作品一覧

  • 平原のモーセ

    平原のモーセ

    小説・文芸

    5.0
    1巻2,772円 (税込)
    中国東北部発世界文学行き。 中国現代工業の一大拠点だった瀋陽市鉄西区は、90年代の改革開放の波に乗れず経営破綻が相次いだ。地元出身の著者が土地に息づく5つの物語を掬った初の邦訳短編集。新文芸誌「GOAT meets」掲載で大反響! 文革の記憶を引き摺る家族と、工場にリストラされた父娘。 連続殺人事件を機に運命は交わる。(「平原のモーセ」) 貧民街に暮らす少年はある日、非行少女と石炭工場に忍び込む。(「グラードを出る」) その冬、僕は父と離れて街外れの教会に住む叔母のもとへ向かった。(「光明堂」) 亡き父の言葉を残し、伯父は闇夜に飛び立った。(「飛行家」) 小説家は、他人の未発表原稿に、自分しか知らぬはずの真実を見た。(「北方は無に帰す」)
  • 検察官の遺言

    検察官の遺言

    小説・文芸

    4.6
    1巻1,232円 (税込)
    地下鉄で拘束された張弁護士のスーツケースには江検察官の遺体が入っていた。犯行を認めていた張は法廷で突如無罪を主張して……。
  • 死亡通知書 宿命

    死亡通知書 宿命

    小説・文芸

    4.3
    1巻2,970円 (税込)
    中国でシリーズ累計120万部突破のエンタメ警察小説。待望の第二弾! 法で裁けない罪人に予告殺人を繰り返す〈エウメニデス〉とそれを追う敏腕刑事の羅飛(ルオ・フェイ)。ふたりの攻防が激化するなか、かつて街中の少女たちを恐怖に陥れたバラバラ殺人事件の真犯人が徐々に姿を現していく。華文ミステリ最高峰のシリーズ第二弾
  • 喪服の似合う少女

    喪服の似合う少女

    小説・文芸

    4.3
    1巻2,090円 (税込)
    女性私立探偵・劉雅弦の元へやってきた女学生・葛令儀。彼女は劉に、友人の岑樹萱を見つけてほしいと依頼する。劉は調査を始めるが、岑樹萱を深く知っている者は、一人もいなかった。さらに劉は調査の中で死体を見つけ、殺人容疑で警察に逮捕されてしまう……
  • 江戸の食空間――屋台から日本料理へ

    江戸の食空間――屋台から日本料理へ

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻1,210円 (税込)
    盛り場に、辻々に、縁日に、百万都市江戸を埋め尽くしたファストフード屋台から、てんぷら、すし、そばは生まれた。庶民の愛した江戸前の味、意外に質素な将軍の食卓、調味料や嗜好品がもたらした食の発展、初鰹狂奏曲、料理茶屋の番付や料理書が出版されるグルメブーム、そして究極の料理茶屋「八百善」――。多彩で華麗な江戸の食空間を読み解く。
  • 日中競作唐代SFアンソロジー 長安ラッパー李白

    日中競作唐代SFアンソロジー 長安ラッパー李白

    小説・文芸

    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    豪華絢爛、大唐帝国を魔改造せよ――ラッパー李白が、怪獣パンダが、キチン質の李世民が、空海が、三蔵法師が大暴れ! 日本と中国の8作家が織り成す、国境を越えた奇跡のアンソロジー 「本書の目玉はもう一つ。中国と日本のSF作家による競作にチャレンジしたことである。本格的な日中競作のSFアンソロジーが日本で出版されるのは今回が初めてと思われる。日本の作家に唐代SFが書けるのか。そんな心配は無用だ。(中略)この先には激動の歴史と数多の物語、そして現在と未来を燃料に、新しい世界に到達した珠玉の唐代SFが待っている。ぜひページをめくって、編者が自信を持ってお勧めする八作を堪能してほしい。」(「序」より) 【目次】  序 大恵和実 「西域神怪録異聞」灰都とおり 「腐草為蛍」円城塔 「大空の鷹――貞観航空隊の栄光」祝佳音(林久之 訳) 「長安ラッパー李白」李夏(大久保洋子 訳) 「破竹」梁清散(大恵和実 訳) 「仮名の児」十三不塔 「楽游原」羽南音(大恵和実 訳) 「シン・魚玄機」立原透耶  編者解説「八岐の園そぞろ歩き」 大恵和実
  • 流浪蒼穹

    流浪蒼穹

    小説・文芸

    4.0
    1巻3,190円 (税込)
    地球とコロニーである火星のあいだで戦争が起き、終結した。友好のため、火星の少年少女は使節として地球に送られるが、かれらは地球と火星のどちらにもアイデンティティを見いだせず……。「折りたたみ北京」でヒューゴー賞を受賞した著者の美しきSFドラマ
  • ガーンズバック変換

