鬼哭 ~帝銀事件異説~

鬼哭 ~帝銀事件異説~

2,178円 (税込)

10pt

3.8

12人が毒殺された帝銀事件、実行犯の告白。

昭和23年、12人が毒殺された「帝銀事件」。
実行犯が告白する驚愕の真実!

亡くなった祖母の遺品整理のため訪れた父の実家で、穂月沙里は近所の古書店主から「穂月広四郎記」と題された奇妙な手帳を預かった。祖母から、沙里が来たら渡すよういわれていたらしい。
店主の話によると、祖母はその店で、昭和23年に帝国銀行椎名町支店で発生したいわゆる「テイギンジケン」関連の資料を多く購入していたという。
謎の手帳には、地元の石井という有名人が創設した部隊に入るため満州に渡った広四郎なる人物の、壮絶な体験が記されていて……。

「昭和100年」となる2025年、戦後最大のミステリーとされる未解決事件に挑む。
実行犯は? 真犯人は? 果たして冤罪か?
遠い過去の出来事が「今」につながる驚くべき結末とは?
衝撃のサスペンス!

(底本 2025年1月発売作品)

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鬼哭 ~帝銀事件異説~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    帝銀事件の真犯人とその動機を独自のストーリーにしてあり、面白かった。だが内容は凄惨で心の痛いお話だった。泣いた赤鬼、昔読んでボロボロ泣いたことを思い出した。

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    「帝銀事件」を扱ったフィクションかな?と、興味津々で読み始め。
    読めども読めども、舞台は戦時中の満州国・・・
    「731部隊」の恐ろしい歴史が描かれ続けます。
    最終盤に、帝銀事件に行き着くのだが・・・・

    最後までグッと引き込まれ読み込んでしまう作品でした。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    こちらもみんみんさんの本棚からです。
    狙った訳ではないのですが、終戦の8月に合わせて本作を読めた事はタイミング的には良かった。
    みんみんさんも他の方も書かれていますが、帝銀事件と言うよりは謎の多かった旧陸軍731部隊について挑戦的に深掘りした作品です。
    この、別名『石井部隊』は、最近になって漸く元部

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    帝銀事件というより、731部隊がメインで書かれている印象です。

    戦争体験を決して話さなかった方も多いと聞きます。この本に記されたような事を目の当たりにした方は、思い出すことも辛いのだと改めて思います。
    戦争を知らない世代として、歴史を知る貴重な機会となりました。

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    帝人事件は有名で、冤罪論も含めて定説が出来上がっているが、これの作品はまた違った見方で物語を作り上げていて新鮮だった。
    話の進み方で少し気になったのは、冒頭の現代場面から唐突に戦時中の話に飛んで、心の整理がつかないままどんどん話が進んでいった点と、帝人事件の毒薬を飲むシーンがやたら強調されていて、事

    0
    2025年04月17日

    Posted by ブクログ

    酷い事件。戦争で人の死に鈍感になっている時代、大切な人のため、自分にはそうできる能力があるという変な偶然が重なって起こってしまったような気がする。どんな事情があっても許せないが。

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    事実上未解決な「帝銀事件」。
    731部隊説をとり、その裏設定を色々と創作して書かれた小説。

    あんまおもんない。

    仕掛けがも描写も甘く、ちょっと凝った構成も上手く表現できていないせいか、何度もなんだっけと前のページを捲ることになった。
    ラストへの展開も唐突な感じを受けた。ちょっと、「ゴジラ-1.0

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    穂月沙里は、亡くなった祖母の遺品整理のために訪れた実家で、近所の古書店主から祖母に頼まれたと言って封筒を渡される。
    その中に「穂月広四郎記」と書かれた古い手帳が入っていた。
    そこには昭和23年1月26日、12人が毒殺された帝銀事件を告白する文が…。

    ここから穂月広四郎が、満州国に渡り戦時中から戦後

    0
    2025年02月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    松本清張の方を読んだので、かなり内容が違うと思った。なるほどこちらは「異説」
    真実がどうだつたかは分からないけれど、
    731部隊の仕事や当時とアメリカ、ソ連の思惑が絡んでいたということも感じられて戦後の混乱期というのは恐ろしいものだと改めて思った。

    0
    2025年04月19日

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