相川英輔のレビュー一覧

  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    ものすごく読みやすかった!
    全編世にも奇妙な物語を読んでいるような気分になりながら読み進めることができました。
    ハミングバードの大江さんがチャーミングな紳士で良かった

    0
    2026年01月09日
  • ハンナのいない10月は

    Posted by ブクログ

    大学キャンパスを舞台にしたミステリー。
    いろんな謎があり作品全体がとても自然な流れ。研究室で猫を飼っている変わり者の教員、陰では「穏やかな狂人」なんて呼ばれていたりするけれどしっかり地に足ついた展開。めっちゃ好き。

    0
    2025年06月23日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    普段短編集はあまり読まないけど、とても面白かった!一つ一つのお話にしっかり浸かった。

    特に「星は沈まない」の登場人物たちが愛おしい。最初から順番に読んで、読み終わったらもう一度読み返すといろいろ胸熱。

    心に残った登場人物たちが本の中あちこちに。

    0
    2025年06月18日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    面白かったー!!

    SF・ファンタジー作品の中には、世界観に入るまで時間がかかるものもありました。でも、この作品はその世界にスルリと入れて楽しめました。
    そして、読み進める手が止まりませんでした!!

    0
    2025年01月26日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    過去、現在、近未来を描くSF(サイエンス・フィクション)にしてSF(すこし・ふしぎ)な作品でありながら、現実と空想が交錯する世界に生きる人々の絆を味わえる一冊。同時に「私もいつか不思議な体験をするかもしれない」と読者に思わせるような物語でもある。現実の中に溶け込んだ空想を描いているはずなのに、どこかノスタルジーさえ感じるのは何故なんだろう。

    とても読みやすくSF初心者にもオススメ。
    この本を読み終えた後に残る不思議な感覚を、ぜひ多くの人に味わってもらいたいです。

    0
    2024年03月03日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    たまたま書評を読んで面白そうだったので読んでみました。ノスタルジックなSFでちょっとウエット。面白かった。他の作品も読んでみよう。

    0
    2023年12月17日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    やっぱり好きだな、相川栄輔さん。文章が合う。
    「ハミングバード」は「惑星と口笛ブックス」で二度ぐらい読んで、英訳の朗読されたやつもたしか聞いて、だから4回めぐらいだったのだけど、なぜか今回が一番感動した。奇妙な設定ながら、出てくる人がみんなまっとうで、理性的で、だからついつい「やさしい世界」と評したくなるんだけど、何回か繰りかえして読んでいると、そうは言ってもそれぞれに後悔や不安や行く先の不安定さを抱えていて、それがあんな形で表現されていることがすごくグッと来るようになった。そのせいか、大江さんのポエトリーリーディングが、なんか心に響いたりして。よい短編。

    それからなんといってもやはり「黄金蝶を追って」が傑作。才能を持つということ。それをつらぬくこと、信じるということ。どれも十字架を背負って歩くような重荷になり得るんだよなあ。記憶のなかの黄金蝶とついに対面する強さを持ち得たことが、成長の証しなのかもしれない。これもいつか読みかえしたい作品。

    「シュン=カン」は、そう来るか!という発想の妙味。「俊寛」高校生の時歌舞伎教室で見たなあ。あの最後の場面がこの短編でもきちんと解釈されていて、そうかーとなった。

    「引力」は、ヒドゥン・オーサーズ以来2度目。これも今回のほうがえぐられるものがあったな。さほど大きく絶望しているわけではないのに、静かにじわじわと追いつめられた感覚。これ、だれもが何かしらの形で持っているんじゃないだろうか? だからみんな、どこかでアポカリプスに惹かれるのかも。(子どものころだったら学校が火事になれば、とか、台風で休みになれば、とかね)

    すごく好みの短編集でした。

    0
    2023年08月21日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    6作品収録されている短篇集で、どれも面白かった。平易だけど美しい文章。SF要素やファンタジーが日常に入り込んでくるものの、主人公たちはそれを大げさに騒ぎ立てないので、奇抜な設定なのに奇抜さを感じずに読める。1話目の「星は沈まない」は2021年に小説すばるに掲載された作品のようだけど、今は実際にコンビニエンスストアにAI店員が導入されつつあり、近い未来を先読みするような興味深さがある。しかも、あとに出てくる短篇で驚きの展開もあった。最後の話も驚いた。

    0
    2023年08月02日
  • ハンナのいない10月は

    Posted by ブクログ

    大学講師の森川を中心に巻き起こる大学内外でのささやかな、でも大変な出来事を。森川が研究室で飼ってるハンナという三毛猫が大変愛らしい。猫の縁も無視できない出来事に繋がる。面白かった〜!まさか食堂継いだらどうしよう…!って途中なったけど。こういう変わった先生、実は私の大学にも居たのかなぁ。出会ってたら少しは違ってたかなぁ。

