天使の跳躍

天使の跳躍

2,000円 (税込)

10pt

「神に愛された天才」vs「人に愛された中年の星」

知られざる将棋のタイトル戦を舞台に繰り広げられる、感動の人間ドラマ。
恋愛小説の金字塔を立てた著者が開いた、新境地。

40歳までタイトルを獲れなかった棋士は、引退まで無冠に終わる――。
それが才能と加齢による限界がもたらす、将棋界の残酷な歴史。
田中一義は46歳。かつて5度もタイトル挑戦に敗れ、
あと一歩で栄冠に届かなかった「悲運の棋士」。
それでも諦めずにきた彼に奇跡が微笑み、
念願のタイトル挑戦権を手に入れた。
だが迎え撃つ相手は「令和の王」――源大河八冠。
まだ一度もタイトル戦で敗れたことのない、全盛期の若き天才。
それは誰もが絶望する、中年棋士のラストチャンスだった。

家族と戦友、元天才の弟子との絆、初恋と、青春の残光……
これまでの人生のすべてを星のごとく燃焼させる一義は、
神の子に届くのか。

熾烈な才能の世界と家族愛をみごとに描いた傑作。

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天使の跳躍 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    心身ともにピークがすぎた46歳のおじさん棋士が悲願のタイトルに挑む。プロ棋士たちがしのぎを削る超一級の頭脳戦。対局の緊迫感にゾクッとする。将棋に詳しくない私でも最高に面白かった!おじさん棋士がとても人間臭く(だらけたりかっこつけたり思わず失言しちゃったり)、自然に肩入れしてしまう。言わない後悔より言

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    プロ将棋の世界を知れた一冊になった。
    特に対局中の会場運営側の気遣い(音の邪魔にならないように水道を止めるなど)には、感動した。
    また、対局中のシーンや勝つための葛藤のシーンには惹きつけられて目が離せなかった。

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

     最後の光のエピソードが、さらにこの小説の世界を、広く大きいものにした。
     人生を生真面目に生きてきた。そんな登場人物達の姿に心が洗濯されてしまいそうだ。

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    将棋を題材に勝負する様を程よく会話形式な所が有り、読みやすくて凄く良かったです。
    これは感動する作品でも有り、読んでいて大満足な1冊でした。
    次の作品も将棋小説を読みたいですね。

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    将棋は全く分からないのだけど、こういった将棋の戦いの中にある人間ドラマのお話は凄く好みです。漫画でいえば「三月のライオン」とか。
    挑戦者にも王者にも必ず苦悩があってもがいて、なお盤に向かう姿勢がかっこいい。
    心震えた。
    もちろん師匠もそうだけど、弟子の元天才少年の方も素晴らしい立ち上がり方だった。

    0
    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    読み終わって涙と感動で脳が混乱。将棋は少しわかるけれど、棋譜はさっぱりわからない。でも、対戦している2人の雰囲気はとても理解できて田中一義八段を応援している自分がいる。源八冠は藤井聡太君だろうかなどと想像したり、でもまだ27歳じゃあないものね。などと思ったり。将棋に人生を賭けて、周囲の期待を一身に受

    0
    2024年11月02日

    Posted by ブクログ

    将棋の世界って厳しいねぇ!

    40歳までタイトルを獲れなかった棋士は、引退まで無冠に終わる
    それが才能と加齢による限界がもたらす、将棋界の残酷な歴史


    田中一義は46歳
    かつて5度もタイトル挑戦に敗れ、あと一歩で栄冠に届かなかった

    彼のあだ名は「悲運の棋士」
    しかし、あとを継ぐ言葉がある


    0
    2024年11月01日

    Posted by ブクログ

    将棋のルールは知っていますが
    棋譜や戦術は知らない読者です。

    個人的には「面白い!!」
    どの様な展開になるのか気になって
    どんどん読んでしまいました。

    棋譜や戦術を知って読んでみれば
    見方が違ってまた面白いかも。

    星川との再会期待してました(笑)
    弟子である涼のその後のストーリーが
    読みたい。

    0
    2024年10月30日

    Posted by ブクログ

    久々に夢中になって読んだ本。全く将棋を知らない私でも力が入り応援した。読み終わった後は、清々しい気持ちに。

    0
    2024年10月01日

    Posted by ブクログ

    とても清々しくて気持ちの良い物語との出会いになりました。
    将棋のことはあまり分からないのですが、そんな私でも楽しめました。
    将棋に情熱を注ぎ、登場人物の熱がたくさんの人の心を動かし、心動かされた人が感謝の気持ちで恩返ししたくなる。
    それぞれに抱える将棋への接し方や考え方は違っても、第1線で活躍される

    0
    2024年09月26日

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