小説 - 切ないの検索結果

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  • NHK「100分de名著」ブックス マーガレット・ミッチェル 風と共に去りぬ 世紀の大ベストセラーの誤解をとく
    4.5
    1巻1,210円 (税込)
    「世紀のロマンス小説」ではない? 20世紀のロマンス小説として知られる大長編『風と共に去りぬ』。しかし、原文を精緻に読むと、その本質が「恋愛」ではないことがわかるという。「ヒロインは二人いる」「実は戦争小説である」「ディストピア小説としても読める」「養護と扶養という視点で読むと面白い」――。翻訳を手がけた著者だからこそたどり着いた、実に多様な読み方を味わう。Eテレ「100分de名著」テキストに、特別章・ブックガイドなどを大幅加筆のうえ、書籍化。
  • NHK「100分de名著」ブックス 宮沢賢治 銀河鉄道の夜
    値引きあり
    4.1
    色褪せることのない宮沢賢治の作品世界の中でも、とりわけ私たちを魅了し続ける『銀河鉄道の夜』。「永遠の未完」と言われる本作は、生者も死者も等価に描きだし、独自の自然観と未来観を表現した。東北が生んだ稀代の夢想作家が、その生涯を賭して伝えたかったことを辿る。
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    値引きあり
    4.2
    NHK〈ラジオ深夜便〉の人気コーナー、ついに書籍化! 病気、事故、災害、あるいは、失恋、挫折、そして孤独…… 人生における受け入れがたい現実に直面した時、人は絶望します。 古今東西の文豪たちもまた、例外ではありません。 絶望に行き当たり、絶望を見つめ、絶望の中で書き留められた珠玉の言葉たち。 本書では、そんな文豪たちの「絶望名言」から、 生きるためのヒントを探します。 [登場する文豪たち] カフカ ドストエフスキー ゲーテ 太宰治 芥川龍之介 シェークスピア [内容紹介] 『絶望名言』――おかしなタイトルですよね。 『希望名言』なら説明は不要ですが、 『絶望名言』だと 「なんでそんなものを?」と思う人が多いかもしれません。 でも、失恋したときには 失恋ソングにひたりたくなるように、絶望したときには、 絶望の言葉のほうが、心にしみることがあると思うんです。 私自身も、そういう体験をしました。 絶望したときに、救いとなったのは、 明るい言葉ではなく、 絶望の言葉でした。 (著者/本書「はじめに」より)
  • NHK連続テレビ小説 なつぞら 上
    4.5
    1~2巻1,320円 (税込)
    戦争で両親を失った奥原なつは、北海道・十勝の大自然と、開拓者精神にあふれた強く、優しい大人たちのもと、たくましく育っていく。やがてなつは、十勝で育まれた豊かな想像力と開拓者精神を生かし、「漫画映画」(アニメーション)の世界へチャレンジする。 *本書は、連続テレビ小説「なつぞら」第一週~第十一週の放送台本をもとに小説化したものです。番組と内容・章題が異なることがあります。ご了承ください。
  • NHK連続テレビ小説 まんぷく 上
    4.5
    1~2巻1,210円 (税込)
    昭和10年代、大阪で生まれたヒロイン・福子。長姉の病死で人生の岐路に立たされたとき、青年実業家・立花萬平と出会い、結婚。幻灯機・製塩・金融など次々と夢を追い求める夫と、その夫を支え引っ張っていく妻。敗者復活戦に挑み続ける夫婦だったが、47歳の春とうとう全財産を失うことに……。インスタントラーメンを生んだ夫婦の、知られざる感動の物語。 *本書は、連続テレビ小説「まんぷく」第1週~第16週の放送台本をもとに小説化したものです。番組と内容・章題が異なることがあります。ご了承ください。
  • 絵の消えた額
    4.0
    かくれんぼで鬼から身体を隠していたら、いつの間にか消えてしまった子。恋人の声がして、目を凝らすと、別れた女房の顔がある。友人の危篤で駈け付けると、何もなく、首を傾げて帰宅したら、心臓発作の報が届く。ページをめくるごとに文章の妖しさに囚われていく。著者自ら名付けて、ふしぎ小説。掲載の12編は240冊の作品群から著者が厳選した、その神髄である。(『ミッドナイト・ギャラリー』改題)
  • 江ノ島奇譚
    4.0
    「顔がないんだ、ぬっぺっぽうみたいにさ」 藤沢宿で働くお初は、自分の色男である勝道にそう言った。 「目も鼻も口も耳もない、ぺろりとした顔のそいつが、いつも出てくるんだ」 怖いものなどない破戒僧の勝道だが、なぜか「ぬっぺっぽう」だけは恐ろしかった。 「この悪夢を祓ってくれる、良い神社仏閣はないものかねえ」 勝道は、お初を江島明神の弁財天詣でに誘う。 その地に伝わる哀しい身投げ話など知りもせずに。
  • 江の島ねこもり食堂
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    江の島に「ねこもりさん」と呼ばれる女たちがいた。それは島の猫の世話をするという、とある食堂の隠れた仕事。 1912年のすみゑ、1967年の筆、1988年の溶子、そして2017年の麻布。一家の女たちが、ねこもりとして生きたそれぞれの人生は、新しい命を結び、未来を繋いでいく。あなたの血にもきっと流れている、百年の物語。
  • 江ノ島は猫の島である
    4.2
    猫も人の手を借りたい! 突然、猫の声が聞こえるようになった小路。 家に次々とやってくる猫たちの悩みを解決していくハートフルストーリー! とある事情で会社を辞めた小路は、祖父が住んでいた江の島の家に引っ越しをする。 引っ越しから数日、心身の疲れからか、庭にやってきた猫の声が突然聞こえるように!? 勇気を出して猫の話を聞いてみると、どうやら小路に解決してほしい悩みがあるらしい。 小路は、江の島での静かな暮らしを守るために「猫の手」ならず「猫に手」を貸すことに――。 『こぐまねこ軒』の著者が贈る、もふもふなハートフルストーリー ◆著者 鳩見すた(はとみ・すた) 『ひとつ海のパラスアテナ』で第21回電撃小説大賞で“大賞”を受賞しデビュー。著書に『アリクイのいんぼう』1~4巻、『ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん』1~2巻、『秘密結社ペンギン同盟 あるいはホテルコペンの幸福な朝食』1~2巻(KADOKAWA)、『こぐまねこ軒』1~2巻などがある。 ◆イラストレーター 二ツ家あす
  • 絵のない絵本
    4.0
    無邪気な者への共感、貧しさへの熱き同情、湖に漂う白鳥に托す詩情…。そっと月が話してくれた33の話。音楽がきこえてくるようなロマンティシズムに薫る、巨峰アンデルセンの、絵にも似た詩的散文――無邪気なもの、貧しいものへの熱い共感と、湖に漂う白鳥の孤影に託された詩情。ローマの廃墟から中国の寺院にまで及ぶ、そっと月が話してくれた三十三夜のおはなしは、憧れを懐くもののよろこびと悲しみを奏でて、豊かな詩的アラベスクをなす。新訳で贈る、北欧風ロマンティシズムの香り高い「絵画詩」とも言える名作。
  • 絵葉書のように
    4.7
    『単行本未収録エッセイ集 あの頃』から、「武田泰淳との思い出」「歩く」「食べる」、三つのジャンルのエッセイを厳選。夫亡き後の長い時間のなかでゆっくりと発酵した夫や友人たちへの思い、街を歩き、見たもの、食べたもの、感じたことをそのまま、はっとするような文章で切り取ったエッセイ集。
  • エバーグリーン
    4.1
    漫画家になる夢をもつアヤコと、ミュージシャンを目指すシン。別々の高校に進学することになったふたりは、中学校の卒業式で、10年後にお互いの夢を叶えて会おうと約束をする。そして10年。再会の日が近づく。そのとき、夢と現実を抱えて暮らすふたりの心に浮かぶものは……。単行本刊行時、大反響を呼んだ青春小説の傑作がついに文庫化。恋と夢と現実のはざまで揺れ動くあなたに贈る物語。
  • 愛媛県新居浜市上原一丁目三番地
