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大正から昭和の初め、日本一の年商でその名を世界に知らしめた鈴木商店。神戸の小さな洋糖輸入商から始まり、樟脳や繊維などの日用品、そして国の命である米や鉄鋼にいたるまで、何もかもを扱う巨大商社へ急成長した鈴木──そのトップには、「お家さん」と呼ばれる一人の女が君臨した。日本近代の黎明期に、企業戦士として生きた男たちと、彼らを支えた伝説の女の感動大河小説。
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Posted by ブクログ
伝説の総合商社、鈴木商店のオーナーのことを書いた小説『お家さん』を読む。登場人物の描写や時代背景が素晴らしかった。
金子直吉が、本当に底辺から商売に熱中してのし上がっていく様を見て、ほんとはわき目もふらないくらい集中することが、大事なんだよな。鈴木商店の本道の小脳は扱わせてもらえないので、他の商材をコツコツ得意分野にして発言権を獲得しようとする、そのポジティブというか、そこしか逃げ道ないぜ的な追い込まれ方は、「生き残る」ってのはこういうことなんだなーとしみじみ思わされた。
また、男尊女卑ぼ世相の中、お家さん・女性の経営者としての風格を味わくことができる点もこの小説の魅力といえよう。
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