往復書簡

往復書簡

700円 (税込)

3pt

手紙だからつける嘘。手紙だから許せる罪。手紙だからできる告白。過去の残酷な事件の真相が、手紙のやりとりで明かされる。衝撃の結末と温かい感動が待つ、書簡形式の連作ミステリ。

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往復書簡 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世の中には数学みたいに一つの答えが出る方が珍しい。だいたいグレーだ。
    手紙というレトロなやりとりで、人は騙され、内省し、過去の自分を知る。

    思い込みたい方を思いこんで人は生きていくのは幸せだし、その思い込みは強さだ。

    手紙のやりとりでの吐露の恐ろしさと、最後には愛を感じる感動の作品。

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    高校教師の敦史は小学校時代の恩師にかつての教え子の近況を教えて欲しいと頼まれ6人に会いに行く。6人と先生は不幸な事故で繋がっていたが…。手紙のやりとりでだんだん真相がわかるミステリー3編とエピローグ的な一編。過去は乗り越えることで始めて過去になるんだなぁ

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに面白いお話に出会えました。愛に溢れていて、でもだからこその秘密。引き込まれて読み終えました!

    0
    2024年11月16日

    Posted by ブクログ

    「十年後の卒業文集」、「二十年後の宿題」、「十五年後の補習」どの話も手紙を用いてゆっくりと過去の事件について真相が明かされていく話であった。

    【手紙だからできる表現がある。
    辞書をひく。真意が伝わるようにと。】

    メールや電話は非常に便利で自分の感情をいち早く相手に伝えられるといった利点があるが

    0
    2024年09月11日

    Posted by ブクログ

    すごく読みやすい、のに、惹きつけられる物語。
    手紙のやり取りの中で、少しずつ明かされていく真実。
    それぞれの思惑が少しずつ露わになっていく感じがぞくっとした。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    好きな人を庇うためにつく嘘、自分のことを知るためにつく嘘、手紙しか持たない良いところをうまく利用している作品だった

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    人と人を行き交う書簡で紡ぐ三つの連作と+α。高校時代をともにした者たちの「十年後の卒業文集」、恩師と生徒の「二十年後の宿題」、同級生であり恋人であるふたりの「十五年後の補習」、そして「一年後の連絡網」、各々の物語を描く。三者三様、手紙の特性を生かした作品。手書きの文字と文章だけで人物を判断すること、

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    冒頭から短いスパンで匂い立つ違和感に、わくわくというか、ゾクゾク。

    湊かなえさんらしい、どストレートな嫌ミス本ではないけど、短編集のような形で手紙のかたちを取っていても、彼女の書く色になっていた。

    手紙というものが好きなので、手紙とは…というテーマも魅せてくれた気がします。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    手紙のやりとりの中で過去の事件を明らかにしていくミステリー。実はこうだったと語られる内容が、事実はひとつなのに人によってとらえ方が違うのだということを教えられました。

    0
    2025年02月17日

    Posted by ブクログ

    標題の通りに、手紙のやりとりで進行していく。
    心の傷となり、引きずって人生をいきてきた過去の事件の真相が次第と明らかになっていく、連作ミステリー。

    0
    2025年01月08日

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