    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    物語は終わる。けれど、人生は続いていく。 少年時代を過ごし、父母を見送った愛媛県新居浜市の家、劇団「第三舞台」を立ち上げた早稲田大学・大隈講堂裏。 かけがえのない〈場所〉を通して人生の物語を描く、初の自伝小説集! ・「愛媛県新居浜市上原一丁目三番地」 家族の家がなくなる前夜、僕はこの家の物語を書き始めた。 今から五十四年前に始まった、緑の家の物語を。 ・「東京都新宿区早稲田鶴巻町大隈講堂裏」 大学二年の四月、大隈講堂の裏広場に通じる鉄扉を押した。 愛媛から出てきた無名の二十歳の若者が、何者かになるために。 ・「東京都杉並区××二丁目四番地」 演劇を仕事にして四十年。六十三歳の僕は、 終の住処になるかもしれない家で、次の物語を書き始める。 作家・鴻上尚史の原点とともに、一つの時代を描く傑作小説集。
  • エフィラは泳ぎ出せない
    4.6
    フリーライターとして暮らす小野寺衛は、宮城県松島から上京後、一度も帰省をしていない。知的障害のある兄をまもってほしいと両親から衛と名付けられたが、東日本大震災を機に故郷を、家族を、兄を捨てたのだ。だが、その兄が急死したという知らせを受け、衛は7年ぶりに故郷に帰ることを決意する。子どもの頃一緒に遊んだ海岸で兄は自死したらしいが、家族や友人の話を聞いた衛はそれを信じることができない。兄の死の謎を追う衛が知る、慟哭の真実とは? 障害者への差別意識や、貧しさへの“怒り”に満ちた筆致で贈る、ミステリデビュー作。
  • エフェソス白恋
    3.0
    ミステリアスな雰囲気の人妻・舞由子と、大学教授・峰の恋は、古代遺跡・エフェソスで燃えあがった。だが、遠く離れた異国の地でも、舞由子の夫の思惑が見え隠れする。いったい、夫は何を企んでいるのか? ある夜、峰の身に重大な事故が発生し、舞由子は意外な行動に出た。そして、あまりに過酷な運命が、二人を襲う――。切なすぎる不倫の結末、時空を超えた恋が古代遺跡で燃えあがる!
  • f 植物園の巣穴
    3.9
    『家守綺譚』『沼地のある森を抜けて』の著者が動植物や地理を豊かにえがき、埋もれた記憶を掘り起こす長編小説。 月下香の匂ひ漂ふ一夜。植物園の園丁がある日、巣穴に落ちると、そこは異界だった。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、愛嬌のあるカエル小僧、漢籍を教える儒者、そしてアイルランドの治水神と大気都比売神……。人と動物が楽しく語りあい、植物が繁茂し、過去と現在が入り交じった世界で、私はゆっくり記憶を掘り起こしてゆく。自然とその奥にある命を、典雅でユーモアをたたえた文章にのせてえがく、怪しくものびやかな21世紀の異界譚。
  • Fの記憶 ―中谷君と私―
    値引きあり
    4.0
    誰も本当の名前を思い出せない、不思議な表情をしたただFと呼ばれるとらえどころのない少年。あるシューズメーカーのお客様係に勤める35歳の容子は、不良品のクレームを会社が隠ぺいしようとしていることに気がつく。自分はどうすべきか迷い、小学生の頃自分をかばってくれたFだったらどうするだろうと自問する。高校で一番の悪だった悦史は、荒っぽい解体業を営む43歳の今も、昔リンチに遭わせたFの事を時々思い出す。老舗の茶商で社長を務める41歳の有輔は、25年前淫蕩な母をナイフで刺し家出しようとしていた自分をそっと押しとどめたFの一言を思い出していた……。目撃談のように語られるそれぞれの人生に立ち会ったFの記憶、それは今も深く心の奥底に生きている。そして最終章で描かれるFの真の姿とは…? ミステリアスな構成から紡ぎだされる陰から光に、喪失から再生へ踏み出していく人の背中を押してくれる、美しい物語。
  • 絵本戦争 禁書されるアメリカの未来
    4.2
    1巻2,970円 (税込)
    アメリカではいま、保守派による禁書運動が暴走している 黒人、LGBTQ、アジア系、アメリカ先住民…マイノリティを描いた絵本がなぜ禁書されてしまうのか NY在住ライターが禁書となった数々の絵本を通して見る、アメリカの姿 非営利団体「ペン・アメリカ」によると2023-2024学校年度に、前学校年度の2.7倍にあたる4231種類の本が禁書指定された。アメリカでいま、何が起きているのか。 この禁書運動は2021年に突如として始まった。ターゲットになっているのは、禁書運動を推進する保守派の親や政治家が理想とする<古き良きアメリカ>にとって都合の悪い、子ども向けの本たちだ。 黒人、LGBTQ、女性、障害、ラティーノ/ヒスパニック、アジア系、イスラム教徒、アメリカ先住民……8つのトピックにわけて、禁書運動の犠牲となった数々の絵本を一冊ずつ見ていくことで、マイノリティの苦難の歴史と、その中で力強く生きる姿、そして深刻化している政治的な対立<文化戦争>の最前線を知る。トランプの大統領再選が決まったいま、必読の一冊。
  • 絵本の春
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 時代を超え、遠い憧憬を呼びさます鏡花の傑作短篇、初の画本化! 異界を覗く愉悦と甘美な慄き! 言語のみを媒介として組み立てられた、 鏡花の自我の奥底にひそむドラマの構造が、 私の目にありありと映り、その超現実的な 言語体験を私もまた痛切に共有し得るという、 芸術作品の秘密は何であろうか。 澁澤龍彦 (『偏愛的作家論』より) 尾崎紅葉のもとで小説修業をし、作風は、川端康成、石川淳、三島由紀夫、澁澤龍彦らに多大な影響を与えた、 泉鏡花の幽玄華麗な文体が煌めく名作短篇。 金沢の年間約2万人、開館以来、約40万人が訪れた、泉鏡花記念館で開催予定の 「泉鏡花×金井田英津子『絵本の春』原画展」公式画本。 こちらが覗けば向こうからも、というわけで魔の小路を覗いた 少年は美しいあやかしに微かな毒意を秘めたいたずらをされます。 鏡花の少年は常に無垢で純粋な魂の標号のような存在ですが、 それが無惨なもの悪意あるものと対置されるとき、私にはちょうど 手で作った窓のような装置となって束の間の幻想を見せてくれるように 思われました。 ―「あとがき」より―
  • 絵本 [復刻普及版]
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 まぼろしの写真詩集― 54年ぶりに復刻
  • 絵馬と脅迫状
    値引きあり
    3.6
    医者、患者、病気、医学部、医学研究、医療。 生まれてから死ぬまで、人は病院と医者から離れられない。 「医」と「病」をめぐる6篇の傑作短編小説集。 学生時代に自殺した親友と瓜二つの男が、新人医師として自分が勤務する病院で働きだした。以後、不可解な事件が頻発する。彼は誰なのか?(「「爪の伸びた遺体」」)著書はベストセラー、新聞の人生相談も好評、患者からの信頼も厚い女性精神科医のもとに「二度と人前に出られなくしてやる」と差出人不明の脅迫状が届いた(「悪いのはわたしか」 )。信心がまったくない医学信奉者の内科医が、病院の近所にある神社で同僚外科医の絵馬「手術が無事に終わりますように」を誤って割ってしまった。以降、降りかかる悲劇 (「絵馬」 )。突如として髪が増え始め、若返った元教員・泉宗一(68)の数奇な体験 (「リアル若返りの泉」)など全6篇。
  • M

    3.7
    あなたを知ることは、あなたという人を選んだわたしを知ること。 多民族国家の生きた声を掬う在豪作家が贈る、力強くみずみずしい《越境青春小説》。 父の転勤にともない12歳でオーストラリアに移住し、現地の大学生となった安藤真人。憧れていたはずの演劇の道ではなく就職を選ぼうとしていたところ、デザイン科でマリオネットを制作しているアビーと出会い、人形劇の世界に誘われる。日本人としてのアイデンティティの問題に苦しんできた真人のように、「同じアルメニア人と結婚を」と刷り込まれてきたアビーもまた、出自について葛藤を抱えていた。互いを知りたい、相手に触れたい。しかし、境遇が似通うからこそ、抱える背景の微妙な差が、猛烈な「分かりあえなさ」を生み……。 話題の既刊『Masato』『Matt』につらなる、「アンドウマサト三部作」最終章!
