【感想・ネタバレ】新装版 BT’63(上)のレビュー

あらすじ

「物語」のすべてが Back To
現代から過去へ 父から息子へ
記憶の鍵 喪失と再生 崩壊する家庭

父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、40年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋……。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる――。父と息子の感動長編。

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Posted by ブクログ

登場人物
大間木琢磨
精神の不調により、職と家庭を失っている
父の仕事着や車のキーがきっかけとなり、過去の映像を見ることがある
大間木史郎
琢磨の父。本人は5年前に他界しているが、琢磨が見る映像は史郎の目線で語られている
物語
琢磨は自分は何者なのか、ここにいていいのか不安になるほどの失意の中、実家に身を寄せている
前に進むこともできずいたところ、家の整理中に父の仕事着を見つける
袖を通してみると、目の前には全く別の光景-40年前の相馬運送の光景-が飛び込んでくる
そこには、父史郎がBT21号というボンネット・トラックを中心とした激動の時代を生き抜く様子があった
琢磨は前を向いて立ち上がれるのか、父の過去がなぜ見えてしまうのか、…自分探しの旅が始まる
読後感
後編の方に書こうと思います
続きが気になり、すぐに下巻に手を伸ばしたくなりました

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2024年08月14日

Posted by ブクログ

通勤の帰宅時には小説にしていますが、1日の仕事を忘れられるわずかな時間ですが、銀行の話やビジネス関連の話が中心の池井戸潤氏の作品とは違った黒い部分が全面的に出ているこの作品は惹かれます。後編も楽しみ!

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2024年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池井戸潤では珍しい、タイムリープ要素が含まれた作品。 BT21というトラックがキーとなり、親子の記憶を繋ぐ。

上では病み上がりの主人公の記憶の混濁、父親の制服を着たことで見ることができた父親の記憶が主軸だった。主人公よりもその父親が過去に運送会社でどのようなことをしていたか焦点が当てられていて面白かった。池井戸潤シリーズには必ず出てくる会社の経営状況、銀行員も良かった。

今で言う闇バイトのようなことをしていた従業員、そして経歴を全て偽って入社していた犯罪者、そこから発生していく様々なトラブル。新規事業個人宅配が銀行にも評価され、これから、と言ういい面もある一方、社内のトラブルは解決できておらず、警察に疑いもかけられているので果たしてどうするのか・・・続きは下

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

精神を病んで2年間の闘病生活をしていた主人公が、手にした父の遺品で40年前の若かった父の記憶が蘇るのは現実か幻想か?
イントロはちょっととっつきにくいが、徐々に池井戸ワールドに引き込むあたりは流石と言いたい
真面目で堅物だと思っていた父が、女性の胸と顔に視線を走らせるのをみてやはり父も男なのだと納得する息子など、ユーモアも織り交ぜながら、運送業の男臭さを描くあたりは、甘みと塩気の無限ループに誘い込んでくれる
上巻を読み終わった瞬間から下巻が読みたくなる
ちなみに上巻では、池井戸作品お得意の銀行の世界は薄めに描かれている

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2024年09月19日

Posted by ブクログ

池井戸先生の本にしては珍しくファンタジー?とも思ったのだけれども、年老いても尚、しっかりとした記憶を後付される銀行家が登場するとは、やはり
「らしい」感じがした。
昭和の高度成長期の運送業に携わった男が直ぐ側で見た事件のその真相、そして出会った男たち、母と子。少しホラーじみたシーンもあり、一気読み必至。古き良き時代というよりも昭和のオリンピックを目前とした東京近辺の田舎じみた風景も目に見えるような、殺伐さも感じられる。

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2024年01月10日

Posted by ブクログ

単なるタイムスリップものなのかな、と思っていたら、過去の世界で見える出来事がどんどん事態が重たい方向へ進んでいって驚きました。この先どうなるんだろう、これ以上何が起こるんだろう、とどんどん読むスピードが早くなっていきました。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

上下巻合わせての感想

父の遺品の影響で40年前の父を見ることになる
40年前にタイムスリップというよりは父の目線で過去に介入することなく、昔の映像を見ているよう

上巻の最初は少し退屈に思いながらも主人公や父親の日常・・・という感じだったが、少しずつ不穏な気配がする

そして想像を絶する事件が起こる!
この展開にはびっくりした!

自分が知っている池井戸作品っぽくないけど、まんまとストーリーに引き込まれた!

お父さんすげー!!がリアルな感想

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2023年10月26日

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精神を病んで離婚もし、しばらく入院生活を余儀なくする主人公、大間木琢磨。ある日、父親の史郎の遺品を見ていたら、夢とも区別がつかぬ幻想を見る。
あまりに現実的でリアルな印象のそれに取り憑かれる。

アメリカの有名な映画「クリスティーン」を彷彿通させる旧式のボンネットタイプのトラック「BT'63」を中心に繰り広げられるファンタジー作品上巻。

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2023年09月28日

Posted by ブクログ

最初は状況掴めなかったけど、過去の父と現在の子供が謎を追いかける話と分かってきた。時代背景から昔の作品だと感じるが、先が気になる展開。

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2023年09月25日

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タイムリープで、ミステリーで、サスペンスで、親子の物語でもあるし、お仕事小説の側面もあり、恋愛も!?先が気になり一気読み。下巻も楽しみです。

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2023年08月02日

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つまらなくはないけれど…タイムスリップや他人の記憶が移る話があまり好みじゃない自分を知った…
後半に期待!

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2024年12月10日

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前半はファンタジー小説、後半は犯罪小説といった印象。それでもやっぱり銀行を絡めるあたりは池井戸さんですね。

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2023年12月10日

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呪われたトラックBT21
それに関係したもの達が起こす事件
現代では、古い制服を着た途端過去の記憶にタイムスリップ。父の過去を探り過去の出来事を解明していくお話

上巻では分からんこと多かったから下巻に期待
BT21をとりまく話なのに何故BT63なんでしょ?

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2023年12月04日

Posted by ブクログ

過去の記憶が蘇ったり、何かしらの教示を得ることは、誰しもがある。それを行動に移す人間がどれだけいるのか。

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2023年10月23日

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亡くなった父親の過去を体験するというか、感じて見ることが出来る主人公。ファンタジーですかね。なんとなく入り込めずに読み終わったかんじ。下巻を読むかどうか考え中。

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2023年10月12日

Posted by ブクログ

まだ上巻だけなので分からないことが多いけど、今のところすごく引き込まれる感覚はないかな。

車とか機械とか好きだともっとワクワクするのかな。個人的には池井戸潤さんの作品はそういうピンポイントの知識が突き刺さるかどうかっていう感じがする。

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2023年10月03日

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