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桜風堂の仕事を手伝う少年・透は、友人と町外れの「幽霊屋敷」に向かうが……「秋の怪談」。桜野町からの帰り道、迷子になった柳田を救った声とは……「夏の迷子」。渚砂は森の中で、何年も会っておらず、病床にいるはずの父と出会う……「子狐の手紙」。かつて家族と哀しい別れをして天涯孤独の一整。しかし、彼と暮らす猫が気づいていたこととは……「灯台守」。桜風堂に関わるひとびとに訪れる優しい奇跡を描く連作短編集。
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Posted by ブクログ
大好きな作家さんの大好きなシリーズの番外篇的な作品でした!相変わらずの優しい文体で今作はタイトルに「夢」とあるように不思議なファンタジー要素の強い作品でした!
本編となる『桜風堂ものがたり』の番外編のような物語。 本編では出てこなかったファンタジー要素や、ハッとするホラー描写もあり、わくわく、時々しんみりしながら読み進めました。 『桜風堂ものがたり』を読んだあと、渚砂さんとお父さんがどうなるのか気になっていたので、本書で語られていて嬉しい… 渚砂さん...続きを読む、考え方が柔軟かつ自分の軸もしっかり持っててかっこいい…
村山さんはシリーズものが比較的多く、この桜風堂シリーズの最新刊「桜風堂夢ものがたり2」が出ると言う事で、順番を前倒しして桜風堂夢ものがたり(part 1)を読むことにした。また、桜風堂夢ものがたりは先月文庫版が出版された。単行本と文庫本のどちらで読むか迷ったが、せっかくだから新しい本(文庫)を選択し...続きを読むた。ただ、文庫本は外出時に読むことにしているので、少しだけ読む期間が長くなってしまった。 読み始めると少し違和感が生まれた。おかしいな、part 1なのに序盤なしでいきなり本題に入った。ちょっと気になったので調べてみたら、なんと桜風堂ものがたり(夢なしversion)があるとのこと。これがpart 1なのだ。part 2が星をつなぐ手 桜風堂ものがたりで、本書は実はpart 3でした(スピンオフという説もある)。ならば、「夢なし」を早急に入手して超特急で読み切ることを考えたが、ちょっと分量が多そうなので、ここは「夢あり」の本書から読むことにした。 以前も述べたと思うが、私にとって村山さんはSFファンタジー作家だと勝手に思っている。今回の4つの作品も濃淡はあるがいずれも立派なSF作品と言えよう。海外のSF作家ではブラッドベリに似ていると言われているが、私はカジシンこと梶尾真治の世界観をほんの少し感じた。普遍的な愛とSFとの融合、人間に拘らない愛を文字に紡いでくれるその作風に惹かれている。最近、幾分退行が始まりつつある日本SF界を補完してくれるそのような存在に既になっている。積極的に村山作品を集中して読んでいるのはその様な理由もある。猫の話も勿論好きだが、これから察するに猫はこの普遍的な愛の化身ではないかとも感じている。そう言えば私の尊敬する松本零士も猫好きだった。 書店を題材にする作品は巷に溢れている。これは偏に本屋大賞なるものがあるからなのか。確かに最近では本屋大賞に選ばれると必ずベストセラーになるようだ。また、本屋が気合を入れて生き残りをかけて頑張るのは、もう全国的に死活問題状況に陥っているためと予想される。冊子体の本が減少していることもあり、大手以外は経営的にかなり苦しいことは容易に予想される。私の周りでも書店数の減少はもう既に始まっている。SF書籍が豊富にある新宿のBook 1st. だけは私が生きているうちは存続していて欲しい。街の書店でも良い味を出しているところが沢山ある。「本の雑誌」で毎月紹介されている書店は本当に魅力的で、機会があれば是非訪れたいと常々考えている。たぶん桜風堂も、どこかのパラレルワールドで「本の雑誌」の取材を受けていると推察される。店長への取材内容、知りたいな。 文庫版には、単行本にはない「文庫版のためのあとがき」と山田恵理子さんによる「解説」が付いている。これはお得感満載である。特に、山田さんの村山愛が半端無い。まだまだ村山初心者の私にとっては、これまた次にどれを読んだらよいか迷う内容に溢れていて、私は今猛烈に感動している。次に読むのは既に「夢2」に決まっているが、都内で買い漁った村山本を結構ためこんでいるので、この解説を参考にして、近々順番を決める予定である。