  • MGC~マラソンサバイバル~
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    東京オリンピックの女子マラソン競技日本代表選考会であるMGCがスタートする。12人の選手中、優勝候補は5人。ハーフマラソンアジア記録を持つ須藤千春。初マラソン日本最高記録保持者だが、メンタルに不安のある真鍋結衣。170センチ近い長身で、暑さと坂に強い橋口樹里亜。アフリカ系の日本人選手である寺岡レオナ。夫でもあるコーチと娘に支えられて挑む花房智香。果たして栄光は誰の手に? エンタメスポーツ小説の傑作!
  • M博士の比類なき実験
    3.5
    生まれ変わるため、「僕」は全身整形手術を受けるアルバイトに応募、瀬戸内海に浮かぶ孤島・O島に向かう。〈鬼〉が出ると噂されるこの島では、天才美容外科医のM博士が研究棟を建てて究極の美を追究しており、そこには二人の美しい女と博士の婚約者・レイコも暮らしていた。「僕」の手術が成功したのも束の間、M博士の部屋から首なし死体が見つかる。博士を殺した〈鬼〉を捕まえるべく、レイコは研究棟を〈密室〉にするが……。
  • 選ばれない人
    5.0
    蜂矢徹郎、大学3年生。行動原理は超一流商社の内定獲得一択。いつもスーツ姿で誰に対しても敬語、友人の取捨選択は就活に有益か否か。周囲からは「就活ザムライ」とイジられているが、そんなのおかまいなしに、ひたすら就活一直線。ところが、ひそかに心を寄せる夏海の存在や謎のおじさんの登場で次第にペースが乱されていき……。自分が信じた道を突き進みながらも、どんどん空回りしていく徹郎の就活と恋の結末は!?(『就活ザムライの大誤算』改題)
  • 選んだ孤独はよい孤独
    3.6
    地元から出ないアラサー、女子が怖い高校生、仕事が出来ないあの先輩……“男らしさ”に馴染めない男たちの生きづらさに寄り添った、切なさとおかしみと共感に満ちた作品集。
  • エリカ
    3.6
    急逝した親友の告別式の夜、その不倫相手と二人で飲んだのをきっかけに、エリカはいつしか彼との恋愛にのめり込んでいく。逢瀬を重ねていった先には何が……。 高ぶるほど空虚、充たされるほど孤独。現代の愛の不毛に迫る長篇。
  • エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人
    3.6
    1~2巻1,430~1,870円 (税込)
    容疑者は50名!90歳の英国女王、奇怪なピアニスト殺人事件に挑む! 英国で10万部突破、18カ国で翻訳 ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する!英国で10万部突破、18カ国で翻訳。解説・大矢博子 【絶賛の声】 今年出版された犯罪小説の中で、もっとも愛らしい作品。『ザ・クラウン』と『ミス・マープル』を掛け合わせたら、この魅力的なホワイダニットにしあがるだろう(ルース・ウェア) 優しく愉快で、控えめながら説得力があり、全くもって魅力的。英国王室の神秘性に探知性を加えている(アマンダ・クレイグ) 抜け目なく賢明で好奇心旺盛な女王陛下の姿である(ガーディアン紙) 本物のディテールが満載で、ストーリーはスマートかつねじれていて、そして全体が素晴らしく、奇妙なほど説得力がある。絶対的な完成度(イザベル・ブルーム) プロットはよく考え抜かれ、見事に観察されている。今年読んだミステリーの中で最高の一冊だ(フレッシュフィクション) この本のすべてを愛している…。女王陛下が王冠の下に他の事件も隠し持っていますように。『木曜殺人クラブ』は面白かった。『ウィンザー城の殺人』はもっと面白い(TheBookbag.co.jp) エリザベス2世を探偵役とする楽しいシリーズ。ベネットが描く、温厚で賢く、機知に富んだ女王とその王室生活は魅力的だ(パブリッシャーズ・ウィークリー誌)
  • エリザベスの友達(新潮文庫)
    4.1
    戦後、命からがら娘と日本に引き揚げた初音さんは今年九七歳になる。もう今では長女の顔もわからない。病が魂を次々と剥いでゆくとき、現れたのは天津租界でのまばゆい記憶だ。ドレスに宝石、ミンクを纏い、ある日はイギリス租界の競馬場へ、またある日はフランス租界のパーマネントに出かけ、女性たちは自由だった――時空を行き来しながら人生の終焉を迎える人々を、あたたかく照らす物語。(解説・岸本佐知子)
  • 絵里奈の消滅
    3.6
    1巻1,899円 (税込)
    最後のページに「彼女」はいない――。謎の女の正体にあなたは気づけるか? 元刑事で探偵の鬼束啓一郎。彼がかつて逮捕した男・牛沼が水死体で発見された。その前日、鬼束の携帯電話には、牛沼からの不在着信履歴が残っていた。その電話の用件とは、行方不明になっている娘・「絵里奈」を探してほしいという捜索依頼だったらしい。鬼束は依頼人不在のまま、牛沼の遺品の写真を元に、絵里奈の行方を追うことになるが……。失踪した謎の女を取り巻く闇に迫った鬼束が、最後に目にした衝撃の結末とは? 著者渾身の傑作ハードボイルド!
  • エル ELLE
    3.3
    〔映画化原作〕女性経営者のミシェルは、ある夜、覆面の男に襲われる。犯人は近くにいるようだ。元夫、仕事相手、愛人、隣人の誰もが疑わしい。彼女は犯人探しをはじめ、色香と知性で彼らを問い詰めていく。やがて明らかになる衝撃の真相、そして恐るべき彼女の本性。
  • LAコンフィデンシャル(上)
    4.8
    悪の坩堝のような50年代のロサンジェルス市警に生きる三人の警官――幼時のトラウマから女に対する暴力を異常に憎むホワイト、辣腕刑事だった父をもち、屈折した上昇志向の権化エクスリー、麻薬課勤務をいいことに芸能界や三流ジャーナリズムに食指を伸ばすヴィンセンズ。そこへ彼らの人生を大きく左右する三つの大事件が……<暗黒のLA四部作>第3作。
  • エルニーニョ
    3.8
    暴力男の留守を狙い、一週間ぶりに外出した瑛。公園で出会った謎の中年女は、『森のくまさん』を歌って言った。この歌にはあなたへのメッセージが隠れてる。「お嬢さん、今すぐそこから逃げなさい」。瑛は南へ旅立ち、ホテルで一本の留守番電話を聞いた。「ボート乗り場に十時でいいですか?」。瑛は待ち合わせ場所に向かうことを決める。それが運命を劇的に変える出会いだとは知らずに。直木賞作家渾身の、希望溢れる長編小説。(講談社文庫)
  • エレクトリック
    3.3
    1巻1,650円 (税込)
    1995年、雷都・宇都宮。高2の達也は東京に憧れ、広告業の父はアンプの製作に奮闘する。父の指示で黎明期のインターネットに初めて接続した達也は、ゲイのコミュニティを知り、おずおずと接触を試みる。轟く雷、アンプを流れる電流、身体から世界、宇宙へとつながってゆくエレクトリック。新境地を拓く待望の最新作!
