サイコトパス

山田正紀

謎の男から強引な手段で拘置所に呼び出された女子高生作家・新珠静香は、その囚人から奇妙な依頼をされる。「ぼくはバラバラ死体にされてしまいました。腕や足、頭がどこに行ったのか、それを探してほしいのです」。次々に起こる猟奇事件…これは現実なのか？ 幻想なのか？ リアルとフィクションが複雑に交差する著者渾身のサイコスリラー。「サイコトパス」の意味に到達したとき、これまで見えていたすべての世界が崩壊する。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 光文社
• 電子版発売日: 2022年11月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

山田正紀は個人的に当たり外れが少ない作家なんですが、その中でもコレはかなりの大当たり！クセのあるキャラクターに読んでいて何が何やら…のストーリー展開、入れ子構造になっている作中作と現実が錯綜する所なんかも「ミステリオペラ」的でハマるハマる（笑）先生ご本人も自信作って言ってる通りの名作 ☆…ただしダマサキファンにとっては、と言う意味でね（汗笑）ミステリと思って読むと終わった後に消化不良を起こすので、その辺りは心して欲しいな、と。

[ブクログ · ★★★☆☆]

後味の悪い結末ですが、豪快なトリックや逆説的なロジックは見所がありましたし、そこから徐々に世界が歪んでいくような不安感がとても良かったです。最後まで読ませる作者の筆力は流石です。
面白いかと聞かれれば素直に頷けませんが、メタフィクションが好きな方におススメです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

だいぶ昔に読んだ作品。印象に残りすぎてまだ離れてくれない。
ラストシーンが意味不明すぎてすごくもやもやする。