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「物語」のすべてが Back To 現代から過去へ 父から息子へ 記憶の鍵 喪失と再生 崩壊する家庭 父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、40年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋……。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる――。父と息子の感動長編。
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Posted by ブクログ
登場人物 大間木琢磨 精神の不調により、職と家庭を失っている 父の仕事着や車のキーがきっかけとなり、過去の映像を見ることがある 大間木史郎 琢磨の父。本人は5年前に他界しているが、琢磨が見る映像は史郎の目線で語られている 物語 琢磨は自分は何者なのか、ここにいていいのか不安になるほどの失意の中、実家...続きを読むに身を寄せている 前に進むこともできずいたところ、家の整理中に父の仕事着を見つける 袖を通してみると、目の前には全く別の光景-40年前の相馬運送の光景-が飛び込んでくる そこには、父史郎がBT21号というボンネット・トラックを中心とした激動の時代を生き抜く様子があった 琢磨は前を向いて立ち上がれるのか、父の過去がなぜ見えてしまうのか、…自分探しの旅が始まる 読後感 後編の方に書こうと思います 続きが気になり、すぐに下巻に手を伸ばしたくなりました
通勤の帰宅時には小説にしていますが、1日の仕事を忘れられるわずかな時間ですが、銀行の話やビジネス関連の話が中心の池井戸潤氏の作品とは違った黒い部分が全面的に出ているこの作品は惹かれます。後編も楽しみ!
精神を病んで2年間の闘病生活をしていた主人公が、手にした父の遺品で40年前の若かった父の記憶が蘇るのは現実か幻想か? イントロはちょっととっつきにくいが、徐々に池井戸ワールドに引き込むあたりは流石と言いたい 真面目で堅物だと思っていた父が、女性の胸と顔に視線を走らせるのをみてやはり父も男なのだと納得...続きを読むする息子など、ユーモアも織り交ぜながら、運送業の男臭さを描くあたりは、甘みと塩気の無限ループに誘い込んでくれる 上巻を読み終わった瞬間から下巻が読みたくなる ちなみに上巻では、池井戸作品お得意の銀行の世界は薄めに描かれている
池井戸先生の本にしては珍しくファンタジー?とも思ったのだけれども、年老いても尚、しっかりとした記憶を後付される銀行家が登場するとは、やはり 「らしい」感じがした。 昭和の高度成長期の運送業に携わった男が直ぐ側で見た事件のその真相、そして出会った男たち、母と子。少しホラーじみたシーンもあり、一気読み必...続きを読む至。古き良き時代というよりも昭和のオリンピックを目前とした東京近辺の田舎じみた風景も目に見えるような、殺伐さも感じられる。
単なるタイムスリップものなのかな、と思っていたら、過去の世界で見える出来事がどんどん事態が重たい方向へ進んでいって驚きました。この先どうなるんだろう、これ以上何が起こるんだろう、とどんどん読むスピードが早くなっていきました。
上下巻合わせての感想 父の遺品の影響で40年前の父を見ることになる 40年前にタイムスリップというよりは父の目線で過去に介入することなく、昔の映像を見ているよう 上巻の最初は少し退屈に思いながらも主人公や父親の日常・・・という感じだったが、少しずつ不穏な気配がする そして想像を絶する事件が起こ...続きを読むる! この展開にはびっくりした! 自分が知っている池井戸作品っぽくないけど、まんまとストーリーに引き込まれた! お父さんすげー!!がリアルな感想
精神を病んで離婚もし、しばらく入院生活を余儀なくする主人公、大間木琢磨。ある日、父親の史郎の遺品を見ていたら、夢とも区別がつかぬ幻想を見る。 あまりに現実的でリアルな印象のそれに取り憑かれる。 アメリカの有名な映画「クリスティーン」を彷彿通させる旧式のボンネットタイプのトラック「BT'6...続きを読む3」を中心に繰り広げられるファンタジー作品上巻。
最初は状況掴めなかったけど、過去の父と現在の子供が謎を追いかける話と分かってきた。時代背景から昔の作品だと感じるが、先が気になる展開。
タイムリープで、ミステリーで、サスペンスで、親子の物語でもあるし、お仕事小説の側面もあり、恋愛も!?先が気になり一気読み。下巻も楽しみです。
つまらなくはないけれど…タイムスリップや他人の記憶が移る話があまり好みじゃない自分を知った… 後半に期待!
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