【感想・ネタバレ】往復書簡のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼手紙だからつける嘘。手紙だから許せる罪。手紙だからできる告白。過去の残酷な事件の真相が、手紙のやりとりで明かされる。衝撃の結末と温かい感動が待つ、書簡形式の連作ミステリ。
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手紙のやり取りだけ
①7人全員が手紙のやり取りをするのかと思って、誰が誰に送ってるのか把握しなくてはと構えてしまったけどそんなことはなくすぐ慣れた。
10年でそんなことになるか?と思ったりもしたけど、ラストは思いがけなくて面白かった。
②入院中の教師が6人の教え子たちの近況を知りたく、教師となった教え子に調べてもらう話。その6人は過去にある事件に関わってた子たちで、最後に訪ねた教え子が事の始まりだった。
吉永小百合主演の「北のカナリアたち」の原作
これとは内容も違いそうだし映像も見てみたい
③郵便が届くまでに20日間かかる地との文通をする2人のほっこりした遠距離恋愛の話かと思ったら、やっぱり違った。2人で触れないと決めた過去の事件の真相が明らかになってく。

どの話も面白かった
手紙のやり取り最近しなくなったな

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2024年05月05日

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三浦しをんさんの『ののはな通信』のようなお手紙のやり取りのスタイルです。
湊さんらしい一筋縄ではいかない、真実が徐々に明らかになるのをハラハラしながら一気に読みました。
普段のイヤミスではない、心温まる物語の中にも湊さんらしいドキッとする要素が盛り込まれていました。

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2023年12月20日

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ネタバレ

湊かなえ作品らしい、それぞれの登場人物から語られる(今回は手紙ですが)その人の見た過去、真実、嘘、人間の嫌な部分、思春期のドロドロした気持ち。この人の立場が自分だったらどう考え行動するのか、想像してぞくぞくしながら読みました。でも最後は2組のカップルがまだ繋がっていることがわかって安心できました。

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2023年10月07日

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手紙形式で、過去の事件の真相が分かっていくスタイルに初めて会った。新鮮で面白いけれど、怖く感じるところもあった。
タイムラグがある分、自分なら衝撃が強くて、手紙を書けない気がする...

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2023年09月13日

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15年後の補習が素晴らしかった!
気になって気になってどんどんページが進む。
手紙形式だから読みやすい。
愛ってすげぇ

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2023年09月08日

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複数の視点
手紙のやり取り

作者のお箱の設定が 盛り込まれた短編集
物語が何度も裏返る様は 心地よい

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2023年08月10日

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ネタバレ

読みやすく、あっという間にひきこまれた。二十年後の宿題が一番好きだったかな。様々な人がいろんな角度で同じ場所にいて、でも、事実はひとつで。時が経つと、その事実の捉え方も変わってくる様子が面白かった。自分が教員をしていたということもあって、わたしだったらどうするかな…と考えながら読んでいた。十五年後の補習は、協力隊をみる、海外の人の考えの一部もあって、そういう一面もあるのかと思った。

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2023年08月04日

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淡々と語りで展開していく湊かなえさんのスタイルは、冷淡な印象がミステリーにマッチしていてわりと好み。今回は手紙でのやり取りで、読む方には相手が本人かわからないし、緊迫感があって面白かった。
短編とは知らずに読んだので、途中で話が終わったような物足りなさを感じたけど、どの話も何があったんだろう?と興味を掻き立てられて引き込まれるお話でした。
ラストはあの結末でよかった〜!

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2024年05月15日

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初めて湊かなえさんの作品読めた
短編三編集
告白とかもっとメジャーなやつあっただろうにこれが家で積読されてました
読めてよかった
どんでん返し系なのかな?と読みながら理解はできたけど初めの二つはあまりハマらなかった まーおもしろい
最後の「十五年後の補修」がすごいぞわぞわしたし好きだった 何回もひっくり返される感じ
今後も作品読んでいきたいです!

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2024年04月22日

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手紙によって、告白される真実や、事件の真相。こういう物語の進め方もあるのだと、面白かった。

あのときああしていればという後悔、過去に囚われず、今を生きる、過去と現在をどのように未来へ繋げていくべきなのかを考えさせられる。

三つの短編の中で、最後の「十五年後の補習」が一番良かった。罪は、消えないものだけど(物語当時は時効があったが)、お互いを思う気持ちが手紙の中から、伝わってくる。多分最後の手紙の最後に大家さんが誰かを連れてきていると書いてあったのは、手紙の宛先の彼女なんだろうな。二人には幸せになってほしい。

今は、メールやラインなど、簡単な伝達手段があるが、たまには手紙を書くというのも趣があっていいかもしれないと思った。

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2024年04月11日

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15年後の補習がとてもよかった
うまく手のひらで転がされてしまい読む手が止まらなかった
最後のオチの付け方がかなり好み