    0
    2023年07月23日
  • ハンナのいない10月は

    Posted by ブクログ

    本に対する愛情たっぷりの一作。文章がとても読みやすく、一気読みできました。大学の裏側を描く内容や少子化問題が経営に影響を与えていることなど興味深い話もおおかったけど、やはり本にまつわるエピソードが一番心に響いた。「本に順位なんてつけられない。どれも同じぐらい大切だよ」という森川先生の言葉はすばらしい。ほんとうにそうだと思いました。猫のハンナはかわいいし、あの人やこの人がどうなっていくのか、続きが読みたいです。

    0
    2020年09月25日
  • ハンナのいない10月は

    Posted by ブクログ

    凄く面白かったです。学べたことがたくさんありました。例えば、
    ・悪目線での気持ち。
    ・大学の生き残り問題。
    ・(定食屋を通じての)仕事の在り方。
    ・誠実やルールを貫く、作者の意図がしっかりした良質なミステリ。
    ・希望の見つけ方。
    ・決めつけることへの警鐘。
    などです。

    秀逸な、青春ミステリ小説です。
    オススメの一冊。良本です。

    0
    2020年08月20日
  • ハンナのいない10月は

    Posted by ブクログ

    平々凡々と生きてきた男子学生、学生自治会長を務める才女、大学の夜間警備員など、一見普通の暮らしを送っていても誰もが人知れぬ悩みを抱えていて、少しずつ傷つきながら生きている。猫のハンナと主人公の森川先生の穏やかさがそれらを包み、癒していく。コロナ禍で社会が殺伐としてしまったこの時期に読めて良かったと思う。

    0
    2020年06月06日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ


    「すこしふしぎ」な日常を描いた短編集。
    完全にジャケ書いだったんですが好みど真ん中で自分のセンスを褒めたいです!(´・∀・`)
    場所も時代もバラバラな話なのにどこかで繋がっている様な、独りじゃないって思える様な、人の強さと温かさを感じるお話でした。

    個人的な感想ですが北村薫さん好きな方は是非読んでみてほしい。刺さると思います。非ミステリ作品好きな方は特に。

    AIのオナジってネーミング良すぎるよね。
    終盤では泣かされました……

    0
    2026年03月18日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    随分前に「震える牛」を読んだだけだがこんなSFとヒューマンドラマとノスタルジーを混ぜたような作品もあったのか…と思ったら作者違ってた(相場英雄)
    前述の通り色々な要素が散りばめられた短編集でどれも読み易く面白かった

    0
    2026年01月22日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    日本より先に海外で評価された
    自称"逆輸入作家"相川英輔さん

    「黄金蝶を追って/相川英輔」

    (S)少し(F)不思議なSF短編集

    AIとコンビニ店長
    幽霊と暮らす女性
    時間の間に陥る男等々

    幅広い少し不思議な設定が日常を送る人達とリンクしてリアリティのある不思議な世界を構築している

    ともすればリアリティに欠けた滑稽にも感じる世界に陥ってしまうSF

    どの作品も不思議が主人公達の日常もたらす感情の変化に見事にリンクされており、短い物語とは思えないカタルシスを感じる作品もあり

    短編集なのでゆっくり一本ずつ読む予定だったにも関わらず、一本の「星は沈まない」から世界に引き込まれて一気読みしてしまいました

    SF好きの方だけでなく沢山の方に読んで頂たい作品でした
    ぜひ短編だけはなく長い作品も読んでみたい!と、すぐに別の作品も積読に買い足した位好きな作家さんの1人になりました

    SFではないジャンルも書かれているようなので、読むのが楽しみです

    0
    2025年06月03日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    文字で読む、世にも奇妙な物語。
    といった感じ。

    非現実だけど、ちょっと先の未来でありそうな感じがよかった!

    0
    2025年02月24日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    「日曜日の翌日はいつも」が特に良かった。
    逆セカイ系というか、人間が足掻く作品が好きなのだと思う。

    0
    2024年02月25日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    すごいSFを見つけたかもしれない。淡々とした描写なのになんてハートフルなんだ。ヤングの小説にも似た暖かな読後感がある。
    でも、後書きで出版社(しかも他社)の名前を誤字るのはちょっと興醒めなので星を引きます。

    0
    2023年12月15日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

     短編集。『あとがきに代えて』ではSF・ファンタジーの作品集とされていて、確かにそうなのだけれど、最初に収録されている『星は沈まない』が小説すばるに発表された作品であるように、文芸誌に載っていても違和感ない味わい。作者の関心は一貫して人と人との繋がりにあるように思える。あさま山荘事件を彷彿とさせるエピソードが織り込まれた表題作がひときわ印象的。

