作品一覧 2023/07/31更新 黄金蝶を追って 試し読み フォロー ハンナのいない10月は 試し読み フォロー 名著奇変 値引きあり 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 相川英輔の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 黄金蝶を追って 相川英輔 過去、現在、近未来を描くSF(サイエンス・フィクション)にしてSF(すこし・ふしぎ)な作品でありながら、現実と空想が交錯する世界に生きる人々の絆を味わえる一冊。同時に「私もいつか不思議な体験をするかもしれない」と読者に思わせるような物語でもある。現実の中に溶け込んだ空想を描いているはずなのに、どこか...続きを読むノスタルジーさえ感じるのは何故なんだろう。 とても読みやすくSF初心者にもオススメ。 この本を読み終えた後に残る不思議な感覚を、ぜひ多くの人に味わってもらいたいです。 Posted by ブクログ 黄金蝶を追って 相川英輔 たまたま書評を読んで面白そうだったので読んでみました。ノスタルジックなSFでちょっとウエット。面白かった。他の作品も読んでみよう。 Posted by ブクログ 黄金蝶を追って 相川英輔 やっぱり好きだな、相川栄輔さん。文章が合う。 「ハミングバード」は「惑星と口笛ブックス」で二度ぐらい読んで、英訳の朗読されたやつもたしか聞いて、だから4回めぐらいだったのだけど、なぜか今回が一番感動した。奇妙な設定ながら、出てくる人がみんなまっとうで、理性的で、だからついつい「やさしい世界」と評した...続きを読むくなるんだけど、何回か繰りかえして読んでいると、そうは言ってもそれぞれに後悔や不安や行く先の不安定さを抱えていて、それがあんな形で表現されていることがすごくグッと来るようになった。そのせいか、大江さんのポエトリーリーディングが、なんか心に響いたりして。よい短編。 それからなんといってもやはり「黄金蝶を追って」が傑作。才能を持つということ。それをつらぬくこと、信じるということ。どれも十字架を背負って歩くような重荷になり得るんだよなあ。記憶のなかの黄金蝶とついに対面する強さを持ち得たことが、成長の証しなのかもしれない。これもいつか読みかえしたい作品。 「シュン=カン」は、そう来るか!という発想の妙味。「俊寛」高校生の時歌舞伎教室で見たなあ。あの最後の場面がこの短編でもきちんと解釈されていて、そうかーとなった。 「引力」は、ヒドゥン・オーサーズ以来2度目。これも今回のほうがえぐられるものがあったな。さほど大きく絶望しているわけではないのに、静かにじわじわと追いつめられた感覚。これ、だれもが何かしらの形で持っているんじゃないだろうか? だからみんな、どこかでアポカリプスに惹かれるのかも。(子どものころだったら学校が火事になれば、とか、台風で休みになれば、とかね) すごく好みの短編集でした。 Posted by ブクログ 黄金蝶を追って 相川英輔 6作品収録されている短篇集で、どれも面白かった。平易だけど美しい文章。SF要素やファンタジーが日常に入り込んでくるものの、主人公たちはそれを大げさに騒ぎ立てないので、奇抜な設定なのに奇抜さを感じずに読める。1話目の「星は沈まない」は2021年に小説すばるに掲載された作品のようだけど、今は実際にコンビ...続きを読むニエンスストアにAI店員が導入されつつあり、近い未来を先読みするような興味深さがある。しかも、あとに出てくる短篇で驚きの展開もあった。最後の話も驚いた。 Posted by ブクログ ハンナのいない10月は 相川英輔 大学講師の森川を中心に巻き起こる大学内外でのささやかな、でも大変な出来事を。森川が研究室で飼ってるハンナという三毛猫が大変愛らしい。猫の縁も無視できない出来事に繋がる。面白かった〜!まさか食堂継いだらどうしよう…!って途中なったけど。こういう変わった先生、実は私の大学にも居たのかなぁ。出会ってたら少...続きを読むしは違ってたかなぁ。 Posted by ブクログ 相川英輔のレビューをもっと見る