龍神の子どもたち

龍神の子どもたち

1,760円 (税込)

8pt

大人になって忘れてしまったかもしれない
他人を思いやる物語

書店員さん本読みのプロから感動の声が続々!


生きていくうえでの強さを知る術を教えてくれる作品。(伊吉書院 盛岡南サンサ店 土屋静香さん)

神への畏れ、自然との共生、思いやりの心……。いまいちばん拡散したい一冊だ!
(ブックジャーナリスト 内田剛さん)

誰かのためを想い、行動することで、一生忘れられない絆が生まれる。読んで一緒に成長できる奇蹟の物語。
(うさぎや 矢板店 山田恵理子さん)


大人の私たちにこそ、いま何が必要かを導いてくれる力がある。(ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん)

極限状態のなかで結んだ友情。そして学んだ“自分で考えて生きる”という力。

新中学生の長谷部幸男は憂鬱だった。自分の集落が都市開発の余波で、地元派とニュータウン派とに
分かれてしまったのだ。新興地の子は洋式便所を自慢し、地元の子は鍵っ子という存在を訝った。
夏休みになると幸男ら両派の男女九人は林間学校に参加した。その晩、突然の土砂崩れが宿舎を
飲み込み大人は全員死亡してしまう。集落には神の山と、天災が絶えない禁忌の山が並ぶのだが、
開発派は戒めを無視してそこに建てた。呆然とする九人は必死に神の山を目指す。闇に怯え
難所を超えるなか、お互いを理解し始め……。



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龍神の子どもたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月24日

    地元集落が土地開発で地元派とニュータウン派で別れてしまい幸男が行く中学校でもクラスで派閥的になるが林間学校でおきる事故から助け合いながら相手を尊重し思いやりが出来るようになる。夏休みに起こったことから子供達が大人になって今の大人達とは違う付き合い方が良い方向へと出来るようなそんな希望が見えました。
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    Posted by ブクログ 2024年02月26日

    課題図書になりそうな話でした。
    色々なタイプの中学生たちがいて面白い。
    ただ主人公?の幸男は、なんとなく共感できず…

    でも、子どもたちは成長していきます。
    新しい経験をして、自分で考えて、
    みんなどんどん成長していく~
    そして幸男も…ちょっぴり成長しました。
    (大人は頭も心も頑なで変われないけど…...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月20日

    誰かを思いやる気持ちを大人になったらつい忘れがちになる。個々の尊重も大切だか忘れずにいたいと思った。

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    Posted by ブクログ 2021年03月18日

    田舎に押し寄せる開発の波。
    わかりやすく対立する子どもたちの姿に、
    SNSがないと、こんなに率直に言い合うのかと新鮮な気持ちがした。

    そんな中、中盤から、まさかの展開。
    さすがに面食らった。
    しかも、その後も怒濤の勢いで突き進む。
    こんな展開、ありなのか?

    子どもたちの冒険というには、あまりにも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月01日

    子どもたちは、それぞれの困難を乗り越えていくなかで
    大人たちは気づかないほどの成長をしているのではないだろうか。

    大人たちの壁は大きい。
    大人たちの影響で子どもたちも壁を作る。
    だけど、こどもたちは
    きっかけさえあればどんな壁も乗り越えていく。

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    Posted by ブクログ 2021年02月20日

    初出 2019〜20年「小説NON」

    ゴルフ場開発がまだ続き、携帯電話がなかった昭和の終わりの話。造成中のゴルフ場の下の崖下のコテージで行われた林間学校に参加した中学1,2年生9人は夜土砂崩れに巻き込まれる。1階と外にいた大人たちは助からなかったが、2階にいて助かった9人は、危険を感じて脱出するが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月09日

    乾ルカ先生の得意な田舎の風習、伝説、神を題材にした物語だ。中盤ぐらいからは、状況が目に浮かぶ迫力だ。純な子供達に語らせる手法は見事極まりない。

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    Posted by ブクログ 2020年12月15日

    少年少女の冒険ロード小説。

    15少年漂流記やスタンドバイミーを思わせる。

    まだ経済成長が続く昭和の後半の時代設定もうまくはまっている。

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    Posted by ブクログ 2020年12月02日

    昭和50年代の地方都市を舞台に、中学生になったばかりの子供たちの姿を夏休みまで追う。新興住宅地に越してきた人々と地元で生まれ育った人々の対立、いじめ(現代のものほど陰湿ではないが)、神聖な山に迫る開発計画など、様々な問題を孕みながら物語は進む。そしてクライマックスでそれらのすべてが収斂し伏線も回収さ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月16日

    桐人くんが自らが考えるきっかけになる秀明君からの言葉やさらに深く考える事になる幸男くんの祖父からの言葉により、考え導いた答えは、…。
    舞台の昭和50年代よりも令和の現在の情報過多の時代。それに、流されず自らがより深く考える難しさを感じる。心星になるように優しさを深く定めて生きていきたいと思う。

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