江戸の食空間――屋台から日本料理へ

江戸の食空間――屋台から日本料理へ

935円 (税込)

4pt

4.2

盛り場に、辻々に、縁日に、百万都市江戸を埋め尽くしたファストフード屋台から、てんぷら、すし、そばは生まれた。庶民の愛した江戸前の味、意外に質素な将軍の食卓、調味料や嗜好品がもたらした食の発展、初鰹狂奏曲、料理茶屋の番付や料理書が出版されるグルメブーム、そして究極の料理茶屋「八百善」――。多彩で華麗な江戸の食空間を読み解く。

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江戸の食空間――屋台から日本料理へ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年10月13日

    面白い。
    江戸時代にどのように、どんなものが、どういう人によって広まって行ったか。わかって面白い。
    参考になりそうな文献のところをまた拾い出したい。

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    Posted by ブクログ 2019年05月26日

    ずっと昔から食べられていたように思っていた寿司やてんぷらといった料理が登場し、広まっていった過程を知ることができます。江戸という大都市の文化的な背景が外食文化の隆盛に繋がり、そこから多様な料理が生まれるというのが面白かったです。偏った人口構成が外食のニーズを生み、油や醤油の生産技術の発展が新しい流行...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月23日

    江戸時代に生まれた寿司や蕎麦、鰻の成り立ちや、下りものと呼ばれた酒や醤油などが関東で作られ始める様子がよくわかり、面白い。また、当時の食事の様子を再現しようと、幾つかの文献を手掛かりに庶民や武士、大名の食事が書かれている点は面白い。ただ、もっと当時の食事の様子が臭うようにメニューの様子がわかれば、も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月18日

    江戸の食文化を扱った本なのですが、握りずしやてんぷらや醤油をはじめ、各職業層の食生活や江戸の水道事情、料理茶屋などなど扱う範囲は広く、気軽に読める程度に深いです。著者は食文化論と調理学が専門という事もあり士農工商を身分制度と誤解しているところはありますが、内容にはまったく影響はないので気になりません...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月14日

    江戸の食文化を考察する本。
    屋台や料理茶屋などの町人文化の発展が今も続く日本料理店の礎となっているという構成。食文化の追求は特権階級の役目であるのが世界標準かと思っていたが、こと江戸については平民が中心となっている。貪欲な江戸の人々のエネルギーを感じさせる本

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