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  • 雷と走る
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    幼い頃海外で暮らしていたまどかは、番犬用の仔犬としてローデシアン・リッジバックの「虎」と出会った。唯一無二の相棒だったが、一家は帰国にあたり、犬を連れて行かない決断をして――。
  • 灯

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    「なんて綺麗な灯りだろう。これが私の友達」。 わかり合えない母親や、うざいクラスメート。 誰とも関わらずひとりで生きたい。 人生の〝スヌーズ〟を続ける相内蒼、高校二年生。 その出会いは、彼女の進む道を照らしはじめた――。 北の街・札幌を舞台に、臨場感溢れる筆致で激しく記憶と心を揺さぶり、光溢れる傑作青春小説!
  • 降格刑事
    小説・文芸
    3.7
    1巻784円 (税込)
    洞察力に優れるが、やる気はゼロ。無責任で、捜査中でも定時で帰りたがる。元警視の司馬礼二は不祥事で降格し、出世株から転落したダメ刑事。ある日、新米刑事の犬川椋と女子大生失踪案件を追うことに。当初は事件性も不明だったが、別の事件との繫がりが判明し状況は一変。彼女の秘密とは?元白バイ隊員の著者が、刑事の心理と矜持を描く警察小説。
  • 霧をはらう(上)
    小説・文芸
    3.7
    1~2巻700円 (税込)
    小児病棟で起きた点滴殺傷事件。4人の子供の点滴にインスリンが混入され、2人の幼い命が奪われた。物証がないまま逮捕されたのは、生き残った女児の母親。献身的な看病のあまり、周囲との軋轢も生んでいた彼女は取り調べで自白するが、後に否認する。娘を懸命に支えていた母親は冷酷な殺人犯なのか?弁護士の伊豆原は勝算のない裁判に挑む!
  • 死んだ石井の大群
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,771円 (税込)
    白い部屋に閉じ込められた333人の石井。失敗すれば即、爆発の3つのゲームで試されるのは、運か執着心かーー。 14歳の唯は死にたかった。理由なんてなかった。何度も死のうとした。死ねなかった。今、はじめて生きようと思った。この理不尽な遊びから抜け出すために。 探偵の伏見と蜂須賀の元に、石井有一という人物を探してほしいという依頼がきた。劇団の主宰が舞台での怪演を目の当たりにし、その才能にほれ込んだ矢先の失踪だった。 唯と有一の身に何が起きたのか、そして二人の生死の行方はーー。
  • かごいっぱいに詰め込んで
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,716円 (税込)
    「いいなあ、幸せそうで」 スーパーを訪れる5編の「生活」。 寿退社をして主婦となり、子どもが手を離れた美奈子。社会に出て働こうと思い立つが、転職活動は思うようにいかない。 (「おしゃべりなレジ係」) 小学生の頃からのある癖によって痩せた、大学生の流花。しかし「ぶた」と呼ばれて受け流してしまった当時の自分を未だに許せない。 (「小さな左手」) 元彼女に二股をかけられて以来、マッチングアプリで遊ぶようになった亮。ある日会社の後輩から、SNSで自分がヤリモクの要注意人物として晒されていると知らされる。 (「気をつけてください!」) 友達の結婚ラッシュに焦り、婚活アプリで出会った貴文と結婚した咲希。出産した友達に「次は咲希の番だね」と言われ、咲希も妊活を始める。 (「なわとびの入り方」) IT化についていけず、早期退職した哲郎。ハローワークで再就職先を見つけられず、妻にも愛想をつかされ、公園のベンチで昼食をとる日々が続く。 (「不機嫌おじさん」) 「もう無理かもしれない」そんな気持ちを真下みことは掬い上げ、寄り添い、抱きしめてくれる。
  • 滅私(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻572円 (税込)
    愛着が湧く前に捨てる。それが鉄則だ――。ライター業のかたわら、ミニマリストな生活を発信する男、冴津。貰った物は家に帰ると捨て、家具や服は極力減らし、無駄を削ぎ落すことを追求する日々。そんな「身軽生活」を体現する彼の前に現れた“かつての自分”を知る男。その出会いは記憶の暗部を呼び起こし、信じていた世界を徐々に崩壊させていく。芥川賞作家が放つ、不穏でスリリングな超問題作。
  • 天国にたまねぎはない
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,672円 (税込)
    ある日、ぼくは死んだはずのいとこから 天国にたまねぎを密輸するバイトを持ちかけられた―― 毎日をただこなすように生きてきた平凡な中学生のキートは、死んだはずの7歳上のいとこから、天国にたまねぎを密輸するバイトを持ちかけられた。ついでに、死後も更新が続くいとこのSNSの乗っ取り犯探しも命じられる。突然訪れた非日常。その中で、自身の平凡さをもてあまし、非凡であることに憧れと恐れの両方を抱いていたキートが、最後にたどりついた真実とは……。 SNSが全世代に普及している昨今、そのアカウントは死後も残り続け、鮮明な思い出を映し続ける。ある少年が、亡くなった人のSNSアカウントに向き合い、自分なりの「生きぬき方」を見つけるまでの物語。 【著者】 久米絵美里(くめ・えみり) 1987年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。『言葉屋』で第5回朝日学生新聞社児童文学賞、『嘘吹きネットワーク』(PHP研究所)で第38回うつのみやこども賞を受賞。著書に「言葉屋」シリーズ、『君型迷宮図』(以上、朝日学生新聞社)、「嘘吹き」シリーズ(PHP研究所)、『忘れもの遊園地』(アリス館)などがある。
  • ほどける骨折り球子
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    自分の「弱さ」と「強さ」に後ろめたさを抱く男女の"守りバトル"、その結末は?芸能界でも活躍中の新鋭作家・長井短の傑作小説集! 映画現場の「見えない存在」を描く「存在よ!」併録。
  • 5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし
    岩井志麻子 岡崎琢磨 小田雅久仁 尾八原ジュージ 北沢陶 澤村伊智 斜線堂有紀 背筋 林由美子 平山夢明 身の毛もよだつ恐怖体験! 最短1ページ、どこからでも読める“超”短編全30話 (あらすじ) 小説家の小田が行きつけのバーでJから聞いた話――不気味な仮面をかぶり、道端に寝そべっている男。先輩は「近づくな、無視しろ」と言って……(「寝そべり男」小田雅久仁)。引っ越し直後の私の元に、前住人宛ての郵便物が届き続ける。ついにはとんでもないものが誤配され――(「前の住人の話」斜線堂有紀)。ほか『近畿地方のある場所について』背筋、『ぼっけえ、きょうてえ』岩井志麻子ら豪華執筆陣による全30話の恐怖。
  • いずれ傾国悪女と呼ばれる宮女は、冷帝の愛し妃
    完結
    小説・文芸
    3.7
    全2巻759~836円 (税込)
    不吉の象徴と忌まれる白髪を持つ、林王朝の公女・紅玉。ある日彼女は、反乱で後宮を焼け出され全てを失った。  それから五年――紅林と名乗り、貧しい平民暮らしをしていた彼女は、かつて反乱を起こした現皇帝・関ショウ(※)の後宮に入ることに。公女時代の知識を使い、問題だらけの後宮で頭角を現す紅林は、変わり者の衛兵にまで気に入られてしまう。だが彼の正体こそ、後宮に姿を現さない女嫌いと噂の冷帝・関ショウで……。  互いの正体を知らない二人が紡ぐ、新・後宮シンデレラロマンス! (※関ショウ:「ショウ」は「王へんに召」) 《登場人物紹介》 ◆紅林 前皇帝の娘。正体を隠し、ただの宮女として静かに生きようとするが、 後宮の問題に巻き込まれては解決してしまう。 ◆関ショウ 翠月国の若き現皇帝。冷帝と畏れられるが、実際は情に厚い青年。 とある理由から後宮に立ち入ろうとしない。
  • 深夜0時の司書見習い
    小説・文芸
    3.7
    1~2巻748~781円 (税込)
     高校生の美原アンが夏休みにホームステイすることになったのは、札幌の郊外に佇む私設図書館、通称「図書屋敷」。不愛想な館主・セージに告げられたルールを破り、アンは真夜中の図書館に迷い込んでしまう。そこは荒廃した裏の世界――“物語の幻影”が彷徨する「図書迷宮」だった!  迷宮の司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられて……!?  美しい自然に囲まれた古屋敷で、自信のない少女の“物語”が色づき始める――。
  • 息のかたち
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,672円 (税込)
    ひょんなことからひとの「息」が見えるようになった京都の高校生・夏実の物語。 どんな世界になっても息づくいのちの躍動を描いた青春小説。 コロナウイルスという「目にめーへんややこしいもん」にも変えられないもの。 突然の休校や陸上大会の延期、急なモテへの戸惑い、そして受験と進路…… コロナ禍の「青春のかたち」を切り取った、待望の作品集。 息は、光は、そこにある。気に留めるか、留めないか、そのちがいがあるだけ。
  • 赫夜
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,420円 (税込)