  • えれじい
    4.5
    立て籠もり無理心中、女性警察官殺し、中学生乱射事件。いずれも凶器となったのは、同じ型のマグナム銃だった。愛崎署で銃器薬物対策係に所属する佐倉は、潜入捜査官となって銃の密売経路を追う。頼れるのは、うだつのあがらない極道、跡見ただ一人――。不器用に信条を貫く男の姿を描いた警察小説の感動作。
  • 悲歌(エレジー)
    値引きあり
    4.7
    父の自殺により、ひとりぼっちになってしまった16歳の少女晃子。彼女が唯一心を許せる相手は、鏡の中の少年“アキラ”だけだった。父・孝志は愛人を巡って殺人を犯してしまった……ということだったが、殺した男が会社から20億円を横領していた事実が発覚。そして晃子の身にも危険が迫ってきた。消えた20億円はどこに行ったのか? 父は本当に自殺したのか? 晃子の子供時代に隠された、悲しい心の傷とは? 少女の微妙な心理描写を中心に、家族の愛を問う長編ミステリー。
  • エレベーター
    3.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 15歳のウィルは射殺された兄のかたきを討つため、銃を持ってエレベーターに乗り込んだ。自宅のある7階から地上に到着するまでの短い時間に彼が出会う人々とは……ポエトリーとタイポグラフィを駆使する斬新な手法で文芸賞を席巻した注目作、ついに日本上陸! エドガー賞YA部門、ロサンジェルス・タイムズ文学賞ほか多数受賞!
  • エレホン
    3.9
    羊飼いの青年が迷い込んだ謎の国「エレホン」。人びとはみな優しく、健康的で美しく――。でも、それには“しかるべき理由”があった。自己責任、優生思想、経済至上主義、そしてシンギュラリティ……。社会の幸福とはいったい何なのか? ディストピア小説の源流とされる幻の長篇が、現代人の心の底に潜む宿痾をあぶり出す。
  • 演歌の虫
    4.0
    演歌歌手を育てて世に出すことに情熱を燃やすレコード会社のディレクターの夢と挫折を、冷めているようで暖かい女性作詞家の眼で描く「演歌の虫」、毎日美しく髪を結っては旦那が訪ねて来るのを待ち続ける老芸妓の心境を淡々と描く「老梅」の第93回直木賞受賞作2作のほか、だめな男に金を貢ぐのをやめられない女の心理をおそろしいほど正確に描く小説「貢ぐ女」、プロ野球選手とポルノ女優のしがらみを生々しく描く「弥次郎兵衛」を収録した著者会心の短篇集。
  • 縁切り神社のふしぎなご縁
    2.5
    縁切りで有名な鍋底神社で祈祷を見学したら、勤務先との縁を切られてしまった渡辺琴子。幸いにも、宮司の敷島に、悩みでもあった人の縁が見える目を買われて、神社に再就職することに。物腰柔らかで穏やかそうな敷島だが、祈祷客が望めば、悪縁、良縁関係なく縁切りを行うという、とんでもない人物だった!! 縁をめぐって噛み合わないふたりだが、神社のご意見番を務める天狐の稲穂曰く、神社で起こったある出来事が関係しているようで……?
  • 円周率の日に先生は死んだ
    3.7
    町はずれの丘で数学教師の焼死体が見つかった。第一発見者は11歳の教え子。生前教師と親しかった彼は何かを隠しているようで……
  • えんじ色心中
    3.4
    ライターの収入だけでは満足な生活を送れない久保は派遣会社から紹介された職場で働き、糊口を凌いでいた。マニュアル作成の仕事を受けた久保だが、納期に追われて派遣の仕事との両立が難しくなる。折しも16年前の殺人事件が再注目される時、窮地に陥った久保の脳裡にあの光景が重なる。かつてない閉塞感を最大圧縮した凄絶作品!
  • エンジェル
    3.5
    投資会社のオーナー掛井純一は、何者かに殺され、幽霊となって甦った。死の直前の二年分の記憶を失っていた彼は、真相を探るため、ある新作映画への不可解な金の流れを追い始める。映画界の巨匠と敏腕プロデューサー、彼らを裏で操る男たち。そして、ひと目で魅せられた女優との意外な過去。複雑に交錯する線が一本につながった時、死者の「生」を賭けた、究極の選択が待っていた――。
  • エンジェル・ウィスパー<上>
    3.3
    のどかな春の風景が広がる田舎町。“エンジェル・ウィスパー”という謎の言葉を残し、弟は失踪した――。 残された兄・鷹次が調査を進めるうち、ある自殺サイトで噂される向精神薬との関連が浮かび上がる。そんな中、鷹次の携帯には 『君ハ 選バレタ』 という謎のメールが送りつけられた。次々と届くメッセージを手がかりに彼が辿り着いたのは、『エンジェル・ウィスパー』 と銘打たれた劇が上演される不気味な地下劇場だった……。 運命に翻弄される兄と弟。不可解な事件の中に、温かくも脆い家族の絆を描くファンタジーサスペンス上巻。
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)
    3.8
    コウコは、寝たきりに近いおばあちゃんの深夜のトイレ当番を引き受けることで熱帯魚を飼うのを許された。夜、水槽のある部屋で、おばあちゃんは不思議な反応を見せ、少女のような表情でコウコと話をするようになる。ある日、熱帯魚の水槽を見守る二人が目にしたものは――なぜ、こんなむごいことに。コウコの嘆きが、おばあちゃんの胸奥に眠る少女時代の切ない記憶を呼び起こす……。
  • 園児の血
    3.0
    むき出しの衝動と欲望。子供たちは無邪気で残酷だ。 小学校5年のクラスで、女子生徒が標的となったとある「遊び」。道徳の時間、その犯人捜しが行われるが、小さな嘘によって事態は紛糾し─(「道徳の時間」)。 孤高の幼稚園児タカシは、保育園上がりのコウジとともに、園内で強大な権力を持つクラトに闘いを挑むが…!?(「園児の血」)。 鬼才・前田司郎による、恐るべき子供の世界を描いた2編、待望の文庫化。 少年少女から繰り出されるキラーワード達はたちまち幼少時代の生臭さや、無意識に感じていた羞恥心、心の憤りなどさまざまな感情を呼び起こした。──森山直太朗
  • 演じられた白い夜
    3.3
    小劇場界の著名女優・麻子は、夫で演出家の匠に呼ばれ、雪深い山荘へやってきた。山荘には匠によって、初対面である八人の俳優らが集められていた。匠の新作は本格推理劇で、演じる側にも犯人がわからないよう稽古は行われていく。台本が進行するにつれ、麻子を含む女優たちに疑心が兆し、それは恐るべき事件の形を取って表れた。作中劇の中に隠された真相は――。

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  • 厭世フレーバー
    3.9
    突然父親が失踪し崩壊寸前の須藤家は、残された5人揃ってダメ人間。14歳の次男は、熱中していた陸上部をやめ進学もしないと宣言。女子高生の長女は夜の街をウロウロ。27歳の長男は、会社を辞めたことを隠して肉体労働。あとは酒浸りの母親に、ボケ始めた爺さん…。みんな現実にムカつきながらも、心に折り合いをつけて生きている。章ごとに、代わる代わる本音や家族には言えない秘密を告白。そしてまさかの事実が明らかに! 家族の絆をポップに描いた快作誕生。
  • 厭世マニュアル
    3.8
    ■ろくでもなく愛おしい主人公の決断に、きっと誰かが救われる。――住野よる氏 ■薄暗い青春の片隅でうごうごしているとき、我々はみんなマスクをつけている。――森見登美彦氏(解説より) 人生、マスクが必需品。 自称「口裂け女」ことくにさきみさとは、札幌在住の22歳フリーター。 他人とはマスクを隔てて最低限の関わりで生きてきたが、諸事情により、避けてきた人々と向き合う決意をした。 自己陶酔先輩の相手をし、ひきこもりの元親友宅を訪問し……やっかい事に巻き込まれ四苦八苦する口裂けだが、周囲の評価は確実に変化していき――? 衝撃の結末とある「勇気」に痺れる、反逆の青春小説! 第6回野性時代フロンティア文学賞受賞作。
