無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
読んでいる間、全身にGを感じまくりだった航空小説。
ほとんど航空機に関しての予備知識・造詣が無い私にすらもビシビシ伝わって来る程に、とにかく戦闘機周りの描写が緻密。飛行中の挙動、コックピット内の様子や敵機を追い込む際の一瞬の思考。
ロマン脳汁がダダ漏れで拭くのが大変。
「敵機が自機の後方一〇〇フィート近くにまで食らいついてきた時にパイロットにできることは少ない。ハイG横転はそのうちの一つだ。(略)ぐるぐるとラセン状の飛行を続けながら、しかも上昇する。」(p140、p141)
どうです、カッコ良くないですか?
しかも何が素晴らしいって、上記抜き出し部分もそうだが、世界観を妨げない程度に適度な補足説明がまぶされているので、私みたいな飛行機素人でも何がどうなっているのか付いて行けるというのは非常に大切。
白いコートの謎の東洋人や〈商人〉スメルジャコフとの因縁、国家間の陰謀…と持ち越しの伏線多数。
巻末に収録されたときわ書房本店・宇多川氏とさわや書店フェザン店・田口氏とのスペシャル対談ももれなく熱い。確かに工藤秀三整備班長の「マニュアルはオレだ」(p107)は燃える名台詞。
また新しいジャンルへの扉を開いてしまった…。
1刷
2022.9.11
空自時代のジークの話
他の方が書いているように、「ゼロ」シリーズのエピソードゼロに当たる作品。
20年前、文庫本化された時、本屋で見つけて鳴海章にはまった作品です。
懐かしのファントムが出てきて空を舞い、ソビエト機とのせめぎ合い、アメリカの謀略が絡み合って、ドキドキしながら読み、最後のシーンを読んだ時、しばらく動けなかったことを思い出します。
専門用語が多いので、少しとっつきにくく感じる人も多いと思いますが、それに慣れてくると、「ちょこっとその手の話を書いてみようか」という感じの小説家の作品が薄っぺらくつまらなくなるほどの濃厚さです。
ちょっとしたロマンスも薬味でしかなく、男同士の戦いが空で繰り広げられていう様は、ここだけにしかない世界です。
できれば、4部作最後まで読んでいただきたい。
「ファイナルゼロ」の結末、エピローグの最後のシーンでも、同じ感動を味わえると思います。
那須野治朗、ジロウという響きがゼロに似ているので零戦のコードネームと同じ「ジーク」と呼ばれた男。
Posted by ブクログ
まず一言。めちゃくちゃ面白かった。そしてアツい。かっこいい。
帰省したときにたまたま平積みにされていたのを目にして、タイトルで購入を決めました。去年の夏のこと。
単純に「ゼロ」に惹かれて買ったので(友人知人は理由を察して半笑い)正直、内容にはさほど期待はしていませんでした。でもそれは、読み始めてすぐに、良い意味で裏切られました。
主人公の那須野がかっこよかった。まさにいい男だった。
空中戦の臨場感がすごい。想像も及ばない世界のことの筈なのに目の前に様子がありありと浮かんでくる。一緒になってGを体感しているようで読みながら体に力が入った。どうりでいつもより肩が凝る。
耳慣れない戦闘機の名前やら用語やらが飛び交っていて、小難しい小説か? と最初は思ったものの、どんどん物語に引き込まれていき、次々と頁をめくっていた。
続編があると知り、読み終えたその足で書店へ向かい、すぐに続きを購入してしまった。もうしばらく那須野と共に空を飛んでいたいと思う。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