    延暦十九年。駿河国司の家人・鷹取は、軍馬を養う官牧で己の境遇を嘆く日々。ある日、鷹取は富士ノ御山から黒煙が噴き上がるのを目撃し、降り注ぐ焼灰にまみれて意識を失う。一方、近隣の郷人や遊女などの避難民を受け入れた牧は混沌とする。灰に埋もれた郷で盗難騒ぎが起こり、不安、怒り、絶望がはびこるなか、京から蝦夷征討のための武具作りを命じられる。地方の不遇に歯噛みする鷹取は――。【電子版には直筆サインなし】
  • あなたを待ついくつもの部屋
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,700円 (税込)
    いつかの記憶の扉が開く。 東京、大阪、上高地。3つの帝国ホテルを舞台に織りなす42の物語。 クロークに預けたままの、亡父の荷物。夫の秘密がそこに――。 開いた鍵の先に、妻が見たものは(「秘密を解く鍵」) 半年に一度しか会えない小学校6年生の娘。 ブフェに行くが、娘はなかなかマスクを外さない(「父と娘の小旅行」) 窓から射しこむ朝の光、錆びた流し台にしたたる水滴の音―― ホテルで眠る夜、どこかで出会った部屋たちの夢を見る(表題作) 1行でこころ揺さぶられる、珠玉の小説集。
  • 戯作三昧・一塊の土(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻473円 (税込)
    江戸末期の市井の風俗の中で、芸術至上主義の境地を生きた馬琴に、自己の思想や問題を託した「戯作三昧」、仇討ちを果した赤穂浪士の心理に新しい照明をあてて話題を呼んだ「或日の大石内蔵之助」などの“江戸期もの”。闇空に突然きらめいて、たちまち消えてゆく花火のような人生を描いた「舞踏会」などの“明治開化期もの”。ほかに本格的な写実小説「秋」など、現代に材料をとった佳作を網羅した。(解説・中村真一郎)
  • 河童・或阿呆の一生(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻440円 (税込)
    芥川最晩年の諸作は死を覚悟し、予感しつつ書かれた病的な精神の風景画であり、芸術的完成への欲求と人を戦慄させる鬼気が漲っている。出産、恋愛、芸術、宗教など、自らの最も痛切な問題を珍しく饒舌に語る「河童」、自己の生涯の事件と心情を印象的に綴る「或阿呆の一生」、人生の暗澹さを描いて憂鬱な気魄に満ちた「玄鶴山房」、激しい強迫観念と神経の戦慄に満ちた「歯車」など6編。(解説・吉田精一)
  • サンショウウオの四十九日
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    周りからは一人に見える。でも私のすぐ隣にいるのは別のわたし。不思議なことはなにもない。けれど姉妹は考える、隣のあなたは誰なのか? そして今これを考えているのは誰なのか――三島賞受賞作『植物少女』の衝撃再び。最も注目される作家が医師としての経験と驚異の想像力で人生の普遍を描く、世界が初めて出会う物語。
  • 神奈川県警「ヲタク」担当 細川春菜
    小説・文芸
    3.7
    1~7巻658~742円 (税込)
    二八歳にしては童顔で小柄。女子大生か、時には女子高生に見間違えられる神奈川県警江の島署の細川春菜に異動の辞令が。新たな部署は栄えある本部刑事部の「捜査指揮・支援センター」。だが、期待と不安を胸に新天地に赴いた彼女を待っていたのは、一癖も二癖もある同僚たちと、鉄道マニアが被害者の凄惨な殺人事件だった。新シリーズ第一弾!
  • 海岸通り
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,500円 (税込)
    【第171回芥川賞候補作】 踊る、それがわたしたちの自由 海辺の老人ホームに集う女たちのゆるやかなつながり。 いま最も注目される新鋭の最新作。 「これってフツー?」 「わたしの中じゃね」 「クズミさんのフツー、ちょっとヘン」(本文より) 海辺の老人ホーム「雲母園」で派遣の清掃員として働くわたし、クズミ。 ウガンダから来た同僚マリアさん。 サボりぐせのある元同僚の神崎さん。 ニセモノのバス停で来ないバスを毎日待っている入居者のサトウさん。 さまざまな人物が、正しさとまちがい、本物とニセモノの境をこえて踊る、静かな物語。
  • 呪詛を受信しました
    小説・文芸
    3.7
    1巻799円 (税込)
    死者から届く「死ね」というメッセージ……。 女子高生の間で連鎖する死の真相とは!? 「青春の危うさ。言の葉の呪いは葉脈を辿るように広がっていく。」 ――鈴木絢音さん(俳優)推薦! 北海道のとある町で暮らす女子高生の湊。彼女は継母と険悪な関係で、早く自立するためにパパ活をしている。ある日、湊の友人・飛鳥のスマートフォンに、事故死した中学時代の友人・美保から「死ね」というメッセージが届く。それから間もなくして凄惨な出来事が起こり……。湊の周囲で連鎖する死の真相とは? 思春期の残酷な同調圧力と心の闇が描かれた、第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉。 (著者情報) 上田春雨(うえだ・はるさめ) 1986年、北海道生まれ。筑波大学社会学類卒業。現在は記者として新聞社に勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として本作でデビュー。
  • 最後は笑ってさよならをしよう
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    \5万部大ヒット『最後は会ってさよならをしよう』の第2弾/ Xから生まれた、140字ぴったりで完結する「超短編小説(スーパーショート)」の名作をもっと! 恋愛、ミステリー、SF……涙の感動作からクスッと笑えるコメディまで。わずか140字の先に、想像もしないラストが待っている。 最新作のほか、X未公開の書き下ろしも多数。また、新作短編小説も収録した本作は、さらに涙が止まらない。 へとへとに疲れた夜にもすぐに読めて、何度でも読み返したい。 140字小説の名手・神田澪による、TikTokでも話題沸騰の作品集最新作。
  • 室蘭地球岬のフィナーレ
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    函館近郊にあるワイナリーの社長宅から火事が出た。社長は死亡したが、一緒にいた息子は大やけどを負いながらも一命をとりとめた。現場の状況から放火の疑いが濃厚となる。コーヒーサーバーと、死亡した社長の体内から検出された睡眠薬は一般的なもので、即座に犯人とは結びつかない。瀕死の重傷を負った息子は、火事のショックから記憶喪失になっていて、何かを聞き出せる状態ではなかった……。
  • 救世主
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,090円 (税込)
    名古屋市栄の繁華街で男性の他殺体が発見される。被害者は縫製工場のひとり息子。素行が悪く逮捕歴もあり、あちこちから恨みを買っていたため容疑者も多い。捜査一課の暁は、被害者が以前、ベトナム人の技能実習生マイに強引に迫っていたことを知る。マイは数ヶ月前、「救世主」という謎の言葉を残し姿を消していた。その後の捜査でマイが隠していたとある秘密が判明。事件は意外な方向に転がり出す。渾身の社会派ミステリ!
  • 水たまりで息をする
    小説・文芸
    3.7
    1巻550円 (税込)
    ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津実(いつみ)。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。そして川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津実は、夫の姿を探すが……。女性が主体として生きていくことの難しさを描いた物語。
  • ショローの女
    小説・文芸
    3.7
    1巻858円 (税込)
    新しい生活が始まった。 熊本―東京を行き来するあたしを待つのは、 愛犬(三歳)、植物(八十鉢)、学生たち(数百人)。 ハマる事象、加齢の実状、 一人の寂しさ、そして、自由。 老いの体感をリアルに刻む最新エッセイ。 熱く共感を集めて大好評の 『閉経記』『たそがれてゆく子さん』に続く 〈伊藤比呂美の今〉 週一で早稲田に通勤  こんやくにハマる  熱中症になりかける  鉢植えをどんどん買う  靴が合わない  ズンバに行かない  父の寂しさを思う  食べるのがめんどくさい  入浴剤に凝る  サンディエゴに帰る  オヤジたちに絶望する  『ボヘミアン・ラプソディ』礼讃  高齢者の運転を考える  しょうゆ味に回帰  仔猫を拾う  LINVEがおもしろすぎる  甘くない食パンが食べたい  姿勢が悪い  不安がひたひたと沁みてくる  ロボット掃除機を購入  友人にマスクを送る  空港への道を忘れた  車を買う  びんのふたが開けられない  学生とオンライン飲み会  母のコートを着る  譲渡犬のサイトを見る…………本書のエピソードより
  • ステイ! ぼくとシェパードの5カ月の戦い
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,090円 (税込)
    両親を亡くして伯母夫婦に引き取られた善治のもとに、犬の訓練士の従兄から連絡が入る。実家で元警察犬を預かってくれ、と。その犬アレックスは靭帯を怪我して、救助活動ができなくなったそうなのだが、普通に歩けている。この引退には何が隠されているのか?