  • 円卓
    3.8
    「こっこ」こと華原琴子、早生まれの8歳、小学校3年生。好きな言葉は「孤独」。 2014年に芦田愛菜主演で映画化された話題作! 狭い公団住宅に、中華屋から譲り受けた赤い大きな円卓で食事をする華原家は、頑固で文字好きの祖父、明朗快活な祖母、ハンサムで阿呆な父と美人で阿呆で素直な母、それに中2の美人の三つ子の姉の8人家族。みんなこっこがかわいくてしょうがなく、何かと構うが、こっこは反骨精神豊かに「やかましい!いろいろと」「なんで、て聞くなやボケが」と心で思う。 こっこの尊敬する人物は、祖父の石太と、同じ公団に住む同級生のぽっさん。ぽっさんの吃音を、こっこは心から美しいと思う。吃音や眼帯をした同級生のものもらい、韓国人の同級生の不整脈をかっこいいと憧れ、それを真似したときに、「こっこはなんでそんな風なんや」と大人に怒られてしまう。しかしこっこは感じる。なぜかっこいいと羨んでやったことがいけないのか。こっこはぽっさんに相談し、人の痛みや言葉の責任について、懸命に「いまじん」するのだった。そうして迎えた夏休みの祖母の誕生日。ぽっさんにも「言わない」出来事がこっこに起きて――。 世間の価値観に立ち止まり、悩み考え成長する姿を活きのいい言葉でユーモラスに温かく描く。 ※この電子書籍は2013年10月に文藝春秋より刊行された文庫版を底本としています。
  • えんちゃん 岸和田純情暴れ恋
    値引きあり
    3.0
    「オレのこと、知ってるか?」生まれ育った富山から岸和田にやってきてまだ半年たったばかりの江美の前に、俊夫は突然あらわれた。「そうか。ほたら“えんちゃん”やな」子供用の自転車にまたがり、そう言いながら赤くなる。パンツ一丁に下駄だけの俊夫は、まるで赤鬼のようだった……。愛と情けをハカリにかけりゃ情けが重たい岸和田の恋! 江美と俊夫の、愉快、痛快、怒濤の大純愛物語!!
  • 煙鳥怪奇録 忌集落
    5.0
    忌み地を操る“土地遣い”の呪術。 福島県会津地方の集落で取材した実話怪談! 「何なのだろう、この不穏さは… 予測不能なルポタージュ、炸裂!!」 フジファブリック・加藤慎一氏も推薦! ネット配信の世界で大注目の怪談収集家・煙鳥。 放送で自らが取材した実話怪談を語ってきた彼が、 これは活字として記録すべきという格別に奇怪で空恐ろしい話を厳選して収録した実話怪談集。 ・福島県の集落に実在する人死や不幸が度重なる忌み地。 土地の因果を調べると衝撃の事実が…「土地遣い」 ・ご神木を伐った家に生まれる足だけの赤子の怪…「実家にて 神木と縁」 ・屋根裏部屋に出る鼠の死骸と押し入れに棲む謎の老人…「ひもじい」 ほか、人気怪談作家・吉田悠軌、高田公太の二人も参加、 煙鳥の怪談を再取材して書き下ろした。 実際の取材ノートや証拠写真も公開、この恐怖に身を投じよ。
  • エンディングドレス
    4.2
    夫に先立たれた麻緒、32歳。 自らも死ぬ準備をするため“死に装束を縫う洋裁教室”に通い始める。 20歳の時に気に入っていた服、15歳の頃に憧れていた服、自己紹介代わりの服…。ミステリアスな先生による課題をこなす中で、麻緒の記憶の引き出しが開かれていく。 洋裁を通じてバラバラだった心を手繰り寄せた先に待つものは? 「本当の自分」と「これからの自分」を見つける、胸打つ傑作小説。
  • エンド・オブ・オクトーバー 上
    3.5
    アメリカCDCで感染症対策班を率いるヘンリーは、インドネシアの収容キャンプで発生した謎の出血熱の調査に向かう。彼の迅速な対応により、死亡率70%を超えるこのコンゴリウイルスは、封じ込めに成功した、と思われていた……感染者がひとり、 300万の巡礼者が集まるメッカへ向かったと判明するまでは。おりしもサウジアラビアとイランは一触即発の危機にあった――ピュリッツァー賞作家が送る、迫真のテクノスリラー
  • エンドレス・スリープ
    4.0
    大井の港湾倉庫で火災が発生。湾岸署の刑事・矢島は、被害のあった現場の冷凍庫から身元不明の5体の死体を発見する。そして、死体の中でいちばん最初に身元が判明したフリーライター・如月啓一の遺稿には、6人の名前が記されていた……。死体は、何のためにわざわざ冷凍保管されたのか? 死に直面した人間の絶望と再生への執着を描いた意欲作。
  • エンドロール
    3.8
    映画監督になる夢破れ、故郷を飛び出した青年・門川は、アパート管理のバイトをしていた。ある日、住人の独居老人・帯屋が亡くなっているのを見つけ、遺品の8ミリフィルムを発見する。映っていたのは重いリヤカーを引きながらも、笑顔をたやさない行商の女性だった。門川は、映像を撮った帯屋に惹かれ彼の人生を辿り、孤独にみえた老人の波瀾の人生を知る。偶然の縁がもたらした温かな奇跡。(『しらない町』改題文庫化)。2011年さわべス受賞作。
  • エンピツ戦記 誰も知らなかったスタジオジブリ
    3.8
    『となりのトトロ』から『思い出のマーニー』まで。アニメーターとして、スタジオジブリの作品を支えた著者・舘野仁美による回顧録。 記憶の中にある宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサー、そして高畑勲監督、スタッフたちとのエピソードをつづる――。 文庫化にあたり、著者の新たな挑戦を書いた近況報告を収録。 〈序文〉鈴木敏夫〈解説〉万城目学
  • 閻魔大王のレストラン
    値引きあり
    3.0
    ――あの世とこの世の狭間にあるレストラン『紫苑』。そこは食事に未練を残したまま、世を去る人が訪れる不思議なレストラン。髭面のギャルソンが出迎え、コックの閻魔が奇跡の味わいで死出の旅路を彩ってくれる優しい場所。「これより天へ昇る味わいで、あなたの別れを祝福致します」 最後の食事を、あなたはどなたと召し上がりますか? もちろんお代はいただきません、その代わりに――。
  • エヴァンズ家の娘
    3.5
    ジャクリーンは親族から相続した湖畔の家に移り住む。この家では数十年前にある事件が起こったようだが……。過去と現在、交互に描かれる二つの物語は一族の秘密へと繋がっていく。ストランド・マガジン批評家賞最優秀新人賞受賞/MWA賞最優秀新人賞候補作
  • AIではありません
    3.0
    「私は実在する人間です」 人間離れした美少女で、“AI疑惑”のアイドルが、実は2児のシングルマザーだと公表した。 嘘のような現実と、現実のような虚構に溢れるこの世界で、本当の彼女はどんな姿をしているのだろう。 ある一人の少女に秘められた激情、そしてあまりにも運命的な、これは、愛(あい)の物語――。 藤咲凪、初の自伝的小説。
  • えーえんとくちから
    4.3
    「えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい」「「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい」──この世界への鋭敏で繊細なまなざしから生まれたやさしくつよい言葉たち。彗星のように短歌界にあらわれ、2009年、惜しまれながら二十六年の生涯を閉じた夭折の歌人のベスト歌集が没後十年を機に未発表原稿を加え待望の文庫化。
  • エーゲ海に強がりな月が
    3.8
    1巻1,324円 (税込)
    “失恋した傷は恋愛で癒すしかない”という周囲の気遣いで、大学時代の同級生と別れた私は、次の恋人と知り合うが、仕事優先の彼の振る舞いに、別れを決意した。 同じように悩みを抱えるOLの桂子に身内のような愛情を感じる私は、自身の少ない恋愛経験を語る。 証券会社でお互い投資家として出会ったという“カレチ”と桂子。親子ほど年の離れた男女の恋の駆け引きが始まる――。
