作品一覧 2023/06/29更新 トラックドライバーにも言わせて(新潮新書) 試し読み フォロー やさぐれトラックドライバーの一本道迷路 現場知らずのルールに振り回され今日も荷物を運びます 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 橋本愛喜の作品をすべて見る
ユーザーレビュー やさぐれトラックドライバーの一本道迷路 現場知らずのルールに振り回され今日も荷物を運びます 橋本愛喜 現業ってどうしてこう下みられるんだろう。送料無料、は読んで納得。コロナ騒動は身につまされる。わりと最近の本なのね。 Posted by ブクログ トラックドライバーにも言わせて(新潮新書) 橋本愛喜 女性の大型トラックドライバーによるエッセイ。 大型トラックの事情がいろいろ分かる。 ちょっと見方変わった。 ・トラック運転手がハンドルに足を上げて休憩するのは足のむくみ解消の為。 ・路上駐車が横行するのは某社の「ジャストインタイム」方式の為、早く着いても構内に入れてもらえないことが要因の一つ。 ・...続きを読むサービスエリアに長時間滞在するのはドライバーを守る法律の為に休まないといけないのに休む場所が他に無いから。 ・高速出口付近のサービスエリアが混雑するのは“会社の命令で”ETC深夜割をねらう必要があるため。 ・渋滞時に車両間隔をあけてノロノロ運転するのはトラックの仕様上、一旦停止すると再起動に多くのエネルギーと手間が必要なため。 ・車間を詰めてくるトラックが多いと感じるのは、運転席の視界が高い為、車間が良く見えて距離を詰めやすいのと、距離があったとしても普通車から見て大きいので圧迫感があるという複合要因。 体力仕事のイメージが強いけど、大きなマシンを運用する職人的な側面も強く、その制約と法律と会社のルール等とうまく付き合うスキルがあり、会社を超えたドライバー同士の横のつながりも大事にしていて印象変わった。 他に眠気対策をいろいろ頑張っているのも参考になった。 自分も時々ウトウトしてしまうので。 「煽り運転は、「凡人」が「高級車」に乗ると起きやすいように感じる。」は名言。 トラックの話も面白いのだけど、前半の著者の人生も読み応えある。 こっちの話ももっとしてほしかった。 最後に備忘録として、トラックドライバーさんの横のつながりの象徴ともいえる慣習を引用しておきたい。ちょっと長くなるけど短い言葉で伝えられないので大半を転記。 「あなたが普通自動車のドライバーだとして、赤信号を先頭で右折待ちしている。 自分の車の後ろにトラック。対向車線にはこれまたトラックが同じように赤信号を待っている。 こういう場合、信号が青になった瞬間に、対向車線のトラックはすぐに直進せず、あなたを先に右折させることが多い。 あなたのためでなく、後ろのトラックの為にしている。そうでないと車幅が大きいトラックの後ろが詰まるからだ。」 Posted by ブクログ トラックドライバーにも言わせて(新潮新書) 橋本愛喜 メイドインジャパンを誇る某自動車メーカーが 嚆矢と言われます「ジャストインタイム」。 これこそが物流社会にブラック化をもたらした 元凶である、と著者は指摘します。 定刻に荷物を届ける為に、早出や早着時の時間 調整など、拘束時間が長くなる条件が揃ってい るのがジャストインタイムです。 今や宅配便...続きを読むさえも時間指定が当たり前です。 こんなサービスは海外では有りえないので、人 手不足業界であっても外国人には理解できない ので、彼らを雇うこともままならないそうです。 経済の血液とも言割れるほど重要なピースを担 っているトラック物流が、このような状態にあ ることに非常に驚かされます。 日本経済に先行きを語る上で欠かせない一冊で す。 Posted by ブクログ トラックドライバーにも言わせて(新潮新書) 橋本愛喜 トラックドライバー。規制改革、新自由主義の歪みが最も現れた分野じゃないだろうか。経験者が語るブラックな現状。 日本の物流はトラックが支えていると言って良いだろう。宅急便だって店に並ぶ商品だってほとんどがトラックによる配送。当然運転するドライバー。 働き方改革が叫ばれながらも相変わらずブラックな職...続きを読む場であるトラックドライバー。高齢化も進んでいるようだ。 筆者が本書を書き終える直前に起きた京急線とトラックの衝突事故。トラック業界の苛酷な現状を象徴した事故。筆者の筆にも力が入る。 ふと見ると道路はトラックで溢れている。今の便利な世の中、トラックドライバーの恩恵を受けない人はいない。経験談から将来の物流の展望までミクロ、マクロ双方の視点からトラックドライバーの世界を語った楽しい一冊でした。 Posted by ブクログ トラックドライバーにも言わせて(新潮新書) 橋本愛喜 ウェブ連載をまとめたものらしいが、 とても読みやすく、しかもわかりやすい。 確かに、トラックドライバーに対するコワモテのイメージはあった。 が、それは偏見であることに気づかされた。 筆者の言う通り、物流を支えてくれている人たち。感謝しつつ、少しでも負担が減るよう、 再配達を減らすといったことをち...続きを読むゃんとやろうと思う。 Posted by ブクログ 橋本愛喜のレビューをもっと見る