  • 報道協定
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,200円 (税込)
    東京中央テレビの諸橋孝一郎は、数多の特ダネをモノにしてきた敏腕記者。だが、部下のヤラセを機に、職場で閑職へと追いやられ、家庭内でも居場所を失っていた。そんな最中、IT界の風雲児・簗瀬拓人の息子が誘拐されるという事件が発生する――超リアルな警察資料やネタ元との生々しいやり取りで描く新感覚報道小説!
  • 新装版 二重標的 東京ベイエリア分署
    小説・文芸
    3.7
    1~2巻770円 (税込)
    東京湾臨海署の安積警部補のもとに、殺人事件の通報が入った。若者ばかりが集まるライブハウスで、三十代のホステスが殺されたという。女はなぜ場違いと思える場所にいたのか? 疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見。繋がりを見せた二つの殺人標的が安積たちを捜査へと駆り立てる──。「安積班」シリーズはこの一冊から始まった。新装版第一弾は、寺脇康文氏と今野敏氏の巻末付録特別対談を収録!!
  • かぞえきれない星の、その次の星
    小説・文芸
    3.7
    1巻836円 (税込)
    出張先から帰れなくなり、幼い娘と毎日画面越しに会話する父親。 3年前に母を亡くし、新しいママと初めて迎えるお盆に戸惑う少年。 母の都合で転校をくり返しながら、ミックスルーツである自分へと向けられる言葉に悩む少女。 いじめを見て見ぬふりしていたことを、偶然出会ったおじさんに言い当てられてしまった中学生――。 ままならない現実を生きる人たちのさみしさを、ちょっとフシギなやさしさで包み込む、11の物語。
  • 繭の季節が始まる
    小説・文芸
    3.7
    1巻814円 (税込)
    新型ウイルスに対抗するため、政府が定める期間、外出を禁じられ「巣ごもり」を強制される《繭》の仕組みができた日本。しかし警察官の水瀬アキオは、仕事柄、繭の外に出なくてはならない。ある日、アキオは、相棒のAI搭載の猫型マシン・咲良とパトロール中に、無許可で外に出ている犬を見つける。飼い主宅を訪ねると、死体が発見され……。外出禁止下でもなぜか事件が起こる街で、一人と一匹が謎に迫る話題のクライシス・ノベル。
  • 谷から来た女
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,800円 (税込)
    「わたしの背中、こわいですか」気高く生きる女との邂逅を描いた大人の物語 アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。 彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。 自分の気持ちに、傷ついてしまう――。 そして、彼女は去ってゆく。忘れられない言葉を残して。 桜木紫乃の真骨頂、 静かに刺してくる大人の物語。 (収録作) 「谷から来た女」…2021年。大学教授の滝沢は、テレビ局の番組審議会でミワと出会う。大人の恋愛を楽しむ二人だったが…。 「ひとり、そしてひとり」…2004年。アクセサリーショップとセクシーパブで働く千紗は、夜のすすきのでデザイン学校の同期・ミワと再会する。 「誘う花」…1999年。教育通信の記者・譲司は、取材で出会ったミワの弟・トクシがいじめられていることに気づく。 「無事に、行きなさい」…2015年。レストランシェフの倫彦は、ミワとの将来を信じながらも、どこか遠さを感じている。 「谷へゆく女」…1982年。母を亡くした中川時江は、高校卒業と同時に、文通相手の赤城礼良を頼って北海道へ向かう。 「谷で生まれた女」…2023年。北海道テレビプロデューサーの久志木は、ミワのドキュメンタリーを撮影するが…。
  • 神の悪手(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻649円 (税込)
    俺はなぜ、もっと早く引き返さなかったのか――。棋士を目指して13歳で奨励会に入会した岩城啓一だったが、20歳をとうに過ぎた現在もプロ入りを果たせずにいた。9期目となった三段リーグ最終日前日の夕刻、翌日対局する村尾が突然訪ねてくる。今期が昇段のラストチャンスとなった村尾が啓一に告げたのは……。夢を追うことの恍惚と苦悩、誰とも分かち合えない孤独を深く刻むミステリ5編。(解説・斜線堂有紀)
  • 告白撃
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    三十歳を目前に婚約した千鶴は、自分への恋心を隠し続ける親友の響貴に告白させるため、秘密の計画を立てていた。願いはひとつ。彼が想いを引きずらず、前に進めるようになること。 大人のやることとは到底思えないアイディアに呆れつつも、学生時代からの共通の友人・果凛が協力してくれることになったが、〈告白大作戦〉は予想外の展開を見せ――。 ものわかりのいい私たちを揺さぶる、こじれまくった恋と友情!!
  • spring
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,925円 (税込)
    ♛2025年 本屋大賞ノミネート! 構想・執筆10年―― 稀代のストーリーテラーが辿り着いた 最高到達点=長編バレエ小説 「俺は世界を戦慄せしめているか?」 自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。 少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。 同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者―― それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。 彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。 一人の天才をめぐる傑作長編小説。 ♛読書メーター「読みたい本ランキング」月間1位(2024年2月2日〜3月3日/単行本部門) ♛今月の絶対はずさない!プラチナ本選出(「ダ・ヴィンチ」2024年5月号) ♛キノベス!2025 第10位 ♛第1回「あの本、読みました?」大賞第5位 ♛埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本第3位 史上初の直木賞&本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』や演劇主題の『チョコレートコスモス』など、 表現者を描いた作品で多くの読者の心を掴みつづける恩田陸の新たな代表作、誕生! ※電子書籍版には紙書籍版に収録されている「パラパラ漫画」と書き下ろし番外編二次元コードは付きません。 【目次】 I 跳ねる II 芽吹く III 湧き出す IV 春になる
  • われは熊楠
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,200円 (税込)
    奇人にして天才――カテゴライズ不能の「知の巨人」、その数奇な運命とは 「知る」ことこそが「生きる」こと 研究対象は動植物、昆虫、キノコ、藻、粘菌から星座、男色、夢に至る、この世界の全て。 博物学者か、生物学者か、民俗学者か、はたまた……。 慶応3年、南方熊楠は和歌山に生まれた。 人並外れた好奇心で少年は山野を駆け巡り、動植物や昆虫を採集。百科事典を抜き書きしては、その内容を諳んじる。洋の東西を問わずあらゆる学問に手を伸ばし、広大無辺の自然と万巻の書物を教師とした。 希みは学問で身をたてること、そしてこの世の全てを知り尽くすこと。しかし、商人の父にその想いはなかなか届かない。父の反対をおしきってアメリカ、イギリスなど、海を渡り学問を続けるも、在野を貫く熊楠の研究はなかなか陽の目を見ることがないのだった。 世に認められぬ苦悩と困窮、家族との軋轢、学者としての栄光と最愛の息子との別離……。 野放図な好奇心で森羅万象を収集、記録することに生涯を賭した「知の巨人」の型破りな生き様が鮮やかに甦る!
  • 死んだ山田と教室
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,881円 (税込)
    自分はなぜ生きているのか、自分はなぜ死なないのか、逡巡の中にいるすべての人へ。私がずっとデビューを待ち望んでいた新人の、ユーモアと青臭さと残酷さと優しさが詰め込まれた快作です。ーー金原ひとみ 夏休みが終わる直前、山田が死んだ。飲酒運転の車に轢かれたらしい。山田は勉強が出来て、面白くて、誰にでも優しい、二年E組の人気者だった。二学期初日の教室。悲しみに沈むクラスを元気づけようと担任の花浦が席替えを提案したタイミングで教室のスピーカーから山田の声が聞こえてきたーー。教室は騒然となった。山田の魂はどうやらスピーカーに憑依してしまったらしい。〈俺、二年E組が大好きなんで〉。声だけになった山田と、二Eの仲間たちの不思議な日々がはじまったーー。 歴代メフィスト賞受賞者推薦コメント 死んでも終わらない山田の青春に、ぼくらは笑い、驚き、泣く。 (第21回受賞)佐藤友哉 くだらないのに楽しい。けれど、ほろ苦くて切ない。青春とは、山田である!! (第49回受賞)風森章羽 最強を最強と言い切れる山田こそが最強で最高。 (第53回受賞)柾木政宗 こんな角度の切り口があったのかと驚かされ、こんな結末まであるのかと震えた! (第59回受賞)砥上裕將 自分には経験がないはずの男子校での日々が、妙な生々しさで蘇ってきました。 (第61回受賞)真下みこと ダサくて、眩しくて、切なくて。青春の全てと感動のラストに、大満足の一作。 (第62回受賞)五十嵐律人 校舎に忘れてきた繊細な感情を拾い上げてくれるような物語でした。 (第63回受賞)潮谷 験
  • 万葉と沙羅
    小説・文芸
    3.7
    1巻800円 (税込)
    本は非常口。いつだって、逃げていいんだよ。 中学で友人関係に苦しみ不登校だった沙羅(さら)が選んだのは通信制高校。そこで再会した幼なじみの万葉(まんよう)は、古本屋でバイトする青年。「本という宝を探すにはコツがいる」と彼に教えられるうちに、沙羅も読書の奥深さに目覚めていって――。絵本や小説など著名な25冊の本が登場。大切な人と本でつながる瑞瑞(みずみず)しい青春小説。解説・若松英輔 ※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • いつか、アジアの街角で
    人気女性作家6人による、心に沁みるアンソロジー 美味しい一皿、彼が口にしたことば、愛したものとの思い出、葛藤の記憶……。あの街の空気が語りかけてくるような、珠玉の短編6作。
  • ひとつの祖国
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,090円 (税込)
    第二次大戦後に分断され、再びひとつの国に統一された日本。だが東西の格差は埋まらず、東日本の独立を目指すテロ組織が暗躍し……。意図せずテロ組織と関わることになった一条昇と、その幼馴染で自衛隊特務連隊に所属する辺見公佑の二人。社会派エンターテインメント巨編。
  • 陰陽師の呪い 桜咲准教授の災害伝承講義
    小説・文芸
    3.7
    1巻840円 (税込)
    「陰陽師は河童になったんです」 一見、不可思議に思われる新説を唱えるのは、民俗学者・桜咲竜司。 「災害伝承」を専門とする彼は、その知識と考察でさまざまな問題を解決する。江戸の鬼門に位置する土地を巡る、旧家の遺産相続争いの行方とは。小学生が見つけた藁人形に隠された、恐るべき真相とは? 平安の世に繁栄した陰陽師の歴史を紐解きながら、桜咲准教授の推理が冴えわたる!
