橋本愛喜のレビュー一覧
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現業ってどうしてこう下みられるんだろう。送料無料、は読んで納得。コロナ騒動は身につまされる。わりと最近の本なのね。Posted by ブクログ
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女性の大型トラックドライバーによるエッセイ。
大型トラックの事情がいろいろ分かる。
ちょっと見方変わった。
・トラック運転手がハンドルに足を上げて休憩するのは足のむくみ解消の為。
・路上駐車が横行するのは某社の「ジャストインタイム」方式の為、早く着いても構内に入れてもらえないことが要因の一つ。
・...続きを読むPosted by ブクログ -
メイドインジャパンを誇る某自動車メーカーが
嚆矢と言われます「ジャストインタイム」。
これこそが物流社会にブラック化をもたらした
元凶である、と著者は指摘します。
定刻に荷物を届ける為に、早出や早着時の時間
調整など、拘束時間が長くなる条件が揃ってい
るのがジャストインタイムです。
今や宅配便...続きを読むPosted by ブクログ -
トラックドライバー。規制改革、新自由主義の歪みが最も現れた分野じゃないだろうか。経験者が語るブラックな現状。
日本の物流はトラックが支えていると言って良いだろう。宅急便だって店に並ぶ商品だってほとんどがトラックによる配送。当然運転するドライバー。
働き方改革が叫ばれながらも相変わらずブラックな職...続きを読むPosted by ブクログ -
ウェブ連載をまとめたものらしいが、
とても読みやすく、しかもわかりやすい。
確かに、トラックドライバーに対するコワモテのイメージはあった。
が、それは偏見であることに気づかされた。
筆者の言う通り、物流を支えてくれている人たち。感謝しつつ、少しでも負担が減るよう、
再配達を減らすといったことをち...続きを読むPosted by ブクログ -
某コーヒー飲料のC Mでも、トラックドライバーを主人公にした物語が印象的だったのを覚えている。C Mと言う超短い時間でも、ドライバーさんの現状を垣間見ることができる内容だった。
私たちが生活しているこの社会で、いかにドライバーさんたちが大切な存在であるか改めて考えました。私自身、このコロナ禍にネット...続きを読むPosted by ブクログ -
トラックドライバーという職業の特性と苦悩を、客観的事実と元トラックドライバーならではの血の通った体験から立体的に描き出した力作。
近年、物流危機と物流活性化は同時に進行していたが、2020年4月現在その傾向は加速する一方ではないか。
ここに描かれているドライバー視点のみが物事の真実ではないだろう。...続きを読むPosted by ブクログ -
運送業界の大変さがわかる本でした。
物流は日本の血流って本当にそうだな。
普段接する宅配業者の人や使っているサービスの裏側を支えているTOBのトラックドライバーさん達。
理不尽な扱いを受けているのに心が苦しくなった。
作者の方が爽快にぶっ込んでいくのが気持ちよくて、ついどんな人なのか調べてしま...続きを読むPosted by ブクログ -
先日よく聴くラジオで紹介されていた橋本愛喜さん
トラックドライバーの現状を当事者として、またライターとして、それぞれの目線で偏ることなく分かりやすく書かれていました
新書に苦手意識がある私でも最後まで読めました
『送料無料』『再配達』の問題はニュースでも取り上げられていたけれど、ここまでしっかり...続きを読むPosted by ブクログ -
やはり相手の目線に立つ事が、理解を深める第一歩。
そうする事で、トラックドライバーへの先入観の幾つかは解消できる。
それが身の安全につながる。
そんな事を感じた一冊Posted by ブクログ -
金型工場の社長の家に生まれ、シンガーソングライターを目指しながらトラックを運転していた著者。業界にとってこのような人物が現れたことは幸いであろう。トラックドライバーの事情、過酷な実態をユーモア交えて伝えてくれる。光があたらない業界。台風15号で消えてしまった京急線の事故。亡くなったドライバーにあまり...続きを読むPosted by ブクログ
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休憩のときにハンドルに足を載せる必要性、トラックドライバーから死角、トラックドライバーが置かれている労働環境など、いい勉強になりました。Posted by ブクログ
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1990年に始まった物流2法の「規制緩和」が元凶。同業他社との競争だけでなく、大手運送会社や「水屋」と呼ばれる仲介業者によるピンハネが必要以上に激化した。現在では末端では7次下請けまでもある。また「価格」だけでなく「サービス」での過当競争が進みトラックドライバーの長時間労働や過積載に繋がった。さらに...続きを読むPosted by ブクログ
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トラックドライバーの実情について、ドライバー経験者の著者が例を交えながら、バランスを取りながら紹介している一冊。
書評で気になって読破。意外と描かれていないトラックドライバーの実情を読める一冊で、あっという間に読破できるわりに満足度は高かった。とにかくトラックドライバーが犠牲になっている点が印象的で...続きを読むPosted by ブクログ -
読む前には、もっと軽い感じのお仕事紹介エッセーに見えた。読み始めると、かなりの濃い内容であることに驚く。物流というインフラ産業の戦士たちの苦労が、すいすいとわかる筆力と編集力。けっこう凄い。Posted by ブクログ
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大型自動車免許を取得し、平均1日500キロ、繁忙期には800~1000キロ走行していた「女性」中・長距離ドライバーが書いた本。女性目線ではなく、男女問わないドライバー目線で書かれている。大型トラックの運転の特殊性・諸事情、乗用車から一段高い運転席から見える光景、死角・深視力・内輪差・リアオーバーハン...続きを読むPosted by ブクログ
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元トラックドライバーの筆者が、とかく邪魔者にされがちな運送トラックについて、トラックドライバー側からの意見を、正々堂々と表現した本。
一般的に疎まれるとされるような行動にも、それなりの理由がある。
物流の中心選手たるトラックドライバーの意見をきちんと聞いてみよう。Posted by ブクログ