老人の美学(新潮新書)
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老人の美学(新潮新書)

770円 (税込)
539円 (税込) 5月2日まで

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青年、中年からやがて老年へ。人生百年時代にあっても、「老い」は誰にとっても最初にして最後の道行きなのだ。自分の居場所を見定めながら、社会の中でどう自らを律すればいいのか。周囲との付き合い方から、孤独との向き合い方、いつか訪れる最期を意識しての心の構えまで――85歳を迎えた巨匠・筒井康隆が書き下ろす、斬新にして痛快、リアルな知恵にあふれた最強の老年論!

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老人の美学(新潮新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年01月12日

    言葉を噛んでしまう。言い間違える。同じ事を二回言いがち。物覚えが悪い思い出せない。忘れ物はするなといってもする。この症状はすでに自覚しており、ああ家族や他人様の迷惑にならぬ様留意しよう。とは言えども現実は容赦無く私に試練をくだす。ままならぬ。そこで怒り出すと尚立場が危うくなる。はたから見れば八つ当た...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月01日

    美学の前に、とにかく元気でいることが大事だと思った。特に、精神的に。
    老人であることの長所短所を理解してうまくやる。そういうことかな。

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    Posted by ブクログ 2021年10月28日

     引用される『敵』『わたしのグランパ』は既読だったが、第七章で扱う『愛のひだりがわ』は未読なので、先にそちらを読む。
     ビストロで若者たちから「作家ですよね」「どんな作品を」と訊ねられ「ま、『時をかける少女』とか」で、全員が「ええーっ」。『時をかける〜』が代表作になってしまったのはファンとして忸怩た...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月07日

    やや枯れた、しかし安定した筒井康隆節のエッセイ。

    本人85歳になって、自分に生じた変化を淡々と書いていく様が感慨深い。

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    Posted by ブクログ 2022年03月06日

    帯に「最初で最後、最強の人生論!」とあったのだが、そこまで肩肘張っておらず、ライトなエッセイ。
    (ご本人も「後記」で「語るべきテーマはまだまだある」と書かれているし、「最後」というのは言い過ぎでは…)。

    「敵」「わたしのグランパ」「愛のひだりがわ」といった筒井作品の内容にも言及があるので、お好きな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月07日

    筒井康隆の老人についての本。どう美しく老いを過ごすかについての基本的な考え方が記されている。
    一番印象に残ったのは、夫婦の関係を「美しく」維持することを論じた章。奥様とは相当仲がよさそうだが、一番の理由は互いに相補性が高いということのようだ。

    また、いろいろと自分の小説に描いた老人の例を引いて論じ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月11日

    文学部唯野教授以来、30年ぶりに手にした筒井さんの本。著者名見なければ、内容からは誰の作品か分からない!それでも、抜粋してしまう心に響く言葉は多々ある。

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    Posted by ブクログ 2020年02月22日

    おそらく、軽い気持ちの「小遣い稼ぎ」のような本ではないだろうか。けれども、時折垣間見る筒井節が良い。今の筒井さんでなければ書けない本だろう。今まで積み上げてきたものがあるからこその筒井さんならではの年の取り方だろう。うらやましい限りです。

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    Posted by ブクログ 2020年01月25日

    【正解ではない年功序列】
    老人はおとなしくできない。 
    経験のない人たちがあーでもない、こーでもないと悩んでいると口を挟まずにはいられません。
    お年寄りは自己の存在価値を承認してもらえる唯一のことが「先行で経験している」しかないからです。

    「ここにいるみんなはまだ経験していないことかもしれないが...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年02月01日

    旅のお共として。でも途中までしか読めなかったから、読み上げるのが遅くなってしまった。同世代の老人向けに書いているからなのか、字が大きめで読みやすかった。美学を持ったかっこいい老人になりたいけどね。紹介されてる「敵」「愛のひだりがわ」「銀齢の果て」をまた読もうかな。

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