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Posted by ブクログ 2023年04月02日
正直な感想は序盤は退屈かつ、時系列が複雑な場面転換についていけず読みづらかった。
しかし、最後まで読むと、序盤〜中盤までのつかみどころのない話が意味を持つ。
繰り返して読みたい作品のひとつになった。
はっきりとした起承転結があるわけではないので、他の感想でもあるように退屈と感じるかもしれない。王道の...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月25日
おもしろかった。何が面白かったってとてつもない衝撃があったわけでも、特段感動があったわけでもないが、この小説でしか感じられない不思議な、ある種「放り投げだされた」感覚になる。それがまた面白いのだ。だって、小説が読者を放り出すのだから。しかし、これは、少しの哲学の知識か、著者千葉雅也の他の書籍などを読...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月23日
TwitterのTLで気になって手に取りました。不思議な読み心地の作品でした。ドゥルーズの修士論文を書く「僕」の大学生活と哲学的論理思考が展開されてゆく。ゲイであることの視点=身体論なども新鮮な思考に触れたように感じました。一人称で書かれた小説であるのに、唐突に三人称視点が挿入される点も巻末の町屋良...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月02日
哲学がエンタメとなって、元々哲学に関心のなかった層にも手の届くところまで降りてきた、というイメージを持った。國分功一郎さんの本が話題になったりと、最近フランスの現代思想の流行を感じるが、少しでも齧ったことのある人は楽しめる作品になっていると思う。
主人公は同性愛者の院生で、ドゥルーズの生成変化につ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月14日
長らく積読の状態で読めていなかった、千葉雅也さんの小説デビュー作『デッドライン』を読んだ。ページをめくり始めてから、最後まで止まらなくなる。こうした小説に出会える機会は年々減っているから、初めて読書の悦びに目覚めた中学生の頃を思い出して嬉しくなる。ありていに言ってしまえば、全ての私小説は当人にしか書...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月08日
千葉さん、小説書いたんだね。
対象として好き(=欲求?)なことと、
なりたいと思う(=憧れ?)こと、
似てるようで違うことだよなあと。
あと、誰からも連絡のない一日というものを
もう経験することがないのではと愕然としたり。
ドゥルーズを修士論文のテーマとする
哲学科の大学院生が主人公。
ドゥ...続きを読む
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