  • 香子(一) 紫式部物語
    小説・文芸
    3.7
    1~5巻2,200~2,400円 (税込)
    千年読み継がれる物語は、かくして生まれた――帚木文学の集大成にして最高到達点の長編小説〈全五巻〉 父や祖母の薫陶を受けて育った香子(紫式部)は、「いつの日か、『蜻蛉日記』を超えるものを書いてほしい」という早世した姉の想いを胸に、物語への素養を深めていく。夫との短い結婚生活、家族とともに向かった越前での暮らし……その中で、香子はまったく新しい物語を紡いでいく。香子の人生とともに、1巻では『源氏物語』「桐壺」~「末摘花」の帖についても描き出した、著者渾身の長編小説。
  • 湘南生まれ、おとぎ話育ち
    小説・文芸
    3.7
    1巻737円 (税込)
    5分で読めて、あっと驚き、わっと泣ける。 「生まれはここ湘南なのですが、父の仕事の都合で三歳からおとぎ話の世界に住んでいました」おとぎ話の世界からやってきたと語る転校生、その正体とは?(「湘南生まれ、おとぎ話育ち」) 「彼氏の高校時代の初恋を摘出して欲しいんですが、保険ってききます?」結婚を前にし、初恋の思い出を忘れるため病院にやってきたカップルに待ち受ける、まさかの結末とは?(「初恋摘出手術」) 大人気ショートショート集『余命3000文字』の著者が贈る、涙と笑いと、あっと驚くどんでん返し。通勤・朝読・就寝前、すきま読書を彩る作品集。待望のシリーズ第4弾。書き下ろしを含む全24編を収録!
  • ノベル 君には届かない。 ぼくらの文化祭
    小説・文芸
    3.7
    1~2巻737円 (税込)
    【泣きたくなるほど心がかき乱される青春ボーイズストーリー、待望のノベル化!】 ある日、クラスの文化祭実行委員になってしまったカケルは もうひとりの文化祭実行委員である黒沢菜央と一緒に、ヤマトやクラスメイトたちの協力を得ながら文化祭成功に向けて奔走するが…!? コミックス本編開始前にカケルとヤマトの身に起きた文化祭での出来事と、みか自ら描いた描き下ろし漫画を収録!
  • ごんぎつねの夢(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻781円 (税込)
    15年ぶりのクラス会にキツネ面の男が乱入し、散弾銃を発砲した。SATにより射殺された犯人は、なんと恩師だった。幹事の有馬に託されたメッセージは「ごんぎつねの夢を広めてくれ」。次第に見えてくる恩師の過去、名作「ごんぎつね」にまつわる哀しい史実、消えたかつての同級生の秘密……。探索の果て、周到な計画と謎の原稿に隠された真相が明らかになる。切なさと希望に満ちたミステリー。(解説・伊与原新)
  • 一鬼夜行
    小説・文芸
    3.7
    1~12巻660~748円 (税込)
    江戸幕府が瓦解して五年。 強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年・小春が落ちてきた。 自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と主張する小春といやいや同居する羽目になった喜蔵は、次々と起こる妖怪沙汰に悩まされることに―――。 めっぽう愉快でじんわり泣ける人情妖怪譚!
  • 堕ちてゆく
    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    足を踏み入れたホストクラブは別天地だった。黒スーツの男の子達が次々隣に座ってくれる。なんでこんな素敵な所と男の子を知らずにきたの。真面目一筋の工員喜久代は、その夜から狂い始めた…。人は気軽につまずき、うっかり転落し、簡単に破滅していく。現実の犯罪に想を得て、野心的な手法で描く女たちの事件簿!
  • イライラ文学館
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    イライラしたときには、イライラした物語を。物語によるアンガーマネジメントが誕生! 最近、イライラしませんか? そんなときこそ、イライラした物語を。本書は小説からエッセイ、マンガまで、古今東西の〈イライラ文学〉を集めたアンソロジーです。「イライラしたときには、イライラ文学館を訪れて、イライラ文学にふれて、イライラに共感することで、イライラを相殺してもらいたい」(イライラ文学館館長より)。筒井康隆や内田百閒、チェーホフ等、バラエティ豊かな9つの物語が楽しめる、読むアンガーマネジメント。ぜひお試しあれ。
  • 喫茶月影の幸せひと皿
    小説・文芸
    3.7
    1巻840円 (税込)
    第11回ネット小説大賞受賞作! 町はずれの交差点では、満月の夜にだけ道が一本増える。その先にあるのが不思議な喫茶店「喫茶月影」。悩みを抱える人が招かれるそのお店では、その人だけの、心をほぐす不思議なひと皿が味わえる。柘榴石のグミ、想い出を映すローズマリー・ティー、夜空を閉じ込めたフルーツパンチ、時にはごく普通の一杯のココア。お代? あなたの笑顔です。
  • 空耳アワワ
    小説・文芸
    3.7
    1巻682円 (税込)
    喜喜怒楽楽、ときどき哀。オンナの現実胸に秘め、懲りないアガワが今日も行く! 読めば吹き出す痛快無比の「ごめんあそばせ」エッセイ。
  • 大正幽霊アパート鳳銘館の新米管理人
    完結
    小説・文芸
    3.7
    全7巻682~726円 (税込)
    人生に生き辛さを感じていた爽良が祖父から託されたのは、代官山にある鳳銘館というアパート。そこは大正時代の華族の邸宅を改装した美しい洋館だった。でも不思議な住人達の奇妙な事件に巻き込まれて……?
  • -196℃のゆりかご
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,485円 (税込)
    母はなぜ、義母だと嘘をついたのか。 明日見つむぎはごく幼い頃に父と母を亡くし、母方の親戚である奈緒に引き取られた。奈緒は心に不調を抱えながらも「義母」としてつむぎを懸命に育てる一方、心の距離を取ることにはこだわり、「母」と呼ばれることをかたくなに拒んでいた。 そんなある日、病院から奈緒が倒れたと連絡が入る。持病の子宮腺筋症が悪化し、大量に出血したのだという。急ぎ病院に駆けつけるつむぎだったが、そこで医師から奈緒の病状だけでなく、奈緒がつむぎの実の母親であることも告げられる。 信じがたい話に愕然とするが、医師が持つカルテには、たしかにこの病院で奈緒がつむぎを出産したことが書かれていて――。 母はなぜ、義母だと嘘をついたのか。18年間隠された出生の謎を追う、現役医師作家が描く圧巻の家族小説。
  • 夏空 東京湾臨海署安積班
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    ドラマ化もされた大ロングセラー「安積班」シリーズ熱望の最新刊! 外国人同士がもめているという通報があり現場に駆けつけると、複数の外国人が罵声を上げて揉み合っていた。ナイフで相手を刺して怪我を負わせた一人を確保し、送検するも、彼らの対立はこれでは終わらなかった……。(「略奪」より) 高齢者の運転トラブル、半グレの取り締まり、悪質なクレーマー…… 守るべき正義とは何か。揺るぎない眼差しで安積は事件を解決に導いていくーー。 おなじみの安積班メンバーに加え、国際犯罪対策課、水上安全課、盗犯係、暴力犯係など、ここでしか味わえない警察官たちのそれぞれの矜持が光る短編集。
  • コンプルックス
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    女装家心理カウンセラーが挑む、ルッキズム小説。 読み終えた時、鏡に映る自分の顔が違って見える! 「読み終えた時、鏡に映る自分の顔が違って見える!」 と反響の声、続々! 承認欲求、カースト、婚活難民、美容整形…… なぜ人は「美しさ」から逃れられないのか? 美容室・ナルシスの鏡に置かれているのは、 一見、何の変哲もない鏡。 しかしそれは容姿に絶望した人が覗くと 一瞬で、誰もが振りむく姿になれるという 不思議なチカラを宿した鏡でした。 ただし、その姿はあくまでも仮想現実。 そして、「66日を過ぎてもなお 仮想現実の中で生きることを決めると、 元の世界でのその人物の存在は消える」 といういわくつきの鏡だったのです。 この物語の主人公は、 自身の容姿に絶望した2人の女性。 誘き寄せられるように 美容室・ナルシスの鏡へとやってきました。 果たして彼女たちが選択する未来とは――――。 女装家心理カウンセラーが挑む、ルッキズム小説。 衝撃のラストに、涙する人続出。
  • 私、産まなくていいですか
    小説・文芸
    3.7
    1巻704円 (税込)
    鎌倉の海辺のホテルで、ウエディングプランナーとして働く美春。一つ年上の夫・朋希の40歳の誕生日に、ライカのカメラを奮発したことから二人の仲がぎくしゃくしはじめる。結婚するときに、子供はいらないと充分確認し合ったはずなのに、将来のために子供のことを考えたいと言い出したのだ。それからは母親の手術をきっかけに、不妊治療中の姉夫婦とも不仲になるなど、朋希との隔たりは一向に修復できないまま。そのあげく、二人は子どものことが原因で離婚に至るのだった……「独身夫婦」/結婚12年。夫が突然家を出ていき、義母と息子、友人カップルたちと鎌倉の古民家に同居することになり……「拡張家族」/再婚同士、45歳で結婚した花葉はどうしても二人のDNAをこの世に残したくなり、最新技術を求めて海外へ……「海外受精」──妊娠と出産をめぐって“女性の選択”を問いかける小説集!