    0
    2023年11月14日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    ☆3.8

    SF・ファンタジーに属する作品群六編が収録されている。
    どの作品もどこかノスタルジーを感じさせる。
    掴みたいのに掴めない何かを、この中に探してしまう。
    そんな気持ちになった。
    読み終わって考えると、その何かとは「希望」なのかもしれないなと思った。


    「星は沈まない」
    長くコンビニ業界の会社に勤めそれなりに出世するも、ある事件から不採算店の店長に降格され十年。
    この店はAIを導入することでほぼすべての業務を代行できるシステムのモデル店舗になると決定された。
    AIシステムの「オナジ」と働き、その能力に驚かされつつ気味悪くも思うのだが…

    予想以上のコミュニケーション能力を持つオナジに、恐怖や危機を感じるのもわかるなぁと思いつつ、他の誰よりも結果側にいるオナジに心を寄せるのは当たり前のことなのかもしれない。
    オナジとのやりとりの中に、確かに想いを見た気がするのは私も希望を持ちたいからなのかもしれない。


    「ハミングバード」
    一月ほど前から私は幽霊と共に住んでいる。
    この部屋の前の持ち主が、突然半透明の姿で日常生活を送りはじめたのだ。
    触れられないし、話もできない。
    半年ほど前、手続きの時にはお元気だったのに。
    それとも自分は精神に異常をきたしているのか?
    これは妄想を見ているだけなのか…

    ちょっとしたおかしみが感じられる一編。
    半透明な幽霊姿なのに、機械のように決まりきった行動を繰り返すばかりなのが、幽霊らしくなくてちょっと変。
    部屋の記憶を見てるんじゃないかと思うくらい。
    このちぐはぐな印象がおかしみの元かな。
    後輩の樋川の明るさもカラッとしてて好ましかった。


    「日曜日の翌日はいつも」
    水泳の五輪候補選手ではあるが今一歩頂点の選手たちには届かない、そんな位置にいる宏史だったが、ここ最近タイムを縮めている。
    それには理由がある。
    彼には日曜日の翌日に、自分以外が存在しない空白の一日が来るようになったのだ。
    その空白の日を使い、練習を重ねていく…

    まずはこのタイトルが良い。
    単純に一日増えたよやっほー!ではなく、次第に増える空白の日への恐怖や、泳ぐ先に見据えた目標の想いの要である谷川との大事な時間など、その繊細さや葛藤をとても愛おしく思う。
    ラストの解釈も人によって違いそう。
    話し合ってみたい。


    「黄金蝶を追って」
    小さい頃から絵を描くのが好きで得意だった尾中は、特別授業で壁画を描いたとき、今にも壁から飛び立ちそうな黄金の蝶に目を奪われた。
    この蝶を描いた達也を訪ねてスケッチを一緒にするうちに大事な友人となっていく。
    そして達也は、自分の描く絵には秘密があると打ち明ける…

    達也が一体どんな人生をおくってきたのか。
    中学生の間に育んだ二人の友情は何より大事な思い出であり、大事であるからこそ、今頼ることで壊すようなことには決してすまいぞ、と思ったのではないか。
    スケッチブックから飛び出した吹き込まれた生命は、今も何処かでひらひら舞っているかもしれない。


    「シュン=カン」
    シュン=カンは開拓惑星ニョゴ61にて無謀な資源採掘をさせられている。
    不正を行うタイラーを摘発しようとして失敗し、部下のナリツネと共に流刑に処されたのだ。
    補給船が二ヶ月止まっており、囚人は反乱を企てている。
    しかし看守のマーダーマシン〈オナジ〉を倒せるとも思えない…

    ここで〈オナジ〉が出てくるとは!
    想いは繋がる。
    決してその形は見えなくとも。
    そしてそれは魂も同じこと。
    「来世で会おう」は心から出た言葉であろう。
    オナジの想いを受け取ったのだから。
    それでも、その痛みもまた本物に間違いないのだ。


    「引力」
    ノストラダムスの予言の日まで一週間をきった。
    そんな朝、餌をあげていたが懐かれなかった野良猫が庭で死んでいた。
    葉子は猫を埋葬するため、車を持っている宇佐に連絡を取り、山へ連れて行ってもらう。
    年の離れた宇佐は就活が始まり「予言が当たれば就活しなくて済むのに」と愚痴をこぼす…

    猫が死に、宇佐は就活が始まり、弟は結婚を考えマンションを買う。
    周りの人に大きな変化が訪れた葉子は、自らの変わりのなさにうんざりしていたんだろうか。
    だから彼女は祈ったかもしれないなんて思いつつ。
    それは何気ないほどに軽く、ある意味とても純粋な祈りだ。

    0
    2023年08月24日