日中競作唐代SFアンソロジー 長安ラッパー李白

日中競作唐代SFアンソロジー 長安ラッパー李白

豪華絢爛、大唐帝国を魔改造せよ――ラッパー李白が、怪獣パンダが、キチン質の李世民が、空海が、三蔵法師が大暴れ! 日本と中国の8作家が織り成す、国境を越えた奇跡のアンソロジー

「本書の目玉はもう一つ。中国と日本のSF作家による競作にチャレンジしたことである。本格的な日中競作のSFアンソロジーが日本で出版されるのは今回が初めてと思われる。日本の作家に唐代SFが書けるのか。そんな心配は無用だ。(中略)この先には激動の歴史と数多の物語、そして現在と未来を燃料に、新しい世界に到達した珠玉の唐代SFが待っている。ぜひページをめくって、編者が自信を持ってお勧めする八作を堪能してほしい。」(「序」より)

【目次】
序 大恵和実
「西域神怪録異聞」灰都とおり
「腐草為蛍」円城塔
「大空の鷹――貞観航空隊の栄光」祝佳音(林久之 訳)
「長安ラッパー李白」李夏(大久保洋子 訳)
「破竹」梁清散(大恵和実 訳)
「仮名の児」十三不塔
「楽游原」羽南音(大恵和実 訳)
「シン・魚玄機」立原透耶
編者解説「八岐の園そぞろ歩き」 大恵和実

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日中競作唐代SFアンソロジー 長安ラッパー李白 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1作め、あまりにも好きすぎて。

    灰都とおりさんの『西域神怪録異聞』
    歴史の行間にかき消されてしまった人々を描く物語が好きだ。愛おしむべき小さな人々。歴史にかききえる私たちの姿。それを丹念に、愛しむように愛情深く描く作家さんだ、と思った。何故旅に出るのか?作者は問う。(チートすぎる)

    玄奘三蔵の旅

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    タイトルのインパクトに惹かれて読みました。
    タイトルにもなっている作品が、一番印象的。作者もさることながら、これを翻訳した方が本当に凄いと思います。
    他の作品も、「…そう来たかぁ」「凄い進化の仕方する世界線だな(笑)」「これ、SF?SFかなぁ。…SFだったわ」「ここにその人を出すんだ!!」等々、色々

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    中国唐の時代の短編集8篇
    中国4人.日本4人によるアンソロジー。
    はちゃけた表題作、パンダの活躍?する「破竹」、ひらがなの元になりそうな話「仮名の児」が良かった。

    0
    2024年11月11日

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