  • しをかくうま
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,599円 (税込)
    第45回野間文芸新人賞受賞作 「東京都同情塔」が芥川賞を受賞して更なる注目を集める著者が、 ほとばしる想像力で描く、馬と人類の壮大な歴史をめぐる物語。 太古の時代。「乗れ!」という声に導かれて人が初めて馬に乗った日から、 驚異の物語は始まる。この出逢いによって人は限りなく遠くまで 移動できるようになった――人間を“今のような人間”にしたのは馬なのだ。 そこから人馬一体の歴史は現代まで脈々と続き、 しかしいつしか人は己だけが賢い動物であるとの妄想に囚われてしまった。 現代で競馬実況を生業とする、馬を愛する「わたし」は、人類と馬との関係を 取り戻すため、そして愛する牝馬<しをかくうま>号に近づくため、 両者に起こったあらゆる歴史を学ぼうと 「これまで存在したすべての牡馬」たる男を訪ねるのだった――。
  • カワイソウ、って言ってあげよっかw
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,881円 (税込)
    仲良し5人組が、1人ずついなくなる。「私は悪くない」から始まる「エゴミス」! いわゆる「HSP」であるヒトミは、その繊細な性格のせいで損ばかりしてきた。大学時代からの親友4人を見て劣等感をくすぐられ、また惰性で付き合う彼氏やアルバイト先の人間関係などに辟易していた。ある日Kポップにハマってしまった彼女は、無垢なアイドル達のきらびやかな笑顔を見て、自分もすべてを捨てて渡韓しようとする。 女性5人それぞれが自らの「生きづらさ」を語るが、いつの間にか他人への浅はかな羨望、嫉妬といった黒々とした感情が渦巻き...... 「Cocoon」シリーズの作者が贈る、全く新しい「生きづらさ」文学。
  • 定年物語
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,310円 (税込)
    正彦さんが定年を迎え、さてこれからは、一緒に旅行を……と期待していた二人。しかし、折しも世の中はコロナで自粛中。そんな中で、新たなフェーズに入った二人の生活は? 俳句、骨董と、趣味の道をきわめる正彦さんと、二次元コードに苦しめられたり、日々のちょっとした生活の変化を楽しんだりする陽子さんの日常を綴る、シリーズ最新作。
  • 友達・棒になった男(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻693円 (税込)
    平凡な男の部屋に闖入して来た9人の家族。善意に満ちた笑顔で隣人愛を唱え続ける彼らの真意とは? どす黒い笑いの中から他者との関係を暴き出す傑作「友達」〈改訂版〉(谷崎潤一郎賞受賞)。日常に潜む底知れぬ裂け目を三つの奇妙なエピソードで構成した「棒になった男」。激動の幕末を生きた人物の歴史的評価に新たな光を当てた「榎本武揚」。斬新な感性で“現代”を鋭く照射する、著者の代表的戯曲3編を収録。(解説・中野孝次)
  • 箱男(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻737円 (税込)
    ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶり、都市を彷徨する箱男は、覗き窓から何を見つめるのだろう。一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、そして得たものは? 贋箱男との錯綜した関係、看護婦との絶望的な愛。輝かしいイメージの連鎖と目まぐるしく転換する場面(シーン)。読者を幻惑する幾つものトリックを仕掛けながら記述されてゆく、実験的精神溢れる書下ろし長編。(解説・平岡篤頼)
  • 卒業のための犯罪プラン
    小説・文芸
    3.7
    1巻789円 (税込)
    2024年第22回『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリ受賞作! 「他人からの評価を可視化するアイデアをコンゲームのネタに使っているところがうまい。エンターテインメントとしてたいへんよくできている」大森 望(翻訳家・書評家) 「ユニークな設定、文章力、テンポもよくて一気読み。さまざまな人物が有機的に連なっていく過程も面白かった」瀧井朝世(ライター) 「軽妙ライトノベルタッチで展開するキャンパス・サスペンスで、キャラも立っているし呈示される設定もユニーク」香山二三郎(コラムニスト) ビジネスセンスを備えた人材の育成を目指す木津庭商科大学では、学食等での支払いのみならず、家賃の支払いや単位の売買にも使用できる「ポイント」を獲得するため、学生たちがしのぎを削っていた。そうした大学において、サークルとは、共通の趣味のために存在するのではなく、事業を行うために存在していた。 家庭の都合により、突如残り半年で卒業しなければならなくなった2年生の降町歩は、不正にポイントを稼ぐ者たちを摘発する「監査ゼミ」に所属する。家庭教師サークルを装いガールズバーを運営していると噂が出ているサークルに調査に行くが、逆に取り込まれ……。 単位は買ってでも取得しろ。大学卒業をかけた、一世一代の大仕掛け!
  • 方舟を燃やす
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。噂はぜんぶデマだった。一方で大災害が町を破壊し、疫病が流行し、今も戦争が起き続けている。何でもいいから何かを信じないと、今日をやり過ごすことが出来ないよ――。飛馬と不三子、縁もゆかりもなかった二人の昭和平成コロナ禍を描き、「信じる」ことの意味を問いかける傑作長篇。
  • 飛ぶ男(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻649円 (税込)
    ある夏の朝。時速2、3キロで滑空する物体がいた。《飛ぶ男》の出現である。目撃者は3人。暴力団の男、男性不信の女、とある中学教師……。突如発射された2発の銃弾は、飛ぶ男と中学教師を強く結び付け、奇妙な部屋へと女を誘う。世界文学の最先端として存在し続けた作家が、最期に創造した不条理な世界とは。死後フロッピーディスクに遺されていた表題作のほか「さまざまな父」を収録。(解説・福岡伸一)
  • S.P.Y.株式会社 社内の不正、お調べします
    小説・文芸
    3.7
    1巻840円 (税込)
    コミカライズも決定! 第11回ネット小説大賞受賞作。大学生の菜花は周りが夏休みを満喫するなか、就職活動に勤しんでいた。とにかく地味で印象に残らずどこから見ても「ザ・凡人」な自分に内定なんて出ないよね、とやさぐれていたところ、派遣のアルバイトに誘われる。それは、依頼を受けた会社に派遣社員として潜入し、社内の人間トラブルや不正を探る「社内探偵専門派遣会社」で!?
