鳴海章の作品一覧
「鳴海章」の「鬼哭 ~帝銀事件異説~」「相勤者 浅草機動捜査隊」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「鳴海章」の「鬼哭 ~帝銀事件異説~」「相勤者 浅草機動捜査隊」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
読んでいる間、全身にGを感じまくりだった航空小説。
ほとんど航空機に関しての予備知識・造詣が無い私にすらもビシビシ伝わって来る程に、とにかく戦闘機周りの描写が緻密。飛行中の挙動、コックピット内の様子や敵機を追い込む際の一瞬の思考。
ロマン脳汁がダダ漏れで拭くのが大変。
「敵機が自機の後方一〇〇フィート近くにまで食らいついてきた時にパイロットにできることは少ない。ハイG横転はそのうちの一つだ。(略)ぐるぐるとラセン状の飛行を続けながら、しかも上昇する。」(p140、p141)
どうです、カッコ良くないですか?
しかも何が素晴らしいって、上記抜き出し部分もそうだが、世界観を妨げない程度に適度な
読み応えのある一冊
あらすじに麻薬中毒者による立て籠もり、女性警官射殺、中学生による乱射事件云々とあったので「面白そう」と購入を決定。予想したよりも立ち回りは少なかったが、巧みなストーリー展開でなかなか真犯人にたどり着けない。ふと気づくと主人公の佐倉と一緒になって犯人を追っていた。「うだつをあげない」ヤクザの跡見はスジが通っていてかっこいい。成果主義や拝金主義がはびこる世の中では「偉くなったヤツ、カネを稼いだヤツが結局は勝ち」というのはたしかに現実。だが、本当にそれでいいのかを考えさせられた。