東京、はじまる

東京、はじまる

小説・文芸
1,001円 (税込)

5pt

日本銀行本店や東京駅など、近代日本を象徴する建物を矢継ぎ早に設計した、
明治を代表する建築家・辰野金吾。

下級武士から身を立てるべく学問に励み、洋行して列強諸国と日本の差に焦り、
帰国後はなんと恩師ジョサイア・コンドルを蹴落として
日銀の建築を横取りする……!

周囲を振り回しながらも、この維新期ならではの超人・金吾は熱い志で
近代日本の顔を次々を作り上げていく。

日銀の地下にある意外な仕掛け、東京駅の周辺にかつて広がっていた海の
蘊蓄など、誰もが見慣れた建築物の向こうに秘められたドラマを知ることもできる。

ベストセラー『家康、江戸を建てる』の著者が
「江戸を壊して東京を建てた」辰野金吾を描く、大きく楽しい一代記!

※この電子書籍は2020年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    東京、はじまる
  • タイトルID
    :
    1327450
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年04月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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東京、はじまる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    建築家、辰野金吾の大河小説。
    正に大河と呼ぶに相応しい、波乱万丈の人生だった。

    決して順風満帆ではないし、何より集大成とも言える建築に向かう頃には自分の老いを受け入れて新しいものを拒絶してるんだもんね。
    栄枯盛衰、なるほどなるほど。

    好きなシーンは色々ありますが、どこか1つを選べと言われたらやはり前述した箇所、辞表を突き付ける松井とのシーン。
    時代の移り変わりと共に老いからも逃れられない。。。
    『コーヒーにはうるさいぞ』からの『コーヒーはなかなかうまかった』の流れがより一層胸を締め付けます。
    もはや、自分は最先端ではないことを社会全体が示してるんですよね。
    切ない、切ないよ。

    コンドルとの再会も最高ですね。

    ラストも良かったなぁ。
    思わず国会議事堂の建築家を調べちゃったよ笑

    0
    2023年10月04日

    Posted by ブクログ

    万城目学との対談本「ぼくらの近代建築デラックス! 」が面白かったので、その対談相手である門井慶喜を初めて読んでみた。
    とても面白かった

    東京駅を代表とする辰野式と、それとは様式の異なる日本銀行本店。
    日銀の支店でも、京都支店は辰野式で、大阪支店は本店と同じスタイル。
    という2つの様式の関係が以前から気になっていたが、この本を読んでその事情を理解できたのも嬉しい

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    辰野金吾の一代記。
    コンドルの弟子で東京駅を設計した人、程度の知識で読んだ。
    日銀と東京駅を軸に話は展開し、最後は議事堂コンペの導入まで。
    師匠コンドルを越えていき、近代ビルディングの波に越えていかれる姿はなんともいえない。
    ただ、東京をつくるという意識と野心は凄い。議事堂をめぐる妻木との争いも、矢橋の視点を入れることで批判的な評価を入れてもストーリーが破綻しないのが凄い。
    曽禰達蔵のほか妻木、松井、今村など、この時代の様々な建築家との関係性も読んでいて面白かった。

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    江戸時代が終わって、江戸が東京になった時に、東京を諸外国に負けない都市に創り上げていった人の話。
    これからの日本がどうなっていくのか、というよりもっと主体的にどういう国にしていくのかというビジョンを持って、日本銀行や東京駅を作った人の話。
    なんで昔の人はこんな熱い思いを抱けるのかわからなかったけど、一節に「国家の方が年下なのだ」とあり、なんだか腑に落ちた。

    0
    2025年05月10日

    Posted by ブクログ

    辰野金吾の二大建築、日銀本店と東京駅の建設を軸に辰野金吾の生涯が活き活きと描写されていて、話の展開がとてもおもしろい。ジョサイア・コンドル、曾禰達三、片山東熊、高橋是清など史実上の人物との絡みも臨場感を持って描かれていて、その時代の雰囲気を身近に感じられて楽しい。