  • エースの遺言
    3.8
    悪夢の甲子園決勝再試合から25年。連投で限界を迎えたエースを登板させて炎上した元監督が辿り着いたマウンドの真実とは何か!? 大エースの苦悩と執念、監督の葛藤と不運――秘められた球児の思いと結末は感涙必至! 人間の真実を描き、予想もつかない真相が待ち受ける珠玉の短篇集。第38回小説推理新人賞を受賞した表題作を含む4篇を収録。
  • オアシス
    3.0
    1巻880円 (税込)
    私の愛用の自転車が突然、盗まれた。呆然自失の中、「私」の自転車を探す日々が始まる。家事を放棄した母、母にパラサイトされているOLの姉・サキ、そしてフリーターの私。現代の新種の(姥)捨て山を描く、次世代作家の誕生。

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  • お家さん(上)
    3.9
    1~2巻693~737円 (税込)
    大正から昭和の初め、日本一の年商でその名を世界に知らしめた鈴木商店。神戸の小さな洋糖輸入商から始まり、樟脳や繊維などの日用品、そして国の命である米や鉄鋼にいたるまで、何もかもを扱う巨大商社へ急成長した鈴木──そのトップには、「お家さん」と呼ばれる一人の女が君臨した。日本近代の黎明期に、企業戦士として生きた男たちと、彼らを支えた伝説の女の感動大河小説。
  • 追込
    3.0
    〔競馬シリーズ〕若い妻は血だらけになって床の上に死んでいた――画家トッドは従兄が襲われた突然の凶事に言葉もなかった。その後に起こった放火事件とこの強奪事件には共通項があった。共にオーストラリアから買ってきた馬の名画が関わっていたのだ。事件の謎を追うトッドはオーストラリアへ!/掲出の書影は底本のものです
  • おいしい家族
    4.0
    母の三回忌、実家である都内の離島に帰省した橙花。都会暮らしに疲れた橙花にはちょうどよい休暇だった。故郷に暮らす一つ年下の弟の翠は、スリランカ人女性と結婚し、間もなく新しい命が誕生する予定。実家に着くと、橙花を出迎えたのは、母のワンピースを着た父だった! 唖然とする橙花に追い討ちをかけるように、夕食の席に現れたのは、見知らぬ中年男・和生と、その娘で生意気な女子高生・ダリア。そして父はこう宣言した。「父さんな、あたらしい家族の母さんになろうと思う」。性別、血縁、国籍、あらゆる壁を超えた、あたらしい家族の誕生を描いたユートピア小説。
  • おいしい給食 卒業
    4.0
    80年代の中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男と生徒・神野ゴウの「どちらが給食をおいしく食べるか」という闘いは、神野の卒業で完結するかに思われた。だがその前に大きな試練が!? 甘利田を憎む教育委員の鏑木が、学校給食にあることを仕掛けてきたのだ。二人は卒業まで給食を完食することができるのか?  そして《最後の晩餐》での勝者はどっちだ!? 史上最高の給食バトル原作本!
  • おいしい水
    3.4
    同じマンションの主婦仲間と子育てに勤(いそ)しむ30歳の弥生(やよい)。夫の微妙な変化に気付きながらも、社会との接点を求めて、タウン誌のライターを始める。そこに、新たに入居した隣人のあけすけな言動が、平穏だった日常をねじれさせていく……。リアリズムの名手が切実に描く、人生の岐路に立つ女性の〃渇き〃と〃癒し〃。あなたにとって結婚は〃おいしい水〃ですか?
  • 老いた男
    4.0
    任務中にアメリカ政府と対立した工作員が行方をくらませて三十五年がたった。妻を亡くし、今はイヌたちと静かに過ごす彼だったが、何者かの襲撃でその平穏は破られる。男は敵を倒し、名前を変えて逃走するものの、更なる追跡の手が迫る……。なぜ今になって攻撃が始まったのか。事態の裏に潜むのは一体――? エドガー賞受賞作家による、州を越えて国をまたぐ老境の男の逃亡生活を描いた冒険アクション小説。解説/杉江松恋
  • 老いた殺し屋の祈り
    4.0
    この命が、尽きる前に。 最強の殺し屋、〈熊(オルソ)〉。 組織に背を向けた男の、最後の仕事とは―― マリアーノ・ロミーティ文学賞デビュー作部門受賞 イタリアン・ノワールの傑作 還暦をとうに過ぎながらも組織一の殺し屋として名を轟かすオルソ。ある日心臓発作に見舞われて生死の境を彷徨った彼は、40年前に生き別れた恋人と娘に一目会いたいと願うように。オルソは忠実に仕えてきた〈組織〉に楯突き、二人が暮らすというイタリア中部の小さな町へ向かうが、道中の列車内で男に襲われる。その男の連れにはどこか見覚えがあり――。イタリア映画界の旗手が放つ慟哭の傑作ノワール。
  • お市の方 戦国の凰
    4.0
    信長の妹、浅井三姉妹の母、柴田勝家の妻。戦国一の女性(にょしょう)の気高き生涯――織田信長の妹として生まれ、仇敵へと転じる浅井長政に嫁ぎ、茶々(ちゃちゃ)、初(はつ)、小江(おごう)の三人の娘を守り育て、最後は信長の重臣・柴田勝家の妻となった。明日を約束されない時代で、波乱の生涯を生き抜いた、市(いち)。最後まで「想い」を貫こうとした相手は、誰だったのか? 新たな着想で、戦国随一の女性の真実に迫る歴史小説。
  • おいべっさんと不思議な母子
    4.2
    1巻990円 (税込)
    このシンプルな物語は、きっとあなたに「生きる力」を与えてくれます。 喜多川泰さん待望の最新刊! ベストセラー『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』で全国に感動の輪をひろげた小説家・喜多川泰さん。 新境地に挑むべく書き下ろされた今回の新作は、小学生&中学生という子どもたちの世界と、その親世代の生き方をテーマにした力作。 ちょっとファンタジックな雰囲気を感じさせる内容に、思わず「ん?」と驚く読者がいるかもしれません。 おいべっさんとは何か? 不思議な母子はどこからやってきたのか? 驚きのエンディング! 「おいべっさんに幽霊が出たみたいだぞ」。 小学生たちの間でそんな噂話が広がっていた新学期の初日、6年3組を担任することになった日高博史のクラスに転校生がやってくる。 石場寅之助……色あせたTシャツに袴のようなチノパン姿。伸びきった長い髪を後ろに束ねた出で立ちと独特の話し方は、クラス中の視線を集めただけでなく、いじめっ子たちとの争いも招いてしまう。 いっぽう、反抗期をむかえた博史の娘、中学校3年生の七海は、友だちと一緒に起こした交通事故から仲間はずれにされてしまった。 そのあと七海がとった行動は? 寅之助はどうやってクラスに馴染んでいくのか? クラスのいじめっ子黒岩史郎の母親・恵子が流した涙の理由は? さまざまな人間模様が交差しながら展開していく。 そして雷が鳴る夜、おいべっさんで起こったこととは! 【著者からのメッセージ】 “僕の作品が、すべての人にとって「生きる力」になることは期待していない。でも、この作品が今の自分の人生を前に進めてくれる力になるという人もきっといると思う。その人が、この『おいべっさんと不思議な母子』という作品に出会ってくれることを、心から切に願っている。「そんな人の手元に届け!」という思いを込めて僕はいつも作品を書いている。”(著者あとがきより)
  • 花魁さんと書道ガール
    3.3
    書道一筋の内気な大学生・多摩子は、祖母の部屋で古びた簪を見つけた夜、春風と名乗る花魁の幽霊に取り憑かれてしまう。「本物の恋を見ることができれば成仏するかもしれないよ」という幽霊の言葉を信じた多摩子は、春風に体を貸して恋に悩む人の相談にのり、花魁の巧みな手練手管で恋愛を成就させることに。かくして妖艶な花魁と地味な書道ガールによる「最強の恋愛アドバイザー」が誕生した。