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2024年04月10日

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手紙のやり取りで事件の内容が明らかになって行く。対面での会話、電話、メールとは違い、手紙だからこその展開が面白かった。双方向のコミュニケーションではあっても、ターン毎、タイムラグ、表情が見えない事が鍵となって行く。他人の会話を覗き見ている様な罪悪感なのか不思議な感覚でした。そもそも相手に伝える手紙なので内容は分かりやすく、一気に読み進める事が出来ました。面白かった。

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2024年01月27日

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一つの出来事でも人によって捉え方は違って、それでもいいと思いました。ほんとはこうだったんだよと皆に伝えるのが全てではないというか…

個人的には「十年後の卒業文集」は女子同士の腹の探り合いで好みではありませんが、「二十年後の宿題」と「十五年後の補習」は好きでした。

読み始めは手紙形式に取っつきにくさを感じましたが、読んでいくうちにメールじゃなくて手紙の文体って素敵だなと思いました。

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2023年10月11日

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ネタバレ

今ではほとんど書くことのなくなった手紙でのやり取りを通じてお話が進んでいく形式。こんなに長い手紙が私は書けるだろうか?と日々SNSでいかに細かく連絡を取り合いすぎているのかを痛感しました。(連絡とっていなかったら、会えない間のお話がどんどん溜まっておのずと文書が長くなる筈だから)
・十年後の卒業文集
放送部の同級生の間で交わされる手紙の中で分かっていく松月山転落事故の真相。憶測がだんだん事実のようになってしまうが、本人の手紙によって真実がわかる。
・二十年後の宿題
かつての恩師から、6人の子供の現在を調べて教えて欲しいと頼まれた大庭敦史。彼らに会っていく中でたどり着いたのは婚約を考えている彼女だった。
・十五年後の補修
国を跨ぎ遠距離になったカップルの手紙のやり取りを通じて明かされる、子供時代の事件の真相。
彼氏の愛の深さに感動した。ひたすら優しい人だと思った。
・一年後の連絡網
十五年後の補修で最後2人がどうなったのか、彼氏側の同僚のやり取りで明らかになる。
大家さんが大声をあげて連れてきたのは彼女だったのかな?(最初は警察かと思ってバッドエンドを想像したが)2人が仲良く付き合いを続けていることがわかって、温かい気持ちになりました。

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2023年09月28日

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やっぱり湊かなえさんの本は面白い。読み飽きない。

大きく3つの話が手紙などの媒体によって書かれていたけど、どれも真相に迫っていく話だった。

読んでいる中でもし自分だったらどうするのかとつい考えちゃう所があって、それも含めて楽しかった。

人の考えていることって自分が想像しているより案外違っていて、自分が意識していない所で誰かを傷つけているのかもしれない。でも、ずっとそんなこと気にして生きるのは少し息苦しいから、今自分が特別意識しないくても楽しく笑い合える友達、家族を大切にしたいと思う。

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2023年09月17日

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◯でも、ありがとうって受けてもいいんじゃないかって思った。それで、いつか返せたらいいって。単純だろ、卵焼き一つで。(133p)

★短編が4つ。いずれも、二人の人物が交わす手紙で物語が進行する。手紙だから延々一人語りになる。往復される手紙で徐々に真相が明らかになっていく。

★一つ目の話は、友だちのふりをしながら、相手のことを全く信用していないのに、情報は引き出したい、という駆け引きみたいなやり取りが気持ち悪かった。

★二つ目の話は、関係者の証言により明らかになっていく事実によって、事件の見え方がどんどん変わっていくのが面白かった。

★三つ目の話は、本格サスペンス+純愛のストーリー。まるで宮部みゆきさんのような。

★4つ目は今までの登場人物の名前が出てくる、ごく短いエピローグのような話。

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2023年09月05日

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やっぱり湊かなえは面白いな〜。
ただ短編だったので、気になるところで終わってしまうのが悔しい。
もっと登場人物のこれからが見たくなります。
どの話に関しても、自分がこうだったらどうするだろう…と考えながら読み進めました。
信じられなくなるし、どちらの気持ちもわかるし、ハラハラしました。
面白かったな

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2023年09月05日

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短編集。題名の通り、手紙のやりとり形式で物語が描かれていてかなり独特。
お互いの思い違いや勘違いで不幸を招いていたところが、この人の作風っぽくて好き♪

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2023年08月18日

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ネタバレ

いわゆる湊かなえのイヤミスではなく、どれも比較的すっきりするお話。
憶測や噂って、発信者たちの主観とか隠したい部分とかが含まれて歪められて伝わってしまうから怖いし、振り回されるのはろくでもない。こういった表現は湊かなえらしい文章で面白かったです。
十五年後の補習は、真相かと思ったら嘘で次が真実かと思えば真実はまた別で、一瞬何が何だか分からなくなった。けれど結果は優しい嘘、手紙でのやり取りがもどかしいけど、手紙だからこそのやり取り。この2人にはこの距離時間が必要だったんだなと思いました。

