• めぞん一刻〔新装版〕 13

    こうなるとわかってはいたけど

    三鷹くん、、、切ないよね。

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  • ヨーソロー!! ―宜シク候―(1)

    女性の作者にしては

    こういう飛行機や帝国海軍の軍艦をきちんとかけているとは思います。
    だけど、松本零士や、新谷かおるのような鉄の重厚感はまるで感じられません。
    擬音がひらがなで、しかもペンで「ざぱ〜ん」なんて書いてある時点で、コメディーにしか見えない。
    コメディーなんですか? それなら何の問題もないですが。

    ついでに言えば、3巻の表紙の敬礼は、どう見ても陸式です。
    こんな敬礼をしていたら間違いなく鉄拳修正されます。
    読む気が失せました。

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  • ゼロと呼ばれた男

    空自時代のジークの話

    他の方が書いているように、「ゼロ」シリーズのエピソードゼロに当たる作品。
    20年前、文庫本化された時、本屋で見つけて鳴海章にはまった作品です。
    懐かしのファントムが出てきて空を舞い、ソビエト機とのせめぎ合い、アメリカの謀略が絡み合って、ドキドキしながら読み、最後のシーンを読んだ時、しばらく動けなかったことを思い出します。

    専門用語が多いので、少しとっつきにくく感じる人も多いと思いますが、それに慣れてくると、「ちょこっとその手の話を書いてみようか」という感じの小説家の作品が薄っぺらくつまらなくなるほどの濃厚さです。

    ちょっとしたロマンスも薬味でしかなく、男同士の戦いが空で繰り広げ...続きを読む

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  • 空母いぶき 1

    ストーリーが面白いのだけど

    主役の「いぶき」の絵が変。
    妙に艦橋が大きかったり、縦横の比率が小さかったり。
    キャラクターの顔のバリエーションも例によって(?)あまり多くないのもいただけない。
    空母の艦首は、書くのが難しいと思うけど、どうもきれいなラインが出ている絵がないのが気になる。

    ついでに言えば、「沈黙の艦隊」も、「ジパング」も、最後のほうはキャラクター同士の論理のデスマッチが主流になって、初期の頃の話とは全然違うようになってしまった。
    2度あるコトが3度ないことを願うばかりだ。

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  • 零戦少年

    何も飾りのない1人の人の人生

    戦争のことも零戦のこともまるで知らない孫が、軍人だったおじいちゃんから聞いた話をまとめたもの。
    僕のように、海軍のことを若い時から読んできた人からすれば大した話じゃないと思うかもしれない。
    けど、たった1人の海軍軍人の、海軍軍人として生きた数年間の記憶をまとめたもの。
    おじいちゃんが孫に話したことだからいろんな取材をしてまとめたものや、昔の軍人経験者が書いたもののようなリアルさはないかもしれないけど、かえってこのおじいちゃんの人生を読者にとってにしかないものにしているような気がしてならない。
    もしあなたのおじいちゃんおばあちゃんが健在なら、戦争があったときの話を聞いてみて欲しい。
    今の僕たちと...続きを読む

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  • 紅の戦艦

    作者の独りよがりに見える

    立ち読みで結構面白いと思ったので購入してみたけど、だんだんしょうもなくなってきた。
    作者の趣味丸出しで、プロレスラーの名前と顔のついた艦長たちや、ふざけた名前のイージス艦(実在の艦の名前のもじり)が登場するのを見てはっきり言って気分が悪くなった。

    プロットは面白いと思うけれど、もう少し自分の趣味は出さないほうがいいと思う。
    大和も、もちろんプロなのだから一応まともに見えるけど、「大和ミュージアム」で10分の1大和を何年も見ている自分からすれば、描き方やバランスが明らかにおかしいところが多々あった。
    あんなラストにするのなら、もう少しキャラクター設定や、大和を含めメカニックの書き方を考えるべき...続きを読む

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