    ガーンズバック変換

    小説・文芸

    3.8
    1巻2,310円 (税込)
    ネットへの視覚的なアクセスを遮断する規制が敷かれた香川県からやってきた女子高生の大阪観光サイバーパンクの表題作、百合SFアンソロジーや『異常論文』へ書き下ろしとして発表された短篇群など、『元年春之祭』著者による知性と感情を揺さぶる小説全8篇
  • 絶縁

    絶縁

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    奇跡のアンソロジー、日韓同時刊行! 突如若者に舞い降りた「無」ブーム。世界各地に「無街」が建設され――。 (村田沙耶香「無」) 夫がさりげなく口にした同級生の名前、妻は何かを感じとった。 (アルフィアン・サアット「妻」/藤井光・訳) ポジティブシティでは、人間の感情とともに建物が色を変える。 (ハオ・ジンファン「ポジティブレンガ」/大久保洋子・訳) 先鋭化する民主化運動の傍らで生きる「あなた」たちの物語。 (ウィワット・ルートウィワットウォンサー「燃える」/福冨渉・訳) 都市に走った亀裂、浸透する秘密警察、押し黙る人びと。 (韓麗珠「秘密警察」/及川茜・訳) ブラック職場を去ることにした僕。頭を過るのは死んだ幼馴染の言葉だった。 (ラシャムジャ「穴の中には雪蓮花が咲いている」/星泉・訳) 家族の「縁」から逃れることを望んできた母が、死を目前にして思うこと。 (グエン・ゴック・トゥ「逃避」/野平宗弘・訳) 3人の少年には卓球の練習後に集う、秘密の場所がある。 (連明偉「シェリスおばさんのアフタヌーンティー/及川茜・訳) 6人の放送作家に手を出した男への処罰は不当か否か。 (チョン・セラン「絶縁」/吉川凪・訳)

ユーザーレビュー

  • 死亡通知書 宿命

    Posted by ブクログ

    待ち望んだ作品の第2段。正直1作目よりも緊張感とかは少なかった気がする。けれど羅飛の戦略とか、メンバーの描写とか、全てがココに繋がってるのかと、至福の読書タイムを頂いた。今作は切ない気持ちで終わったが最終作が楽しみでならない。

    0
    2026年07月26日
  • 喪服の似合う少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1930年代の中国を舞台にした、女流探偵ハードボイルド。中華ナンチャラってバカにするなかれ、ここまでしっかりしたスタンダードなハードボイルドは、日本だけでなく世界中観てもそう多くはないはず。

    話の筋は探偵もの定番の出生の秘密探しで、喫煙飲酒運転格闘友情と、ハードボイルドメニューを完全に(しかも相当高いレベルで)提供して、あっと驚く急展開のラストまで持っていく凄さ。しかも、活躍する女性登場人物たちのカッコ良さったらもう。

    こんな作家がこんな小説を書く人もいる中国という国家の底知れなさ、政治と経済面だけ見ていると社会主義的面白みのない冷たい怖い国だと思うし、その一面も決して間違いではないはずなんだが(EX:ジャッキーチェンの体たらく)、それだけではない奥の深さと底知れなさ。

    差別と偏見だけに浮かれてたら、もっともっとエラいところまで差をつけられるぞ、高市ジャパン

    0
    2026年03月06日
  • 平原のモーセ

    Posted by ブクログ

    良い。不思議な風景を夢見ているときのような、懐かしい透明な香りがする感情豊かな本。出会えてとてもほっとした。

    0
    2025年12月17日
  • 検察官の遺言

    Posted by ブクログ

    弁護士の張(ジャン)が地下鉄の駅で爆弾騒ぎを起こす
    そして彼のスーツケースから元検察官の江(ジアン)の遺体が発見される
    江は張の教え子で自分が殺害したと…
    しかし初公判で、張は突然自供を覆し、捜査は振り出しに戻る
    警察が再捜査を進めるが…そこには…

    初めての華文ミステリ!
    過去と現在が交錯しながら物語が進むが大変読みやすかった
    というかこんな作品、中国では大丈夫なの?圧力があったのでは…と思ってしまった…
    ラスト一行が意味深だな、と思ったら解説によると中国人ならどういうことなのか分かるらしい…
    中国社会の暗部!こわい…
    しかしそれでも
    巨悪に立ち向かっていこうとする男たちの姿には涙した
    すばらしい作品だった

    0
    2025年11月28日
  • 絶縁

    Posted by ブクログ

    絶縁という言葉が胸に刺さる物語です。
    特に村田沙耶香の短編は、日常の中で人と人との距離がどんどん遠くなっていく様子を、まるで冷たい風が吹き込む部屋のように描いています。私たちの生活にも似た閉塞感が漂い、そこから逃れたいけれど抜け出せないジレンマがリアルに感じられました。
    特に「普通であること」の意味を改めて考えさせられ、登場人物の孤独や痛みがまるで身近な誰かのつぶやきのように響きます。社会との絶縁、それに伴う心の痛みや喪失感を繊細に表現し、自分の周りの人間関係を振り返るきっかけにもなる一冊です。
    すごく後味悪くて好きです。

    0
    2025年10月19日

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