誰かがおすすめされていたので買った!と思ってたらこれは夢物語の方だったよう。明らか順番を間違えてしまった。多分良いと思うが、まだのめり込めていない自分が居て…反省。また桜風堂ものがたりを読むことにする。
前作「星をつなぐ手」のあとがきで月原一整のものがたりは終わったとあった。夢ものがたりは、短編連作でスピンオフのようだ。一整の物語ではないが、彼を取り巻く人たちの温かい奇跡、それはまるで夢のようなものがたりだった。 4つの不思議な出来事が、幽霊の仕業のようでもあるが、ホラーとは無縁である。人の残留思...続きを読む念は時には不思議な出来事を生み出すのかもしれない。 桜風堂書店の店長の孫・透たちが町はずれの洋館に肝試しに行く「秋の怪談」、銀河堂の店長・柳田が桜風堂を訪れ、帰り道の峠付近で道に迷い、従姉に出会う「夏の迷子」、銀河堂の三神渚砂が桜野町に向かう道中、父と出会い父を背負って桜風堂に向かう「子狐の手紙」、桜野町の独居老人が世界と宇宙を語る「灯台守」の4つのものがたりだ。 それぞれのものがたりの登場人物の気持ちが上手く表現されていて心温まる。桜風堂書店の周りでこれだけの不思議な出来事が起こるのは、本が好きな人たちが集まっているところだからだと思うことにした。
『星をつなぐ手』より先に『夢ものがたり』を間違えて読んでしまった。 でも、番外編のような話だったので違和感なく読めて一安心。 『桜風堂ものがたり』のシリーズは 桜野町のような、あたたかくて優しい雰囲気に包まれているのが好き。 登場人物も優しい人ばかりで、自然はきれいだし桜野町でのんびり暮らせたら幸せ...続きを読むだろうなと思ってしまう。 1話 「秋の怪談」 この話が一番好き。 自転車で友達とちょっと遠出したり、夜中に懐中電灯を持って肝試ししたりと透達と同じように冒険しているようでワクワクしたり怖いのに強がってみせたりと小学生の頃を思い出しました。 「幽霊屋敷」にあった1冊の絵本と黒い服のおばあさんに、じわっときた。 ちょっと不思議で夢のような物語。 私も子供の頃、透のような「運命の1冊」に出会えたかな?と思い出してみたけど、そもそも家に絵本がなかったなぁ。 「運命の1冊」に出会えるといいな。
スピンオフの短編集。桜風堂に触れるのはだいぶ久しぶりだったし、細かい部分はすっかり忘れているけど、最初の登場人物紹介もあり、読みながらだんだん思い出されたりして、十分に楽しめた。かなりファンタジー色が濃い作品群だけど、本シリーズの基本となる温かさは十分に盛り込まれていて満足。
SFチックだったり、 幻想的な雰囲気の話があったり 本編の続きでは無いけど、 心暖まる作品は変わらなかった。
大好きな「桜風堂ものがたり」シリーズの番外編(スピンオフ)とのことで、以前から読むのを楽しみにしておりました❁⃘*.゚ 4つの物語が収録されているのですが、どの物語もファンタジー要素が強め(村山早紀さんと言えば!やっぱりファンタジー作品!!)なので…とても楽しませて頂きました(*´˘`*) 今作で...続きを読む特に印象に残ったのが、桜風堂店主の透のおじいさんが、孫の透に向けて言った言葉でした。 ネタバレになってしまうので、こちらの感想に記載するのは控えさせて頂きますが、本好きの人には堪らない…何度も読み返したくなるようなとっても素敵な言葉でした❁⃘*.゚ そして村山早紀さんが本が大好きなんだなぁと伝わってくる素敵な表現が、色々な所に散りばめられていてそれも魅力的でした! あとがきに今回書ききれなかった登場人物たちの物語も、いつか機会があれば書けたらなと思っているとの記載があったので、楽しみに待っていたいと思います!
桜風堂書店シリーズの番外編短編集。本が好きということで穏やかに繋がる本編で登場した人に起こる優しい不思議なお話。優しさにしみじみしたと思えば思わせるツッコミたくなるファンタジー要素が上手く混ざっていて楽しめる。大好きなシリーズ。次は本編が読みたいな。
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