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Posted by ブクログ
登場人物
大間木琢磨
精神の不調により、職と家庭を失っている
父の仕事着や車のキーがきっかけとなり、過去の映像を見ることがある
大間木史郎
琢磨の父。本人は5年前に他界しているが、琢磨が見る映像は史郎の目線で語られている
物語
琢磨は自分は何者なのか、ここにいていいのか不安になるほどの失意の中、実家に身を寄せている
前に進むこともできずいたところ、家の整理中に父の仕事着を見つける
袖を通してみると、目の前には全く別の光景-40年前の相馬運送の光景-が飛び込んでくる
そこには、父史郎がBT21号というボンネット・トラックを中心とした激動の時代を生き抜く様子があった
琢磨は前を向いて立ち上がれるのか、父の過去がなぜ見えてしまうのか、…自分探しの旅が始まる
読後感
後編の方に書こうと思います
続きが気になり、すぐに下巻に手を伸ばしたくなりました
Posted by ブクログ
「物語」のすべてが Back To
現代から過去へ 父から息子へ
記憶の鍵 喪失と再生 崩壊する家庭
「BT21」という車番に目を留めた。BTはボンネット・トラックの略、21番は、平と片岡が担当していたトラックだ。
「BT21」 桜庭は再び、その車番を口にした。「そいつは呪われたトラックだ」
「私は長く入院生活をしていました」 桜庭の表情にわずかばかり、満足そうな色が浮かんだ。琢磨は、発症した経緯、現況、そして夢で見た相馬運送のことを話した。そこに出てきた三つ葉銀行、若き日の桜庭、ボンネット・トラックが居並ぶターミナルの光景。それを見つけるために羽田周辺を歩き回ったこと。そこで偶然、銀行の歴史展の資料を見せられ、その〝つて〟で、桜庭の連絡先を知ったこと。一昨夜、再び過去へ行った琢磨が、史郎に「宅配便」を教えたこと。
父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、40年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋……。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる――。父と息子の感動長編。
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