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Posted by ブクログ
私は手紙が好き。面倒で時間がかかるものだからこそ、思いが伝わりやすい。丁寧に書こうと意識すると気持ちもより一層こもる。
その点においては「十五年後の補習」が一番表れていた。カップルのお互いへの愛がとても伝わってきてほほ笑ましかった。2人の過去が明らかになった時、別れ話も出たが、それもまた感情が高ぶっていたが故なのかなと。でも海外との手紙のやり取りで生まれる時差が故に最後のドラマが生まれた。個人的には一番好きなエピソードだった。
次に好きだったのは「二十年後の宿題」。罪の意識からどう立ち直るか、6人の生徒+先生のそれぞれの現在が描かれる。この手紙のやり取りが始まるきっかけが実は主人公の彼女だったことには少しだけ強引さを感じなくもなかったけど、ハッピーエンドを迎えてよかった。でも「一年後の連絡網」にリエが出てくるのは個人的にはなぜそこに!?っていうのが疑問としてのこってしまった。
一方で「十年後の卒業文集」は突っ込むところがそこそこあった。手紙は読むのにも書くのにも送るにも時間がかかる。でも、手書きの場合に限るが、一番本人だと証明しやすい。なのに疑われてるし逆になぜ疑わないのだろうとも思った。手紙である必要もよく分からなかった。
結論、こんな長文の手紙はなかなか書けないが、特別な日に書く手紙はやっぱりよいと思う。
Posted by ブクログ
手紙のやり取りだけでこんなにも続きが気になる書き方ができるのかと…ページを捲る手が止まらなかった!
予想外の展開にガッカリしたり悲しくなったりもしたけど、手紙の最後はほっこりというか、安心させられるエピソードで締められていて、そこもまたスッキリ終われて個人的には良かった。
人間の記憶の曖昧さとか、脚色、忘却、思い込みの描写もふんだんに描かれていて、記憶って一体なんなんだ?自分たちの記憶にあるものってどこまでが正しいんだ?と思いつつ、手紙だからこそ少しずつ記憶の答え合わせができていく過程が面白かったし、一緒に謎ときを楽しめた感覚。
時間をかけてでも、湊かなえシリーズは読破してみたいな〜。
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