ウバステ

ウバステ

1,683円 (税込)

8pt

孤独死って、案外、幸せなんじゃない?

逗子の実家に独りで暮らす駒田世津子は小説家。20年前、自身の作品『ウバステ』がTVドラマ化された縁で、元TV局プロデューサーの小野坂哲子、シナリオライターの舘川信代、女優の千田友枝、監督の妻だった谷崎寿々の5人で食事会を続けている。世津子の還暦パーティから三年たった冬、寿々が千駄木のアパートで孤独死したという知らせが入った。謎多き死に一同は憶測をめぐらす。年が明けると、寿々の元夫である梶谷も不審死を遂げた。食事会のメンバーにはそれぞれ、2人から遺書めいた年賀状が届いていた。
2人の死に疑問を覚えた世津子は、ほかの仲間に引きずられるように、寿々のアパートに向かう。そこは、世津子が若かりしころ付き合っていた梶谷が住んでいた部屋だった。過去の記憶がフラッシュバックする。そのときから世津子の体調は異変を示し始めた。やがて真相に迫るうち、『ウバステ』のモデルとなった高級老人ホーム「ユートピア逗子」と、世津子自身の出生の秘密に触れることに……。
“イヤミスの女王”が新たに描くミステリーの裏テーマは「老いと死」。昭和歌謡をBGMに「おひとり様の老後」「幸せな最期の迎え方」を描き出す、著者の新境地。

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ウバステ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルで何となく予想は着いたが、プラス真梨幸子さんの作品らしくきちんとイヤミスに仕上がってました。
    読んでいて、うちの状況と重なる部分が多くあり、うちの話かとぎょっとするところもあり。面白い本に出合えました。

    0
    2025年12月06日

    購入済み

    やっぱり面白い

    真梨幸子先生の作品は全て読んでます。やっぱりイヤミスの女王は真梨幸子先生だと思います。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    最近多い終活小説? 面白いけど、そのつもりじゃなかったのに〜と思ってたら、さすが真梨幸子。ミステリでした。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    やっぱり忘れた頃に真梨さんをチャージしたくなる。今作はタイトル通りと言ったら語弊があるか、高齢者施設のお話。主人公の世津子は小説家で代表作は「ウバステ」。前期高齢者を迎えつつある。その同年代の仲間5人での食事会は以前から続いていた。その仲間の1人が孤独死を迎える。その後その元夫が不審死を遂げる。過去

    0
    2025年03月14日

    Posted by ブクログ

    ウバステというユートピア、地獄。
    死を目前にして人は何を考え行動するのか。
    財産分与、復讐と一悶着ありそうなワードが並ぶ。淑女達が生きた証、しかと見届けた。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    ダークでポップなタイトルに惹かれて、なんとなく手に取る。
    真梨幸子さんの本を初めて読んだけど、全く想像と違う、いや想像を絶する内容だった。
    老いについて、死について、35歳の私にとっても、恐怖でしかない内容。30年後に読んだら、もっともっとホラーに感じるんだろうなと思う。

    本当に面白かった。

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    真梨さん、読むたびに「またまた雑だなぁ」とか思うんだけれど、新刊が出れば、やっぱり読んでしまう。
    真梨さんは目の付け所とうかテーマがいいのよね。親の終活とか介護とか、いろいろ気になる年代なので。
    60代で終活は早いだろうとは思うけれど、おひとりさまはおひとりさまで色々あるよね。
    今回のウバステは、人

    0
    2025年07月03日

    Posted by ブクログ

    ユートピア。理想郷。それは誰にとっての理想なのか。あらゆる人の理想を掛け合わせれば、それらがぶつかり合っていずれ地獄と化す。

    自分が人生を終える時のことなんて正直、さほど興味がない。無縁仏として扱われるならそれも別に。寧ろ、墓を持てば遺された誰かがそれを管理していくという事を考えると、忍びなくなる

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

    前期高齢者の本格的な老後の不安の本?おひとり様…他人事ではない!
    と、気負って読み進めるけど、割合冗長な感じ。

    主人公の自分はまだお年寄りではないと言う足掻きがみっともないなぁ。と思うのは彼女の年齢まで20年もないからだわね。自分も同じようになりそうで、悪い見本を見ている様。
    そんな感じでグダグダ

    0
    2025年01月14日

    Posted by ブクログ

    うそ!やだ!!え!?ほんとに?

    おひとり様の老後を不安に思う、そんな登場人物の日常を描いた作品かと思いきや!!
    これ!ミステリーじゃん!!
    こんな展開になるなんて!!驚きと、持って行き場のない、モヤモヤとした感情が残る、読後感、たまらん!作品でした!!

    0
    2024年12月16日

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