  • 追分殺人事件
    値引きあり
    3.0
    信濃追分と、かつて本郷追分といわれた東京本郷での男の変死体。この二つの〈追分〉の事件に、信濃のコロンボこと竹村警部と警視庁の切れ者・岡部警部の二人が挑む! 謎の解明のため二人は北海道へ……。
  • 鴎外の「舞姫」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編
    値引きあり
    3.5
    一九世紀末のドイツの都ベルリンを舞台に、有望な青年官吏太田豊太郎と美しい踊り子エリスとの悲恋を、浪漫派的雅文体で綴る名作。ふりがな付き原文と現代語訳の両方で楽しめ、地図・図版満載のビギナーズ版。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 鴎外パイセン非リア文豪記
    4.3
    作家を志して十年超。いまだ一作も書き上げられないままコンビニでアルバイトを続ける「余」。文豪になりきって自虐的なツイートをする「鴎外パイセン」のキャラが面白いと人気を集め、書籍化の話が舞い込むが…。無個性さに悩みつつ夢小説を書く女子大生、二作目が書けない作家、文豪志望のフリーター。谷根千を舞台に、何者にもなれない人々の悩みともがきを描く、滑稽でどこか切ない物語。
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―
    4.1
    1~4巻363~1,144円 (税込)
    「あんたは山を降りなさい」。薬草のお茶で身体の悪い人を癒してきた祖母の言葉が、十八歳になった雫石の人生を動かす。自給自足の山の生活を離れ、慣れぬ都会で待っていたのは、目の不自由な占い師の男・楓との運命的な出会い。そしてサボテンが縁を結んだ野林真一郎との、不倫の恋だった。大きな愛情の輪に包まれた、特別な力を受け継ぐ女の子の物語。ライフワーク長編の幕が開く。

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  • 黄金
    4.5
    〔競馬シリーズ〕アマチュア騎手のイアンは、絶縁状態が続いていた父から突然連絡を受けた。五番目の妻が何者かに殺され、父自身も命を狙われているという。犯人は遺産めあての親族の者か? 父の護衛を引き受けたイアンは、犯人探しに乗りだすが……遺産相続をめぐる争いと親子の葛藤を描く。
  • 黄金仮面の王
    4.0
    金の仮面を纏う病める古代の王、遥か未来の燃え盛る終末世界……ボルヘスや澁澤龍彦に影響を与えた〈象徴主義世代の中で最も優れた短篇作家〉待望の文庫オリジナル傑作選。新訳5編を含む全22編。
  • 黄金蝶を追って
    4.2
    もしも日曜の次の日が“自分だけの一日”だったら?(「日曜日の翌日はいつも」) 買ったマンションに前の持ち主が“同居”していて毎日規則正しい生活を送っていたら?(「ハミングバード」) 描いたものが動き出す“魔法の鉛筆”を手に入れたら?(表題作) 明日、あなたはこの世界に迷い込むことになるかもしれない――。海外でも高く評価された「ハミングバード」他、あたたかな筆致で描かれる、誰も見たことのない日々。 不思議のきらめきと日常の素晴らしさに浸れる短篇集。
  • 黄金の犬《第一部》(電子復刻版)
    -
    1~2巻605円 (税込)
    北海道の原野で羆と決闘した日から狩猟犬ゴロの孤絶の旅がはじまった。飢餓と郷愁に駆られ、ゴロが一路目指すは飼主の家族の待つ東京――そんなゴロの運命は1人の流浪者と出会ったことからさらに苛烈なものとなった。男は通産省の武器課長で、その背後には巨大な政治悪と暴力が蠢き、ゴロはいくたびか絶望の淵に立たされた! 人と犬との愛を感動的に謳いあげて、映画・TVに好評を博した冒険小説の雄篇!

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  • 黄金の壺
    4.3
    ドイツ・ロマン派の異才ホフマン(一七七六―一八二二)自らが会心の作と称した一篇.緑がかった黄金色の小蛇ゼルペンティーナと,純情な大学生アンゼルムスとの不思議な恋の物語は,読者を夢幻と現実の織りなす妖艶な詩の世界へと誘いこんでゆく.芸術的完成度も高く,作家の思想と表現力のすべてはこの作品に注ぎこまれている.

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  • 黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ
    3.8
    美しい金緑色の蛇に恋した大学生アンゼルムスは非現実の世界に足を踏み入れていくが……代表的メールヘン「黄金の壺」。17世紀のパリで、天才的な職人が手がけた宝石を所有する貴族たちがつぎつぎと襲われる事件。ようやく逮捕された犯人は意外な人物だった。推理小説の嚆矢ともいえる「マドモワゼル・ド・スキュデリ」。画家で音楽家でもある鬼才ホフマンの多面的な魅力が味わえる4篇を収録。
  • 黄金の時
    4.0
    商社マンだった父は、かつてアメリカでプロ野球選手だった!? 1963年、カリフォルニアで野球に青春の全てを捧げた男の物語。 作家の本谷要は、亡くなった父親の遺品を整理中に意外なものを発見する。1963年に、マイナーリーグのサクラメント・ゴールドハンターズで野球をする若き日の父・総一郎が写った一枚の写真だった。野球が嫌いだったはずの彼に、いったい何があったのか。商社マンとして仕事一筋の謹厳な父は、作家という不安定な職業を選んだ要は折り合いが悪く、長年に渡って没交渉だった。要は父の過去を知るべく、渡米を決意する。 日本初のメジャーリーガー・村上雅則が誕生する前年に、米プロ野球界の底辺、1A北カリフォルニアリーグでたった3ヶ月間、己の青春の全てを野球に捧げた男の物語。 解説・宮田文久
  • 王子失踪す
    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    「あんたは子供の顔をした淫婦だわ」――。8歳の娘とミカちゃん人形の間に恋愛バトルが勃発。はたして父親は家庭の安寧を守れるか。王子をめぐる争いがフツーの一家を惨劇に陥れる表題作ほか、予想のつかない展開と飛び切りシニカルな笑いに悶絶必至! 退屈な毎日に倦んだ紳士淑女に贈る、タブーとエロス満載の艶笑滑稽譚。
  • 逢瀬で読む源氏物語
    3.2
    源氏物語研究の第一人者が読み解く物語の秘所。逢瀬、すなわち男女の情交の場面は、男と女が一対一で向き合う緊迫した真剣勝負の場である。そこでは光源氏の物語の中での役割を超えて、女君一人ひとりの個性的な感性・心情・ふるまいなどが、おのずと際立って現れる。そこにこそ、それぞれの女君が源氏との関係を生かされることで背負わなければならない問題、女の生き方の問題がおのずと鋭く現れる。
  • お家あげます
    3.0
    一軒家暮らしで夢の老後?あなたならどうする!? 酒場で一度顔を合わせただけの看護師・松岡美樹から「お家もらっていただけますか」と突然申し出を受けた亜矢子。夫の仁一郎と事情を訊くと、富士山麓で一人で暮らしていた祖父が亡くなり、空き家になる一軒家をタダで譲りたいのだという。うますぎる話に困惑する夫婦だが、直後、仁一郎の身体に異変が…笑いと涙の〈人生の備え〉エンタメ小説。夢の一軒家がタダで!? おいしい話のはずが、「空き家」「相続」「病気」「老後」トラブル続出! 人気時代小説家が初めて描く〈人生の備え〉エンタメ小説!
