作品一覧

  • エースの遺言
    3.8
    1巻704円 (税込)
    悪夢の甲子園決勝再試合から25年。連投で限界を迎えたエースを登板させて炎上した元監督が辿り着いたマウンドの真実とは何か!? 大エースの苦悩と執念、監督の葛藤と不運――秘められた球児の思いと結末は感涙必至! 人間の真実を描き、予想もつかない真相が待ち受ける珠玉の短篇集。第38回小説推理新人賞を受賞した表題作を含む4篇を収録。
  • 氷の鎖
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    母親をアルコール依存症の男に殺された過去を持つ史哉は、がんで余命半年の宣告を受け、失意のどん底にあった。そんなとき、街で偶然服役後の加害者を見つけてしまい、復讐を誓う。だが、兄の臣吾はボクシングの世界戦を目前に控えていた。兄に迷惑をかけず、死ぬ前に復讐を果たす――それは完全犯罪しかない。命の重さ、復讐の是非を問う慟哭の社会派ミステリー。

ユーザーレビュー

  • 氷の鎖

    Posted by ブクログ

    読み始めは、復讐の殺人の巧妙な計画ハラハラしながらも、何度何度も涙してしまう。
    話の展開が、なんとも素晴らしく、読ませる執筆力に圧感した。
    最後は、なんとも感動という余韻で涙が止まらないミステリー小説。
    とてもいい作品だと思う。

    0
    2021年09月20日
  • エースの遺言

    Posted by ブクログ

    久和間さんの短編集。
    ・エースの遺言
    ・秘密
    ・ジョーカー
    ・約束

    伏線やひねりもあり、どれも味わい深い作品です。
    最後のどんでん返しは、見事ですね。

    0
    2023年07月30日
  • エースの遺言

    Posted by ブクログ

    甲子園の英雄と炎上監督の再会。あの夏の悲劇の真相は優しくも残酷だった…。秘められた球児の思いと結末は感涙必至。人間の真実を描き、予想もつかない真相が待ち受ける珠玉の短編集。
    横山秀夫『陰の季節』を初めて読んだ時と同じような感銘を受けた。人間の行動にはすべて意味があり、真実は人の数だけあるが事実はひとつ。その事実が必ずしも知るべきことだとも限らない。

    0
    2022年02月28日
  • エースの遺言

    Posted by ブクログ

    久和間拓『エースの遺言』双葉文庫。

    第38回小説推理新人賞受賞作の表題作を含む4篇を収録した短編集。

    表題作よりも『秘密』が断然良かった。全体的にミステリーを描くためのシチュエーション造りで少しもたもた感があるのが残念。シチュエーションをごく自然に描いていれば、面白さが倍増したはずなのに勿体無い。

    『エースの遺言』。表題作。少し偶然が重なり過ぎのようにも思うが、現実というのはそういうものだろう。様々な偶然が重なり合い、人は予想外の未来を歩むことになるのだ。25年前、将来を嘱望されたエースが甲子園の決勝再試合で強行登板する。その後、登板させた監督は世間から批難を浴びて辞職する。甲子園での登

    0
    2022年02月04日
  • 氷の鎖

    Posted by ブクログ

    05月-07。3.0点。
    父母を亡くしている兄弟。兄はボクシング世界戦を控える。
    弟が偶然、母を殺害した出所後の犯人を見つけ。。。

    うん。かつて読んだことのあるようなテーマ。筆力がある程度あるので、一気読み。
    ストーリーとしては、想像の範囲を超えないかな。

    0
    2022年05月10日

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