  • ネコシェフと海辺のお店
    小説・文芸
    3.7
    1巻792円 (税込)
    青い波が打ち寄せる浜辺にぽつりと佇む小屋は、料理上手なネコシェフの店。ここに辿り着くのは、仕事や恋愛、子育てなどに悩み「現実から逃げ出したい」と切実に願う人ばかり。マイペースで饒舌なシェフは、旬の魚を使い腕をふるう。ホッキ貝のチャウダー、土鍋で炊いた鯛めし、タルタルたっぷりアジフライ――美味しい料理にほぐれた心の中にある本音に向き合った時、小さな一歩を踏み出せる。疲れた心にそっと寄り添う物語。
  • 魔女たちのアフタヌーンティー
    小説・文芸
    3.7
    1巻814円 (税込)
    “魔女“が住むと噂される白金台の大きな屋敷。黒い服に身を包む女主人のお茶会は、型にとらわれず自由で楽しい。丁寧に淹れた香り高い紅茶と宝石のようなティーフーズも素敵だが、冷えたアイスティーと芋けんぴの相性も抜群だ。仕事も恋も上手くいかず、鬱々していた真希は、お茶の奥深さを知り、様々な年代のゲストの悩みを聞くうちに自分自身に向き合っていく――ちょっと不器用な人々のつながりを描く心満たされる物語。
  • 再建の神様
    小説・文芸
    3.7
    1巻880円 (税込)
    「事業再生」は「人間再生」だ! 株式会社経営共創基盤(IGPI)グループ会長冨山和彦氏推薦! 倒産の危機、地元の抵抗、そして、東日本大震災――。ビジネスパーソン必読の、会津の温泉旅館を舞台にした感動のノンフィクション・ノベル。「再建の神様」と言われた早川種三を尊敬し、世のため人のために働くことを志していた若手地方銀行員・春木種生は、ある事件をきっかけに、銀行員の仕事に疑問を抱く。逃げるように東北新幹線に乗り込んだ彼は、再建請負人を名乗る男・渋沢栄二と偶然出会い、共に会津へ向かうことに。春木はなりゆきで、倒産しかけた温泉宿を再建することになったのだが、問題続きで……。元銀行員の著者による、人と企業の再生を描いた、傑作ビジネス小説。
  • 彷徨う者たち
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    シリーズ累計50万部突破!社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へ 在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。 選ぶべき自分は刑事か、友か―― 災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった――。 生活保護制度を題材に、佐藤健さん主演で映画化された第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』に続く、シリーズ累計50万部突破*の「宮城県警シリーズ」最新作。復興が進む被災地に根ざす人々の間で激しく揺れ動く心情と人間模様を描きながら完全密室トリックの謎に迫る、著者渾身のヒューマンミステリーにして、人気シリーズ三部作、堂々の完結編。 あの日、流された絆があった。 *単行本・文庫・電子書籍を含む。 【内容】 一  解体と復興 二  再建と利権 三  公務と私情 四  獲得と喪失 五  援護と庇護 エピローグ
  • 我が産声を聞きに
    小説・文芸
    3.7
    1巻792円 (税込)
    コロナ禍、夫の良治に乞われ、病院に同行した名香子。肺がんの診断を受けた良治は、今日からは好きな人と暮らし治療をすると告げて家を出てしまう。人生をやり直すという一方的な言い分に、二十数年の夫婦生活を思い呆然とする名香子。自らの命と真に向き合ったとき、人は何を選ぶのか。直木賞作家渾身の作。 ”もう一度” 人生をやり直したかったのは、 あなただったのか、それとも――。 自分のものなのに、こんなにも自分の力でどうにもならない人生を、 生まれてしまったという理由だけで、私たちは生きている。 角田光代(文庫収録書評より) 生まれ、生き、そして死ぬ。 それって一体何だ?  【目次】   0 兆し   1 影   2 告知   3 悪い冗談   4 苦い思い出   5 家出の原因   6 ミーコ   7 夫の恋人   8 失敗   9 帰郷  10 高級な終わり方  11 再会  12 枯向日葵  13 もう一度  14 産声    人生は作り上げられるのか 角田光代(「小説現代」2021年4月号掲載書評)    解説 國兼秀二
  • 夜露がたり
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,925円 (税込)
    「どいつもこいつも、こけにしやがって」「難儀だね、身内って奴から逃れられないものさ」、追い詰められ女と男は危うい橋を渡ろうとする。「あの場所の生まれでなければ」と呪い、「死んどくれよ」と言葉の礫をぶつけながら、その願いが叶いそうになると惑う。ここに江戸八景の本物がある。「傑作」と呼ぶしかない短篇集。
  • 八秒で跳べ
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,800円 (税込)
    ふたりが出会った夜から何か変わりはじめる――〈青春〉の化学反応を目撃せよ! 春高バレーの予選まであと数日。宮下景が所属する明鹿高校男子バレー部は、6月のインターハイ予選で初めて県の準決勝まで進んだ。チームを引っ張るのは、同学年の2年生エース置久遊晴。「いまのチームなら全国も目指せる」と、3年生3人が引退をせずにチームに残り、景、梅太郎らのレギュラーメンバーで、夏に敗れた全国常連の強豪校・稲村東と戦うことになるはずだった。 けれど……あの時。まずい、と思ったときにはすでに体勢が崩れ、足首から下が、ぐにゃりと曲がっていた。勝負の稲村東戦へ代わりに出場にすることになったのは、中学時代からのクラスメイト北村。実は大会後、北村が退部届を出すつもりでいたことを、景だけは知っている。だからこそ「勝手にしてくれ」と思ってしまった。そしてあの日から、何か歯車が狂いはじめる。 一方、怪我をする前夜、高校のフェンスを乗り越えようとしていた真島綾。それに驚いて自転車から転んだ景は足首を痛めていた。そのことに責任を感じているらしい真島に、景はバレー部のポスターを依頼し、連絡を取り合うようになる。圧倒的な画力で学園祭のポスターも手掛けた真島には、しょっちゅう高校を休みがちで、実は親友にしか明かしていない秘密があった。 景の側にいつもあったバレーボール、真島の側にいつもあった漫画。それぞれが楽しくて、ずっと続けてきたはずなのに、いつから苦しくなってしまったんだろう!? 自分の居場所が見つけられず、前に進めずにいるふたりの想いは交差しながらも、遂にクリスマス前夜に止まっていた時間が流れ出す――。
  • 私は元気がありません
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    俳優・長井短、初の小説集! 私たちは何度も同じ夜をなぞり続ける──。変わりたくないというピュアな願いが行き着く生への恐怖を描いた表題作に加え、アップグレードする時代についていけない女子高生を描く「万引きの国」、短編「犬山くん」を収録。
  • ユーカラおとめ
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,826円 (税込)
    「ユーカラを書き記すことは、私が生まれてきた使命なのだ」 絶滅の危機に瀕した口承文芸を詩情あふれる日本語に訳し、今も読み継がれる名著『アイヌ神謡集』。著者は19歳の女性だった。 民族の誇り。差別との戦い。ユーカラに賭ける情熱。短くも鮮烈な知里幸恵の生を描く、著者の新たな代表作! 「いつまでも寝込んでいるわけにもいきません。私には時間がないんです」 分厚く腫れた喉から流れ出した自分の言葉に、幸恵ははっとした。 私には時間がない。 そうなのか? 思わず胸に掌を当てた。満身創痍の身体の中心で、心臓は未来へ駆け出す足音のように勢いよくリズムを刻んでいた。 (本文より)
  • すべての恋が終わるとしても―140字の恋の話―
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,375円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 140字で綴られる、恋の始まりと終わり――。(以下、本文『後悔しないように』引用) 「もっと早く告白しておけばよかった」幼なじみの彼は言った。慎重なところが魅力な彼だけれど、今回はその人柄が裏目に出てしまったらしい。「元気出して」「まあ大丈夫。お前は俺みたいに後悔するなよ」こんな時ですら私の心配だ。でも、私はそんな彼のことが――。「じゃあ、後悔しないように言うね」
  • 星影のステラ
    小説・文芸
    3.7
    1巻704円 (税込)
    「私のことステラって呼んでね」初めて会った日、彼女はそう言った。つくり話のような自慢をする都会的なステラに、田舎から東京に出てきたフミコは憧れと嫉妬を抱きつつ、彼女と一緒に暮らし始めるが……。
  • 掌の読書会 桜庭一樹と読む 倉橋由美子
    小説・文芸
    3.7
    1巻990円 (税込)
    一九六〇年代に登場し、熱い支持と批判を浴びつつ孤高の文学世界を創造した倉橋由美子。その多彩な短篇群から、桜庭一樹が厳選し紹介する。「パルタイ」他初期作品、「移転」他文庫初収録の後期幻想作品、人気を博した「残酷童話」シリーズ、エッセイまでを網羅した新たなベストセレクション。〈対談〉桜庭一樹・王谷 晶〈解説〉小平麻衣子
  • 恋ふらむ鳥は
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,200円 (税込)
    見た。愛した。闘った。すべては歌だけが知っている――。 飛鳥の動乱を生き抜いた万葉の歌人、額田王の激動の半生。 時は7世紀。飛鳥の世に生きた一人の女、額田王(ぬかたのおおきみ)は子まで成した大海人王子(おおあまのみこ)と別れ、その兄、葛城王子(かつらぎのみこ)の仕切る宮城で宮人として勤めに邁進する。誰かの妻や母としてではなく、一人の人間、歌詠みとして生きる道を模索するも、葛城の死、大海人の挙兵で運命は一転する。白村江の大敗、叔父と甥が争う壬申の乱......。動乱の飛鳥の世を生き抜いた万葉の歌人・額田王の激動の半生を鮮やかな筆致で織り上げた傑作歴史長編。