  • 凹凸
    値引きあり
    3.0
    結婚13年目で待望の第一子・栞が生まれた日から、その夫婦は男女の関係を断った。 やがて夫の正幸と決別することを選んだ絹子は、栞を守るため母親としての自分を頑ななまでに貫こうとする。 しかし、絹子のもとを離れ24歳になった栞は、〈あの日〉の出来事に縛られ続け、 恋人の智嗣と実の父親である正幸を重ね合わせている自分に気が付いてしまう。 家族であり、女同士でもある、母と娘。 小説デビュー作『最低。』で若い女性から圧倒的な支持を集めた著者が、 実体験を基につづった、母子二代にわたる性と愛の物語。
  • 王都の落伍者―ソナンと空人1―(新潮文庫)
    3.5
    1巻649円 (税込)
    名将軍のひとり息子として生を享けながら、退廃した生活に甘んじる青年・ソナン。自らの悪事が発端で死に瀕するが、朱く長い髪をもつ神・空鬼(そらんき)のたった一度の気まぐれで、名も知らぬ異国へと落とされる。しかし、その地・弓貴(ゆんたか)では古来からの統治者が反逆者に追いつめられ、全員で討ち死にしようとしていた――。終わったはずの人生から物語が動き出す。執筆4年、1800枚の傑作ファンタジー。
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)
    4.1
    1~2巻640円 (税込)
    書店に勤める青年、月原一整は、人づきあいは苦手だが、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てることが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。しかしある日、店内で万引きをした少年を一整が追いかけたことが、思わぬ不幸な事態を招いてしまう。そのことで傷心を抱えて旅に出た一整は、ネットで親しくしていた、桜風堂という書店を営む老人を訪ねるため、桜野町を訪ねるのだが……。
  • 桜風堂夢ものがたり
    3.6
    1~2巻1,400~1,699円 (税込)
    「会いたかったひとに会える奇跡」があるなら、あなたは誰に会いたいですか? 小さな町の書店と、そこに関わる優しいひとびとの姿を描く、本屋大賞ノミネート『桜風堂ものがたり』シリーズ! 月原一整がいる桜風堂へ向かう道。それは「会いたい人に会える」、という奇跡の起こる道。今回も「温かい涙」が流れます! ●第一話「秋の怪談」桜風堂に月原一整がやってきたことで救われた少年・透。彼は友人たちと、町外れにある「幽霊屋敷」に冒険に出かけるのだが…… ●第二話「夏の迷子」一整のかつての上司、銀河堂書店の優しい店長・柳田。彼は桜風堂書店を訪ねた帰り道で迷子になる。不安に襲われた彼に語り掛けてきた声とは。 ●第三話「子狐の手紙」一整のかつての同僚、三神渚砂は桜風堂へ向かう途中、両親の離婚でもう何年も会っておらず、今は病床にいるはずの父と出会う。 ●第四話「灯台守」かつて家族と哀しい別れをして天涯孤独の一整。しかし、彼と暮らす猫は、ずっと一整のことを見守っている人物の気配に気づいていた。
  • 桜風堂夢ものがたり
    4.2
    桜風堂の仕事を手伝う少年・透は、友人と町外れの「幽霊屋敷」に向かうが……「秋の怪談」。桜野町からの帰り道、迷子になった柳田を救った声とは……「夏の迷子」。渚砂は森の中で、何年も会っておらず、病床にいるはずの父と出会う……「子狐の手紙」。かつて家族と哀しい別れをして天涯孤独の一整。しかし、彼と暮らす猫が気づいていたこととは……「灯台守」。桜風堂に関わるひとびとに訪れる優しい奇跡を描く連作短編集。
  • 往復書簡
    3.8
    手紙だからつける嘘。手紙だから許せる罪。手紙だからできる告白。過去の残酷な事件の真相が、手紙のやりとりで明かされる。衝撃の結末と温かい感動が待つ、書簡形式の連作ミステリ。
  • 逢魔ヶ刻
    4.0
    ゆく宛のない旅の中、見知らぬ駅に降り立った笹森。「夜見」というその街で唯一の旅館に泊まることになった彼は、酒場で小夜子という女と出会う。彼女と街の不思議な魅力に捕らわれて、数日間この街に滞在するうちに、この土地に伝わる悲劇の伝説と、二年前に起きた旅行者の失踪事件を知ることになる。時間の流れが止まったようなこの街で何が起ころうとしているのか? 幻想的な古都を舞台に描くサスペンス&ホラー。
  • 大いなる遺産 上
    3.7
    1~2巻1,188~1,254円 (税込)
    両親と死別して孤児になったピップは,姉とその夫・鍛冶屋のジョーと暮らしていた.ある日.墓地で脱走囚と出会い頼まれた食料を家から持ちだした.成長して鍛冶屋修業を始めたピップに,匿名の人物から巨額の遺産が贈られるという知らせが届き,紳士修業のためロンドンに旅立つ.晩年の代表作.アメリカ版の挿絵を収録.(全2冊)

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  • 大いなる遺産 上
    4.8
    テムズ河口の寒村で暮らす少年ピップは、未知の富豪から莫大な財産を約束され、紳士修業のためロンドンに旅立つ。巨匠ディケンズの自伝的要素もふまえた最高傑作、新訳版。
  • 大いなる時を求めて
    3.5
    一九一〇年の併合以来、日本の支配下にあった朝鮮。済州島で暮らす少年・金宗烈の夢は、天皇のために立派な軍人になることだった。だが終戦を迎え、次第に朝鮮人としての自覚が芽生えてきた宗烈は、済州島虐殺事件に巻き込まれてしまい……。時代の荒波に翻弄されながらも、生きることを諦めない人間の死闘を描いた、傑作『血と骨』前夜の物語。
  • 大炊介始末
    4.1
    自分の出生の秘密を知った大炊介が、狂態を装って藩の衆望を故意にうらぎらねばならなかった悲劇を描く表題作。自分たちはおたふくであるときめこんでしまっている底抜けに明るく情味豊かな姉妹の物語「おたふく」。奇抜な視点と卓抜な文体で「剣聖」宮本武蔵を描き、著者の後半期の出発点となった意義深い作品「よじょう」など。さまざまな傾向の短編から代表作10編を選りすぐった。

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  • 大江健三郎
    4.3
    死と再生、終末と救済を一貫して問い、闘い続ける圧倒的な大江文学。 女性原理を主軸にした長篇二篇に短篇とエッセーで全体像を提示する。 著者による加筆修訂。 [収録作品] 悲しみは人生の親戚――子どもの死に見舞われながら人生の事業に乗り出す女性を描いた長篇「人生の親戚」と汚染させた地球が舞台の近未来SF「治療塔」。 部屋に閉じ籠り<鳥たち>と暮らす青年を描く「鳥」、隣人となった「山の人」の自由への希求が市民たちを戦慄させる「狩猟で暮したわれらの先祖」。他に『ヒロシマ・ノート』より「人間の威厳について」、『私という小説家の作り方』より「ナラティブ・つまりいかに語るかの問題」。 解説=池澤夏樹 年譜=尾崎真理子 月報=中村文則・野崎歓

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