えんじ色心中

えんじ色心中

770円 (税込)

3pt

ライターの収入だけでは満足な生活を送れない久保は派遣会社から紹介された職場で働き、糊口を凌いでいた。マニュアル作成の仕事を受けた久保だが、納期に追われて派遣の仕事との両立が難しくなる。折しも16年前の殺人事件が再注目される時、窮地に陥った久保の脳裡にあの光景が重なる。かつてない閉塞感を最大圧縮した凄絶作品!

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えんじ色心中 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    真梨幸子さんのデビュー後第2作目。ライターをしながらマニュアル作成で、なんとか社会の一端にしがみついている久保。

    それでも生活が苦しく、派遣会社にも登録するが、なぜか生活は苦しくなるばかり。そんなとき、16年前の殺人事件が注目され、久保は自分を思い出してかけるが。

    いまやイヤミスの大家とも言える

    0
    2023年07月17日

    Posted by ブクログ

    真相の章までは『誰がどの人?』と思いながら読み進めるペースもめちゃくちゃ早かったけど、真相の章に入る直前から混乱(笑)
    理解は出来たけどモヤモヤは残る。

    0
    2024年03月15日

    Posted by ブクログ

    1977年に起きた開成高校生殺害事件を参考にしている。この事件の詳細については本多 勝一著の『子供たちの復讐 』がある。真梨幸子、作家デビュー2作目になるが完成度が高いと感じた。二組の男女が過去と現代を通じて複雑に絡み合い驚愕のラストへ向かう、予備校へ通う幼い二人の関係性がとっても愛らしい。

    0
    2015年11月25日

    Posted by ブクログ

    真梨幸子さんのデビュー二作品目がやっと文庫になったと言う事で購入。
    デビュー作の孤虫症と作風が違うと真梨幸子さんのTwitterでも読んでいたのでどんな感じなのだろうかとワクワクしていた。
    読み始めは真梨幸子さん独特な雰囲気を醸し出していた。
    二〇〇五年あるいはその十六年後の最後の方で主人公と吉沢さ

    0
    2014年09月25日

    Posted by ブクログ

    大好きな真梨幸子さんの小説。これはほかの「イヤミス」と呼ばれる小説より、嫌な感じはしない。なかなか面白かったが、時間軸が行ったり来たりするのと、誰がどれなのか?が途中でこんがらがってしまったので★を減らしました。
    派遣でデータ処理をしている派遣社員の中でほかの人のミスをカバーして残業したりとかの場面

    0
    2022年01月02日

    Posted by ブクログ

    2017年、17冊目は真梨幸子。

    あらすじ:派遣社員と二足のわらじを履く、フリーライターの久保。若さにまかせ、連続の徹夜で二つの仕事をこなしてゆく。そんな時、16年前のエリート中学校と進学塾にまつわる「西池袋殺人事件」が再びクローズアップされ始める。彼もまた、その進学塾から、エリート中学校に進んだ

    0
    2017年04月26日

    Posted by ブクログ

    暗い暗い感じ。告白を何ヶ月か前にみたので、解説でこれがイヤミスと言われる部類だと知る。救いようのない嫌な感じを残すミステリーということか。もうちょっとあっという部分が欲しかった印象。

    0
    2016年12月17日

    Posted by ブクログ

    サクサク読めたんだが、疲れた。 なんか、みんなちょっと歪んでる。主人公がどう事件に絡むのか、彼女がどうなったのか・・ 最後が駆け足っぽかったかな。

    0
    2016年08月04日

    Posted by ブクログ

    真梨さんの本は、私の後ろめたさを、ぐりぐりぐりぐりしてきて、うっ、ってなる。落ち込む。
    でも読む。

    0
    2015年08月14日

    Posted by ブクログ

    ある少年が、受験戦争を潜り抜けて名門難関校に合格したのに家庭内暴力の末、父親に殺されてしまったという「西池袋事件」。
    事件から16年後、新たな悲劇が起こる――。

    「西池袋事件」を軸として、2つの仕事をかけもちしながら何とか生活している久保のパートと、落ちこぼれの少年と帰国子女の少女の交流を描く過去

    0
    2015年02月09日

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