  • オフリミッツ 横浜外事警察
    小説・文芸
    3.7
    1巻880円 (税込)
    東京オリンピック前夜に起きた連続殺人事件 ハーフの県警刑事と日系三世の米軍基地捜査官 が相棒となり真相に迫るが、 捜査を阻む立入禁止(オフリミッツ)の壁とは? 著者初の現代×警察ミステリー 二人のアウトサイダーが挑む 連続殺人事件の真相は!? 東京五輪を翌年に控えた横浜港で女性の全裸死体が発見された。 日米のハーフで神奈川県警外事課のソニー沢田は面倒な捜査を命じられるが、やがて米軍関係の容疑者が浮かびあがる。 しかし、捜査の壁は厚く、沢田は米軍横須賀基地の犯罪捜査官で日系三世のショーン坂口に協力を仰ぎ… 著者初の近現代を舞台にした警察ミステリー。 「二人のアウトサイダーを生き生きと描いた作者初の近現代ミステリーは、 忖度と無責任が横行する現代社会に一石を投じる作品でもあるのだ。 そして横浜に生まれ育ち、長らく歴史・時代小説の傑作をものしてきた作者が、 いつか書かねばならなかった「時代」の物語でもあるのだ。」 ――西上心太(文芸評論家・解説より) 「横浜1963」改題。
  • 戦国武将伝 西日本編
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,699円 (税込)
    各都道府県で一人、武将を取り上げて掌編小説に! 直木賞作家・今村翔吾が挑む“驚天動地”の衝撃作。秀吉に、毛利、長宗我部、島津、さらには黒田官兵衛、立花宗茂……。西の空に漢たちが舞う! 近畿・中国・四国・九州の武将24人の、胸が熱くなる、くすりと笑える、ほろりと泣ける逸話を描く傑作掌編小説集。 《目次》[広島県]十五本の矢 毛利元就/[島根県]謀聖の贄 尼子経久/[山口県]帰らせろ 大内義興/[奈良県]九兵衛の再縁 松永久秀/[佐賀県]老躯、翔ける 龍造寺家兼/[岡山県]宇喜多の双弾 宇喜多直家/[滋賀県]四杯目の茶 石田三成/[大分県]雷神の皮 戸次道雪/[三重県]何のための太刀 北畠具教/[兵庫県]未完なり 黒田官兵衛/[鳥取県]夢はあれども 亀井茲矩/[宮崎県]泥水も美味し 伊東祐兵/[長崎県]海と空の戦士 有馬晴信/[熊本県]小賢しい小姓たちよ 加藤清正/[和歌山県]孫一と蛍 雑賀孫一/[京都府]旅人の家 足利義昭/[大阪府]土を知る天下人 豊臣秀吉/[香川県]三好の舳 十河存保/[高知県]土佐の土産 長宗我部元親/[愛媛県]証を残す日々 加藤嘉明/[鹿児島県]怪しく陽気な者たちと 島津義弘/[沖縄県]三坪の浜の約束 謝名利山/[徳島県]古狸と孫 蜂須賀家政/[福岡県]立花の家風 立花宗茂
  • 戦国武将伝 東日本編
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,699円 (税込)
    各都道府県で一人、武将を取り上げて掌編小説に! 直木賞作家・今村翔吾による“前代未聞”の挑戦作。信長、家康、信玄、謙信だけでなく、長野業正、津軽為信、真田信幸まで……。東の大地に漢たちが奔る! 北海道・東北・関東・中部地方の武将23人の、ときに笑え、ときに泣ける、心震えるエピソードを描いた傑作掌編小説集。 《目次》[群馬県]黄斑の文 長野業正/[東京都]竹千代の値 徳川家康/[神奈川県]汁かけ飯の戦い 北条氏政/[千葉県]青に恋して 里見義弘/[愛知県]阿呆に教えよ 織田信長/[秋田県]由利の豪傑 矢島満安/[静岡県]義元の影 今川義元/[山形県]裸の親子 最上義光/[埼玉県]武州を駆ける 太田資正/[山梨県]暮天の正将 武田信玄/[福井県]高くとんだ 富田長繁/[新潟県]蒼天の代将 上杉謙信/[青森県]津軽という家 津軽為信/[富山県]半夏生の人 佐々成政/[福島県]雅なる執権 金上盛備/[岐阜県]完璧なり 竹中半兵衛/[栃木県]春に向けて耐えよ 宇都宮国綱/[茨城県]鬼の生涯 佐竹義重/[北海道]風の中のレラ 蠣崎慶広/[宮城県]頂戴致す 伊達政宗/[岩手県]松斎の空鉄砲 北信愛/[石川県]猿千代の鼻毛 前田利常/[長野県]真田の夢 真田信幸
  • 君が代は千代に八千代に
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,189円 (税込)
    20世紀末に連載が開始された2作の長篇小説『日本文学盛衰史』『官能小説化』とほぼ同時期、文芸誌「文學界」に毎回短距離走のように連載された短篇小説群。 明治の作家たちを登場人物とした先の2篇とは真逆の方向で、現代日本にあふれる空虚な賑やかさと残された希望の乏しさを、そして愛と日常を、どこまでも真正面から受けとめ表現しつづける短篇小説が13篇。 『さようなら、ギャングたち』で鮮烈なデビューを飾り、『日本文学盛衰史』で作家としての評価をさらに高めた高橋源一郎の、新たなる転換点としての傑作短篇集。
  • 彩無き世界のノスタルジア
    小説・文芸
    3.7
    1巻737円 (税込)
    過去を捨て、裏社会で生きる「交渉屋」のキダ。キダに仕事を発注、交渉時に使用する銃器や爆発物を調達するなど、表向きの輸入代行業とは別に裏稼業を営む会社「川端洋行」に、ある日両親を殺されたという少女・彩葉(いろは)が訪れる。その子の世話を押し付けられたキダは彩葉を匿うことになり、奇妙な共同生活がスタートする。彩葉と暮らすうち、孤独に暮らしていたキダの世界に鮮やかな色が満ちていく。しかし、その裏で蠢く影が、次第にキダを飲み込もうとしていた。やがて明らかになる彩葉の真実とは――。『名も無き世界のエンドロール』の結末から五年後、切なく忘れがたい「企み」の物語。
  • 幻日/木山の話
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    コロナ禍を含め、4年の歳月をかけ書き継がれた、オーガニックな魅力の連作小説「木山」の話。自然のまま、言葉の流れるまま、音楽に身を任せるように、耽溺し没入する小説体験。自然への、生命への、名もなき人への「眼差し」。人と動植物、水と土と空気、社会が影響し合って成り立つこの世界を生き、過ぎ行く時間をそのままに描き出す。 「早春」「入船」「遡」「ブラスト」「日なた」「朝霧の」「カタリナ」「ながれも」計八本収録。
  • 一万回話しても、彼女には伝わらなかったこと
    小説・文芸
    3.7
    1巻770円 (税込)
    決別した母と十数年ぶりに顔をあわせた娘、友情は永遠に続くと思っていたあたしたち、親しくなかった昔の同僚、見えない鎖に縛られた姉妹、穏やかな彼女に物足りなさを感じる僕の前に現れた刺激的な女性――。どれだけ一緒にいても、わかりあえない。でも近づきたくて、もどかしい。一筋縄ではいかない女同士の人間関係に悩めるあなたの心を鮮やかに解き放つ、共感度MAXの8篇!
  • 続きと始まり
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    あれから何年経ったのだろう。あれって、いつから? どのできごとから? 日本を襲った二つの大地震。未知の病原体の出現。誰にも流れたはずの、あの月日――。別々の場所で暮らす男女三人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、著者の最新長編小説。 始まりの前の続き、続きの後の始まりを見下ろし、あの中のどこかにわたしもいる、と思った。(一穂ミチ・作家)
  • ダブルファザーズ
    小説・文芸
    3.7
    1巻726円 (税込)
    生まれた時に母親を亡くし、父子家庭で育ってきた沙織。彼女には、二人の父親がいる。一人は眼鏡をかけて商社で働いている裕二お父さん。もう一人はイラストレーターで家事が得意な、あっちゃんパパ。自分の家はちょっと変わっているけれど、ごく普通の家族として生活している――そう思ってきたけれど、時には奇異のまなざしを向けられたり、陰口を叩かれたりもして……。どうして自分には父親が二人もいるのか。自分の本当の父親は誰なのか。これは、沙織が自分のルーツを知る物語。
  • 死にたがりの完全犯罪と部屋に降る七時前の雨【電子限定書き下ろしSS特典付き】
    完結
    小説・文芸
    3.7
    全4巻616~737円 (税込)
    ★電子限定書き下ろしSS特典付き★ 「先輩。僕はあなたを信じます」 日常の謎を解く短編、それと同時に進む「死にたがりの探偵」の完全犯罪計画……言葉よりも大事な感情を紡ぐ二人の物語。 【あらすじ】 「世界なんていっそ滅びればいいのにな」そう嘯(うそぶ)く先輩・月也との二人暮らしは面倒くさい。感染症で大学は閉鎖、外出もままならない。暇潰しと小遣い稼ぎに後輩の陽介は「お悩み解決サイト」を始める。けれど、「妙な癖を持つ夫」「虚言癖の妻」「自粛警察の妹」と舞い込むのは、厄介な依頼ばかり。煩わしい日々の中、やがて明かされる月也の“親殺し計画”、 21年前の秘密、犯行を防ぎたい陽介の想い……。探偵か犯罪者か――日常の謎を解く短編と「死にたがりの探偵」の完全犯罪計画。言葉よりも大事な感情を紡ぐ二人の物語。 著者について ●山吹あやめ(AYAME YAMABUKI) 青森県生まれ。宇都宮大学教育学部環境教育課程卒業。卒業論文は物理研究室にて作成。担当教授の言葉「一人でできることは後でもできるから、今は一人ではできないことをしてみればいい」は座右の銘のひとつ。好きなアーティストは、GLAYとMAN WITH A MISSION。2018年エブリスタ小説大賞TOブックス大賞受賞。 本作にてデビュー。
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    ネット界最恐の情報通〈市民調査室〉。芸能人の醜聞、政財界の不祥事など、様々な暴露ネタで、物議を醸していた。しかし、ネットの炎上が現実に飛び火して、人命に関わる事態に発展する。サイバー犯罪対策課の延藤は、執念深く捜査を進め、特定寸前まで追い詰めるのだが――明日は我が身、体中が粟立つSNSサスペンス!
