大久保洋子の作品一覧

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作品一覧

2024/01/24更新

ユーザーレビュー

  • 流浪蒼穹
    「宝をめぐって闘うことは、宝そのものより重要だ」
    地球へ向かう輸送艦、老いた艦長から老いた火星総督への伝言、物語はここから始まる。

    舞台である「火星と地球」は、火星独立時の事情から、「統制管理と経済支配」という社会構造の相違から、再び戦火を交える直前にあった。その様子は、まるで現代の「社会主義と資...続きを読む
  • 検察官の遺言
    うならせるほど、読み応えのあるミステリーでした。
    著者は中国の人で、本作を含むシリーズは、いずれも映像化され高い評価を得ているようだ。

    いきなりスーツケースを引いた狂ったような中年の男が騒ぎを起こし警官に拘束されるところから始まり、そしてそのスーツケースの中から出てきたのは全裸の男の死体だったとい...続きを読む
  • 検察官の遺言
    空は暗かった。いつになれば明けるのか、彼らにはわからなかった。

    最後に現実の中国政府役員が1人捕まった話が挟まる事で、物語が終わったあとの重みが増した。
    悪童たちからのシリーズで厳良が出てくる。
    前作と共通してるのかなと思ったのは
    物語の主人公がなし崩し的に関わって次第に存在感が大きくなっていくと...続きを読む
  • 夜の潜水艦
    夢の中で起きた出来事や登場人物たちの妄想が、現実に影響し、時に実現する中短編集。全ての作品に共通する、その幻想的な雰囲気が、とても好きだった。

    特に面白かったのは、少年が妄想の中で潜水艦の旅を重ねる「夜の潜水艦」。誰にも読まれることがない代わりに偉大な作品を書ける筆を手渡される「彩筆伝承」。名酒を...続きを読む
  • 検察官の遺言
    構成も内容も全て素晴らしかった。前作の「悪童」も素晴らしかったが今作も奥深かった。権力を傘にきた悪い奴がとことん悪くて、そこを崩そうと人生をかけた主人公達が素晴らしいとしか感想はない。
    華文ミステリが楽しみ。

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