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    辰野金吾のイギリス留学からの帰国後から日本銀行本店と東京駅の設計建築までの生涯を描いた一冊。

    辰野金吾という名前は知っていましたが、初めて人物像を知ることができました。

    明治維新で江戸時代の名残が残る時代。
    西洋に追いつけ追い越せと日本が大変貌を遂げた時代。

    師匠のイギリス人のコンドルと日本銀行の設計を巡り、時の総理の伊藤博文への直談判した時の師弟対決。
    その師弟対決を超えて、友情を死ぬまで持ち続けてきた二人の絆。コンドル先生の懐の大きさがあったからこその辰野金吾がいたのですね。

    妻の秀子の献身ぶりや、苦楽をともにした曽禰達蔵の身分を超えた友情。高橋是清との接点。
    偉人は偉人を呼ぶですかね。

    死の間際に梅太郎の言った「お義父さん。このおちょこは、今度は別のものを飲むのに使いたいですね」が涙を誘いました。

    「人が仕事を選ぶのでなく、国が人を選ぶのである」
    仕事の本質をつくハットする言葉な気がします。

    最後の方は名言ばかりですが、辰野金吾や当時の偉人たちが今の日本を見て、何を思うのでしょうね。

    0
    2023年05月17日

    Posted by ブクログ

    日本近代建築の父と言われる辰野金吾の物語

    日銀や東京駅の建設を担い、東京の街づくりに貢献された方

    恩師であるコンドル先生とのやり取りや周囲の達蔵さんとのやり取りに面白さを感じた。

    多くの政界人物との関わり合いも触れられていて、ロマンを抱いた

    0
    2023年04月25日

    Posted by ブクログ

    日本銀行、東京駅を建築した辰野金吾さんの一代記

    留学先から戻った場面から始まり、夢や理想を語り実現に向けて進んでいく。

    欲しいと思った仕事のためには師匠を否定することも厭わない豪快で単純な金吾。

    晩年、弟子から否定され若かった頃に自分が師匠にしたことを思い出し、老いた自分に嫌気がさしながらも新しいことを生理的レベルで受け入れられないことで喪失感を覚えるあたりは切なかった。 

    時代が時代なだけに、色々なものが西洋式に変わっていく過渡期に取り残されていくような感覚は社会人なら誰でも経験することだけど、仕方のないこと。

    物語の中の言葉を借りれば
    人間は、真摯に仕事する限り、誰でも過渡期の人である。

    そして、盟友の曽禰達三さんや弟子たちの存在が終始、光り、辰野金吾さんの人柄がよく分かるようだった。

    建築業界に興味はなく、タイトルで購入したけれど
    建物を知っているだけにその建築過程を覗き見ることが出来たような作品だった。

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    熱き建築家の一生を描いた物語。
    この時代を生きた人の情熱はすごいなと
    シンプルに感動した。とにかく熱い。
    男というより漢感。
    建築の専門用語が多いので、少し内容は難しめ。

    わずか30年間で統治体制が変わり、身分が変わり、街並みも変わった激動の明治時代。
    今は見慣れた東京駅や日本銀行がこの時代に作られた背景など初めて知ったし、
    デザインに込められた思いなど時代を知らないと理解できないものも多かった。

    一応星3だが、読み返すほどいい作品じゃないかなと思って、また時間を置いて読み返そうと思う。

    0
    2023年07月24日

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かった銀河鉄道の父の作者×大好きな東京駅の話
    と言うことで大期待して読みました。結論楽しめたし、すごく勉強にもなったのですが、主人公自体の魅力度、魅力的に描かれているかどうか、で言うと、完全に政次郎に軍配でした。笑
    でも本当に勉強になりますよ!

    0
    2023年05月30日

東京、はじまる の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    東京、はじまる
  • タイトルID
    :
    1327450
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年04月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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