブクログ
オツベルと象がずっと印象に残ってる。 資本主義の闇、資本家による労働者達への搾取がテーマ? オツベルが死んでhappyではなく、より良い社会の構築を目指そうねって話。利己的に生きるな他者への想像力や思いやりを持て!
1989年刊。新潮文庫の新編宮沢賢治は童話が3冊。そのなかの1冊。「銀河鉄道の夜」「よだかの星」「シグナルとシグナレス」「セロ弾きのゴーシュ」など、14篇を収める。 「銀河鉄道の夜」、最初に出会った頃にはバージョンがいくつかあって、戸惑った。いまは第4稿に落ち着いている。これも本書の編者・天沢退二郎...続きを読むと入沢康夫によるテキスト研究の賜物。でも、旧バージョンに出てきたブルカニロ博士がいない。 私のイチ押し、「猫の事務所」も入っている。軽便鉄道の停車場近くにある猫の第6事務所。所長は黒猫。一番書記が白猫、二番が虎猫、三番が三毛猫、そして四番書記のかま猫。ウィットとユーモア全開、そして風刺。 巻末エッセイは、岩手県出身、賢治研究家で宇宙物理の斎藤文一(南極観測隊員としてオーロラ観測もした)。文芸評論家・斎藤美奈子、韓国文学翻訳家・斎藤真理子の御父上。エッセイの題は「宮沢賢治の宇宙像」。期待して読んだが、かなり難解。ポストモダンなのか。
恥ずかしながら『銀河鉄道の夜』を初めてしっかり読んだ。久しぶりに圧倒される傑作に出会った感覚。読後は暫く放心に陥ってしまい、新たな本を開くのもテレビを観るのも音楽を聴くのも憚られるほどだった。このような瞬間があるから、読書というのは堪らない。
宮沢賢治の文学に初めて触れた。 「銀河鉄道の夜」は以前読んだ気がしたが、内容を大体忘れていたので、半ば新鮮な気持ちで読めた。 賢治の文学はその筆致が独特だった。 いい意味で童心に立ち帰れるような幼さと、それに伴うやさしい感じがある。いいな、と思う作品は多かった。 なんか全体的に人間より動物とか物とか...続きを読むの方が喋ってて、主人公とかもそっち系が多かった。これは賢治の作風とか世界観なんだろうか。 以下、印象に残った作品 「よだかの星」 「ひのきとひなげし」 「銀河鉄道の夜」 「セロ弾きゴーシュ」 「ビジテリアン大祭」
いいやつ、意地悪なやつ。側から見ればそう印象づけられるようなキャラクターだけど、彼らは彼らの考えがあって、善悪で分けられるほど私たちは偉くない。小さい時に読み聞かせしてもらったような、あの感覚がまた味わえた。優しくてあたたかい文章は私が宮沢賢治に惹かれた理由の一つ。 独特なオノマトペは普段私たちが...続きを読む使うようなオノマトペよりも、よりはっきりと感覚を与えてくれる。この本には入ってないが、私は十力の金剛石の音が大好き。宮沢賢治の自由な表現を私も欲しい。 宮沢賢治の作品は大好きなのにそれを伝えられるだけの語彙が私にない
短編集ということもあり読みやすい。 ただし、決して、宮沢賢治が悪いわけではないのだが、自分に合う話合わない話はやはり出てくる。 そこは仕方ないが、気になるものだけ、惹かれるものだけ摘み読むことができるのはやはり短編集の利点。 私は双子の星、よだかの星、銀河鉄道の夜には美しさの面で強く惹かれた。 宮...続きを読む沢賢治ならではの清い宇宙が読み取れて、幼い頃の純粋な夢を見てるようでした。 この短編集でも特に異質であろうビジテリアン大祭、童話というにはあまりにも思想、宗教色が強く出ていたため、はっきり好みが分かれる話であると思うが、ビジテリアン大祭を深く読むほど宮沢賢治という人間の内面が垣間見える。私的にはとても読む価値がある話だと思いました。 銀河鉄道の夜は言わずもがな名作です。何度も読み返しました。清く儚く切ない、とても純粋な作品でした。
ふっと笑ってしまう場面も多いが、全体的に切なく美しく紡がれた物語たち。優しさを持った主人公の目線を繊細に追っている。
ハマるものとハマらないものの差が激しかった。一生懸命な小さい生き物が出てくる話は大体当たり。『カイロ団長』とか素晴らしい。無理難題に健気に取り組んでいく姿勢、あっぱれ。 『双子の星』もすごい好き。もう明るくなってるのに気が付かず半分目をつぶったまま夢中で銀笛を吹いているポウセさん。かわいいよぉ…
宮沢賢治の短編集。 宮沢賢治を知るにはまず手にとってこの本を読めば良いのではないかと思います。 様々な短編があるので総合的に評価は難しく、今回は銀河鉄道の夜に絞り評価をつけた。 基本的には作者像を頭に浮かべ作品を読むことはしたくないのだが、この作品(銀河鉄道の夜、個人的には人間失格も)は宮沢賢治...続きを読むがどういう出立で、そして彼の死生観を浮かべながら読んだ、そしてそれがこの本を読む上で大事なのではないかと思う。 彼の死生観は銀河の様に広大で、あまりにも大きく、そして繊細である。 私の人生を通しての死生観からは想像しきれない部分ばかりで、どんな人も若いうちからでも今からでも読むに値する壮大な作品だと思う。 彼自身の宗教に対する捉え方や生が、本人の人生からしっかりと描かれている。その書き方は美しくぜひ読んでいただきたい。 個人的には巻末ベジタリアンも賢治らしく、好きです。
何故か夏に読みたくなる名作。 とにかく文章が綺麗。自分が本を好きになったきっかけで思い出深い作品です。
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