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大正から昭和の初め、日本一の年商でその名を世界に知らしめた鈴木商店。神戸の小さな洋糖輸入商から始まり、樟脳や繊維などの日用品、そして国の命である米や鉄鋼にいたるまで、何もかもを扱う巨大商社へ急成長した鈴木──そのトップには、「お家さん」と呼ばれる一人の女が君臨した。日本近代の黎明期に、企業戦士として生きた男たちと、彼らを支えた伝説の女の感動大河小説。
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Posted by ブクログ
神戸という土地にて樟脳を扱う商店として創業した鈴木商店。数々の災難や家族・身内の不幸に見舞われながらも、女主人のみね、そして両腕となる番頭たちとともに、鈴木商店を日本を代表する商社へと育て上げていく鈴木みねの半生が描かれている。女将さんでもなく、御寮人さんでもなく、お家さんと呼ばれる所以は何故か?
一時期は三菱や三井物産を凌ぐ最強商社であった鈴木商店について物語形式でまとめられた一冊。女性のリーダーシップの取り方の参考書のような本。本書では全く触れられていないが、実は出光興産の創業者であった出光氏が就職を希望したが、たまたま数日間採用通知が遅れたために同氏が入社しなかった。
伝説の総合商社、鈴木商店のオーナーのことを書いた小説『お家さん』を読む。登場人物の描写や時代背景が素晴らしかった。 金子直吉が、本当に底辺から商売に熱中してのし上がっていく様を見て、ほんとはわき目もふらないくらい集中することが、大事なんだよな。鈴木商店の本道の小脳は扱わせてもらえないので、他の商材を...続きを読むコツコツ得意分野にして発言権を獲得しようとする、そのポジティブというか、そこしか逃げ道ないぜ的な追い込まれ方は、「生き残る」ってのはこういうことなんだなーとしみじみ思わされた。 また、男尊女卑ぼ世相の中、お家さん・女性の経営者としての風格を味わくことができる点もこの小説の魅力といえよう。
明治期に急拡大した神戸にあった鈴木商店の物語。主人をなくし寡婦となったお家さん(およね)の独白調で話が進む。鈴木商店の内側からみた話は店が大きくなるにつれて、主人と使用人の間が離れつつも、苦労を共にした番頭たちとの絆が素晴らしく丁寧に描かれている。その代わりに、鈴木商店の拡大の舞台裏はあまり語られて...続きを読むいない。その点も知りたいと思う。
とても面白い作品です! 神戸の商社[鈴木商店]のお家さんの鈴木よねさんを主人公にそこで働く人々の物語です。 ノンフィクションではないのでしょうが、史実にかなり忠実に書かれています 下巻に続く。。。
鈴木商店の創始者初代岩治郎に嫁いだ鈴木よねの生まれから物語が始まります。そして岩治郎の死、金子直吉らによる樟脳の商売失敗による危機、それを乗り切り順調に拡大軌道に乗る鈴木商店。岩治郎の先妻の子・お千、よねの元夫惣七の娘・珠喜らが登場し、ドラマティックな一代記が進んでいきます。珠喜という若くて元気な女...続きを読む性の田川への恋と若いエリート棚倉拓海の恋がどのように展開していくのか、正にドラマです。
経済小説。今で言う商社に嫁いだよねがお家さんという女店主になり、その周辺を取り巻く人々がお家さんの存在によって、大きく人生を変えていった。女性としてあるべき姿、そして、商社の本質、様々な側面から様々な出来事を見ることによって、全てが相互作用していることがわかる。
明治の歴史と神戸を中心とした庶民の文化が手に取るように感じられます。 舞台となっている鈴木商店の経営理念は、“利益第一主義でなく、弛まざる社会的責務の追及”というべきもので、CSRやソーシャルビジネスなど、近年の社会が模索している組織のあり様をこの時代に颯爽と貫いている奇跡のようなものを感じます。 ...続きを読む経済学、経営学にも通じる内容となっていて、明治の歴史と併せて、二重の深みをもって物語が進んでいきます。 下巻が楽しみ。
鈴木商店というのは、日本史の教科書には載っていたけど、 どれだけ凄いものなのか、いまいちよくわからなかった。 これは「お家さん」と呼ばれた鈴木よねの物語。 ところどころによねの回想を取り入れるという手法は、 とても面白いし、播磨弁がとてもしっくりくる。
関西弁による主人公の主観的記述と、客観的な物語が織り交ぜながら進行する。関西弁が苦手な方には少し読みずらさを感じられるかもしれないが、本作の主人公の表現に関西弁は欠かせないものである。 ストーリーもしっかりしており、一筋縄ではいかない商人としての生活が非常によく表現されている。そして嫌味のない教訓、...続きを読む精神論には共感を覚えるところが多い。 下巻が楽しみな作品。
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お家さん
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玉岡かおる
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