お家さん(下)
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お家さん(下)

737円 (税込)

3pt

台湾への進出が成功、さらに戦争特需の波に押され、一隻の小舟から世界に冠たる巨艦となった鈴木商店。しかし戦後不況という時代の潮に揺さぶられ、やがて関東大震災がもたらす未曾有の衝撃が、その船体を歴史のはざまへと沈めてゆく──そんな困難の中でも、彼らが最後まで捨てられなかった、商売人としての哲学と希望は何だったのか。幻の商社の短くも太い航跡、感動の完結編。

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お家さん のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • お家さん(上)
    693円 (税込)
    大正から昭和の初め、日本一の年商でその名を世界に知らしめた鈴木商店。神戸の小さな洋糖輸入商から始まり、樟脳や繊維などの日用品、そして国の命である米や鉄鋼にいたるまで、何もかもを扱う巨大商社へ急成長した鈴木──そのトップには、「お家さん」と呼ばれる一人の女が君臨した。日本近代の黎明期に、企業戦士として生きた男たちと、彼らを支えた伝説の女の感動大河小説。
  • お家さん(下)
    737円 (税込)
    台湾への進出が成功、さらに戦争特需の波に押され、一隻の小舟から世界に冠たる巨艦となった鈴木商店。しかし戦後不況という時代の潮に揺さぶられ、やがて関東大震災がもたらす未曾有の衝撃が、その船体を歴史のはざまへと沈めてゆく──そんな困難の中でも、彼らが最後まで捨てられなかった、商売人としての哲学と希望は何だったのか。幻の商社の短くも太い航跡、感動の完結編。

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お家さん(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    城山三郎「鼠」に次いで、久々に鈴木商店に触れた。
    奥州藤原氏や平家、織田信長のように、栄華を極めながら、消えていった伝説的な商店。金子直吉の縦横無尽の活躍も、時代という四次元軸への対応は見誤ったのか・
    改めて鈴木商店に触れてみて、私自身が、鈴木商店の流れを汲む会社に所属していたことを誇らしく思えた。

    0
    2023年09月22日

    Posted by ブクログ

    何度も言うが、玉岡かおるが書く女性は本当に魅力的だ。お家さん、よねも同じで、大きなことに関わり成し遂げるが、すごく特別だったり、スーパーウーマンだったりするわけではない。むしろ身近にすら感じられるのは、彼女の感情の動きが細かく記されているからかもしれない。その動きがリアルで人間味溢れていて、よりその

    0
    2023年06月27日

    Posted by ブクログ

    世界各国との貿易を拡大し、その拠点も各国に拡げる鈴木商店。世界経済・戦争・焼き討ち・大震災などに翻弄され続ける鈴木商店とそれを取り巻く人びとが描かれている。神戸製鋼・帝人・日商岩井(現双日)などにも、鈴木商店の経営哲学・理念が脈々と受け継がれている。

    0
    2014年12月21日

    Posted by ブクログ

    日本最強商社であった鈴木商店が倒産するまでの後半部。世代交代や危機管理についての教科書のような一冊。

    0
    2014年02月19日

    Posted by ブクログ

    文庫本で上下巻だったのですが、先週末に途中でやめられなくなり一気に読んでしまい、寝不足に陥った本です。
    主人公の鈴木よねは明治、大正、そして昭和初期の日本において世界を股にかけた貿易で、当時の日本で一番の年商をほこった鈴木商店のオーナーです。三井、三菱・・などの財閥の名前は有名ですが、それに勝るとも

    0
    2011年09月24日

    Posted by ブクログ

    明治、大正、昭和を太くも短く駆けぬけた商社を通して、歴史と文化と日本人というものをしっかりと伝えてくれる、そんな本です。
    また、商売を行っていく中で、それぞれの人生にどのような意味を見つけ出していくのか、登場人物たちが力強く邁進していく様が熱く胸に突き刺さります。国益に一途のもの、会社を守るもの、家

    0
    2011年08月27日

    Posted by ブクログ

    読み応えがある作品。上巻から引き続き鈴木商店が一気に上りつめ、さまざまな苦境に立たされ、必死に抗おうとする姿が胸をうつ。
    さらによねと強いつながりのある一人の女性の人生が物語をさらに深みを持たせる。

    日本の経済が大きな転換期にさしかかった時代を体感できる絶対お勧めの一冊。

    0
    2010年11月28日

    Posted by ブクログ

    総合商社を志す学生には是非読んでほしい1冊。自分は何故総合商社で働きたいと思ったのか、改めて見つめ直させてくれる作品だった。

    まさに当時鈴木商店の門戸を叩いた男達と同じ野望を自分も持っている。

    世界を相手に海外を相手取り、日本を背負った大仕事を通じて誰も成し遂げたことがないような利益を叩き出した

    0
    2021年03月18日

    Posted by ブクログ

    双日社のルーツとなった鈴木商店の話。
    舞台は神戸、お家さん(鈴木よね)と金子直吉を中心とした鈴木商店の栄枯盛衰を描く。
    実話ベースの物語は面白く勉強にもなる。熱く事業を拡大する男と、それを見守るお家さん、明治・大正・昭和の時代を戦争の需要の波に翻弄されながらも生きる姿を描く。


    ■学
    ・樟脳

    0
    2020年01月16日

    Posted by ブクログ

    鈴木商店のお家さん。
    あの時代に女性が大企業のトップにいたことに衝撃を受ける。
    また読む人によって想いを傾ける人物が変わってくるだろうと思う。面白い。

    大阪人の私にはスラスラ読めたが関西弁に馴染みのない人はどうなんだろう。聞いてみたい。

    0
    2019年09月06日

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