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2023年08月13日

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3つの物語が収録されており、その全てが手紙のやり取りで物語が進行されます。
文通する形で展開されるのですが、手紙の内容からどのような状況なのかわかるのが面白いなぁと思いました。

どの物語も読後感が優しい感じです。
冒頭から中盤にかけて陰鬱な感じがしても、最後には温かな気持ちになるお話が集まっていました。

ただし、読むのが辛くなる場面も多々あります。
「女性に暴力をふるったりレイプしたりする男は絶滅してください」ってことを強く言いたくなります。

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2023年07月03日

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ネタバレ

湊かなえにしては珍しくイヤミス感はあまりないため、それを求めた人には物足りないかもしれない。かくいう私もそのタチだ。

ただ、読み終えたあとの爽やかさは湊かなえ本の中でNO.1ではなかろうか。

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2024年04月16日

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面白くて次から次へとページをめくったものの
何を伝えたいのか、ミステリーの要素が少なくて読み終わった後にがっかりした。

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2024年03月17日

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事実ではなく語り部の主観しか知り得ないので、なにが真実なんだろうかと想像しては裏切られてるを繰り返し。間に挟まれている2本目がいちばん好きでした。

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2024年02月05日

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ネタバレ

手紙形式の小説は、登場人物のプライバシーに触れているような気がして、スリルがあって面白い。
手紙であるからこそ、普通の物語のように急に真実が描かれることもなく前書きなどが書かれていてそれが良くも悪くももどかしかった。
特に、「十五年後の補習」はやっと真実が出たと思ったらまた次の手紙で新たな真実が浮かび上がるの繰り返しだった。
どの話も超どんでん返し、びっくり!といった話ではなかったが、前向きなおわり方をする話が多くて好きだった。

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

それぞれの視点によって、先生の印象が変わることで話がややこしくなっていく。
見えたものを見えたようにしか話していなくても、見え方が変わると、間違ったことを誰も言っていなくても話が食い違う。
手紙のやり取りというスタイルも新鮮で良かった。

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2024年01月08日

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書簡形式の短編集。事件の詳細が手紙のやりとりで少しずつ明かされていくのが面白くて夢中で読んだ。何をどこからどう見るのか。真実は一つ、でも人の数だけ真実がある。

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2024年01月05日

Posted by ブクログ

3話+後日譚で構成されている短編集。
手紙のやり取りの中で過去の真実やそれぞれの想いが明かされていく、少し珍しい形式のお話。

どれも簡潔で面白かったけど、ハッピーエンドの作品ばかりだったので「イヤミスの女王」の作品と思って読んでしまうとどうしても物足りなく感じてしまうかも。

ただ中盤から話の展開が一気に二転三転していくところや、登場人物一人一人が抱えるそれぞれの真実の描き方はやっぱり流石でした。

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2023年11月19日

Posted by ブクログ

表題の通り、手紙のやり取りだけで、語られるミステリー。
3編の短編+後日譚という構成です。
手紙でそんなところまで書くか?って思うところはありますが、手紙のやり取りが続く中で明らかになっていく真相という展開です。

■十年後の卒業文集
学生時代の事故の真相、その時の人間関係が徐々に明らかになっていきます。
手紙を書いている人物は成りすましなのか?

■二十年後の宿題
小学校時代の恩師の依頼でかつての教え子に会いに行き、それを手紙で報告する物語。
二十年前、先生の夫は川で溺死。その真相とが明らかになっていきます。
これは、よい感じで終わってよかった。

■十五年後の補習
国際ボランティアとして海外に赴任した男とその彼女の手紙。彼女は過去、ある事件の記憶を失っています。
その記憶にあった事件の真相は?

■一年後の連絡網
十五年後の補習の二人の後日譚

二十年後の宿題は映画「北のカナリヤたち」の原案とのこと。
映画見てみたい!

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2023年11月05日

Posted by ブクログ

たまには推理小説も悪くないですね。湊かなえの日本語が好きな気がした。他のも読んでみたい。

とはいえ、やっぱりミステリーは「好み」ではない。
感情が一切生まれず、読後に浮かんだ感想は、
「事件事故の取材に思い込みは厳禁!A, B, Cだけではなく、Фも頭に入れて頑張ろう」ですって。助けて。

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2023年08月02日

Posted by ブクログ

書簡体小説
手紙×ミステリーって、説明が多くなりそうやなと思っていたけど、上手く文章に練り込まれていて、さすがだなと思った

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2023年07月11日

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