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七月隆文さんが贈る、ハーブの香りただよう癒やしの物語が、待望の文庫化! 13歳の春休み。家でも学校でも居心地の悪さを感じていた由花は、家族のもとを離れ、田舎で薬草店を営むおばあちゃんと暮らす決心をする――誰にも言えない友達・サラとの永遠の友情を守るために。森の中に佇む古いが落ち着いたお洒落なお店、自分のために作られた手作りの部屋、魔法の本みたいな日記帳、そして、由花のための特別なハーブティー……。おばあちゃんとサラと一緒の田舎暮らしは、由花の心をふんわりと満たしていく。それは、春を迎える再生のはじまりだった。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』や『100万回生きたきみ』など、細やかな心の機微を瑞々しく描く名手・七月隆文さんが綴る、少女達の物語がはじまります。
※本書は2020年10月刊行の単行本『サラと魔女とハーブの庭』を文庫化したものです。
Posted by ブクログ 2023年10月01日
最初本を開いて少し読み進めたら惹き込まれるみたいにすんなり入ってくるストーリーでハーブ好き不思議空間が好きな私にはかなり好きな感じでした。
最後までサラはなんなのか…謎は明かされる事はなく読み手の妄想とこうだといいな~ってのが詰まってる作品。
物語に出てくるおばあちゃんの生き方羨ましいかぎりで孫へ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月24日
梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』が好きなので似たような感じかな?と思い購入。
おばあちゃん(魔女)は人生の教訓なんかを直接教えたりはせず、ただ由香が安らげる居場所をくれて、そっと見守ってくれる。
由佳はサラに頼りながら、大人ではないけれど子供とも言い切れない今の自分を受け入れようと試行錯誤してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月06日
主人公の由花が、モヤモヤした想いや不安に押しつぶされそうになりながらも、自分と向き合って、少しずつ成長していこうとする物語。
由花の空想上の友達「サラ」のように、この人は自分の味方だ!とかこの人が居てくれたら大丈夫だ!って思える友達が居るって本当に心強いし、幸せなことだと思います。
でも、大人になる...続きを読む
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