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Posted by ブクログ
現在の和製ハードボイルドの第1人者と言っても過言でない鳴海章の長編作。設定に凝りすぎていて中々、登場人物間の関係がわからず、それがストーリーの謎となり恐らく読者の好みが分かれるところとなり、本書の評価を左右していると思う。個人的には従来の作者にない読み物としての分厚さがハードボイルドとしての作品の質がを高めている感じがしてなかなかの読み物になっていると思う。アメリカの殺人マシーンとなることが出来る死兵プロジェクトとその実験フィールドとなったボスニアヘルツェゴビナ紛争での戦闘の因縁や日本の核武装、警察内部の秘密暗殺組織サクラとさまざまな糸がラストシーンの狙撃手通しの対決の中に織りなされていく。佳作。風呂敷が大きい分やや消化不良はご愛嬌である。
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小説・文芸
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