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ファンを名乗る主婦から、亡くなった姉の伝記執筆を依頼された新人作家の律。その姉は生前の姿形が律と瓜二つだったという。取材のために主婦の自宅を訪れると、娘は驚愕の表情を浮かべ、夫は意味ありげに見つめてきた。伝記を書き進めるうち、依頼主の企みに気づいた律。姉は本当に死んだのか ――?孤独な姉妹の、時を超えた愛の物語。
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Posted by ブクログ
書くことと書かれることについて、「未文字」という概念を持ち出していておもしろかった。
帯や後ろのあらすじを読んで想像していた物語とはかなり違っていて(特に序盤から終盤にかけて)、わたしは何を読んでるんだっけ?と立ち止まることがしばしばあったものの、物語の最終盤に差し掛かったところで、「道理でポップな文体なわけだ」とその違和感に納得が行った。
ただ、やはり終盤までの文体に引っ張られて、読んでいる途中から「これはどんなミステリーなのかな?真相はなんだろう?あ、いや、ミステリー小説じゃないんだった」とわくわくしかけてはそれを打ち消す、となってしまって、楽しみきれなかった。
いっそもっとミステリー調に振り切っている物語の方が、読む側であるわたしにとっては面白かっただろうと思うけど、それは筆者が書きたいテーマではないんだろう。
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