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード
    完結
    小説・文芸
    3.7
    全7巻704~770円 (税込)
    編集者の母と二人暮らしの百花はある日、叔母に誘われた「紙こもの市」で紙雑貨の世界に魅了される。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が、老舗企業「紙屋ふじさき」の親族でその記念館の館長と知るが、全くそりが合わない。しかし百花が作ったカードや紙小箱を一成の祖母薫子が気に入り、誘われて記念館のバイトをすることに。始めはそっけなかった一成との関係も、ある出来事で変わっていく。可愛くて優しい「紙雑貨」に、心もいやされる物語。
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー
    人生の節目で催される行事を総じて冠婚葬祭という言葉があります。冠は成年として認められる成人式を、婚は婚姻の誓約を結ぶ結婚式を、葬は死者の霊を弔う葬式を、祭は先祖の霊を祀る祭事を指します。四つの行事は、人生の始まりから終わりへ、そして当人が死してなおその先まで縁を繋いでいきます。故に冠婚葬祭は多くの物語で描かれてきましたが、連綿と変わりなく続いているように見えながら、私たちの社会や文化と同じように絶えず変化が生まれているはずです。現在の、そしてこれからの私たちと冠婚葬祭をテーマに書かれた六つの短編小説からなる文庫オリジナル・アンソロジー。/【目次】もうすぐ十八歳=飛鳥井千砂/ありふれた特別=寺地はるな/二人という旅=雪舟えま/漂泊の道=嶋津輝/祀りの生きもの=高山羽根子/六年目の弔い=町田そのこ
  • どうしてわたしはあの子じゃないの
    小説・文芸
    3.7
    1巻803円 (税込)
    いつか田舎の村を出て上京し、自分の人生を切り拓くことを夢見る天。天の幼馴染で、彼女に特別な感情を抱く藤生。その藤生を見つめ続ける、東京出身で人気者のミナ。佐賀の村で同級生だった3人は、中学卒業前、大人になったそれぞれに充てた手紙を書いて封をした。時は流れ、福岡でひとりで暮らす30歳の天のもとに、東京で結婚したミナから、あの時の手紙を開けて読もうと連絡が来て――。他者と自分を比べて揺れる心と、誰しもの人生に宿るきらめきを描いた、新しい一歩のための物語。
  • 乗物綺談~異形コレクションLVI~
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    有栖川有栖、平山夢明、澤村伊智、上田早夕里、斜線堂有紀、芦花公園ら、稀代の短篇巧者16名が書下ろし競演! いまホラー界とSF界でもっとも注目されるテーマ・アンソロジー最新刊! 鉄道から人力車、潜水艇まで、さまざまな乗物をめぐる怖ろしくも妖しい16編を収録!
  • ミステリー・オーバードーズ
    小説・文芸
    3.7
    1巻814円 (税込)
    探偵たちの集まった館で殺人事件が起きた。その晩、探偵たちの口にしたワインに幻覚剤が混入していたことで、事件は思わぬ方向へ転がっていく……。(ディテクティブ・オーバ―ドーズ) ほか“食”をテーマにした全5篇を収録。異世界転生からエログロ、本格ミステリーまで、唯一無二のミステリー作家・白井智之が美味しく調理した短編集。
  • 元猫又ですが、陰陽師の家で猫のお世話係になったら婚約することになりました。
    小説・文芸
    3.7
    1巻814円 (税込)
    大正十年。女学生の琥珀はハチワレ猫の案内で、ある屋敷にたどり着いた。実は琥珀は父から猫又の生まれ変わりだと言われており、半信半疑ながらもどこか懐かしさを覚える、猫の沢山いるその四季島家に入ってしまう。縁あって猫のお世話係として働くことになり、なぜか大の猫嫌いの当主の陰陽師・御影と、持ち込まれる怪異に挑む。やがてある過去が明らかになり――。ほろりと泣けてキュンとする? 大正あやかし&猫まみれ小説。
  • 大江戸妖怪の七不思議 桜咲准教授の災害伝承講義
    小説・文芸
    3.7
    1巻840円 (税込)
    地名や伝承から、その土地の災害を推測する「災害伝承」の第一人者・桜咲竜司は、東京・深川で奇妙な話を聞く。どんな傷も治す河童の秘薬を受け継ぐ、薬局の一人娘が呪われたという。秘薬と呪いの正体とは。関東大震災時に井戸から聞こえた小豆を研ぐような音。誰が何のためにそんな音を立てたのか。謎を解く中で桜咲は、数々の妖怪伝説を吞み込んだ、江戸の町の秘密に辿りつく──。
  • ずっとそこにいるつもり?
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    念願だった映画の宣伝会社に転職した弥生。そんななか、夫から切り出された「ある提案」を受け入れられず、忙しさにかまけて決意を先延ばしにしていた。だが、その日は確実に迫っていて……(「あなたのママじゃない」)。 優良メーカーに内定が決まった大学生の健生。サークルで知り合った恋人未満の彼女から同棲を仄めかされるが、うやむやにしていた。そんなある日、アパートに帰宅すると、かつて池袋で暮らしていた美空が現れ――(「BE MY BABY」)。 初対面なのに物怖じせず、屈託のない転校生の美月を前に、副担任の杏子の心は騒めいた。懸念されることの一つは、クラスの中心的人物で問題児である莉愛の虐めの標的になることだったが……(「まだあの場所にいる」)。ほか全5話。 閉塞的な現実を背負う人たちの、さまざまな葛藤の中で現れた「気づき」とは。
  • スキサケ!
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    好き避け(恋する相手を脳が勝手に敵と判断し接近できない)だけど、きみを救えますか――? 新設ハラスメント相談室の七転八倒!? お仕事エンターテインメントの新たなる金字塔が誕生!
  • 妖怪コンビニでバイトはじめました。
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    コンビニなのに薄暗い。 そんなコンビニに、なにげなく入った少年イズミ。 イズミは、霊感が強く、幽霊や妖怪が見える。 そのコンビニは、幽霊や妖怪専用のコンビニだった。 イズミは、この店でバイトをすることになる。ある日、死んだばかりの美少年の幽霊が入ってきた。 美少年の名は、タカジュン。アイドル志望でダンスが得意だった。 タカジュンは、生きる希望をなくした少女と一緒にパフォーマンスを演じ、店は大変盛り上がる。そんな中、タカジュンの葬儀が行われることになり、イズミも出席することになる。 タカジュンは、自分の葬儀をながめていたところ、重大なことに気がついた … …。 面白く読めて、読者に様々な生きるヒントを感じさせる物語。
  • 出絞(でしぼ)と花かんざし
    小説・文芸
    3.7
    1巻748円 (税込)
    京北山の北山杉の里・雲ケ畑で、六歳のかえでは母を知らず、父の岩男、犬のヤマと共に暮らしていた。従兄の萬吉に連れられ、京見峠へ遠出したかえでは、ある人物と運命的な出会いを果たす。京に出たい――芽生えたその思いが、かえでの生き方を変えていく。母のこと、将来のことに悩みながら、道を切り拓いていく少女を待つものとは。光あふれる、爽やかな物語。
  • 浮世小路の姉妹
    小説・文芸
    3.7
    1巻814円 (税込)
    町火消い組の鳶見習の昇吉は、老舗料理茶屋加賀屋うきよしょうじの姉妹、お佳世とお澄を知る。半年前の火事で両親と店を失った姉妹は、未だ火付けの下手人に狙われているらしい。い組の若頭吉五郎の命で下手人を探ることになった昇吉。探索の過程で、昇吉はお澄に関するある真実を知ることになる――。大江戸日本橋を舞台にした若者たちの、初々しく力強い成長の物語。

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